WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

オールNBA 答え合わせ

2016年06月20日 13時12分43秒 | Weblog
さて、NBAもファイナルが終わり、2015-2016シーズンが終わった。ここで後半戦始まりと同時に行ったオールNBAチーム予想の答え合わせをしてみよう。

まずはオールNBAファーストチーム。予想はガードがカリー、ウエストブルック、フォワードのレブロン、レナード、そしてドレイモンド・グリーン。そして、実際に選ばれたのがカリーにウエストブルック、レブロン、レナード。ここまでは正解。ただ最後の一枠はディアンドレ・ジョーダン。投票得点的にはドレイモン・ドグリーンが上だったが、センターのカテゴリーということでジョーダンだった。うーん、まぁこれは自分の勉強不足ということで…。

さぁ切り替えて、オールNBAセカンドチーム。予想はラウリーにクレイ・トンプソン、デュラント、カズンズにドラモンド。そして答えはポールにリラード、デュラント、ドレイモンド・グリーン、カズンズ。当たりは二人。ドレイモンドグリーンもファーストチームであげているからOK。リラードは後半戦に調子をぐっと上げた。ポールは迷って外したが、やっぱり入ってきたなぁという感じ。ただ今シーズンのクリッパーズはグリフィンの怪我があったりと今一つだったわりにジョーダンにポールも選ばれた。もっと他にチームに貢献した選手がいた気もするが、ラウリーとかね…。

そして、最後にオールNBAサードチーム。予想はポール、ハーデン、ジョージ、アンソニー・デイビス、そしてディアンドレ・ジョーダン。すでにポールとジョーダンは選出済み。残りの3人はどうだろうかということで、結果は当たったのがジョージのみ。既にセカンドチームで予想したラウリー、クレイ・トンプソンとドラモンドがサードチーム入り。それ以外はオルドリッジ。後半戦調子を上げた代表格みたいな選手。前半戦はスパーズのシステムに馴染んでなかったのに、こうはんせんから急にチームの中心として回り始めた。これは予想不可。

ということで予想したけど入ってこなかったのが、アンソニー・デイビスとハーデン。逆に予想してなかったけど入ってきたのがリラードとオルドリッジ。この二人は後半戦頑張った。アンソニー・デイビスは怪我が痛かった。そしてチームも低迷。意外だったのがハーデン。得点ランク2位ながら外れた。まぁ今年のチームの成績では仕方ないというべきか。

まぁ、若干の違いはあれど大体予想の範疇に収まった感じ。まぁ、ファイナルを見た後ではアービングは?ってなってしまうけど、彼には来年レギュラーシーズンから頑張ってもらおう。そして、キャバリアーズがアービングのチームと呼ばれるようになれば自然と連覇も見えてくるだろう。

ついにクリーブランドに訪れた歓喜

2016年06月20日 12時26分06秒 | Weblog
今年のNBAファイナルはゲーム7までもつれ込んだ。ファイナルまで駒を進めたのはシーズン73勝の新記録を達成したウォリアーズと、圧倒的な強さでイースタンを勝ち進んだキャバリアーズ。ファイナル開始時の下馬評が高かったのはウォリアーズだった。シーズン73勝をあげる原動力となったスプラッシュブラザーズの活躍。この二人を止めることは厳しいように思えた。
そして、始まったファイナル。やはりリードをしたのはウォリアーズだった。絶対的な強さを誇る地元の試合で二連勝。層の厚さで相手を圧倒した。敵地クリーブランドでの試合も一勝一敗で乗りきり、王手をかけることに成功した。今までファイナルで一勝三敗から巻き返したチームはいない。キャバリアーズは追い込まれた。

