WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

NFCカンファレンス・ファイナル 49ers対ジャイアンツ

2012年01月31日 20時52分51秒 | Weblog
カンファレンス・ファイナルについて書こう、書こうと思っているうちに、
いつの間にかプロボウルになっていた。
ちなみにプロボウルについては、キャム・ニュートンにあの舞台はまだ早かったかな、という印象。
彼が出場した後半にNFCは失速し、AFCが勝利をおさめる結果となった。
もちろんダルトンにとっても、見せ場のない舞台ではあったが、来季また大きな成長を遂げて、
あの舞台に戻ってきてもらいたいものだ。


さぁ、そしてNFCカンファレンス・ファイナル。
第2シードの49ers対第4シードのジャイアンツ。
ここまで来て感じるのは、ジャイアンツの集中力の高さ。
ジャイアンツはレギュラーシーズン残り2戦の段階から負けられない試合が続いている。
一つでも負けていれば、そこで脱落が決まっていた。
しかし、そこからジェッツ、カウボーイズ、ファルコンズ、そしてパッカーズと強豪相手に4連勝。
楽に勝てる相手は一つもない。
そこを勝ち進んできたジャイアンツが今度は第2シードに挑戦する。

試合当日のサンフランシスコはあいにくの雨模様。
この雨という点から考えてみると、49ers優位と考えるべきだろう。
なぜなら、それぞれの特徴は、ランとディフェンスの49ersに対して、パスとパス・ラッシュのジャイアンツ。
雨の場合一番怖いのは、ボールが滑ることだ。
もちろんランの際にボールが滑る問題はあるものの、それは比較的小さな問題。
大きな問題は、パスを投げる際に滑ることと、キャッチの際に同じく滑ること。
そう考えると、この日はジャイアンツにとって厳しい試合になることは試合前から見えていた。

そしてこの試合優位に進めたのは、予想通りというべきか49ersだった。
まずRBゴアのランがある程度出た。その為、49ersは自分たちの戦い方をすることができた。
更にファースト・クウォーターのTEバーノン・デイビスへのTDパス。
この二つの武器が機能した。
自慢のディフェンスは前半こそ、相手QBマニングに好きなように投げられてしまったものの、
後半はラインの攻防で優位に立ち、相手のパス・オフェンスを押さえ込んだ。
対するジャイアンツは、ゴアのランを止めれず、バーノン・デイビスへのパスを止めれず、ディフェンスは良いところなし。
それでも接戦に持ち込めたのは、ディフェンス・ラインの奮闘に尽きる。
この頑張りで49ersのQBアレックス・スミスは思ったように投げることが出来なかった。

そして試合を決めたのは、ミスだった。
49ersのパントリターンの際のWRカイル・ウィリアムスの二度のミス。
この二度のミスが全て相手の得点に繋がってしまった。
まずフォース・クウォーターにパントを流そうとしたところ、自分の足に当たり、相手に攻撃権を与えてしまう。
これでジャイアンツが一時勝ち越しとなるTDを決める。
それでも49ersは踏ん張り、FGを決めて、延長戦へと持ち込む。
しかし、延長戦でウィリアムスがまたもリターンの際にファンブル。
このミスが相手のFGを生み、ここで試合は決した。

プレイオフに入ってから、スペシャル・チームのミスが相次ぐ。
テキサンズやセインツなど、ミスをしたチームは全て敗れ去った。
そして、今日の49ersも然りである。

あと一週間に迫ったスーパーボウル。
ミスをしたチームは負けを覚悟しなくてはならない。

AFCカンファレンス・ファイナル ペイトリオッツ対レイブンズ

2012年01月24日 23時19分51秒 | Weblog
AFCカンファレンス・ファイナル。
第1シードのペイトリオッツ対第2シードのレイブンズ。
順当に両チームが勝ち上がり、カンファレンス・ファイナルで対戦することになった。

いつも通り、結果を先に書くと23-20でペイトリオッツの勝利。
元々の対戦の構図として、オフェンスのペイトリオッツ対ディフェンスのレイブンズだったが、
思った以上にペイトリオッツのQBブレイディーが不調。
いい流れでオフェンスを展開することができない。
しかも最後にTEグロンカウスキーが負傷。
それに対して、レイブンズは試合序盤はなかなか流れが掴めなかったが、
すこしずつQBフラッコの調子が上がり、オフェンスにリズムが出始める。
しかし、それがただ単にペイトリオッツが止める気がないだけ。
ペイトリオッツのディフェンスは、RBレイ・ライスのランを徹底的に止めに来た。
そのかいもあって、レイ・ライスのランは67ヤード止まり。
それでも、流れはレイブンズにあった。
実際最後にレイブンズは逆転TDのチャンスを獲得し、
32ヤードのFGを失敗していなければ、試合は延長戦に突入していた。

