WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

対南米初勝利

2006年03月30日 23時09分36秒 | Weblog
ジーコ監督になって対南米初勝利。相手はエクアドル。エクアドルはドイツW杯南米予選でアルゼンチン、ブラジルに次ぐ3位に入った強豪だ。ただ今回は50時間以上の飛行時間やメンバーを考えるとそこまでの強さはないと考えるのが妥当だろう。試合結果から言えば1-0で日本の勝利。佐藤寿のゴールで日本は勝利を手にした。しかし押し込まれる時間もあり、終盤コンディションで上回った日本代表が勝ったに過ぎない。
今回のスタメンは後ろから川口、中澤、宮本、坪井、福西、小野、加地、三都主、小笠原、玉田、久保。スリーバックは負傷中の田中誠に変わり、浦和で結果を残している坪井が入った。守備は大きな乱れこそなかったものの、宮本が上がって、パスミスするなど、完璧ではなかった。エクアドルがミスを突いて攻めてこなかったから良かったものの、W杯では致命的になりうる。ミスは極力避けなくてはならない。そして中盤でパスを回している相手に、効果的なプレスをかけることが出来なかった。去年のコンフェデのメキシコ戦から進歩が見られなかった。もし相手に強力なフォワードがいたら、無失点で済んでいたとは思えない。
攻撃陣は日本代表に久々に復帰した玉田と、ジーコが完全復活を願う久保が先発。コンビとしては普及点の活躍を見せたものの、ゴールを奪えなかったのはマイナス要因。二人とも決定的なチャンスがあっただけにアピールしたかったとこだろう。小野や福西も効果的な上がりを見せて、三都主もいいクロスを挙げた。小笠原は悪くはなかったが、良くもなかった。中村や松井のようにリズムを変える、相手の守備陣を混乱に陥れるプレーはなかった。そして途中出場の巻と佐藤寿。結果を出した佐藤はW杯に大きく近付き、巻はちょっと厳しくなった。まぁまだ親善試合はある。
今日の日本代表は悪くなかった。チャンスも作った。勝ち点3も手に入れた。ただW杯で対戦する相手はこんなに弱くはない。こんなコンディションの悪い相手なら勝って当たり前なのだ。対南米初勝利を手放しで喜ぶことは出来ない。