ただそんな中すこし気がかりだったのがスプラッシュブラザーズの不調だ。全くシュートが入らないわけではない。どちらかが活躍したり、クォーターに限った活躍ならあった。ただ、シーズン中にあったような爆発力がない。
結果を先に伝えると、キャバリアーズがそこから三連勝して、チャンピオンに輝いた。その要因の一つは第五戦のボーガットの怪我だ。元々ボーガットを抜きにしたスモールラインアップを武器にしていたとはいえ、その選択肢があるのと無いのでは違う。更にボーガットが抜けたことで、キャバリアーズは意図的にトンプソンとラブでインサイドを攻めてきた。リバウンドも勝てなくなり、得意のスリーを外したときに拾えなかった。エジーリやスペイツ、バレジャオにはボーガット程のパス能力はなく、どうしてもチームオフェンスが停滞してしまう。こんなときはスプラッシュブラザーズの爆発で乗りきってきたのだが、今のウォリアーズにはその武器もなかった。
もう一つの要因がアービングの成長だ。キャバリアーズはレブロンのチームだったが、ファイナルが進むにつれ、いつのまにかレブロンとアービングのチームになっていった。レブロンに負けないぐらいの得点源になり、時間帯によってはアービングが引っ張った。それはまるでヒート時代のウェイドを思い起こさせた。あのときのヒートはレブロンとウェイドのチームだった。第七戦も最後に決めたのは同点からのアービングのスリー。あの一本で試合が決まった。もちろんレブロンのブロックも大きかったし、トンプソンのリバウンドも大きかった。ファイナルMVPはレブロンになったが、アービングでもおかしくなかった。彼の成長こそがキャバリアーズの初優勝を呼んだ。
最後にレブロンについて。傲慢な態度やファイナルでの勝率、勝負どころでの牽引力で批判されることも多い。それでも(勝ったから言うわけではないが)彼こそがキングである。今シーズン、コービーが引退した。2000年代前半から中盤にかけて、NBAの顔はシャックであり、コービーだった。しかし、その後のNBAを引っ張ってきたのは間違いなくレブロンである。今シーズンで6シーズン連続でファイナルに進出。こんな選手他にいるだろうか。ただただキングの偉業を讃えたい。

オールNBAチーム予想

2016年02月24日 09時07分32秒 | Weblog
オールスターも終わり、後半戦に入ったNBA。少し気が早いが今シーズンのオールNBAチームを予想したいと思う。

まずはファーストチーム。ガードのカリー、フォワードのレブロンはほぼ間違いない。ここから長期離脱などない限り間違いなく選出されるだろう。他に今年を彩ったメンバーをあげると、まずウォリアーズのドレイモンド・グリーン。今年はトリプルダブルの達成回数でNBA一位。カリーと共にウォリアーズを支えている。さらにスパーズのレナード。今まではディフェンスの選手というイメージが強かったものの、今年はオフェンスも磨き、スパーズのエースとしてチームを引っ張っている。
この事を考えると少しスモールラインアップにはなるが、フロントコートはレブロン、レナード、グリーン。残すはカリーの横のガード枠。候補は何人かいるのだが、個人的にはウエストブルックをあげたい。まだ粗削りなところはあるが年々チームプレーに成長がみられる。今年でオールスターは二年連続MVP。今年のファーストチーム予想はカリー、ウエストブルック、レブロン、レナード、グリーンとした。

続いてセカンドチーム。個人的にチームを引っ張っている選手を入れたいので、ラプターズのラウリーとキングスのカズンズを入れたい。さらにウォリアーズのスプラッシュブラザーズのカリーの相方であるクレイ・トンプソン。今年ブレイクしたピストンズのドラモンド。このままいけばリバウンド王も充分に狙えるだろう。ガード二人、インサイド二人を選んだので、最後の枠はデュラントを選びたい。これで五人。ファーストチームがスーパースター揃いなのに対して、セカンドチームは今年らしい五人になった。

そして、サードチーム。サードチームのメンバーについても、後半戦のチームの躍進や個人の活躍があれば、ファーストチームやセカンドチームに選ばれることもあるだろう。まずはペリカンズのアンソニー・デービス。去年ほどのインパクトはないが、今年も活躍を続けている。そして、ポール・ジョージ。怪我からの完全復帰を果たした。そして、得点ランク二位のハーデン。一位になるようなことがあれば、ファーストチーム入りも狙えるだろう。残すはビッグマンとポイントガード。正直この二つのポジションの選出は迷った。まずはビッグマンだが、ディアンドレ・ジョーダンが第一候補。ただブロックでダントツ一位を走るホワイトサイドも可能性はある。そしてポイントガードはクリス・ポール。ただここについてもアイザイア・トーマスやジョン・ウォーにリラードらもチャンスはあると思っている。全ては後半戦の出来次第。熱い後半戦を期待している。