ペイトリオッツの勝因はディフェンスにあった。
まず、レイ・ライスのランを抑えたこと。
そして、第3クウォーターにレイブンズが17-16とリードし、
さらにここでペイトリオッツが自陣ゴールまでファンブルしたい際に、相手の攻撃をFGに抑えたこと。
この攻撃でTDを奪われていたら、結果は違ったものになっていたかもしれない。


何とかスーパーボールまで駒を進めたわけだが、
このままではロンバルディ・トロフィーを獲得するのは難しい。
まずはQBブレイディーを中心としたハイパー・オフェンスを取り戻すこと。
そして今年批判され続けているディフェンス陣がカンファレンス・ファイナルと同様に相手のランをしっかりと抑えること。
そしてパスのディフェンスでもロング・パスだけは避けたいところだ。

意外な気もするが、ペイトリオッツにとって2007年以来のスーパーボール。
ベテランの域に差し掛かってきたブレイディーにとっても、ここはなんとか優勝したいところ。
そのためにもカンファレンス・ファイナルで負傷したグロンカウスキーらが復帰して臨みたいところだ。

把瑠都の優勝について

2012年01月22日 17時59分31秒 | Weblog
2012年初場所、把瑠都が初優勝を果たした。
千秋楽、白鵬には勝てなかったものの、14勝1敗の優勝は見事である。

これで来場所把瑠都が優勝するようなら、横綱昇進も可能性大だ。
今場所の稀勢の里との一番では立ち会いで変化をし、内容を問われたものの、
それでも二場所連続優勝なら、横綱昇進は間違いない。
では、その可能性はどれぐらいあるのか。
可能性は低いと言わざるを得ない。
なぜなら、白鵬が二場所連続して優勝できないとは考え難い。
今場所では鶴竜、日馬富士、琴欧洲に破れ、12勝3敗。
日馬富士は立会いの変化だったとはいえ、白鵬としては、自分が許せないことだろう。
来場所の白鵬は本気で全勝優勝を狙ってくるはずだ。

千秋楽の白鵬と把瑠都の一番で更に鮮明になったが、
未だに白鵬と把瑠都の間には大きな力の差がある。
この差を詰めるのは、そう簡単なことではない。
バルトには貴乃花に対抗した曙のような横綱になって欲しいものだ。

都道府県対抗男子駅伝について

2012年01月22日 17時28分06秒 | Weblog
今日、広島にて都道府県対抗男子駅伝が行われた。
結果を先に書いてしまうが、優勝したのは兵庫県だった。
この大会を見ていると、約二十日前の箱根駅伝で見た顔がたくさん走っている。

この駅伝は全7区間で行われるが、この中で大学生、社会人が走って良い区間は二区間しかない。
第3区と最終の第7区である。
まず、3区を見ていて思ったのが、早稲田たくさんいるなぁ、ということだった。
トップを走る兵庫の志方に、追いかけてくる愛知の三田。
更に佐々木も走っている姿を確認することができた。
ちなみに矢澤と井上もも走っていたということで、この区間に早稲田だけで5人。
更に駒澤の村山や撹上が走る姿も映されていた。
青学の出岐も走っていたということで、これも少し見てみたかった。


そして7区では箱根を制した東洋大のメンバーが多かった。
先頭を争った大津に、設楽悠、山本憲、市川、西山とこちらも5人。
特に大津は社会人相手に立派な走りを見せ、来年の箱根までにエースに成長する可能性を感じさせた。
他に駒澤の窪田や国士大の伊藤は上位でゴールインしていた。

最後に大会を盛り上げたのも、元早稲田のエースの竹澤と、元駒大エースの宇賀地。
最終的には区間賞を受賞した竹澤が優勝を手にしたものの、
11位から猛然と追い上げた宇賀地の走りも見事だった。