J1の行方

2006年03月15日 00時52分31秒 | Weblog
既にJ1は二節が終了し、それぞれのチームの実力は掴めてきた。現在連勝しているチームは川崎、横浜、清水。そして一勝一分はG大阪、浦和、大宮。去年後一歩で優勝を逃したC大阪は連敗スタートと出遅れた。ただ、まだ2節が終わったに過ぎない。まだまだシーズンはこれからだ。
ここ何年かJは開幕前から混戦になるのでは、と大本命が挙げられることが少なかったが、今年は押しも押されぬ大本命がいる。そう浦和だ。今季新加入は小野、ワシントン、相馬、黒部など代表クラスが並ぶ。選手層を見てみるとDFに闘莉王、坪井、堀之内、ネネ。サイドに山田、三都主、相馬、永井。中盤に小野、ポンテ、長谷部、鈴木。前線に田中達、ワシントン、黒部、岡野。主な選手を挙げただけで10人の枠のところに16人の選手がいるのだ。絶対的な優勝候補、その言葉も頷ける。
そんな浦和に対抗できる可能性があるチームがG大阪、横浜、磐田。その下のランクに鹿島、川崎、大宮。そんなとこだろうか。ここに出来ればC大阪や千葉、名古屋、東京を加えたかったが、C大阪は開幕二戦で9失点と守備に不安があり、千葉も同じように6失点。名古屋はまだチームの骨格がしっかり出来ていないし、東京は経験不足は否めない。
今年のG大阪は当然のように去年優勝したチームがベースになっている。ただチームのシンボルでもあったツートップのアラウージョと大黒が抜けた。この穴が懸念されたものの、しっかり穴埋めできるような選手を連れてきている。マグノ・アウベス、播戸、加地、明神は巧くG大阪というチームにフィットすることだろう。開幕戦で引き分けたように、浦和にも負けていない。新加入選手が巧く馴染めば、打倒浦和の一番手となるだろう。
横浜の売りはなんと言っても鉄壁の守備とツートップ。最終ラインは松田、栗原、中澤と並び、控えにも那須や河合などレベルの高い選手が揃う。いくら浦和といえど、この壁は簡単には崩せない。そしてツートップはマルケスと久保。このツートップは今季のJ1で最も迫力があると言えるだろう。二人とも得点力が高く、身体能力もずば抜けている。問題は中盤か。サイドのドゥトラや吉田、田中隼はある程度計算できる。中盤の3枠を任されるであろう奥やマグロン、上野、那須、清水らが良いボールを前線に供給できれば、優勝は見えてくる。
磐田は上記の3チームに比べると少しレベルは落ちるが、相変わらず選手層は厚い。GKの川口から、最終ラインの金、田中誠、鈴木、服部、中盤の福西、ファブリシオ、名波、西、前線の前田、カレン、中山と選手は揃っている。問題はコンビネーションとフォーメーション。山本監督の手腕が試される。そして前田が怪我で出遅れている今、カレンに更なる飛躍が求められる。カレンの成長が磐田の順位に大きく関わってくるだろう。
鹿島は前線に並ぶ本山、小笠原、柳沢、アレックス・ミネイロは魅力的だが、その後ろからのフォローが期待できない。最終ラインも若さが気になる。選手層も厚いとは言えず、優勝は厳しいだろう。
現在首位に立つ川崎は我那覇、ジュニーニョのツートップが生命線。この二人が得点を獲れないと話にならない。特にジュニーニョには得点王になってもらいたい。もしジュニーニョが得点王を獲れれば、川崎も上位に顔を出すだろう。
大宮は以外といっては何だが、選手が揃った。最終ラインに土屋と波戸が加入し、中盤にも小林大や小林慶が加わった。ここに元からいる桜井やマルティネス、純マーカス、藤本と連携できれば、面白いチームになる。ダークホース的存在といえるかもしれない。
ただ何を言ったところで浦和の絶対的な力は変わらない。今年のJ1はどこが浦和を止めるかの一点に絞られる。G大阪や横浜は浦和を止めることが出来るのか。浦和の独走も十分有り得る。

