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サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

三戦全敗 対メキシコ戦

2013年06月23日 08時42分41秒 | Weblog
第三戦を迎える時点で既にコンフェデからの敗退は決定。
それは相手のメキシコも同じ。
同じ立場による二チームの対戦。

日本は出場停止の長谷部に変えて細貝。更にここ二試合ミス連発の吉田に変えて栗原。そして、内田に変えて酒井宏。
対するメキシコも前の試合から五人スタメンを入れ替えてきた。

試合が始まってから徐々にペースを掴んだのは日本。香川が決定機を迎え、そしてその中で生まれた岡崎の幻のゴール。しかしオフサイドの判定で取り消され、ペースはいつの間にかメキシコへ。

日本はここ二試合の疲れか体が重い。特に本田の動きが重い。前線でキープも出来ず、運動量が無いため、ボランチも出しどころがない。それに対してスタメンを五人入れ換えてきたメキシコは、運動量で完全に日本を上回り、試合をコントロールした。

前半も途中からは完全にメキシコの押せ押せムード。日本の体力はどんどんと失われていった。それでも何とか耐えて、両チームスコアレスで後半へ。

ここでザッケローニが動くかと思いきや、選手交替はなし。そして、案の定というか、生まれたメキシコの先制点。さすがに決定力不足のメキシコといえど、これだけ攻めればメキシコも決める。ザッケローニが動かないから…。

やっと、ここでザッケローニが重い腰を動かす。しかしなぜか酒井宏を内田に交代。この交代いるのか。

案の定、流れは変わらない。更に前田を下げて、吉田を投入。ザッケローニはどうしてもスリーバックを試したいらしい。その直後にまた失点。2点差。

泣きっ面に蜂とでも言うべきか、長友負傷。既に準備をしていた中村憲をそのまま投入させる。
おそらく元々の予定としては本田、遠藤、細貝の誰かを替える予定だったのだろう。しかし、予定外に長友が負傷した為、まず考えるべきはスリーバックを継続するのかどうか。ザッケローニも流石に長友負傷でスリーバックを諦めた。そこで、空いたポジションは二列目の右サイド。ここに中村憲?せめて本田をトップに出して、トップ下に中村憲で右に岡崎じゃないの?ここまで来ると誰も理解できないザッケローニ采配。

最後は遠藤の頑張りもあり、岡崎が一点返したが、その流れを止めたのが途中交代で入れた吉田、内田のプレー。相手のエースのエルナンデスにあっさりと裏をとられる吉田。そしてそのエルナンデスの狙い通りにPKを与えてしまう内田。川島のスーパーセーブで事なきを得たが、この二人のディフェンスの軽さは今後も考える必要があるだろう。

そのまま試合は1-2で終了。三戦全敗。この試合、日本代表の動きもよくなかったが、それ以上に采配が良くなかった。

まずスタメン。本田の体調の悪さは最初から分かってなかったのか。しかもポゼッションでメキシコに勝てないことはある程度予測できていたのだから、本田を外して、香川を真ん中、左に乾を配置して、カウンターから活路を探る戦い方も有りだったのではないだろうか。
そして途中交代もまず後半開始時に動くべきだった。本田に替えて乾、または中村憲を入れるべきだった。その後の交代は全て後手後手になってしまった。


最終的にコンフェデは全敗。課題は分かってきた。決定力不足に、CFの人材不足。更に遠藤の代役。そしてCBのペアはどうするのか。安定感のない吉田や高さのない今野にW杯本番も任せるのか。特に吉田はコンフェデで大きく評価を落とした。今後は栗原もどんどんと使ってほしい。
そして一番重要なのはザッケローニにW杯本番を任せるのか。個人的には指揮官を変えるべきだと思う。(変わらないと思うが)ただ、変えるなら今すぐに変えるべきである。

これら課題に早急に取り組まなくてはならないと気付かせてくれたコンフェデだった。

勝てる試合だった… 日本対イタリア

2013年06月20日 10時25分17秒 | Weblog
明らかに勝てる試合だった。
相手は昨年のEUROの準優勝国イタリア。間違いなく格上。
それでも、今日は勝てる試合だった…

今日の日本代表のスタメンは前の試合から二列目の右に岡崎、トップに前田を入れて、いつもの最終予選メンバーに戻した。
試合が始まってすぐに気付かされるのが、今日のイタリアには元気がない。プレスに激しさがなく、パスにもいつもの精度がない。
その為、日本は好調の香川を中心にボールを回すことが出来た。

そして、そんな中生まれた先制点。ゴールキックが流れて、岡崎が裏に抜けかける、そこにブッフォン。タックルはボールに行ったように見えたが、判定はPK。
そのPKを本田が決める。

それでもエンジンのかからないイタリア。まだボールを支配するのは日本。そして、ゴール前の混戦の中から香川が左足ボレー。リードを広げる日本。このプレーについても確かに本田の位置はオフサイドに見えた。ただ副審としては、本田がプレーに絡んでないとの判断から、オフサイドを取らなかったのだろう。それにしても香川のボレーは完璧だった。ブッフォンが一歩も動けず。

しかし、この流れを簡単に手放してしまうのが今の日本代表。前半を何としても2点差のまま乗りきりたかったところだが、CKから一点返される。ピルロのCKにデロッシのヘッド。長谷部がマークに付ききれず。CKを早めに蹴ったピルロも流石だが、日本のマークの確認が遅すぎる。
前半の内に一点返されて、勝負の後半へ。