柏原は故障があり出場できなかったものの、箱根を走ったメンバーが大きく盛り上げた駅伝だった。
箱根を通じて、世界に大きく翔いて欲しいものである。

NFLプレイオフ ここまでについて

2012年01月21日 22時09分26秒 | Weblog
NFLもディビジョナル・プレイオフまで終わり、
残すはカンファレンス・ファイナル2試合と、スーパーボール1試合のみ。
もちろんプロボウルもまだ行われていないのだが、
もうNFLシーズンも終わりを迎えようとしている。
そこでここまでのプレイオフについて少し。

今シーズンは特別な記録が生まれた。
シーズン最多パス獲得ヤードである。
元々の記録はダン・マリーノの5084ヤード。
今まで5000ヤードを超えた選手もマリーノとブリーズしかいなかった。
それを今季だけで5000ヤードを超えた選手が3人。
しかもブリーズとブレイディーは従来記録を超えて、
それぞれ5476ヤード、5235ヤードを記録した。
スタッフォードも5000ヤードを超えて、記録的なシーズンとなった。
ちなみにイーライ・マニングも4900ヤードを超えて、
1試合欠場したロジャースも4600ヤードを超えていた。
今年は、稀に見るパスのシーズンとなった。

そして、その5人に引きられたチームはプレイオフに進出した。
しかしディビジョナル・プレイオフを終えて、
ブリーズ率いるセインツ、スタッフォード率いるライオンズ、
更にロジャース率いる昨年の王者パッカーズも敗れ去り、
残ったのはブレイディー率いるペイトリオッツと、
マニング率いるジャイアンツのみ。
この2チームから優勝チームは出るのだろうか。

ちなみに他に残っているレイブンズと49ersは、
守備とランに特徴のあるチーム。
AFC、NFCのカンファレンス・ファイナルは共にパス対ランの構図になった。
どちらが勝利するのだろうか。
(らだジャイアンツはランも驚異であり、唯一のバランス型チームとも言える)

今オフでの日本人プロ野球選手のメジャーリーグへの移籍について

2012年01月21日 21時35分07秒 | Weblog
今日、ダルビッシュの入団会見が開かれ、
日本人プロ野球選手のメジャー移籍も一段落となった。
このオフでメジャーリーグへの移籍を決めた選手は、
ヤクルトの青木、ソフトバンクの和田、川崎、楽天の岩隈、日本ハムのダルビッシュといったところか。
この内、FAでの移籍が和田、川崎、岩隈。
ポスティングが青木、ダルビッシュということになる。
西武の中島については、ポスティングでヤンキースが交渉権を獲得したものの、
契約はまとまらなかった。大変残念な結果になったが、来年FAで好きな球団に移籍してもらいたい。

今オフでの移籍で明らかになったのが、
日本人選手の評価の低下だった。
ダルビッシュ以外については、明らかに低い年棒に抑えられた。
最近メジャーに移籍した選手があまり活躍していないので信頼されていないのだろう。
去年メジャーで活躍したと言える日本人選手は、
斎藤隆、上原、イチロー、松井秀、高橋尚、黒田といったところか。これに建山、福留を加えても良いだろう。
こう挙げてみると、意外と多いが、それでもメジャーリーグ全体で目立つほど活躍した選手はいなかった。
それぞれが良くもなく悪くもない妥当な成績を挙げたに過ぎない。
逆に活躍出来なかった選手は、西岡、井川、松坂、五十嵐、田澤。
この成績を見て言えることは、今のメジャーにスーパースターと言える日本人選手はいない。
去年まではイチローが唯一そんな存在だった。
更に松坂にしても、そんな可能性を秘めていた。
しかし、昨季イチローは初めて200本安打に届かず、打率も3割を切った。
松坂は手術を受け、今季の前半戦の当番すら怪しい。
このまま、日本人選手の評価は低下し続けてしまうのだろうか。

その鍵を握るのが、ダルビッシュだろう。
彼はレンジャースのエースになれる実力の持ち主だ。
あとは適応力。メジャーのマウンド、登板ローテ、住居など環境に適応できるかで成績が決まる。
彼が活躍すれば、日本人の評価がこれ以上低くなることは考えにくい。
少なくとも投手については、もう下がることはなくなるだろう。
そして、ダルビッシュ以外の4選手も注目しなくてはいけない。

まず川崎はマリナーズからキャンプ招待選手としての扱いをされている。
これはプロ野球で結果を残している川崎にとって屈辱的な扱いだが、それでも頑張ろうというのに川崎らしさを感じる。
もともとプレーだけでなく、練習態度やキャプテンシーも評価されていた選手。
そんな彼がメジャーでどのような評価をされるのか楽しみである。
更に青木。
イチローの次に安打を打つのが上手い日本人選手である。
個人的には十分メジャーでも3割を打てる実力の持ち主だと思うが、どうだろう。
芝の違いに苦しんだ西岡や松井稼と違って、外野手というのもプラスに働くかもしれない。

