WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

EURO2012 振り返って

2012年07月06日 22時10分23秒 | Weblog
熱く燃えたEURO2012が終わった。
最後はやはりスペインが王者に輝き、順調だった気もするが、
それでもやっぱりEURO2012は面白かった。

まず、この大会を盛り上げたのは間違いなくイタリアである。
ただ決勝まで進出したということだけでなく、
試合内容が面白かった。
グループリーグでは、新しい攻撃的なサッカーを見せたかと思うと、
その戦いを90分持続できない脆さを併せ持った。
決勝トーナメントに入ると、4バックにしたことで落ち着き、
優勝候補筆頭のドイツも破ってみせた。
前回のEURO、そして南アフリカW杯では面白い試合と言えばスペインというイメージだったが、
この大会では一番面白い試合はイタリアの試合だった。
それぐらいイタリアの戦いぶりは見事だった。

そして優勝したスペイン。
やっぱり勝負強い。
グループリーグではとりあえず負けない戦いぶりで、決勝トーナメントに残り、
そこからは一気に調子を上げていった。
準決勝のネグレド起用は明らかにミスだったが、ミスをしても負けない強さを見せつけた。
そして決勝のイタリア戦。
主力選手のコンディションをここに合わせていたとは…。
ブラジルW杯でこのチームに勝てるチームが出てくることはあるのだろうか。


他には、この2チームをグループリーグで同組になったクロアチアは不運としか言いようがない。
グループAやDなら充分に決勝トーナメントが狙えただろう。
オランダは自滅。
タレントを上手く生かすことができなかった監督こそが一番責められるべきだろう。
ロッペンやスナイデル、ファンペルシが全盛期のこの大会で、この結果は勿体なかった。
ポルトガル、イングランドは実力通りの結果といったところ。
フランスについてはベンゼマ、リベリのコンビネーションを築けなかったことが響いた。
それでもスペインと当たることが無ければ、準決勝は充分にあり得た。

最後にこの大会、優勝候補筆頭だったドイツ。
準決勝は明らかにメンバー構成を間違えたことが響いたが、
大会を通じての戦いぶりを見ていても、スペイン、イタリアから劣っていた。
とくにシュバインシュタイガーの調子が上がってこず、
エジルに頼る形になってしまったのが痛かった。
グループリーグのどこかでクロースのボランチを試しておくべきだっただろう。
それでも若いチームなので、ブラジルW杯までに大きく成長が見込める。
その時までにゴメス、クローゼ以外のフォワードを育てたいところだ。

NBAの移籍状況について

2012年07月06日 21時48分13秒 | Weblog
NBAファイナルも終わり、NBAのシーズンは終わった。
しかし、NBAの熱は未だに冷めない。
シーズン終了と共に、移籍市場が熱くなっている。


まず、驚かされたのがナッシュのレイカーズ移籍。
去年もフィッシャーから始まり、セッションズとPGのポジションが今一つはまらなかったレイカーズ。
そして、出した答えはナッシュの獲得だった。
確かにこれでナッシュ、コービー、ガソル、バイナムと揃い、
サンダーに対抗できるメンバーを揃えた。
しかし、これは7年ほど前のレイカーズを思い出させる。
コービーとシャックのレイカーズに、マローンとペイトンが加わったが、
優勝することは出来なかった。
この二の舞にならなければ良いのだが…。

続いてのニュースもPG。
ナッシュがレイカーズに移籍するに伴い、サンズはロケッツからドラジッチを獲得。
元々サンズにいただけにチームに問題なくフィットできるだろう。
そしてローリーもラプターズに放出したロケッツは、ニックスのリンを狙っているとのこと。
まだ正式には決まっていないが、ロケッツとしてはこのオフに良いPGを獲得しておきたい。
そしてリンが狙われているニックスは、キッドを獲得。
去年の優勝PGを連れてきた。
これでチャンドラー、アマレに良質なパスが入ることだろう。
ただキッドではウエストブルックやローズ、パーカーに対抗するのは難しく、
一年を乗り切るのも難しい。
ニックスとしてはリンをキープするのか、それとも怪我がちなバロン・デイビスと回すのか注目である。