ペイトン・マニング

2016年02月11日 22時22分40秒 | Weblog
今年のスーパーボウルが終わった。記念すべき第50回大会。勝ったのはデンバー・ブロンコスだった。

今年のカードはブロンコス対パンサーズ。どちらのチームもそれぞれのカンファレンスの第一シード。ただスーパーボウルまでの道のりは全く違ったものだった。パンサーズは圧倒的な強さで勝ち上がった。レギュラーシーズンでは開幕から14連勝。カンファレンス・セミファイナルではシーホークス相手に前半で勝負を決め、ファイナルでもカージナルスに完勝した。
ブロンコスも開幕から7連勝したものの、決して内容は良いとは言えなかった。特にオフェンスの中心であるペイトン・マニングが不安定で、攻撃に流れがなかった。そんな中でも勝ち続けたのは守備陣の活躍が大きい。ボン・ミラーとディマーカス・ウェアを中心としたディフェンスは鉄壁を誇った。しかし、シーズン中盤にマニングが故障。オスウィーラーがなんとか穴を埋めて、シーズン後半に繋げた。終盤はチーフスの連勝もあり、地区優勝すら危なくなったが、最後はペイトリオッツが敗れて、第一シードを確保した。
プレイオフに入っても主力を故障で欠くスティーラーズに苦戦し、ファイナルでもブレイディーのペイトリオッツに反撃を許した。最後のツーポイント・コンバージョンを止めて勝利を決めたが、シーズン最終戦にペイトリオッツが勝利して、試合会場がニューイングランドだったなら、結果も違ったものになっていただろう。

スーパーボウルの前の予想ではパンサーズ優位。シーズンMVPを獲得したニュートンを中心としたオフェンスは平均得点でリーグトップ。さらにキークリーを中心としたディフェンスも固く、勢いもあった。ブロンコスは平均失点こそリーグ最少を記録したものの、オフェンスに勢いが感じられなかった。ブロンコスとしては何とかして鉄壁のディフェンスでパンサーズのハイパーオフェンスを最小失点に食い止め、マニングの経験値に頼るしかなかった。

しかし、実際に試合が始まってみると試合をコントロールしたのはブロンコス。ディフェンスがニュートンに仕事をさせず、止めるだけでなくボールをもぎ取る。ディフェンスのお陰で、マニングは良い位置から攻撃を始めることが出来た。最悪でもフィールドゴールに繋げ、少しずつ点差を広げていく。正直マニングらしさがあったとは言えない。攻撃の中心はラン攻撃だった。唯一らしさが見えた気がしたのが最後のツーポイント・コンバージョンでのパス。もしかするとあのパスがマニングのNFLでの最後のパスになるかもしれない。最後までブロンコス・ディフェンスは流れを相手に譲らなかった。24-10。ニュートンにいつもの笑顔はなかった。スーパーボウルMVPがボン・ミラーに送られたことに対して異議を唱えるものはいないだろう。

試合前から不利だと思われていたブロンコス。ただブロンコスの中に焦りはなかったのかもしれない。二年前のスーパーボウル、ブロンコスはマニングを中心としたリーグトップの攻撃を武器に勝ち上がってきた。相手はリーグトップのディフェンスを持ったシーホークス。しあいまえはブロンコスの絶対優位が伝えられていた。結果はブロンコスの惨敗だった。その経験から、スーパーボウルで勝つために必要なのは試合の流れを作るディフェンスだと知っていたに違いない。

来季もマニングがプレイするかは分からない。ただマニングのハイパーオフェンスをもう一度見たいと思っている人は少なくないはずだ。

バルセロナ三冠達成

2015年06月07日 05時50分30秒 | Weblog
勝ったチームは自国のリーグ戦、カップ戦と合わせての三冠となることになった、今年のチャンピオンズリーグ決勝。バルセロナがユベントスを相手に3-1で勝利して、三冠を決めた。バルサはラキティッチにスアレス、ネイマールがゴール、対するユベントスはモラタのワンゴールに終わった。