プレイオフに向けて

2006年03月14日 16時23分36秒 | Weblog
NBAはオールスターも終わり、残り試合も20試合ほどとなった。プレイオフ争いもより熾烈なものとなろうとしている。それぞれイースト、ウエストのプレイオフ進出チームを予想したい。
まずイーストは首位をひた走るピストンズの首位通過は固いところ。現在2位に9ゲーム差を付け、磐石の態勢を築いている。去年からスターティングは変わらず、変わったのは監督だけ。ただ監督が変わっても、堅い守備は相変わらず、オフェンスの迫力は増した。ビラップス、ハミルトン、プリンス、二人のウォラスと並ぶスターティングは攻守に隙がない。問題はベンチワークか。ただ今年もプレイオフに進むことは間違いない。
そして現在2位につけているヒートもプレイオフは確実だ。今年はウェイドが更に成長し、シャックに頼っていたチームから、ウェイドのチームになろうとしている。ただやはりインサイドのシャック、モーニングの活躍は不可欠だ。ペイトンらを含め豊富な経験を持った選手はプレイオフでもその力を発揮することだろう。
現在3位につけるのはネッツ。ただアトランティック・ディヴィジョンのレベルが低いために3位にいるに過ぎない。ビッグ3といわれるキッド、カーター、ジェファーソンの攻撃は噛み合わず、本来の力を出し切ることが出来ていない。このままだとプレイオフに進出できても、シーズンは長続きはしないだろう。そしてインサイドのクリスティッチ、ロビンソン、コリンズらの奮闘も鍵を握るだろう。
4位のキャバリアーズは今や完璧なレブロンのチームになった。今季はオールスターのMVPを獲得し、平均得点も30点を上回っている。ただヒューズが怪我のため、プレイオフまでの出場は絶望的となり、イルガスカスやグッデンの得点も必要になる。レブロンはコービーのように得点に突っ走るタイプではなく、いいパスも出せる。そのパスをチームメートは確実に沈めなくてはならない。去年のような直前でプレイオフの切符を逃すようなことは繰り返してはいけない。
そして次に続く5位のペイサーズから、ウィザース、76ERS、バックスは2ゲーム差をひしめき合っている。ただタレントから見ると、ペイサーズにはストヤコビッチとオニール、ウィザースにはアリーナスとジェイミソン、76ERSにはアイバーソンとウェバーと二枚看板がいるのに対して、バックスはレッド一人。その為レッドにかかる負担は相当なものとなる。二枚看板のいるチームはどちらかがダメでも、もう一人がフォローすることが出来る。そう考えてみるとペイサーズ、ウィザース、76ERSのプレイオフは可能性が高いといえるだろう。
8位より下のチームに目を向けてみるとブルズ、セルティックス、ラプターズと続くがラプターズはバックスから9ゲーム差とかなり厳しい位置にあり、まずプレイオフ進出は不可能と考えて良さそうだ。問題はブルズとセルティックス。ブルズは去年から言われているが良い若い選手が揃っている。ハインリックを筆頭にベン・ゴードンやチャンドラー、まだ若さゆえに粗さが目立つものの、勢いに乗ると止まらない。3ポイントも良く入る。問題はディフェンスだろう。試合の途中でディフェンスの集中力が切れることもしばしば。勢いに乗れば怖いチームなだけにまだ可能性はある。セルティックスは言わずと知れたピアースのチームであるが、今季途中からそこにザービアックが加わった。ただどちらもシュータータイプでインサイドに核となる選手がいないため、リバウンドはあまり期待できない。厳しい戦いを強いられるだろう。
まとめてみるとプレイオフ進出をもう決まりをいっても過言ではないのがピストンズとヒート。可能性が高いのがネッツ、キャバリアーズ、ペイサーズ、ウィザース、76ERSといったところ。そして最後の一枠をバックスとブルズが争うだろう。個人的には若さ、勢いのあるブルズを押したい。ただ現在既に3ゲーム差。これ以上離されることは許されない。せめて残り5試合で2ゲーム差には迫っておきたいところ。

