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サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

W杯欧州予選 組み合わせ決まる

2007年11月27日 18時46分02秒 | Weblog
2010年南アフリカW杯を目指した予選の組み合わせが決まった。日本はバーレーン、オマーン、タイと見慣れた国が対戦相手と決まり、この中から上位二カ国が最終予選に駒を進めることになる。まぁ日本の実力を考えたら最終予選へ進出するのは間違いないだろう。それにしてもオーストラリアは気の毒だ。なんと中国、イラクと同じグループに組み込まれた。アジアの厳しさを知ることになるかもしれない。南米はほぼ間違いなくブラジルとアルゼンチンが出場権を手にするだろう。そして一番厳しいといわれるのが欧州予選。強豪国がひしめき合い、どの国が出場権を手にしてもおかしくない。欧州予選は9つのグループに分かれ、一位は無条件で出場権を獲得。グループ二位になっても、二位の9つの国の内上位8国に入れば、プレーオフに進出でき、そのプレーオフを制したチームも出場権を獲得する。つまりグループ1位の9カ国と、プレーオフを制した4カ国、併せて13カ国が出場権を手にすることができる。それぞれのグループの組み合わせを見ながら、欧州予選の中から出場権を手にするチームを考察してみよう。

グループ1はすでに死のグループと呼ばれている。なぜならポルトガル、スウェーデン、デンマークと強豪が参加国も組み込まれた。ハンガリーも決して侮れない。ただやはり実力が抜けているのはポルトガルとスウェーデン。ポルトガルにはデコやクリスティアーノ・ロナウドなどタレントが揃っている。しかし唯一の不安が前線。フォワードに頼れる存在がいない。そんなポルトガルに対して前線に怪物がいるのがスウェーデン。イブラヒボビッチという大エースがいる。ただチーム力を比べるとポルトガルが若干上といったところだろうか。デンマークは一時期のトマソンやロンメダール、ヨルゲンセンらサイド攻撃が充実していた時と比べると、ランクは一つか二つは落ちた。死のグループと呼ばれているが、一位ポルトガル、二位スウェーデンとなる可能性は高い。

グループ2は逆に大本命のいないグループとなった。その中でも出場権を争うことになるであろう国はギリシャ、イスラエル、スイス、ラトビアといったところか。ギリシャはユーロ2004を制した国ではあるものの、絶対的な力はない。ドイツW杯で旋風を巻き起こしたスイスの方が実力としては上かも知れない。共に堅守からカウンターを狙うチーム。イスラエルとラトビアは上位二カ国が星を潰し合うようであれば、可能性が出てくるだろう。ただやはり上位二カ国はギリシャとスイスだろう。その中でも組織だった攻撃ができるスイスが一位になる可能性が高い。ギリシャは二位抜けになりそうだ。

グループ3はチェコにとって思い描いたようなグループになった。ポーランド、スロバキア、スロベニアは侮れるチームではないものの、実力的には明らかにチェコより劣る。チェコはネドベドが代表引退したものの、ロシツキーやコラーなどが残り、このグループなら問題なく一位抜けしそうだ。二位に入るだろうはポーランド。ユーロ2008の予選でも好調をキープしていた。スロバキアやスロベニアはポーランドと星を潰し合って、何とかプレーオフを狙いたい。

4組も強豪らしい強豪はドイツだけ。ロシア、フィンランド、ウェールズといるものの、ここもグループ3と同様にドイツの予選一位抜けの可能性は高い。ドイツは自国でW杯を開催して以来安定した強さを見せ、ユーロ2008、そして南アW杯では優勝候補に挙げられるだろう。それだけの強さを兼ね備えている。二位争いもロシアが頭一つ抜けている。フィンランドやウェールズも決して力がない訳ではないが、安定した強さはなく、取りこぼしをする可能性が高い。それに対してロシアは取りこぼしが少なく、二位抜けする可能性が高い。

5組もなかなか厳しい組み合わせとなった。スペインが第一シードだが、トルコ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナも骨のあるチームだ。トルコはホームに独特な雰囲気があり、ベルギーやボスニア・ヘルツェゴビナは大きな体を生かした堅守を特徴とする。スペインの特徴が華麗なパスワークや内弁慶であることを考えると、決して楽な組み合わせではない。しかもスペインはよく予選でもたつくのが、まるで伝統のようになっている。ただ現在の欧州で若手が一番伸びているのもスペインである。セスクやイニエスタ、シルバら得点力のある中盤が揃い、前線にもフェルナンド・トーレスやビージャが控える。予選でもたついたとしても、やはりスペインは強そうだ。そして二位抜けを争うであろうはトルコとベルギー。ただ最近のトルコはどうも勝負弱い。勝ちきれないのだ。それに対してベルギーはある程度勝ち点が計算できる。二位抜けはベルギーになるかもしれない。