試合の印象としては、失礼かもしれないがユベントスの健闘が光った。ユベントスも決勝まで勝ち進んできたチームではあるものの、試合前の前評判は圧倒的にバルサ優位というものだった。バルサはここまでマンチェスターシティー、PSGにバイエルンとそれぞれの自国リーグを制した強豪との連戦を圧倒的な力で勝ち上がってきた。ユベントスも昨年の王者であるレアルに勝利したものの、バルサほどの圧倒的な強さは感じられなかった。

そして、迎えた決勝。バルサの開始4分の先制点から始まったが、その後はユベントスが耐えて、後半に同点に追い付いた。その後もユベントスにチャンスはあったが勝ち越し点を奪ったのはバルサ。ポグバがアウベスと倒れたシーンは、ネイマールのハンドか微妙な判定のゴールを取り消したことで、帳消しとなった。その後もバルサが攻めながらもユベントスにチャンスが無かったわけではない。しかし、最後にネイマールのゴールで試合は決まった。バルサにとっては今年でチームを去るシャビに贈る感動的なチャンピオンズリーグ優勝となった。

バルサの今年の勝因としては、神がかった活躍をしたメッシの存在はもちろんながら、補強の成功が大きかった。今日の決勝でもスアレスとラキティッチが得点し、テアシュテーゲンがゴールマウスを守った。マテューも試合終盤に出場して、試合を締めた。リーグ戦でゴールを守ったブラーボの活躍もあった。今まで新加入の選手がなかなか活躍できなかったことを考えると今年は当たり年だった。この補強の成功こそがバルサの三冠に繋がったといっても過言ではない。

これで今年の欧州サッカーシーズンは終わり。ここからコパアメリカがあり、移籍市場が動き始める訳だが、来年はどんなシーズンが待っているのか。バルサの連覇はあるのか。ベニテスに監督が代わるレアルは大丈夫なのか。いろいろな妄想とともにオフシーズンが始まった。

NBAファイナルの行方

2015年06月06日 12時19分19秒 | Weblog
ついに始まったNBAファイナル。第一戦はウォリアーズが延長戦の末に勝利を手にしたが、試合を通してリードしている時間帯が長かったのはキャバリアーズだった。しかし、世間の論調としてはもうウォリアーズのNBA制覇で間違いなしという流れになっている。なぜなら延長戦でアービングが怪我をして途中退場。試合後の検査で左膝に骨折が見つかり、このファイナルの出場は絶望になった。アービングは大黒柱レブロンに次ぐ得点源であり、彼の離脱はキャバリアーズにとってあまりにも痛い。キャバリアーズに勝ち目はあるのだろうか。

よく考えてみると、キャバリアーズの開幕時の主力はほとんど残っていない。センターのバレジャオがシーズン中に怪我で離脱、更にプレイオフに入ってラブとアービングが怪我で離脱。ウェイターズはシーズン中にサンダーにトレードされた。開幕の主力で残っているのはレブロンのみ。むしろチームは一月に急遽補強したモズコフ、JRスミス、シャンパートに支えられている状態。更に若手のトンプソンとデラベドバの活躍も大きい。もはや、キャバリアーズは開幕時とは別のチームである。それでもNBAファイナルまで勝ち進んできたことは称賛に値するし、レブロンの個人の力がどれだけNBAの中で飛び抜けているかが分かる。

しかし、NBAファイナル。相手が悪い。ウォリアーズは今季のNBA最高勝率のチーム。シーズンMVPを受賞したカリーにスプラッシュブラザーズの相棒であるトンプソン。この二人か目立っているが、他のメンバーも充実している。スタメンのバーンズ、グリーンにボーガットはディフェンスが固く、攻撃時にはうまく周りを活かせる選手だ。そして、イグダラやリビングストン、リー、スペイツなどベンチ層も充実している。

キャバリアーズに勝ち目はないのか。決して無くはない。ただかのうせい充分とは言えない。レブロンがうまく周りを生かしながら、シャンパートのディフェンスが上手くはまれば可能性はあると思う。このままあっさりとウォリアーズが優勝してしまったのでは面白くない。

