今年のチャンピオンズ・リーグの大一番は二つ。一つは決勝トーナメント一回戦のバルセロナ対チェルシー、そして今回迎える準決勝のカード、そう、バルセロナ対ミランだ。今回のミランとバルサの試合の勝者がチャンピオンズ・リーグを制する可能性は高い。チーム力を考えると、今回準決勝に残った4チームの中で群を抜いている。アーセナルはアンリ、ビジャレアルはリケルメの個人技で勝ってきたに過ぎない。まず今回の対戦のスターティングを予想してみよう。
まずミランから。ゴールを守るのはジーダ。これは間違いない。最終ラインは真ん中をネスタとマルディーニ。右にカフー、左にカラーゼ。ただ調子の良いセルジーニョが出る可能性もある。中盤はピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、カカーだろう。問題は前線。シェフチェンコは確実として、そのパートナーがジラルディーノなのか、それともインザーギなのか。最近の調子を考えるとインザーギの可能性が高い。
続いてバルセロナ。GKにはヴィクトール・バルデス。最終ラインはマルケスの怪我もあり、真ん中はプジョルとオレゲールか。そして右にベレッチ、左にファン・ブロンクホルストが使われるだろう。中盤は軸であるデコが累積警告で出場停止、シャビが故障。その為、イニエスタ、ファン・ボメル、そしてエジミウソンで構成されそうだ。そして前線もメッシ、ラーションと怪我人が相次ぎ、エトー、ロナウジーニョ、そしてジュリが選ばれそうだ。普通に考えたらマルケス、モッタ、シャビ、デコ、メッシ、ラーションが抜けたら、チームががたがたに成りそうだが、それでもチームが成り立つのがこのチームの凄いところ。ただベンチの面子は期待できない。
それでは対戦について、キーとなる選手をマークする選手を考えてみよう。ミランのキーとなるのはカカーとピルロ。カカーをマークするのはエジミウソン。ピルロをマークするのはイニエスタ。又はファン・ボメルと成りそうだ。カカー対エジミウソンはどちらもセレソンのメンバー。慣れ親しんだ相手である。その為エジミウソンはカカーの対処になれている可能性が高い。カカーは苦しむかもしれない。ピルロにしてもフリーになることは考えにくく、大活躍は望めない。おそらくセードルフ、ガットゥーゾにファン・ボメル、又はイニエスタの片方と、サイドバックがマークするだろう。そしてツートップをサイドバックとオレゲール、プジョルでマークする。そして最も特筆すべきがエトーを筆頭とした前線からのプレス。ミランの最終ラインから効果的なボールが出ることは考えにくい。
バルサの攻撃の鍵を握るのはロナウジーニョとエトー。シャビとデコが欠けている中盤の展開力は著しく落ちているだろう。ただ前線への飛び出しという点では、こちらのコンビの方が上を行くだろう。ロナウジーニョをマークするのはカフー。そしてエトーはネスタ、又はロナウジーニョ。ただネスタがロナウジーニョのマークで引っ張られることを考えるとエトーのマークはマルディーニになりそうだ。ロナウジーニョ対カフーの対戦は再びセレソン対決である。ただ病み上がりのカフーが現在世界で最も守りにくい男であるロナウジーニョを止めることが出来るか。いくら百戦錬磨のカフーといえど厳しいと言わざるを得ない。さらにマルディーニ対エトーも経験の差を考えるとマルディーニに分があるが、エトーの勢い、スピードを考えるとマルディーニが全く通用しない可能性も有り得る。
このように見ると、バルセロナ優位の感は拭えない。おそらく試合もバルサがボールをコントロールする時間帯が長くなるだろう。ただ今の中盤には展開力がなく、最終的にはロナウジーニョ、エトー頼りになりそうだ。そしてその攻撃が行き詰ったとき、ミランのカウンターは脅威となるだろう。カカーのドリブル、シェフチェンコの得点力、インザーギの飛び出し。現にクラシコでもバルサはロナウドの速攻にやられている。このカウンターの対策さえしっかり出来れば、バルサの勝利の可能性は大きくなる。