この6組こそが一番評判の高い「死のグループ」である。何しろクロアチア、イングランド、そしてウクライナが組み込まれた。イングランドはユーロ2008の予選でクロアチアに敗れ、出場権を逃した。その悔しさは相当のものだろう。当然タレントを比べると、イングランドが優位に立っているのは間違いない。ルーニーやジェラード、テリーなどワールドクラスのタレントが揃う。しかしベッカムやスコールズ、昔のオーウェンのような試合を決めることが出来る選手が減ったのも事実である。このことが今回のユーロ予選敗退に繋がった。今のイングランドは上手くても、強さはない。それに対して今回のユーロ予選で強さを見せたのがクロアチアだ。タレントはイングランドと比べるまでもない。ただ勝負強く、取りこぼしが少ない。そしてウクライナはシェフチェンコやボローニンのような前線のタレントが揃っている。ただこの三カ国を純粋に比べるとイングランドが頭一つ抜けている。そして二位争いはクロアチアとウクライナによって繰り広げられるだろう。ただ旧ユーゴのような強さのあるクロアチアが一歩優位だろう。ウクライナは厳しい戦いを強いられるだろう。

グループ7も決して一筋縄ではいきそうもない。フランス、セルビア、ルーマニア、どこも弱くないチーム。確かにフランスは一見優位そうに見える。ただ今のフランスはそこまで強くない。前線のアンリやトレセゲ、アネルカがチームにフィットしているとは言い難く、得点力がない。そして中盤のリベリーやナスリの経験不足は否めない。フランスに絶対的な強さはない。対するセルビアやルーマニアはそんなフランスの弱さにつけこめる上手さがある。特にルーマニアは攻守の要がムトゥ、キブとしっかりしている。今回のユーロ予選もグループを一位抜けした。対するフランスは予選で苦戦した。今の勢いを考えれば一位抜けはルーマニア、二位抜けをフランスとセルビアで争い、フランスが二位抜けするだろう。

グループ8はイタリア、ブルガリア、アイルランドの争い。イタリアもトッティとネスタが代表引退し、世代交代が上手く進んでいない。チームの中心となるべきは誰なのか、そこがよく分らない。ただ中盤のミラン・コンビのピルロとガットゥーゾの活躍で何とか勝ちを拾っている。ブルガリアは未だにベルバトフ頼りのところはあるが、それでも侮れるチームではない。ただ今季はベルバトフの調子が上がってこない。アイルランドも昔のロイ・キーンがいた頃と比べるとチーム力はダウンした。つまりこの三カ国はすべて最近調子が悪い。全てのチームが調子悪いとなれば、タレントが揃うイタリアが優位だ。一位抜けする可能性が高い。二位争いはベルバトフ次第でもあるが、ブルガリアを挙げておこう。

そして最後にグループ9。ここはオランダ、スコットランド、そしてノルウェーの争い。スコットランドはユーロ予選でフランスとイタリアを同組に組み込まれながら、最後の最後まで出場権を争った。ただそのスコットランドにしてもオランダを上回るだけの実力はない。オランダにはエースのファン・ニステルローイ、そして中盤にファン・デル・ファールト、ロッペン、スナイデルは控える。オランダの一位抜けの可能性が高い。二位抜けはスコットランドとノルウェーの争いになりそうだが、勢いに乗るスコットランドが優位だろう。

最後にまとめてみると、一位抜けして出場権を獲得しそうなのは、ポルトガル、スイス、チェコ、ドイツ、スペイン、イングランド、ルーマニア、イタリア、オランダ。二位抜けはスウェーデン、ギリシャ、ポーランド、ロシア、ベルギー、クロアチア、フランス、ブルガリア、スコットランドといったところか。このうち8カ国がプレーオフに進み、勝った四カ国が出場権を手にすることになる。その出場権を獲得するであろうは、スウェーデン、フランス、ギリシャ、クロアチアといったところだろうか。ただプレーオフは組み合わせにもよるため、確実なことは言えない。優勝候補と言えるのはドイツ、スペイン、イタリアといったところだろうか。ただまだ三年も先のこと。