日本のアジアカップ終わる

2015年01月24日 00時15分31秒 | Weblog
いやぁ、負けた。まさか準々決勝で負けるとは。ここで負けると思っていなかっただけにショックは大きい。いやぁ、まさかUAEに負けるか。
試合前に騒がれていたオマルがどうとかではなく、自滅した。試合をコントロールしたのは日本だし、相手の十倍近いシュートを打ったのも日本。それでも勝てなかった原因を考えてみよう。


まずは立ち上がりの動きの悪さ。明らかに選手全員の動きが鈍かった。出足が悪く、完全に受けに回った。中二日の日程が少しは影響しているのかもしれないが、あれだけ動きが悪いとコンディショニングがうまく行っていたのか怪しくなってしまう。試合開始10分くらいから体が動くようになってきていた。
更に試合の序盤に先制点を許すわけだが、立て続けに裏をとられた。UAEのグループリーグの戦いを見ていれば、相手の前線にスピードがあるのは分かるはずだが分析は出来ていたのだろうか。ただでさえスピードに不安のある吉田があれだけ簡単に裏をとられるのを見ると、特徴が分かっていなかったとしか思えない。
そして、この大会を見ていて感じたのが選手層の薄さだ。今回のアジアカップで日本は固定した先発メンバーで臨んだが、あれは裏を返せば他に頼りになるメンバーがいなかったということではないだろうか。今回のUAE戦では個人的には今野の不在を感じた。今日の交代枠は武藤、柴崎、豊田に使ったわけだが、もし今野がいれば一枚目は今野だったと思う。今野をボランチに入れて、長谷部と二枚並べて香川をトップ下のように前に出す。乾も決して悪くなかったし、香川との相性も良い。しかし、今野は残念ながら怪我で出場が出来ず、他にあの位置に入れられるのは現チームでは森重ぐらい。しかし、CBも代わりがおらず(ここも代わりを選ぶなら一番手は今野ではないだろうか)、最終的には違う形を選んだ。もし今野がいれば、又は細貝を選んでいれば…。今回全く使わなかったメンバーがいたことを考えると(若手枠?)、やはり細貝が必要だったのではないだろうか。
そして今回のアジアカップで一番叩かれたのは香川だったと思うが、確かに香川は良くなかった。ただ同時に香川の代わりがいなかったことも事実なのだ。柴崎がその重圧に耐えれるとは思えず、清武も代表では良くないプレーが続いている。香川を代えたくても代えられなかった。更にいうと日本代表のメンバーの主力は南アW杯後から大きく変わっていない。遠藤や今野らを選んだことからベテラン偏重が言われているが、問題は本田、長友、岡崎、香川に続く世代の突き上げの無さだろう。ロンドン五輪世代からも今の主力を狙える存在は出てきていない。このままでは日本代表は大変なことになる。
今回のアジアカップはベテランをメンバーに選んで勝ちにいった大会だった。若手を選んで経験を目的とした大会ではない(もちろんこのスタンスは正しかったと思うが)。大切なのはこれからだ。ここから本格的に日本代表を築き上げていく必要がある。正直、主力級は当分呼ばなくて良いと思う。本田、岡崎、香川、長友、内田、長谷部。遠藤と今野も今後は無しで考えるべきだろう。川島ももう見限る時期が来たのかもしれない(個人的にはUAEの先制点はGKで止めることができたと思っている。角度もなかったし、川島の反応も悪かった。そして川島ではPKを止めれる気がしない)。これぐらい大きな変革期を日本代表は迎えたのだと思う。本田たちはワールドカップ予選前にでも呼び戻せば良いと思う。そこまでは新たな日本代表作りを行うべきである。柴崎や武藤、高徳らを中心とした代表を作るべきである。
最後の問題は監督である。アギーレを替えるのか。今回のアジアカップでは準々決勝敗退となってしまった訳だが、アギーレのサッカーは評価している。あれだけ順調にグループリーグを突破したことはなかったし、準々決勝も宝くじのようなPKで負けはしたが、勝っていればアギーレの交代策は当たったことになり日本中から誉められただろう。しかし、問題は八百長問題である。この問題がなければアギーレ続投で良いと思うが、この問題を抱えている以上解任すべきである。もし続投をしてワールドカップ予選前にでもアギーレが辞めざるを得なくなったら、その方が日本にとってダメージは大きい。解任するなら今しかない。協会は続投方針らしいが、本当にリスクを考えているのだろうか。ただ後任が見当たらないから続投方針を打ち出しているとしか思えない。
準々決勝敗退で終わったアジアカップ。ここから日本代表は変わって成長したと言われるのか、それとも暗黒時代の始まりになってしまうのだろうか。