後半に入り、イタリアが息を吹き返す。ジャッケリーニのクロスを内田がオウンゴール。しかし、内田が触っていなければ、間違いなくバロテッリにやられていた。内田を責めることは出来ない。問題はジャッケリーニにボールを奪われた吉田の守備のまずさ。そんな守備をしていては日本代表のCBは任せられない。ブラジル戦から軽い対応が目につく吉田。

さらに畳み掛けるようにイタリアのシュートに対しての長谷部の守備がハンドでPKの判定。前半の岡崎が得たPKの判定が微妙だったので、審判はここで帳尻を合わせることを選んだ。このPKをバロテッリが決めて、ついにイタリアが勝ち越し。日本の夢のような時間はあっさりと終わりを迎えた。

それでも今日の日本は諦めない。本田や香川の運動量が落ちてきても、攻め続ける日本。そして、生まれた同点弾。遠藤のFKに合わせたのは岡崎。やっぱり岡崎の土壇場での得点力は凄い。

しかし、やはり勝者はイタリア。試合終了間際も攻めていたの日本だったが、決めたのはイタリアだった。今野のクリアが中途半端になったところをイタリアに拾われ、マルキージオが裏に抜ける。折り返しをジョビンコが決めて、勝負あり。日本は二連敗となり、グループリーグ敗退が決まった。

最後のプレーも今野のミスと共に吉田もまたやってしまった。中でジョビンコをフリーにしたのは吉田。CBのレベルの低さが今日の四失点に繋がった。

善戦といえば善戦。もちろん休息日は日本の方が長かったし、会場の湿度も日本向けだったと言える。ただ勝てる試合だった…

まず言えることはコンフェデが終わったら、新しいCBを探さなくてはならない。

コンフェデ2013 日本対ブラジル

2013年06月16日 07時36分11秒 | Weblog
ついに始まったコンフェデ2013。
もちろん2014年のW杯の舞台になるブラジルでの開催。

そして、その大会にアジア王者として出場する日本。
しかし、迎えた初戦の相手は開催国のブラジル。
ブラジルには去年ポーランドの地で0-4で敗れたばかり。
今回の試合で日本は成長した姿を見せることはできるのか。
そしてブラジルの本気を感じることはできるのか。

先に結果を述べてしまうが、0-3の完敗。
正直ブラジルとの差は埋まってなかった。
この試合日本はワントップに岡崎を入れて、岡崎と本田が低めなツートップとして並ぶ時間が長かった。おそらくディフェンス面を考えてのことだろう。
しかし、開始直後にネイマールにスーパーゴールを叩き込まれ、早くも予定が狂う。この時点で既に敗色濃厚。
香川、本田が前線で何とかキープするものの、攻撃の形をなかなか作れない。ボランチ、サイドバックの押し上げが遅く、攻撃が行き詰まる。
何より遠藤の不調が痛かった。パスミスを繰り返し、なかなかリズムが作れない。ここで遠藤を中村憲に変えてしまうのも一つの手ではあったが、ザッケローニに遠藤の復調を待つことを選択した。確かにこの時点で遠藤を変えるのはリスクがある。
しかし、それにしても最近の遠藤は調子が悪い。年齢から来るものか、J2のせいなのか。早く次のボランチを見つけなくてはならない。

その後、なんだかんだで遠藤のパスが繋がるようになり、何とかボールを回せるようになる日本。しかし、ブラジルのゴール前の守りが固く、チャンスはなかなか生まれない。

そんなことをしている内に前半が終わり、後半始まってすぐにパウリーニョにやられて、2点差。ネイマールといい、パウリーニョといい、去年の試合と同じメンバーにやられている日本代表。全く成長がない…。

そして清武を前田に変えて、本来の日本の形へ。それでも、なかなか効果的な形を作れず、特に後半は本田がブレーキ。本田に前半ほどの切れがなく、ボールを失う場面が増える。

しかし、ここでザッケローニは復調した遠藤に変えて、細貝の投入。変えるなら、間違いなく本田であるべきだった。ここで乾に変えて、本田の遅攻から香川と乾のカウンターに方向性を変えるべきだった。

このあとも相変わらず本田のミスが相次ぎ、なかなか攻撃の形が作れない日本。終了5分前になって、ようやく本田を乾に交代。しかし、この頃にはイラク戦の疲れか完全に足の止まる日本。本田の交代が20分遅かった。

そして試合終了間際にオスカルのスルーパスにジョーが合わせて、0-3。W杯本大会では絶対に失点の許されない時間帯。この得点差は絶対に許されない。特に吉田は簡単に裏をとられ過ぎ。あの時間帯はまず何より裏をケアすべき。


正直、何も得るものがなかったブラジル戦。
分かったことは日本とブラジルの差は埋まっていないということ。
そして、ザッケローニの采配の謎。本田の交代の遅さも気になったし、遠藤の交代のタイミングも謎だった。
さらに結果論ではあるが、やはりイラク戦に主力を使ったことが少なからずこの試合に響いた。明らかに後半はスタミナ切れ。ただでさえ実力差のある相手に体力で劣っては引き分けるのも難しい。コンフェデには勝ちにいくと言いながら、これでブラジルに臨むのは無理がある。本当にコンフェデを重要視したのだろうか。

次はイタリア戦。もう少し同点の時間帯を作れないと、強豪の本気を見ることなく、この大会が終わってしまう。まずは開始10分をしっかり乗りきろう。