NBA開幕、ってことで今季の順位予想

2007年11月08日 15時53分20秒 | Weblog
ついに2007-2008シーズンのNBAが開幕した。昨シーズンはスパーズとキャバリアーズのファイナルの末、スパーズが二年ぶりの栄冠に輝いた。そしてその後のオフ・シーズンではセルティックスの大補強が話題になった。果たして開幕した今シーズン、どのようなことが起こるのだろう。まだ開幕して3試合程度終わっただけだが、今季の成績を予想してみよう。

まずはイースタン・カンファレンス。当然今季のすでに行われた3試合の結果も大切なわけだが、それを関係なしにしても、まずプレイオフ進出は間違いないだろうというチームが幾つかある。まず、デトロイト・ピストンズ。このチームのプレイオフ進出は間違いない。ビラップス、ハミルトン、プリンス、ラシード・ウォラス、そしてウェバーの代わりのマキシエルと、去年とほぼ同じメンバーが並んでいる。おそらくここ何年かと同じように50勝近くあげ、プレイオフに進出することだろう。さらにクリーブランド・キャバリアーズもまず間違いない。去年はファイナルに進み、その原動力であるレブロンがいる限り、キャバリアーズは強い。イルゴースカスやグッデン、ヒューズら脇役の活躍がプレイオフの鍵になるだろう。今季の成績は1勝2敗と負け越しているものの、2敗はNBAの三強とも言えるサンズとマーベリックスに敗れたもの。心配する必要はないだろう。まずこの2チームが頭一つ抜けた存在である。
そしてこの2チームを王第二集団がセルティックス、ラプターズ、ネッツといったところだろうか。セルティックスは前述した通り、このオフに最高の補強をした。今までピアース一人頼りだったチームにガーネットとアレンが加入した。このオールスター級選手3人が揃ったことで、セルティックスはBIG3のチームとなった。今季の注目度ナンバーワンのチームだ。開幕戦ではウィザースに早くも勝利を収め、去年より強いことを証明した。ただウィザースはスリーポイントを全て外すなど本調子では無かったし、何よりエースのアリーナスに切れが無かった。しかし二戦目のラプターズは本調子のチームだった。そのチームに勝ったことは価値がある。ガーネット、ピアース、アレンと並ぶことで、相手はダブルチームをしにくく、3人のうち1人はマークが空く。セルティックスは今年イースタンだけでなく、NBAのダークホースとなりそうだ。マーベリックスやサンズ、スパーズといった強豪チームとの対戦が楽しみだ。そしてラプターズは去年プレイオフに出場した経験から去年よりも良い成績を残すのではないだろうか。フォードやバルニャーニ、そしてエースのボッシュらメンバーが残り、更にカポーノやデルフィノが加入した。プレイオフには出場してきそうだ。そして同様にネッツも去年のメンバーが残った。カーター、キッド、ジェファーソンの元BIG3とクリスティッチ。この4人だけでかなり強力だ。特に去年怪我でシーズンの大半を棒に振ったジェファーソンとクリスティッチが復活したのは大きい。この4人が万全の体調ならプレイオフ出場は堅い。
さぁ上記の5チームがプレイオフ出場の可能性が高いとなると、残る枠は3つ。しかし、第三集団の中から既に一枠を獲得しそうな勢いのある、そして実力もあるチームが出てきた。そのチームの名前はマジック。去年もプレイオフに出場しているチームだが、去年の勢いはどこか安定感に欠けるようなものだった。しかし、このオフにヒルを放出し、ルイスを獲得した。このルイスと去年からチームの軸であるハワード、さらにシューターのターコルーこの三人がチームの中心となって今季もプレイオフに出場しそうな勢いだ。このマジックの勢いが続くようであれば、残る枠は二つ。