他にはオドムがクリッパーズに戻ることになり、
更にクロフォードも獲得。
ビラップスも再契約しており、クリッパーズの選手層が更に厚くなった。
既にポール、グリフィン、ジョーダンと揃っているだけに、SFとSGの選手を獲得できたのは大きい。
他にはネッツがホークスからジョンソンを獲得し、
難しいと思われたいたデロン・ウィリアムスとの再契約にも成功した。
ジェラルド・ウォラスも再契約の可能性が高く、
ドワイト・ハワードもネッツに行きたいとコメントし、ネッツが注目を集めている。
これでこのオフにハワードを獲得できるようであれば、
来季のネッツのブルックリン・デビューは相当熱いものになるに違いない。

こんなとこだろうか。
あとは優勝リングを求めるベテランがヒートやブルズに移籍する可能性が高い。
今後の移籍も注目はネッツだろう。
果たしてどんなチームでのブルックリン・デビューが待っているのだろう。

EURO2012 決勝 スペイン対イタリア

2012年07月03日 00時25分34秒 | Weblog
EURO2012最後の試合。
決勝。
スペイン対イタリア。

両チームの対戦はグループリーグに続き2度目。
グループリーグの試合では、イタリアがディナターレのゴールで先制し、
セスクのゴールでスペインが追いついて、同点。
果たして、決勝はどんな展開になるのか。

先発メンバーは、
スペインがいつも通りのメンバーに、ワントップはセスク。
イタリアもいつも通りのメンバー構成に、
サイドバックは右にアバーテ、左にキエッリーニ。

試合が開始して、最初の2分はイタリアのペース。
スペインがイタリアの素早いプレスの前に充分に繋げず、
逆にイタリアはピルロを中心としたパス回しでゴール前まで持っていく。
ついにスペイン相手に試合をコントロールするチームが現れたか、と思いきや、
徐々にスペインがペースを掴みはじめる。

スペインの凄さは、蹴る、止める、動くという基礎がしっかりとしていること。
さらにその蹴るボールの距離が短く、強い。
しかしEURO2012では、その基礎がどこか安定していなかった。
その為、パス回しのどこかで上手く回らなくなる。
しかし、今日のスペインはその基礎が完璧だった。
短く強いパスが足元でピタッと止まる。
こうなると、今のスペインを止めるのは厄介だ。

案の定、攻め続けるスペイン。
今日はワントップ、セスクの活かし方も良い。
セスクが起点となって、イニエスタ、シャビ、シルバが自在に追い越していく。
そして、しっかりとスペインは結果を出した。
前半14分、イニエスタのスルーパスにセスクが最終ラインの裏に抜ける。
そしてセスクのシュートのような折り返しを、シルバが頭で合わせる。
完璧な先制点。

しかし、点をとったことでスペインはペースを緩む。
イタリアがボールを支配し、流れはイタリアのものへ。
スペインの先制点が早過ぎたか、そんな心配をしたくなるほど、下がり目のスペイン。
そんな中、イタリアはキエッリーニが怪我で交代。バルザレッティが入る。

アクシデントがあっても、ペースはイタリア。
しかし、そのイタリアもなかなか決定機を作るまでには至らない。
スペインのディフェンスが良いことと共に、
イタリアのマルキージオ、デロッシといったところにいつもの運動量がなく、攻めに厚みが出ない。

その後、スペインがまたもペースを握り始め、ついに41分。
スペインがらしくない追加点をカウンターで決める。
カシージャスのキックをイニエスタがヘッドでアルバに落とす。
そして、そのアルバがシャビにボールを預けて、一気に前線へ。
そしてシャビからのスルーパスで、アルバが裏に抜けて、左足一閃。
スペイン2-0イタリア。

