まずはイタリア。今年はご存知の通り、ユベントスがいない。例のスキャンダルによって今シーズンはセリアBでスタートすることになった。よって残っている強豪はインテルとミランのみ。いまやローマに優勝できるだけの力があるとは思えないし、ラツィオやフィオレンティーナも同様だ。このミラノの一騎打ちを制するのはどちらか。明らかに優位に立っているのはインテルである。今オフにはヴィエラ、クレスポ、グロッソ、そしてイブラヒモビッチを補強した。前線にはイブラヒモビッチとアドリアーノが並ぶことになる。そして中盤の真ん中もヴィエラとカンビアッソが構える。魅力的な布陣だ。それに対して、ミランはシェフチェンコをチェルシーに放出。いまのところ前線に大物を加えることが出来ておらず、前線で頼れるのはジラルディーノとインザーギだけ。明らかに層が薄い。中盤もピルロの展開力とカカーの閃きに頼りすぎている感は否めず。今季は苦しい戦いが続きそうだ。それでも常勝軍団、優勝争いには絡んでくるだろう。しかしチーム力だけを見比べるとインテルが独走してもおかしくない。今年のセリアAはどこがインテルを止めるかが最大の注目となるだろう。
同じようにプレミアもチェルシーは強い。何しろ去年の最強布陣にシェフチェンコとバラックが加わったのだ。しかしシェフチェンコは良いにしても、バラックを加える必要は果たしてあったのだろうか。タイプとしては明らかにランパードと重なるし、エッシャンがベンチに追いやられることになる。しかも最終ラインはテリー、リカルド・カルバーリョ、ギャラス以外は頼れる人材がおらず、ロベルト・カルロスの獲得にも失敗した。アシュリー・コール加入が時間の問題といわれているが、層は中盤、前線と比べると間違いなく薄い。そんなチェルシーへの対抗馬がリバプールである。何しろ加入した選手が多い。カイト、ベラミー、ペナント、マルク・ゴンザレス、アウレリオが加わった。元々最終ラインの真ん中のヒーピアとキャラガー、そして中盤真ん中のシャビ・アロンソ、ジェラードは磐石だった。そこに新しい選手が加わった。前線にはクラウチやベラミー、カイトと相手にとって嫌な面子が揃った。サイドにもキューエルとルイス・ゴンザレスに加えて、ペナントとマルク・ゴンザレスといったタイプの違った選手が揃った。新しく入った選手が早く馴染めば、チェルシーより強いかもしれない。今季のリバプールからは目を離せない。それに対して今までプレミアを引っ張ってきたマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルに元気がない。マンチェスターはファン・ニステルローイの放出、ロイ・キーンの退団、ギッグスとスコールズの年齢による衰え。明らかに世代交代の時期に差し掛かっている。最終ラインは安定しているし、ルーニーやクリスティアーノ・ロナウド、そして今季加入したキャリックには期待できる。しかし、それだけだ。あと少なくても一人は優秀な選手を獲得したい。アーセナルもチームが変わる時期に差し掛かっているようだ。キャンベルの退団、ベルカンプの引退、ピレスの放出、去年の低迷。今こそ変わる時期ではないだろうか。マンチェスターと比べて、若い選手が育ってきているため、変革はスムーズに進むかもしれない。最終ラインはセンデロスの怪我があり、選手が定まっていない。アシュリー・コールのチェルシー移籍も近いと言われている。それに対して中盤はジウベルト・シウバとセスク・ファブレガス。サイドにはレジェス(レアル移籍か)とリュングベリ、フレブに今季からロシツキーが加わった。前線には今や世界一のストライカーのアンリが控える。それでも最終ラインの弱さはどうしようもない事実であり、中盤真ん中も層は薄い。攻撃もアンリ頼みは相手チームにもばれている。この二チームの優勝は難しいかもしれない。おそらく優勝はリバプールとチェルシーの争いになり、その後をアーセナル、マンチェスターの順で追うことになるだろう。
最後にリーガ・エスパニョーラ。優勝争いはバルセロナとレアルに限られている。巷ではバレンシアやアトレティコが面白いと言われているらしいが、強豪二チーム相手に優勝を争うほど強いとは思えない。それぞれビジャとモリエンテス、フェルナンド・トーレスとアグエロといった面白い前線を揃えているものの、それだけだ。それだけでは優勝することは出来ない。それではそのニチームに触れていこう。レアルは今季に賭ける意気込みは半端なものではない。ユベントスからエメルソンとカンナバーロを獲得し、更にマンチェスターからファン・ニステルローイを獲得した。これによってセンターラインが確立した。しかし問題はジダンの穴である。カカーの獲得は失敗に終わり、いまのところ代わりは見つかっていない。中盤は今のところだとフラットに並べて、左からラウール(ロビーニョ)、グティ、エメルソン、ベッカムという形になりそうだ。このジダンの穴がどうなるか、これが今年のレアルの鍵になりそうだ。それに対してバルサは完璧な体制。去年のメンバーからラーションが抜けただけで、代わりにグジョンセンを獲得した。さらにユベントスからテュラムとザンブロッタが加入し、穴は見つからない。メッシやイニエスタには更なる成長が見込めるだろう。もしバルサにとって問題があるとしたら、ロナウジーニョの怪我だけである。彼を欠くことで、バルサの攻撃は推進力を失う。それでもバルサが優勝に一番近い存在であることは間違いない。今年もバルサの独走を見る可能性は高さそうだ。