そしてその枠を争うのは二つの種類のチームということになる。元々潜在能力が高いチームと、現在調子がよく、このままの勢いで突っ走りそうなチーム。前者はヒート、ウィザース、ブルズそして後者はボブキャッツ、ペイサーズ、ホークスということになる。まずはヒート。一昨年NBAチャンピオンに輝き、去年もプレイオフに進出した。しかし、去年のシーズンの途中からエースのウェイドが怪我で戦線を離脱している。それは今シーズンになっても続いている。未だにチームにはシャックが残っているものの、もう既にシャックには絶対的な力は無い。今季は開幕後三連敗と波に乗れていない。ウェイドが帰ってくるまで、どれだけ奮闘できるかが鍵となる。ウィザースは去年プレイオフに進出したものの、プレイオフを前にアリーナスとバトラーが怪我、BIG3の内ジェイミソンしか残っていなかったチームはプレイオフで砕け散った。しかし今季は開幕から3人とも出場している。しかし、明らかに去年のような輝きはない。特にアリーナスの不調は大きい。元々BIG3の中でもエースはアリーナスだった。アリーナスにマークが集中することによって、バトラーやジェイミソンのマークが空き、得点するのがウィザースのパターンだったのだ。ウィザースもここまで3連敗。アリーナスの復調が待たれる。そしてもう一チームがブルズ。こちらも3連敗。しかもネッツを除いてそこまで強くないチームに対しての連敗。去年の勢いは感じられない。チームにはハインリックやゴードン、デングら核となる選手が残り、今季も期待されていた。シーズン前にコービーの移籍話があがった影響だろうか。本来の戦いぶりを取り戻さなくてはならない。
それに対して今季周囲を驚かすほど好調なチームがボブキャッツ。去年は散々な結果に終わったが、今年は開幕2連勝。チームには去年チームにジェイソン・リチャードソンが加わり、チームに核ができた。そこに去年からチームの中心であるジェラルド・ウォラスやフェルトン、オカフォーが加わり、この結果に結びついている。当然この勢いが持続する可能性は決して高くないが、去年のウォリアーズの香りさえ感じさせる。そこまで成績を伸ばすのか楽しみだ。ペイサーズは今季もジャメイン・オニールがチームに残り、チームの核を失わずに済んだ。そしてそのオニールに、グレンジャーやダンリービー、ティンズリーらが絡み、ここまで開幕3連勝。チームは勢いに乗っている。しかし、オニールは計算できるとしてもグレンジャーやダンリービーはシーズンを通して高得点の成績を残したシーズンはない。シーズンと通してこの勢いが続く可能性は低い。どこまでこの勢いのまま突っ走れるかが鍵となりそうだ。そしてもう一つのチームが以外と思われるかもしれないが、ここ数年低迷を続けてきたホークス。今年はプリシーズンをトップで乗り切り、開幕戦もマーベリックスに勝利。ピストンズには敗れたものの、その試合も1点差。間違いなく勢いがあり、力がある。チームの中心は去年オールスターにも出場したジョンソン。そのジョンソンの周りの若いウィリアムスやジョシュ・スミスらが活躍している。ただこのチームもペイサーズと同じようにシーズンを通しての活躍を経験したことのないチーム。若さでどこまで突っ走ることが出来るだろうか。
この6チームの中からプレイオフ進出チームが2チーム出る計算となるが、可能性が高いのはブルズだろう。ブルズは去年イースタンで3番目の好成績を残したメンバーがほぼ変わっていない。このことは彼らがプレイオフに出場するだけの実力を持つことを示している。そして問題はもう一チームだ。争うのはヒート、ウィザース、ホークス、そしてペイサーズだ。ただこの中でもヒートは若干厳しい立場にある。開幕戦を見る限り、シャックは衰えを隠すことはできず、ウェイド頼みとなる可能性が高い。しかし怪我から復帰したばかりのウェイドにそこまで期待するのは酷だろう。そしてペイサーズもグレンジャーとダンリービーは元々得点力の高い選手とは言えず、やはり毎年のようにプレイオフを争いながら、最後の最後に脱落するのではないだろうか。そして最後はホークスとウィザースの争いになるのではないだろうか。そこで鍵を握るのがジョンソンとアリーナスといったエースの活躍だろう。エースがより活躍したチームがよりプレイオフに近づく。優位に立つのはウィザースだ。アリーナスの爆発力と勝負強さはジョンソンよりも上だ。ただアリーナスがなかなか本調子になれないようだとウィザースは厳しい戦いを強いられることになるだろう。
最後にまとめになるが、今季プレイオフに進むのはピストンズ、キャバリアーズ、セルティックス、ネッツ、ラプターズ、マジック、ブルズ、そしてウィザースではないだろうか。