このスコアでハーフタイムを迎えることになったが、この時点でイタリアはだいぶ厳しくなった。
イタリアは元々得点力のあるチームでは無く、2点を決めるのはきつい。
バロテッリの爆発に期待する以外方法がない。

後半が始まるところで、イタリアは二枚目の交代カードを使う。
カッサーノに替えて、ディナターレ。
そのディナターレが後半1分に頭で合わせる。
しかしバーの上。こういうチャンスをコツコツ決めていかない限りイタリアに勝機はない。

逆に後半4分、セルヒオ・ラモスのシュートがボヌッチの手に当たる。
しかし、審判もここでPKを与えて3-0にする訳にはいかない。
このハンドは流された。

そして後半6分。ディナターレにピルロからのスルーパスが…。
しかしカシージャスに止められる。
こうなると、もはや今日はディナターレの日ではない。

ここらへんから、またもやペースはスペイン。
今日はバルサの3人(セスク、イニエスタ、シャビ)がキレキレなので、
ここを止めるのは相当にきつい。

後半11分イタリアは最後の交代カード。
モントリーボに替えて、チアゴ・モッタ。
消極的な交代。
点をとるためならディアマンティ、同じポジションでもより得点力のあるノチェリーノがいたのでは。

スペインも後半14分に交代カード1枚目。
シルバに替えて、ペドロ。
これで前線はペドロ、セスク、イニエスタ、シャビ、ブスケッツとバルサを揃えることになった。

そして後半15分。
イチアゴ・モッタが筋肉系のトラブルでプレー続行不可。
イタリアはこれ以降を10人で戦うことになり、これでほぼ試合は決した。
大変残念なことだが、イタリアの消極的な交替策がこのような結果に繋がったとも言える。

この後は、スペインのやりたい放題。
前線のバルサ・コンビネーションを中心にボールをキープして、シュートチャンスに繋げる。
どう考えても、イタリアが同点に追いつけるとは思えない。

後半30分、スペイン二枚目の選手交代。
セスクに替えて、フェルナンド・トーレス。
バルサ・コンビネーションのキープでも十分に勝つことは出来るが、
今後も考えてトーレスを起用。

そのトーレスが後半39分に結果を出す。
シャビのスルーパスに抜け出し、一対一を冷静に決める。
今大会3点目で、得点ランクトップに並ぶ。

後半42分、スペイン最後の選手交代。
イニエスタに替えて、マタ。
これも将来のために、マタを起用。
そして、そのマタが後半43分にトーレスのパスを受けて、冷静にゴールに流し込む。
スペイン4-0イタリア。

このアシストで、トーレスはゴメスにアシスト数で並び、
出場時間の関係で得点王になることが確定。
フェルナンド・トーレスが得点王になるとは、なんとも不思議なものだ。

4-0で試合は終わり、スペインは史上初のEURO連覇を達成。
さらにW杯を含んだ3連覇も史上初。
EUROとW杯での決勝最多得点差も記録した。
まさに記録づくめの優勝。

イタリアは選手の故障など不運なこともあったものの、この得点差は実力負けを認めざるを得ない。
ただ、この大会では良い驚きを与えてくれたチームだった。
ブラジルW杯でも優勝候補の一角に数えられるだろう。
前線のバロテッリ、そしてバロテッリの相棒が育てば、スペインに勝てる日はいつかやってくるはずだ。

そして、スペイン。
MVPはイニエスタが受賞。
数字ではシャビやシルバに及ばないだろうが、全試合コンスタントに活躍していたのはイニエスタだけ。
常にスペインの攻撃の中心にはイニエスタがいた。
文句なしの受賞だ。
そして次はW杯連覇、EUROを含んでの4連覇が見えてきた。
シャビが老け込まない限り、このままのメンバーでW杯にも臨めるだろう。

このチームを止めるチームは今後現れるのだろうか。
それぐらい圧倒的なチームが、EURO2012を制した。

ロンドン五輪男子サッカー メンバー発表!!!