グループリーグを終えて

2015年01月21日 12時15分46秒 | Weblog
グループリーグ最終戦のヨルダン戦。本田、香川のゴールで2-0の勝利。これでグループリーグ3試合はパレスチナ、イラク、ヨルダン相手に三戦全勝。得点7に失点0、これだけ順調なグループリーグも珍しい。もちろん相手はアジアで、場所もオーストラリアと、比較的戦いやすい環境であることは無関係ではない。しかし、ここまで順調に行ってしまっては次が怖い。
次の試合は中二日で準々決勝UAE戦。UAEは中三日なのでコンディションではUAEに分があるのかもしれない。それでも今の日本には負ける要素が見当たらない。
そんな中でも幾つか小さな不安はある。まず第一に得点パターンの少なさ。相変わらずアジア相手には抜群の強さを見せる本田に、前線で体を張る岡崎。この二人は日本の得点源である。しかし、それに次ぐ存在がいない。乾に得点の匂いはしないし、香川と遠藤のインサイドハーフはグループリーグでそれぞれ一点を決めているとはいえ、得点の可能性が高いとは言えない。それはセットプレイでの吉田や森重も同じくだ。本田にしても三得点中二点はPKによるものだ。決勝トーナメントに入って得点力不足に苦しむ姿は容易に想像できる。
そして、もう一点気になるのがスーパーサブの不在である。この三試合、試合途中から出場した清武、武藤、柴崎が効果的な活躍をしたとは言い難い。唯一試合で存在感を示したのが今野だったが、その今野も怪我。この先決勝トーナメントで試合が膠着したとき、つぎ込める人材はいるのか。今になって思うのは、もっと豊田を試しておくべきだったということではないだろうか。豊田は今の日本の前線にはいないタイプ。試合の流れを変えうる存在だ。この事が決勝トーナメントで響いてこなければいいが…。

アジアカップ イラク戦を終えて

2015年01月17日 11時20分39秒 | Weblog
アジアカップも2節まで終わり、日本はここまで2連勝。パレスチナに4-0、イラクに1-0。順調といって良い。もちろん、なかには両試合とももっと点がとれたと不満を言う人がいるかもしれないが、大会初戦を無事に乗りきり、ユース世代で敗れているイラクに勝利。この結果に文句を言うべきではない。ただ一つ難しいのが、第3節ヨルダン戦へのメンバー選考だ。
ここまで2連勝とはいえ、ヨルダン戦に敗れると勝ち点でイラク、ヨルダンと並び、グループステージ敗退の可能性が出てくる。その為、最低でも引き分け以上で乗りきりたいヨルダン戦。それだけならフルメンバーで臨めば良いのだが、問題はそれ以降の日程だ。そこから順調に勝ち進めば中2日、中3日で試合が続く。しかもおそらく優勝を争うことになるオーストラリアや韓国はもう既にグループステージ突破を決め、主力を休ませられる現状(韓国は体調不良が相次ぎ、それどころではない可能性もあるが)。ただでさえ主力にベテランが多い日本としては、体調管理には万全を期したい。更に言えば柴崎や武藤ら若手に経験を積ませたい気持ちもあるだろう。
ただ結論を先に言えば、フルメンバーで臨むべきである。少なくとも吉田や長谷部、香川、本田、岡崎、長友ら主力はつぎ込むべきである。個人的には遠藤もスタメンで良いと思う。やはり、ここを勝たないと先はないわけであり、目の前の試合に全てをかけるべきである。しかも、まだアギーレジャパンカップは構築している途中。変にいじるべきではない。若手の経験は、この大会を間近で感じることが経験だ。遠藤がイラク戦で150試合出場を達成したが、遠藤はドイツワールドカップでフィールドプレーヤーの中で唯一出場が叶わなかった選手。出場できなかった悔しさから、ここまでの選手になった。出ることだけが経験ではない。
第3節どのような布陣で臨むかは現状で知ることが出来るのはアギーレだけだろう。優勝して、コンフェデの出場権を得るためにもベストのメンバーを撰んでもらいたい。