同じようにプレミアもチェルシーは強い。何しろ去年の最強布陣にシェフチェンコとバラックが加わったのだ。しかしシェフチェンコは良いにしても、バラックを加える必要は果たしてあったのだろうか。タイプとしては明らかにランパードと重なるし、エッシャンがベンチに追いやられることになる。しかも最終ラインはテリー、リカルド・カルバーリョ、ギャラス以外は頼れる人材がおらず、ロベルト・カルロスの獲得にも失敗した。アシュリー・コール加入が時間の問題といわれているが、層は中盤、前線と比べると間違いなく薄い。そんなチェルシーへの対抗馬がリバプールである。何しろ加入した選手が多い。カイト、ベラミー、ペナント、マルク・ゴンザレス、アウレリオが加わった。元々最終ラインの真ん中のヒーピアとキャラガー、そして中盤真ん中のシャビ・アロンソ、ジェラードは磐石だった。そこに新しい選手が加わった。前線にはクラウチやベラミー、カイトと相手にとって嫌な面子が揃った。サイドにもキューエルとルイス・ゴンザレスに加えて、ペナントとマルク・ゴンザレスといったタイプの違った選手が揃った。新しく入った選手が早く馴染めば、チェルシーより強いかもしれない。今季のリバプールからは目を離せない。それに対して今までプレミアを引っ張ってきたマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルに元気がない。マンチェスターはファン・ニステルローイの放出、ロイ・キーンの退団、ギッグスとスコールズの年齢による衰え。明らかに世代交代の時期に差し掛かっている。最終ラインは安定しているし、ルーニーやクリスティアーノ・ロナウド、そして今季加入したキャリックには期待できる。しかし、それだけだ。あと少なくても一人は優秀な選手を獲得したい。アーセナルもチームが変わる時期に差し掛かっているようだ。キャンベルの退団、ベルカンプの引退、ピレスの放出、去年の低迷。今こそ変わる時期ではないだろうか。マンチェスターと比べて、若い選手が育ってきているため、変革はスムーズに進むかもしれない。最終ラインはセンデロスの怪我があり、選手が定まっていない。アシュリー・コールのチェルシー移籍も近いと言われている。それに対して中盤はジウベルト・シウバとセスク・ファブレガス。サイドにはレジェス(レアル移籍か)とリュングベリ、フレブに今季からロシツキーが加わった。前線には今や世界一のストライカーのアンリが控える。それでも最終ラインの弱さはどうしようもない事実であり、中盤真ん中も層は薄い。攻撃もアンリ頼みは相手チームにもばれている。この二チームの優勝は難しいかもしれない。おそらく優勝はリバプールとチェルシーの争いになり、その後をアーセナル、マンチェスターの順で追うことになるだろう。
最後にリーガ・エスパニョーラ。優勝争いはバルセロナとレアルに限られている。巷ではバレンシアやアトレティコが面白いと言われているらしいが、強豪二チーム相手に優勝を争うほど強いとは思えない。それぞれビジャとモリエンテス、フェルナンド・トーレスとアグエロといった面白い前線を揃えているものの、それだけだ。それだけでは優勝することは出来ない。それではそのニチームに触れていこう。レアルは今季に賭ける意気込みは半端なものではない。ユベントスからエメルソンとカンナバーロを獲得し、更にマンチェスターからファン・ニステルローイを獲得した。これによってセンターラインが確立した。しかし問題はジダンの穴である。カカーの獲得は失敗に終わり、いまのところ代わりは見つかっていない。中盤は今のところだとフラットに並べて、左からラウール(ロビーニョ)、グティ、エメルソン、ベッカムという形になりそうだ。このジダンの穴がどうなるか、これが今年のレアルの鍵になりそうだ。それに対してバルサは完璧な体制。去年のメンバーからラーションが抜けただけで、代わりにグジョンセンを獲得した。さらにユベントスからテュラムとザンブロッタが加入し、穴は見つからない。メッシやイニエスタには更なる成長が見込めるだろう。もしバルサにとって問題があるとしたら、ロナウジーニョの怪我だけである。彼を欠くことで、バルサの攻撃は推進力を失う。それでもバルサが優勝に一番近い存在であることは間違いない。今年もバルサの独走を見る可能性は高さそうだ。