そして今度はウエストの話に移ろう。現在首位に立つのはスパーズ。ダンカン、ジノビリ、パーカー、ボウエンと並ぶスターティングは攻守のバランスが良い。今年は特にパーカーが成長し、カットインは相手チームにとって脅威となっている。ダンカンが本調子ではないなか、この数字を残しているところがこのチームの凄さだろう。
そして2位に立つサンズ。ストッドルマイヤーの怪我はまだ癒えず、今のチームを支えているのはナッシュとマリオン。守備の男と思われていたラジャ・ベルの奮闘も大きい。ただプレイオフまでにはストッドルマイヤーが復帰するといわれている。この男が戻ってきたとき、サンズはまた更に強力なチームとなることだろう。
3位はナゲッツ。今年はアンソニーの得点も安定し、約25点平均の結果を残している。タレントだけ見れば、アンドレ・ミラー、アンソニー、マーティン、キャンビーを上位のチームとも遜色はない。問題はどれだけ安定したパフォーマンスを続けることが出来るかだろう。このチームが、そしてこの4人が完璧に機能したとき、ナゲッツはスパーズやサンズと対等に戦うことが出来るだろう。
現在4位に位置するマーベリックスは勝ち数ではスパーズと同じ。つまりいつウエストのトップに立ってもおかしくない。ここ何年かでナッシュ。フィンリーらを放出したものの、未だに強さを保っている。当然中心はノビッツキーだ。そしてその周りをテリー、ジョシュ・ハワードやスタックハウスで固めている。ただやはり攻守両面においてノビッツキーに頼っていることは事実であり、ノビッツキーに何か怪我でもあれば、マーベリックスは違うチームになってしまうだろう。
5位は驚きのクリッパーズ。エルトン・ブランドを中心にマゲッティー、キャセール、モーブリーとタレントは揃っている。シーズン序盤の調子こそ衰えたものの、まだウエスト5位の座をキープしていることは今季の力を証明しているだろう。今季はプレイオフでぜひ一暴れしてもらいたいところだ。
6位からは混戦となっている。グリズリーズ、レイカーズ、キングス、ホーネッツ、ジャズ、ロケッツまでが5.5ゲーム差の中にひしめき合う。グリズリーズはガソルを中心にマイク・ミラー、ボビー・ジャクソン、エディー・ジョーンズと地味だが、実力のある選手が並ぶ。ジャクソンやジョーンズは経験もあるため、プレイオフ進出を早く決めたい。レイカーズは今年は見るべきものがコービーしかない。コービーは毎試合35点近く挙げているものの、他の選手が頼りない。オドムやミーム思いのほか伸びない。コービーが40点以上決め続けない限りプレイオフは見えてこない。キングスはここに来て、チームが大きく変わった。去年ウェバーを出し、今年はストヤコビッチも放出した。しかしチームにはビビー。アーテスト、ブラッド・ミラー、アブドゥル・ラヒーム、ウェルズとタレントは揃っている。全員が力を発揮できれば、上位とも互角の陣容である。プレイオフ進出は最低ノルマだ。ホーネッツはウエストやポールを中心にここまで奮闘しているものの、タレントを他のチームと比べるとかなり見劣りすることは否めない。プレイオフ進出は厳しいかもしれない。ジャズはオカーやキリレンコを中心にこの順位をキープしているものの、インサイドの核となるべきブーザーの調子が一向に上がらない。このままではプレイオフは厳しいかもしれない。ロケッツは周知のようにヤオ・ミンとマグレイディーという二枚看板が存在し、そのほかにもウェスリーやスウィフトのような選手もいる。このチームも最低ノルマはプレイオフ進出である。ここで消えてもらっては困る。
ウエストを総括すると確実と言えそうなのがスパーズ、サンズ、マーベリックス、ナゲッツ、クリッパーズまでで、残りの3枠が激しい争いになりそうだ。その中で有力なのがグリズリーズ、キングス、ロケッツだろうか。ホーネッツとジャズは厳しそう。レイカーズもコービーがどこまで一人で頑張れるか。最後はレイカーズとロケッツの争いになりそうだ。
これはあくまで予想で、当たるかなんて誰もわからない。ただ当たるように祈るだけ。ただ何より残念なのが、この中にニックスの名前がないこと。来年こそはニックス、頑張れ。