2015箱根駅伝

2015年01月04日 08時23分12秒 | Weblog
今年も正月の風物詩、箱根駅伝が終わった。いつからだろう、「正月=箱根駅伝」になったのは。箱根が終わると、いつもの日常が始まるような雰囲気。

今年の箱根駅伝を一言で表すなら、青山学院圧勝。大会記録を更新しての初優勝、更に二位との差が十分以上だから圧勝としか表しようがない。新山の神の逆転劇に沸いた往路、逃げるものの強さが出た復路。いやぁ、強かったっす。
MVPはもちろん新山の神の神野だが、青学に流れを持ってきたのは一区の久保田だろう。青学にとって、一区久保田は一つの賭けだったはずだ。久保田はどちらかというと波のある選手。青学のなかでも神野や藤川、一色といった選手と比べると安定感に欠ける。もし、往路で確実に行くなら一区に一色、二区に藤川という選択もあっただろう。しかし青学は一区に久保田を選んだ。裏には藤川を九区に残して、復路の選手のプレッシャーを軽減する意味合いや、シード権争いに巻き込まれた場合に備えて藤川を残しておきたいという気持ちがあったのかもしれない。結果として一区久保田は吉と出た。一位の駒大中村匠から離されることなく、二位で二区の一色に繋いだ。その流れに乗って、往路は五区の神野までブレーキなく乗りきることが出来た。
復路については逃げるものの強みが出た。もし、これが二位スタートやリードが一分ぐらいなら同じ結果にはならなかっただろう。それぐらい久保田が生み出した流れは大きかった。

二位の駒大については、もちろん五区の馬場のブレーキは痛かったが、そこまでのリードが無さすぎた。三本柱の村上謙、中村匠、中谷を使って、これでは厳しい。特に村上謙は区間四位。花の二区とはいえ、これじゃあ…。その少なすぎたリードもあり、五区の馬場は最初から飛ばした。しかも後ろから尋常ではないペースで追い上げてくる神野。駒大は馬場のブレーキで負けたのではなく、総合力で負けた。大八木監督の往路のあとの、馬場の体調を気遣わず棄権ではなかったことを安堵したことについて批判する人がいるようだが、どこの監督も似たような思いを抱くだろう。本音を言うか、建前を言うかの違いである。
駒大の課題は山登りである。今まで駒大は山登りのスペシャリストを育てることが出来ていない。そして、それこそが駒大に唯一欠けるパーツである。来年も青学に神野がいることを考えると、このポジションを確立しない限り箱根の優勝はない。

それ以外の大学については東洋は人材不足。設楽兄弟の穴を埋められず、エース級は服部勇のみ。それでも三位に入ったのはさすがだが、田口らが抜ける来年は更に厳しい戦いになるだろう。

明治は黄金世代も四位で終戦した。決して悪い戦いぶりではなかったが、力を出しきれたとも言い難い。この世代で勝てないとなると、まだ相当勝てない時代が続きそうである。

他にも早稲田や東海などあるが、ここら辺で終わりにして、来年の予想。
大本命は青学だろう。往路のメンバーは全員残り、復路も抜けるのは藤川と高橋だけ。二人とも区間賞をとったものの、他の大学と比べて、戦力ダウンは最小限で済む。しかも山登りで五分以内なら逆転できる絶対的な存在がいるため、優位は動きそうにない。駒大は中村匠、村山謙に山下りの西澤も抜ける。決して戦えないチームではないが、優勝する為の条件は中谷、西山、馬場、大塚、工藤、其田の中からエース級の選手が三人は出てくることと、山登りの選手を育てることだ。
東洋は育成の一年になりそう。服部勇は学生界のエースになるだろうが、如何せん他があれでは…。
明治も今年の出場メンバーから五人抜ける穴は埋められそうにない。
来年は青学の牙城に、駒大が挑む形か。今年も議論が始まった五区の距離短縮はあるのか。それぐらいないと青学の優位は動きそうにない。