この大一番、バルサの優位は動かない。ただ多数の怪我人はどう影響するか。メッシ、ラーション、マルケス、シャビ、デコの不在を嘆くことがないと言い切れるだろうか。そんな保障はどこにもない。
まずミランから。ゴールを守るのはジーダ。これは間違いない。最終ラインは真ん中をネスタとマルディーニ。右にカフー、左にカラーゼ。ただ調子の良いセルジーニョが出る可能性もある。中盤はピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、カカーだろう。問題は前線。シェフチェンコは確実として、そのパートナーがジラルディーノなのか、それともインザーギなのか。最近の調子を考えるとインザーギの可能性が高い。
続いてバルセロナ。GKにはヴィクトール・バルデス。最終ラインはマルケスの怪我もあり、真ん中はプジョルとオレゲールか。そして右にベレッチ、左にファン・ブロンクホルストが使われるだろう。中盤は軸であるデコが累積警告で出場停止、シャビが故障。その為、イニエスタ、ファン・ボメル、そしてエジミウソンで構成されそうだ。そして前線もメッシ、ラーションと怪我人が相次ぎ、エトー、ロナウジーニョ、そしてジュリが選ばれそうだ。普通に考えたらマルケス、モッタ、シャビ、デコ、メッシ、ラーションが抜けたら、チームががたがたに成りそうだが、それでもチームが成り立つのがこのチームの凄いところ。ただベンチの面子は期待できない。
それでは対戦について、キーとなる選手をマークする選手を考えてみよう。ミランのキーとなるのはカカーとピルロ。カカーをマークするのはエジミウソン。ピルロをマークするのはイニエスタ。又はファン・ボメルと成りそうだ。カカー対エジミウソンはどちらもセレソンのメンバー。慣れ親しんだ相手である。その為エジミウソンはカカーの対処になれている可能性が高い。カカーは苦しむかもしれない。ピルロにしてもフリーになることは考えにくく、大活躍は望めない。おそらくセードルフ、ガットゥーゾにファン・ボメル、又はイニエスタの片方と、サイドバックがマークするだろう。そしてツートップをサイドバックとオレゲール、プジョルでマークする。そして最も特筆すべきがエトーを筆頭とした前線からのプレス。ミランの最終ラインから効果的なボールが出ることは考えにくい。
バルサの攻撃の鍵を握るのはロナウジーニョとエトー。シャビとデコが欠けている中盤の展開力は著しく落ちているだろう。ただ前線への飛び出しという点では、こちらのコンビの方が上を行くだろう。ロナウジーニョをマークするのはカフー。そしてエトーはネスタ、又はロナウジーニョ。ただネスタがロナウジーニョのマークで引っ張られることを考えるとエトーのマークはマルディーニになりそうだ。ロナウジーニョ対カフーの対戦は再びセレソン対決である。ただ病み上がりのカフーが現在世界で最も守りにくい男であるロナウジーニョを止めることが出来るか。いくら百戦錬磨のカフーといえど厳しいと言わざるを得ない。さらにマルディーニ対エトーも経験の差を考えるとマルディーニに分があるが、エトーの勢い、スピードを考えるとマルディーニが全く通用しない可能性も有り得る。
このように見ると、バルセロナ優位の感は拭えない。おそらく試合もバルサがボールをコントロールする時間帯が長くなるだろう。ただ今の中盤には展開力がなく、最終的にはロナウジーニョ、エトー頼りになりそうだ。そしてその攻撃が行き詰ったとき、ミランのカウンターは脅威となるだろう。カカーのドリブル、シェフチェンコの得点力、インザーギの飛び出し。現にクラシコでもバルサはロナウドの速攻にやられている。このカウンターの対策さえしっかり出来れば、バルサの勝利の可能性は大きくなる。
この大一番、バルサの優位は動かない。ただ多数の怪我人はどう影響するか。メッシ、ラーション、マルケス、シャビ、デコの不在を嘆くことがないと言い切れるだろうか。そんな保障はどこにもない。