そして個人的に一番興味があるのが、和田と岩隈。
それぞれソフトバンク、楽天のエースとして活躍していた選手である。
過去メジャーに渡った選手の中では黒田、石井一、井川と同格の投手である。
この中で黒田は先発として踏ん張り、石井一も先発で活躍した。
井川は入団した球団が悪かったこともあり、未だに活躍できずにいる。
果たして和田と岩隈は黒田、石井一のように活躍できるのか。
最低でも二桁勝ち星を目指してもらいたい。

今季メジャーに渡った5人の選手から目が離せない。

NFCディビジョナル・プレイオフ パッカーズ対ジャイアンツ

2012年01月20日 23時19分50秒 | Weblog
NFCディビジョナル・プレイオフ。
第1シードのパッカーズ対第4シードのジャイアンツ。
もちろん、本命はパッカーズ。
しかし、ジャイアンツには、シーズン終了間際から
ジェッツ、カウボーイズ、ファルコンズと強豪を続けて破ってきた勢いがある。


結果は37-20でジャイアンツの勝利。
常に先手をとったジャイアンツがそのままパッカーズを押し切った。
しかし、パッカーズにチャンスが無かったわけではない。
3-10から審判の誤審のおかげもあり、10-10に追いついた時には明らかにパッカーズに流れがあった。
そして、この次の得点を奪ったチームが流れを掴むのは誰が見ていても明らかだった。

しかし、ここでパッカーズはなぜかオンサイドキックを選び、失敗。
横綱であるのだから、横綱相撲を見せて欲しかった。
それでも、パッカーズはこの後のジャイアンツのFGをブロック、またもや流れを引き寄せる。
しかし、ここでパッカーズのレシーバーがドロップを繰り返し、攻撃権をジャイアンツに譲ってしまう。
寒さのせいか、1週空いたせいか、レシーバーにキレがない。
ただ、ジャイアンツもここでパッカーズに付き合ってしまう。
なんとプレイオフ絶好調のQBマニングのパスがインターセプトされ、攻撃権はパッカーズへ。
そろそろパッカーズの本来のプレーが見れるかと思いきや、すぐにFBクーンがファンブルロスト。
ここでジャイアンツがやっとFGを決めて、10-10の均衡からついにリードを奪ったのはジャイアンツ。
しかも前半最後のヘイルメアリーを成功させ、20-10と点差が10点に開いたところで、ほぼ試合は決まった。

それでも後半20-13に迫り、攻撃権をとったところまでは、さすがパッカーズだった。
しかし、最後はフォースダウン・ギャンブルに挑戦したところを、
後半になって牙をむき始めたジャイアンツのパスラッシュの餌食になり、パッカーズの流れは潰えた。
その後、ジャイアンツがFGを決め、その後パッカーズのRBグラントがファンブルし、すぐにジャイアンツがTDパスを成功。
さすがにパッカーズにもうチャンスは回ってこなかった。

パッカーズとしては、シーズンのピークをプレイオフに合わせられなかった。
シーズン序盤から中盤にかけてが、一番充実していた。
それに対して、ジャイアンツは怪我人が戻ってきて、今がピーク。
この差が大きく出た。

ジャイアンツは見ていて、タレントが充実している。
QBマニングは言うことがなく、レシーバーも充実。
元々のエースWRニックスに続き、今季クルーズが成長。
二人のエースがいることで、相手のマークを分散することができる。
この日もクルーズにパッカーズのCBウッドソンが付いたことで、ニックス中心のオフェンスだった。
その他のWRマニンガムや、TEのバラード、ベッカムもキャッチが上手い。
このパス攻撃を潰すには、オフェンスラインを潰すしかない。
ラン攻撃もシーズン中はNFL最下位だったが、シーズン中なかなかRBのブラッドショーとジェイコブスが揃わなかった。
二人揃うことで、このコンビは初めて強さを発揮する。
この試合も決してラン攻撃が良かった訳ではないが、それでも二人合わせて平均4ヤード出し、
最後のTDは二人でとったのだから大したものである。

