WANNA PLAY SPORTS?

サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

四年間の総括

2014年06月25日 22時20分47秒 | Weblog
今日、日本代表がワールドカップブラジル大会にてグループリーグ敗退が決まったことで、前回のワールドカップ南ア大会後からの四年間が幕を閉じた。まず間違いなくザッケローニは退任し、新しい監督が就任するに違いない。ザッケローニと共に歩んだ四年間が終わった。
この四年間、いろいろあった。アジアカップを制し、日韓戦を完勝、メッシがいるアルゼンチンにも勝利した。そこら辺までは良かった。その後、コンフェデレーションズカップで散り、親善試合でもブラジルやウルグアイに敗れた。この一年半ぐらいは正直チーム力が上がったとは言い難い。そして最近では柿谷、大迫、山口ら若手の抜擢。おそらく、これからの日本代表の中心になってくれるだろう。
この四年間、結果を見れば失敗。ただ日本らしい戦い方が少し見え始めたことは事実。もちろん後任監督がこの流れを受け継ぐかは分からない。ただ個人的にはザッケローニの四年間を失敗と言い切ってしまうことには少し抵抗がある。ザッケローニか彼なりの日本らしさを探したのだろう。完全な答えは見つからなかった。ただ見えかけている答えを今後の日本代表は探究し続けなくてはならない。

これが実力

2014年06月25日 07時15分35秒 | Weblog
日本のワールドカップブラジル大会が幕を閉じた。
最近ブログを書かずにいたが、さすがに今の日本代表に対する気持ちを書いておきたい。

今回のワールドカップではコートジボワールに、1-2。退場者を出したギリシャを相手に0-0。そして先ほど終わったコロンビア戦が1-4。
正直な感想、こんなもんではないだろうか。日本はまだこのレベルのチームである。それが南アフリカ大会でベスト16になったことで、「あれ強いのかも」と周りを思わせてしまった。更に香川や長友の活躍もあって、その気運は高まった。
しかし南ア大会はあくまでも守備を固めてカウンターの形が上手くはまっただけ。実力以上の結果がついてきたと言える。
今回のブラジル大会では日本の形を作るということで、攻撃的な戦い方を見せた。そうなると日本の実力はこんなものなのである。

今後の日本代表の課題をあげておこう。
まず第一にタレントを育てることである。やはり個の力はでかい。南ア大会のような戦い方をするのであれば、個よりチーム力ということになる。今回のギリシャも伝統的な堅守でベスト16に勝ち上がった。ただ日本が目指すべき道はそれではない。
攻撃的に行くなら、タレントが必要だ。南ア大会後に本田が個の力が必要だと言っていたが、正直この大会でも同じことを思い知ることになった。コロンビアにしてもコートジボワールにしても明らかに日本を個の力で上回っていた。コートジボワールにドログバ、ヤヤ・トゥーレ、ジェルビーニョがいなければ日本は勝てただろう。同様にコロンビアにジャクソン・マルティネスとハメス・ロドリゲスがいなければ、もっといい試合になったに違いない(コロンビアには更に大エースのファルカオがいることを忘れてはならない)。確かに日本の個の力は香川や長友、内田(今大会調子の上がらなかった本田をここに含める気にはなれない)に代表されるように伸びてきている。ただまだ現状のレベルではアジアでは勝てても、世界では戦えない。

二点目は世界と戦えるセンターバックとセンターフォワードの育成である。コロンビア戦では明らかに今野が足を引っ張り(コロンビアの先制点は今野のいらないファールによるPK)、吉田も目を覆いたくなるようなミスをやらかした。このレベルがいては勝てるわけがない。森重でもいいし、ユース世代からでもいい。世界と戦えるセンターバックを最低でも一人は育てなくてはならない。そしてセンターフォワード。ここについては現状、大迫と柿谷が育ち始めている。ただまだまだ世界で戦えるレベルにはない。もっと存在感のある軸が前線には欲しい。

そして監督選考も大切だ。ザッケローニが悪かったとは思わないが(最初の2年ぐらいは悪くなかった)、試合中の采配やチームのマネージメント力が今一つとしか言いようがない。最後は本田と共に心中する形になったが、あれは正しかったのだろうか。本田の不調は一年ほど前から続いている(一年前からなら力が落ちたとも考えられる)し、しかもミラン移籍で出場時間も減り、不調から抜け出すのが厳しいのは誰の目にも明らかだった。それでもザッケローニは本田にこだわり、本田抜きの布陣を試してこなかった。その結果がこれである。
更に、今日の采配にしても走れなくなっていた青山→山口は分かるとしても、岡崎→柿谷は正しかったのだろうか。岡崎は右サイドで戦っていたし、本田→柿谷ではなかっただろうか。又はワールドカップでより存在感を見せている大迫への交代でも良かったのではないだろうか。そして最大の謎が香川→清武だ。今日の試合でやっとらしさを取り戻しつつあった香川を下げたことで、チームに諦めムードが漂った。あの交代の前にザッケローニは試合を諦め、外から香川に試合を見せたかったのだろうか。

まぁ、こんなかんじだろうか。試合が終わったばかりなので、落ち着いてから冷静な分析も必要だろう。そして今回でおそらく代表引退組も出てくるだろう。
引退確実→遠藤、今野、大久保
引退可能性あり→長谷部、川島
サプライズで代表引退ありうる→本田、内田

今後はアジアカップに向けたチーム作りになるのだろうが、アジアカップではなく、四年後のワールドカップをにらんだチーム編成を進めてもらいたい。