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NFLも残り三週

2008年01月08日 17時12分35秒 | Weblog
ついにNFLも残すところ、あと三週となった。AFCとNFCの準決勝と決勝、そしてスーパーボールのみである。先週の試合ではスティーラーズ、タイタンズ、バッカニアーズ、レッドスキンズが姿を消した。このなかでもスティーラーズはシーズンの最終週にエースRBのパーカーが怪我をし、プレイオフではエースRBを欠いた戦いを余儀なくされた。それでも試合終盤まで粘ったものの、ロスリスバーガーのパスだけでは限界があった。その他三チームは実力で上回られた感じだった。そして迎えるそれぞれのカンファレンスの準決勝。どんな戦いが待っているのか。そしてプレイオフに進出するのは。

まずAFCの準決勝のカードはペイトリオッツ対ジャガーズとコルツ対チャージャーズとなっている。ペイトリオッツはパーフェクトシーズンを達成し、死角がない。ブレイディーのパスが冴えわたり、モスも空中戦に絶対的な強さを持つ。そしてディフェンスも鉄壁だ。あえて弱点を挙げるとすればラン・オフェンスだが、マロニーやフォルクなどタレントはそろっている。しかもブレイディーがいるため、ランの重要性はそこまで高くない。そんなペイトリオッツと対戦するのがジャガーズ。ジャガーズの特長は二人の優れたRBである。テイラーと、ジョーンズ・ドリュー。この二人とインターセプトの少ないQBギャラードで試合を組み立てる。ディフェンスは決して鉄壁とは言えない。特に先週のスティーラーズ戦ではロスリスバーガーのパスを止めることが出来ず、もし同じようなディフェンスをするようだとブレイディーに好き勝手にやられるのは目に見えている。パス・ディフェンスがカギになることは言うまでもない。ではどちらが勝つか、となると当然優位なのはペイトリオッツである。普通に戦えばペイトリオッツの勝利は間違いない。ジャガーズが勝つためにはラン・オフェンスとパス・ディフェンスが鍵になる。ラン・ディフェンスはある程度計算できるため、ブレイディーのパスをしっかりとマークし、相手の得点を最低25点以下に抑え込みたい。そしてオフェンスは二人のRBを使いながら、時間を使っていきたい。さすがのペイトリオッツのディフェンスといえど、ジャガーズの二人のRBを完璧に止めるのは至難の業だ。それでもペイトリオッツの優位は揺るがないが。
もう一つのカードはコルツ対チャージャーズ。優位に立つのはコルツ。実力もコルツの方が上だが、何よりもコルツには去年スーパーボールを制したという経験がある。特にQBのマニングは百戦錬磨である。簡単には崩せない。コルツの鍵になるのはハリソンが復帰できるか、という点だろう。ハリソンはシーズンを怪我で棒に振った。それでもコルツは白星を重ねたが、やはりハリソンは必要だ。なぜならハリソンがいないと、相手のマークはウェインに集中する。そうなるとウェインを使えず、コルツのオフェンスのオプションは限られる。しかしもしハリソンが出場することが出来て、マークを二分することが出来れば、ハリソンとウェインが共に生きる。ハリソンの出場は大きな鍵になるだろう。それに対してチャージャーズは、やはりトムリンソンだろう。QBリバースに波があり、おそらくパスレシーブの上手いTEゲイツも密着マークが予想される。やはりトムリンソンのランが100ヤードを超えてこないと勝利は見えてこない。ただコルツを破る確率は低く、チャージャーズには相当の奮闘が期待される。
もし予想通りすすむとAFCの決勝はペイトリオッツ対コルツとなる。いや、こうなる可能性は限りなく高い。そしてこの対戦はシーズン前から予想されていた。それほどこの二チームの実力は抜きんでていた。シーズンの対戦ではペイトリオッツが10点差を逆転し、パーフェクトシーズンに繋がった。もし逆にコルツが勝っていたら、コルツがパーフェクトシーズンを達成していたかもしれない。ではこの二チームの対戦では鍵を握るのは何か。それは当然ブレイディー対マニングなのだが、この二人は活躍して当たり前。RBではコルツに分があるが、レシーバーではペイトリオッツに分がある。オフェンスはほぼ互角とみてよいだろう。ディフェンスの記録も大差はないが、ここぞという時に強いのがペイトリオッツのディフェンスだ。逆にコルツは前回の対戦では試合終盤にブレイディーにやられた。コルツのディフェンスが最後まで気を抜くことなく守り抜けるかが鍵になりそうだ。ただ最後にどちらが勝つか予想すると、コルツが勝ちそうな気がする。ペイトリオッツはシーズンも最終戦までパーフェクトシーズンがかかっていたため、気を抜くことができなかった。逆にコルツはシーズン終盤では無理することなく、休むことができた。そう考えると優位に立つのはコルツだ。ブレイディーがシーズン終盤若干調子を落としていたのも気にかかる。コルツが二年連続してスーパーボールに進出するのではないだろうか。

ではでは、NFCに話を移そう。はっきり言ってNFCはAFCと比べて予想しにくい。なぜならペイトリオッツやコルツのような力の飛び抜けたチームがいない。準決勝のカードはカウボーイズ対ジャイアンツとパッカーズ対シーホークスとなっている。
まずカウボーイズ対ジャイアンツの対戦は、見た目カウボーイズ優位だが、そうとも言い切れない。確かにカウボーイズのQBロモ、WRオーウェンスを中心としたパス・オフェンスは迫力がある。しかしジャイアンツにもRBにブラッドショウとジェイコブスが控え、ラン・オフェンスは計算できる。しかもレシーバーにはバレスのような個人技で点を取れる選手がいる。ではどちらが勝つか。鍵となるのはジャイアンツのQBイーライ・マニングである。波の激しい選手で、調子の悪い時はインターセプトを連発するが、調子の良い時は簡単にパスを通して行く。ただやはりマニングは調子の悪いときの方が多い為、カウボーイズが勝つ可能性が高い。何よりロモのプレイは安定している。ジャイアンツはここで姿を消すのではないだろうか。
そしてもう一つのカード、パッカーズ対シーホークスもQB対決になるだろう。どちらの攻撃もパスが中心。パッカーズのファーブ、シーホークスのハセルベック、どちらもエースQBというだけでなく、チームのリーダーである。どちらもRBはいまひとつ計算できず、パスで稼いで、守備を固めるパターンになるだろう。どちらのチームもディフェンスは堅い。では勝敗を分ける鍵は何になるか。それはスタジアムがパッカーズのホームということではないか。お互い寒い地区を本拠地としているが、パッカーズはホームで強く、熱狂的なファンも有名だ。さらにパッカーズのメンバーも最後にファーブにスーパーボール制覇をプレゼントしようとモチベーションは高い。パッカーズが優位だろう。
そして予想通りに進むとNFC決勝はカウボーイズ対パッカーズとなる。どちらが優位か。やはり優位なのはカウボーイズ。タレントの数は圧倒的にカウボーイズの方が多い。パッカーズはファーブのパスが頼りになるが、それだけでは勝てない。意外とあっさりカウボーイズが勝利を手にするかもしれない。

そして迎えるスーパーボール。カードはコルツ対カウボーイズ。おそらく勝つのはコルツだろう。お互いオフェンスに力のあるチームであるが、QBを比べてもロモよりマニングに経験面で分がある。しかもディフェンスを比べてもコルツの方が固い。カウボーイズは厳しい試合を強いられるだろう。やはり事実上の決勝はAFC決勝のペイトリオッツ対コルツということになるだろう。この試合を制したほうがスーパーボール制覇を達成する可能性が高い。