カンファレンス・ファイナルは49ersとの対戦。
ディフェンスとラン攻撃に特長のある49ersに対して、
バランスのとれた攻撃をするジャイアンツ。
鍵を握るのは、お互いディフェンスだろう。
ジャイアンツとしてはランを止めて、なるべく49ersにパスを選択させたい。
QBアレックス・スミスにQBロジャースほどの怖さはない。
対する49ersとしては、相手のオフェンスラインにプレッシャーをかけると共に、
ビッグプレーを狙いたい。
点の取り合いならジャイアンツ優位、49ersとしては20点以内の争いに持ち込みたい。

AFCディビジョナル・プレイオフ  レイブンズ対テキサンズ

2012年01月18日 21時35分27秒 | Weblog
AFCディビジョナル・プレイオフ。
第2シードのレイブンズ対第3シードのテキサンズ。
ベンガルズを破ったテキサンズが、鉄壁ディフェンスのレイブンズに挑戦する構図。
どちらもディフェンスに特長があり、良いRBが攻撃を引っ張る。
逆にパス攻撃はあまり期待できない。
舞台はもちろんバルティモア。


結果は20-13でレイブンズが白星を手にした。
しかし、らしさを見せていたのはテキサンズの方だった。
相手のエースRBレイ・ライスのラン攻撃を60ヤードに抑え、
QBフラッコにプレッシャーをかけ続けた。
逆にレイブンズは相手RBフォスターに130ヤードを超えるランを許し、
前半にレシーバーがドロップを繰り返したことでQBフラッコを勢いに乗せることができなかった。

それでも、レイブンズが勝利することができたのは、
テキサンズのミスのおかげだ。
パントリターンの際にジョーンズが落球し、そこからレイブンズが先制TDをあげる。
更にテキサンズのルーキーQBイエーツのパスをインターセプトし、TD。
この第1クウォーターの14点の貯金を有効に使って、レイブンズは優位に試合を進めた。
テキサンズが追いついてくると、インターセプトを奪い、テキサンズは流れを掴むことは出来なかった。

テキサンズとしては、やはりQBイエーツの若さが出てしまった。
エースQBのショーブがいれば、結果は違ったはずだ。
パスを繋げなかったフラッコがTDパス2本、インターセプト0に対して、
イエーツはTDパス0本、インターセプト3。
これを糧に大きく成長してくれれば良いが…。


レイブンズはカンファレンス・ファイナルでペイトリオッツと対戦する。
このままでは、厳しいのは目に見えている。
まずはしっかりとペイトリオッツのランを止めた上で、
ウェブとリード中心にインターセプトを狙っていくこと。
逆にオフェンスでは、今日のようにランが出ないようでは勝機はない。
ラン中心に、フラッコのパスを挟みながら、粘り強くファースト・ダウンを重ねていきたい。
それでも鍵になるのは、インターセプトだろう。
インターセプトがこの日のように3本以上出るようであれば、自ずと白星は転がってくるだろう。



AFCディビジョナル・プレイオフ  ペイトリオッツ対ブロンコス

2012年01月17日 22時58分34秒 | Weblog
AFCディビジョナル・プレイオフ。
第1シードのペイトリオッツ対第4シードのブロンコス。

圧勝。
正に圧勝だった。
ペイトリオッツが完勝した。
45-10。

ブロンコスはスティーラーズしてに記憶に残る勝ち方をして、
ペイトリオッツ相手に記録に残る負け方をした。
ペイトリオッツのQBブレイディーは前半に5TDパスを通して、ハーフの最多TDパスの記録を樹立。
1試合を通してのTDパス6本もタイ記録。
ちなみにTEグロンカウスキーの3TDパスキャッチもタイ記録となった。

ペイトリオッツはブロンコスに対して完璧な戦いぶりを見せた。
ブロンコスのQBティーボウを相手にする場合、してはいけないことが相手にリードを許すこと。
そのリードがティーボウに余裕を与え、パスにランに活躍する。
逆にリードを奪い、それをある程度拡げると、プレーの精度は著しく落ちる。
ペイトリオッツは前半に大きくリードを奪ったことで、相手にチャンスを与えなかった。

更にラインの勝負でペイトリオッツが優位に立ったことも大きかった。
オフェンスでは、その差がペイトリオッツにラン攻撃を産み、
逆にディフェンスではティーボウにプレッシャーをかけ続けた。
この試合を通して、ペイトリオッツのラインがブロンコスに当たり負けしているシーンはほとんど無かった。


