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EURO2008組み合わせ決まる

2007年12月04日 17時18分22秒 | Weblog
ついにEURO2008予選が終わり、本戦グループリーグの組み合わせも決まった。予選の結果は前回予想したものとは違ったものとなった。予想では出場するのではないかと思っていたイングランド、ノルウェー、そしてスコットランドは予選で脱落した。この三チームに代わって本戦進出を決めたのはロシア、トルコ、そしてフランス。当然最大の驚きはイングランドの予選敗退だった。最終戦でクロアチアに敗れ、掴みかけた出場権は手のひらから滑り落ちていった。EURO2008でルーニーやジェラード、そしてベッカムが見られないのは残念だが、この悔しさを胸に南アフリカでのW杯で大暴れしてくれることを願っている。
そして決まったEURO2008グループリーグの組み合わせ。16カ国のチームが4グループに分かれ、対戦することになる。そして上位二カ国は決勝トーナメントに進出する。ちなみに決勝トーナメントの組み合わせはグループAの1位対グループBの2位、グループAの2位対グループBの1位、逆の山もこれと同様になっていて、これを勝ち抜いたチームが準決勝に駒を進めることになる。つまり準決勝ではグループリーグの再戦という可能性が十分にある。まぁこんな感じの決勝トーナメントの仕組みとなっている。それではそれぞれのグループをどのチームが勝ちぬくか考察してみよう。

グループAに組み込まれたのは開催国のスイス、チェコ、ポルトガル、トルコ。このなかで一番厳しいのはトルコである。ポルトガルとチェコは元々実力のあるチームであり、スイスもこの二チームには多少劣るものの開催国ということで地の利がある。それに比べてトルコは大きな武器がなく、厳しい戦いが強いられるだろう。それでは他の三チームの内、グループリーグを勝ち抜くのはどのチームか。オフェンスの迫力という面ではポルトガルが群を抜く。クリスティアーノ・ロナウドやデコなどタレントは世界屈指の存在だ。ただ前線の人材に欠き、得点力不足が大きな課題だ。チェコはロシツキーやコラーなどいるものの迫力はない。ただチェコは試合巧者という言葉が当てはまるような巧さを武器とするチーム。チェコがグループリーグで敗退することは考えにくい。そしてスイスはドイツW杯を無敗で乗り切ったことからも分かるように堅守のチーム。ただオフェンスにも迫力はない。開催国ということは優位に働くだろうが、その優位さだけで勝てるほどポルトガルとチェコは甘い国ではない。スイスもグループリーグで姿を消すのではないだろうか。そしてチェコとポルトガルの直接対決ではチェコが勝つのではないだろうか。ポルトガルは得点の匂いがするのがロナウドだけ。チェコは相当激しくロナウドをマークすることだろう。チェコの1位、ポルトガルの2位抜けを予想する。
グループBはドイツにとって夢のような組み合わせとなった。それぐらいドイツの1位抜けは間違いない。それ以外のチームは開催国のオーストリア、ポーランド、そしてクロアチア。オーストリアは開催国でなかったら出場権を得ていなかったであろうチーム。予選で姿を消すのはほぼ間違いない。2位位抜けを争うのはクロアチアとポーランド。ただ勢いに乗っているのはクロアチア。予選でイングランドを破ったように弱いチームではない。旧ユーゴの国らしく、技術に優れたチームである。クロアチアが2位抜けするだろう。
そして死の組と呼ばれるのがグループC。まさかフランス、イタリア、オランダが同居するとは。さらにもう一チームこのグループに組み込まれたルーマニアも決して弱いチームではない。どこが決勝トーナメントに進出してもおかしくない。ただやはりこれだけビッグネームに囲まれるとルーマニアは厳しい。フランス、イタリア、オランダで優位に立つのはどのチームだろうか。一番優位なのはオランダだと思う。フランスとイタリアが得点がとれずに苦しんでいるのに対して、オランダにはファン・ニステルローイがいる。彼がいることで前線に核ができる。そこにロッペンやファン・ペルシー、スナイデルが絡む攻撃はなかなか止められそうもない。オランダが1位抜けするのではないだろうか。そして2位抜けを争うのがドイツW杯決勝で対戦したイタリアとフランス。優位なのはイタリアだろう。チームとして戦い方がしっかりしているし、世代交代も少しずつだが進んでいる。フランスはやはりチームが一つにまとまっていない。前線のアンリやトレセゲはチームにフィットせず、だからと言ってリベリーやナスリら若手に全てを託すのは危険すぎる。ジダンなきフランスに絶対的な強さはない。予選で苦汁を舐めるかもしれない。
グループDはギリシャ、スペイン、スウェーデン、そしてロシア。前大会優勝のギリシャも組み込まれているが、ギリシャは今回こそ予選で敗退するのではないか。堅守は評価できるが、攻撃がやはり厳しいところ。ロシアもやはりスウェーデン、スペインに勝てるとは思えない。おそらくグループを勝ち抜くのはスペインとスウェーデンだろう。スペインはここのところ勝負弱さを見せてきたが、今回のスペインは面白い存在になりそうだ。中盤にボールを持てるイニエスタ、セスク、シャビ、シウバを並べ、その前にビージャとフェルナンド・トーレスを置く形は見ているものに夢を見させる。今大会こそスペインが大暴れするかもしれない。スウェーデンはイブラヒモビッチこそいるものの、それ以外の駒が足りない。ラーションやリュングベリが大会に出場するかも大きな鍵になりそうだ。ただ2位位抜けするだけの力はある。