ついに出揃ったベスト8

2006年03月11日 21時21分11秒 | Weblog
チャンピオンズ・リーグもついに第一ステージが終わり、8つのチームが姿を消し、8つのチームが勝ち進んだ。未だに終わっていない試合が一つあるものの、その試合には触れずに進んでいこう。
まず事実上の決勝といわれたバルセロナ対チェルシー。第一レグではバルサがアウェーで見事なサッカーを披露し、2-1で勝利を挙げた。そして迎えたバルサのホームでの第二戦。バルサの誤算は前半途中にメッシが怪我で途中交代になったこと。今まで左右からロナウジーニョ、メッシの攻撃でバランスが取れていただけに、メッシの負傷交代はライカールトにとってもまさかの事態だっただろう。しかし、そのピンチをロナウジーニョが一人で救う。見事なドリブル、完璧なシュートで先制点を挙げる。ここで勝負は決した。試合終盤にチェルシーがPKから1点返したものの、反撃もここまで。バルサが準々決勝進出を決めた。ただメッシが次の試合までに間に合うのかも大きな鍵となりそうだ。
そしてレアル対アーセナルの一戦も凄まじい一戦となった。アーセナルが第一戦のアウェーで勝利し、レアルは第二戦アウェーで勝たなくてはいけなくなった。第二戦の鍵を握ったのは、アンリとロナウドだった。アンリは前線に孤立したかのように見えたが、ボールを受けると抜群のキープ力を披露し、味方の上がりを待った。そして一人でも十分相手の脅威となり、相手のディフェンダーをひきつけた。それに対してロナウドは体が重く、切れがなかった。その為、突破にってもスピードがないため、全て単発の攻撃で終わった。試合開始すぐのヘディングをミスったのも痛かった。あれを決めていれば、結果も別なものとなっただろう。試合は0-0のまま、終わりを告げた。レアルは姿を消すこととなった。
ユベントス対ブレーメンは予定外の連続だった。初戦アウェーで絶対的優位と言われたユーベが2-3で敗れ、第二戦も1-1で終わる寸前だった。ユーベが欧州の舞台から消えるピンチを救ったのは、サッカーの神様だった。ここまでファインプレーを繰り返してきたヴィーゼが最後の最後にまさかのキャッチミス。そしてそのボールを無常にもエメルソンがゴールに流し込んだ。ユーベは最後のどんでん返しで準々決勝進出を決め、ブレーメンは最後の最後でサッカーの神様に嫌われた。
絶不調のミラン対バイエルン。バイエルンの勝ち進みを予想した者も少なくなかったはずだ。しかしミランは負けなかった。チームで唯一の好調インザーギが2得点。それに釣られるようにシェフチェンコ、カカーも得点、最終的には4-1と予想外の大差となった。やはりバイエルンは終始試合を優位に進めた第一戦で勝てなかったのが響いた。そしてインザーギの復活はミランをどこまで連れて行ってくれるのか。ピッポの活躍から目を離せない。
リヨン対PSV、ビジャレアル対レンジャースは大方の予想通り、リヨンとビジャレアルが準々決勝進出を決めた。リヨンは目立ったスターこそいないものの、チーム力はミランやユーベにも勝るとも劣らない。台風の目と呼んでよいだろう。ビジャレアルのチームカラーは強固なディフェンスとリケルメ。ディフェンスの強いチームはこういった一発勝負に強い。攻撃もリケルメに任せておけば、一試合一点は獲ってくれる。この勝負強さはビッグクラブにも通用するのだろうか。
そして今回の第一ステージの最大のアップセットはリバプールが消えたことだ。去年の優勝チームはベンフィカの前に2戦合計0-3と惨敗を喫した。敗戦の原因は明確だ。得点力不足に尽きる。モリエンテス、シッセ、クラウチ、ファウラーのシュートが枠を捕らえることはなく、ジェラードやルイス・ガルシアの攻め上がりも勢いがなかった。負けるべくして負けた。奇跡はやはり二度は続かない。
残りのインテル対アヤックスの一戦は今の段階ではまだ行われていない。ただアウェーゴールを奪って引き分けたインテルが優位に立っているといえるだろう。
準々決勝の組み合わせが決まり、それらはリヨン対ミラン、バルセロナ対ベンフィカ、ユーベ対アーセナル、ビジャレアル対インテルとアヤックスの勝者となった。バルセロナ対ベンフィカはバルサが優位と考えてもその他のカードは一方的な試合になるとは考えにくい。リヨンとミランはいい試合を繰り広げるだろう。チーム力ではほぼ互角、タレントはミランに分があるが、勢いではリヨンに分がある。おそらく勝負を分けるであろうポイントはリヨンのジュニーニョのFKを調子の悪いジーダが止めれるか、そして好調のピッポをリヨンの最終ラインが止められるかどうかだろう。ユーベ対アーセナルはそれぞれホームでの結果が大きな鍵となりそうだ。その中でもアンリの調子は勝敗を支配するだろう。彼の調子が良ければ、カンナバーロやテュラムでも止めることはできない。アンリが止まってしまえば、アーセナルは怖くない。ユーベは楽に次のステージに駒を進めることだろう。そしてビジャレアル対インテル(インテルが勝ち抜いた設定で)。タレントではインテルに分があるのは明らかだが、チーム力は互角、勢いはビジャレアルに分があり、リヨン対ミランのケースに似ている。鍵を握るのは中盤のアルゼンチン代表の争い。つまりリケルメ対カンビアッソ。この争いを制したほうが、試合を楽に進めるだろう。そして身体能力に優れたマルティンスとアドリアーノを鉄壁と呼ばれるビジャレアルの最終ラインが止めることが出来るかどうか。いずれの試合にしても簡単に予想できない。ただバルセロナが負けるとしたらロナウジーニョかエトーが怪我をしたときだろう。それほど、バルセロナの力はベンフィカを凌駕している。