ついにカンファレンス・チャンスに駒を進めたペイトリオッツ。
しかし、それも当たり前と言えば当たり前。
なぜなら、今シーズンはペイトリオッツにとって、大きなチャンスとも言えるシーズンだからである。
AFCの最大のライバルであるQBペイトン・マニングが率いるコルツが、マニングの首の故障により、まさかの不振。
最大のライバルが早々と消える。
更に昨季、プレイオフで敗れ、意外とプレイオフで苦手な感のあるジェッツも、QBサンチェスの相変わらずの低飛行により姿を消した。
そして、QBロスリスバーガーの粘り強さと共に毎年ペイトリオッツを苦しめるスティーラーズも、
満身創痍なチーム状況の中で、伏兵ブロンコスに脚をすくわれた。
ついでにいってしまうと、マニングのいないAFCで唯一パス・ゲームを展開することが出来たQBショーブ率いるテキサンズも、
QBショーブが負傷。プレイオフに駒を進めているものの、いつもの怖さはない。
そしてレイブンズ。このチームだけが唯一ペイトリオッツの相手になりうる。
しかしQBフラッコが不安定で、RBレイ・ライスのランが止まれば、オフェンスは手詰まりとなる。
こんな状況を考えれば、間違いなくペイトリオッツにとって今季はチャンスなのである。
なんとしてもスーパーボール出場したいところだ。

NFCディビジョナル・プレイオフ セインツ対49ers

2012年01月16日 23時23分24秒 | Weblog
NFCディビジョナル・プレイオフ。
第2シードの49ers対第3シードのセインツ。
シード順では、上に立つのが49ersだが、戦力的に上に立つのはセインツ。
そんな下馬評だった。

白星を手にしたのは49ers。
いや、セインツが負けた。
嫌になるほど強かったセインツが敗れたのである。
驚いた。

結果的に大きかったのが、セインツの試合開始後すぐのドライブでの、
エースRBピエール・トーマスの負傷退場。
トーマスがいなくなり、RBはスプロールズに頼る部分が大きくなった。(アイボリーはレベル的に…ね)
しかし、スプロールズはリターンもし、ただでさえ背負うものが多い。
そしてあまりにも重いものを背負ったスプロールズはミスをした。

個人的にはトーマスの負傷につながるプレーは、
ヘルメット・トゥ・ヘルメットの反則だったと思う。
それがターンオーバーになってしまったのだから、セインツは気の毒だ。
あそこでTD、最低でもFGを奪えれば、セインツの普段の先行逃げ切りパターンに持って行けたはずだ。
そこで点をとれず、逆に先制TDを許したことでセインツは慌てた。
そこから17点リードを奪われる。
それでも、第2シード相手に逆転できたのは、やはりセインツの底力。
しかし、最後にRBトーマスの不在が響いた。

元々セインツはパスのチームではあるが、そのパスはランがあってこそ成り立つ。
ランでいつでも稼げますよ、と思わせることで、パスの驚異が増す。
そのランを担っていたのがスプロールズとトーマスだった。(あとは怪我で出場できなかったイングラム)
しかし、トーマスが欠けたことで、ランの的は絞られ、パスの驚異は薄れた。
さらに致命的だったのが、ランで稼げないことで、タイム・マネージメントが出来なくなった。
タイム・マネージメントが出来ず、セインツは2度逆転した後に、
相手が攻撃できる時間を残してしまった。
ランが機能していれば、うまく時間を潰すことが出来ていただろう。
今年はパスを中心として、とてつもない強さを見せたセインツがRBの負傷から敗れてしまったのは、
アメリカン・フットボールん奥の深さを感じさせてくれた。


もちろん、この試合49ersが良かったのも事実だ。
スペシャルチームは見事な働きをした。
しかし、自慢のディフェンス陣はセインツに32点も奪われた。
ワイルドカード・プレイオフが終わり、対戦カードが決まった際に、
49ersは30点以下にセインツの攻撃を抑えなければ、勝ち目はないと書いた。
しかし30点以上奪われても、49ersは白星を手にした。
勝因はQBアレックス・スミスである。彼の調子がとにかく良かった。
安定してパスを通して、チームを勝利に導いた。
彼は3本のTDパスを通し、TDランも記録した。

しかし、QBスミスの評価は低い。なぜなら、彼には波がある。
パスを通す日もあれば、全然パスが通らない日もある。
次の試合で、彼の調子が良いとは限らない。
それでも今日の彼を見る限り、期待をしても良いだろう。
そんな活躍をこの日、QBアレックス・スミスは見せてくれた。