そしてウエスト・カンファレンスへ。
ウエスタン・カンファレンスにもイースタンのピストンズやキャバリアーズのように、間違いなくプレイオフに進出するチームがある。それはスパーズ、マーベリックス、サンズ、そしてロケッツだ。ウエスタンの場合、このアンタッチャブルな存在がプレイオフ8枠のうち半分を占める。共通しているのはそれぞれのチームのメンバーがほぼ変わっていないということだ。去年NBAチャンピオンに輝いたスパーズは今年もチームの軸は変わらない。ダンカンとパーカーとジノビリだ。この3人の存在こそがスパーズなのだ。そして脇役のボウエンやフィンリー、オベルトといったところも欠かせないメンバーだ。今年もプレイオフに進出することは間違いない。問題は未だ達成したことのない連覇を達成することが出来るかだろう。マーベリックスも同様にチームの中心は不変。ノウィッツキーとテリー、そしてハワード。去年NBA最多の勝ち星をあげた再現を目指す。そして何より今年は去年プレイオフ一回戦で敗れたような失態を再び演じるわけには行かない。今年こそ悲願のチャンピオンズ・リングを獲得したいところだ。そしてサンズは去年のメンバーにグラント・ヒルが加入した。しかし軸となるメンバーは変わらない。毎年のようにアシスト王に輝いているナッシュとアマレ・ストッドルマイヤー、そしてマリオン。他にもベルやディオウ、バルボーサなどタレントが揃うところにヒルが加わった。今年もラン・アンド・ガンだろう。そして今年こそラン・アンド・ガンは花開くだろうか。サンズとしても今年結果が出なければ来季は変革を要することになるだろう。そしてロケッツ。今年はロケッツが強そうだ。元々ヤオ・ミンとマグレイディーという二人のスターが揃っていながら、怪我の影響で二人が一緒にプレーすることが少なかった。ただ今年は開幕から二人とも元気いっぱいだ。さらに脇を固めるオルストンやバティエーも大きな力となることだろう。そして今年チームに戻ったフランシスがチームに馴染めばロケッツの勢いは止まらなくなるかもしれない。
この4枠を除くと、残りは4枠。その4枠の中でもプレイオフに出場する可能性が高いチームがある。そのチームはナゲッツとジャズだ。ナゲッツは去年の冬にアイバーソンが加入し、プレイオフに出場した。しかし、アイバーソンがチームに完全に馴染んでいたとは言い難く、真価が問われるのは今季ということになるだろう。ただナゲッツにはアイバーソン以外にもタレントが揃っている。去年得点ランキング2位のカーメロにディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いたキャンビー、更に去年は怪我でシーズンを棒に振ったケニヨン・マーティン。このメンバーがいて、プレイオフに出場できなかったら笑い者だ。そしてジャズ。去年はプレイオフでカンファレンス決勝まで駒を進めた。去年からチームの中心であるデロン・ウィリアムスにブーザー、オクール、キリレンコが残り、
チーム力は変わっていない。いや、ウィリアムスやブーザーの若さや経験を考えたら上がったというべきあろう。今季もプレイオフに進出することはほぼ間違いない。
さぁ、そして残りは2枠。この2枠を争うであろうチームはホーネッツ、レイカーズ、クリッパーズ、そしてブレイザーズ。今季絶好調のチームの代表ともいえるホーネッツ。ただホーネッツは勢いだけとは思えない。チームにはポールやストヤコビッチ、ウエストと得点を獲れる選手がいて、インサイドにはチャンドラーが控える。チームのバランスが抜群に良い。去年はストヤコビッチの怪我などで本領発揮とはならなかったものの、プレイオフ争いには絡んだ。今季は躍進の年となるかもしれない。そしてレイカーズ。依然としてコービーのワンマン・チームではあるものの、周りにもオドムやクリス・ミーム、バイナム、ラドマノビッチらが控える。全ての力が噛み合えば、プレイオフ進出も見えてくる。そのレイカーズのライバル、クリッパーズもプレイオフを虎視眈々と狙っている。ただチームのエースであるブランドが怪我で今年は出場できない。そのため、ケイマンやマゲッティーらがチームの鍵を握ることになる。ただブランドがいない間にどれだけ持ちこたえられるか。そしてブレイザーズ。一番若く勢いに乗ると突っ走る可能性がある。去年のウォリアーズのように。去年新人王を獲得したロイやオルドリッジ、ウェブスターを中心にまとまれば可能性はある。ちなみに去年プレイオフに出場したウォリアーズだが、今季はリチャードソンを放出し、ジャクソンも7試合出場停止となっている。今季はラン・アンド・ガンがどこまで通用するか。
最後にまとめになるが、今季のウエスタン・カンファレンスからのプレイオフ進出チームはマーベリックス、スパーズ、サンズ、ロケッツ、ナゲッツ、ジャズ、ホーネッツ、そしてレイカーズだろう。最後の最後にクリッパーズとブレイザーズは脱落するのではないだろうか。