そして迎える決勝トーナメント。カードはチェコ対クロアチア、ポルトガル対ドイツ、オランダ対スウェーデン、そしてスペイン対イタリア。チェコ対クロアチアはまぁチェコの勝ちだろう。クロアチアはここまで来ただけでも十分健闘したと言える。ポルトガル対ドイツは良い勝負になるだろう。総合力では少しドイツの方が上。しかしロナウドの個人技にやられそうな気がする。その為、ポルトガルの勝ちと予想する。そしてオランダ対スウェーデン。オランダはイブラヒモビッチをガチガチに固めて守るだろう。そうなるとスウェーデンに勝ち目はない。意外と点差がつくかもしれない。スペイン対イタリア。ビッグネーム同士の対戦。今まではイタリアに分があったが、今回はスペインに分があるのではないか。世代交代が上手くいっているスペインともたついているイタリア。この差が出てスペインの勝ちとする。そして準決勝のカードはチェコ対ポルトガル、オランダ対スペイン。チェコ対ポルトガルはグループリーグの再戦。グループリーグではチェコが白星を手にしたものの、勢いに乗っているポルトガルはまた別のチームと化している。チェコはロナウドを止めることができない。そしてポルトガルは二大会連続の決勝進出を決める。もう一つのカード、オランダ対スペイン。どちらも世代交代が進み、若手がチームの中心となっている。ただタレントの質を見るとスペインに分がある。スペインのイニエスタ、セスク、シウバは安定感のある活躍を見せるが、オランダではファン・ペルシーのみ。スナイデルとロッペンは未だに安定感に欠ける。さらに前線にファン・ニステルローイ一枚しかいないオランダに対して、ビージャとトーレス二枚控えるスペイン。スペインが念願の決勝進出を果たす。
そして迎えた決勝のカードはポルトガル対スペイン。ライバル同士の対戦となった。血漿は得てして凡戦となりがちだが。この二チームでは激しい試合が期待できる。その中で勝利を手にするのはスペイン。今までユース世代では強いと言われてきたスペインだったが、この大会でついにフル代表が栄冠をつかむ。イニエスタとセスクを中心とした素早いボール回しから、ビージャ、トーレスにボールが集まる。カシージャスが果敢な飛び出しを見せ、ポルトガルをシャットアウト。スペインが欧州の頂点に輝いた。

なんて予想をしてみました。さぁどうなることやら。