2012年07月02日 22時37分14秒 | Weblog
ロンドン五輪男子サッカーのメンバーが発表された。
発表前の予想と比べてみよう。


GK 
権田 ○ 
林  ×

DF 
徳永 ○
吉田 ○
鈴木 ○
酒井宏 ○
酒井高 ○
吉田 ×

MF 
扇原 ○
山口 ○
大津 ○
宇佐美 ○
清武 ○
齋藤 ○
東 ○
米本 ×

FW 
大迫 ×
指宿 ×


5人外れ。
意外な選手が多かった。
まず、GKは権田が五輪本番も間違いなく出場できるということで、
林は外れることになった。
もちろん代わりはトゥーロン国際に出場した安藤。

DFでは吉田が選ばれず、山村を選出。
サイドはダブル酒井と徳永で持つと判断し、
CBとボランチをこなせる山村を選ぶ形となった。
MFで村松も選ばれていることを考えると、サイドの層の薄さが気になるが。

MF、FWでは米本、大迫、指宿が外れ、
村松、永井、杉本を選んだ。
病み上がりの米本やトゥーロン国際にしか参加していない指宿が外れたのは想像できたとはいえ、
まさか大迫が外れるとは。
ここまで間違いなくこのチームを支えてきた選手。
これを読めた人は少なかっただろう。
逆に選ばれた3人は、しっかりと今季のリーグで出場機会を得て、結果を残している。
村松はボランチとして活躍しており、CBでも出場できる。(だからこそ山村を選ぶとは…)
永井はここのところリーグの試合で連続得点をあげており、しっかり選ばれるだけの結果を残した。
そして、一番のサプライズが杉本だ。
今季から東京ヴェルディに移籍し、コンスタントに出場をしている。
今回のFW陣で唯一高さのある選手だ。
大迫が選ばれなかったのは残念だが、個人的に杉本には期待しているので五輪の活躍も期待したい。

ダルビッシュ 5敗目

2012年07月02日 11時10分59秒 | Weblog
調子は良かった、でも負けた。
そんなダルビッシュの5敗目だった。

今日の相手はアスレティックス。
重量打線ではないが、ダルビッシュはあまりこのアスレティックス打線を得意にしていない。
何よりクリスプ、ウィークスの1番、2番への相性が良くない。

しかし、今日のダルビッシュは苦手の立ち上がりを問題なく乗り切る。
直球のコントロールが良く、初回はわずか8球で3人を片付けた。
その後も、フォーシーム、スプリット、スライダー、カーブを中心に4回まで快調なピッチング。
味方打線も3回に1点をとり、ダルビッシュの11勝目は固いように見えた。

しかし、5回あたりからダルビッシュが崩れ始める。
ストレートのかかり具合いが明らかにおかしい。
引っかかる球、抜ける球が急激に増えだす。
そして5回に連打から、1点を失い、同点に追いつかれる。
それでもその後の三者三振で立ち直ったかにも見えたが…。

6回にも長打を浴びて、自身の暴投で1失点。
すぐにボールを追わなかったトレイアルバも問題だが、ダルビッシュのコントロールの悪さが根本的な問題である。
そして7回も先頭のモスに1発を浴びる。
これで計3失点。
投球数105球ながら、7回終了でマウンドを降りることになった。

この日の結果は、7回を投げて、被安打5、四死球4、奪三振11、失点3.
11三振を奪って、7回を3失点なら決して悪い出来ではない。
それでも中盤からコントロールが定まらず、6回、7回で3四死球。
いつもなら中盤以降良くなってくるツーシームやスライダーが良くなることはなかった。
特にツーシームはコントロールが悪くなり、終盤はほとんど使うことが出来なかった。
コントロールが悪くなると、ボールを置きに行くことになるので、フォームから躍動感も失われる。
今日のダルビッシュの終盤のフォームに躍動感はなかった。

これで5敗目。
確かにこんなピッチングではオールスターに出る資格などない。
まだ出場権が完全に失われた訳ではないが、今日アピール出来なかったことで可能性は低くなった。