ついに今日9月29日阪神が本拠地・甲子園で宿敵巨人の目の前で優勝を決めた。今日の試合では下柳の好投から自慢のJFKへと繋ぎ、猛虎打線は巨人投手陣から5点をたたき出した。そう、まるで今季を象徴するような試合だった。
今季は4月に勝ち負けを繰り返し、貯金1といまひとつ勝ち星を積み重ねることが出来なかった。しかし、今季から導入された交流戦で流れが変わった。情報のないパ・リーグ相手に本来の戦い方を思い出した阪神は貯金を一気に増やした。そして今季常に首位争いを繰り広げた中日が交流戦でつまずき、ついに阪神は首位に浮上した。この頃にはJFKの勝利の方程式が出来上がり、逆転負けは極力減った。
しかしオールスターが近づくにつれて、中日が調子を上げ、オールスター開けの後半戦では一時0.5ゲーム差まで迫った。しかしそのたびに阪神は本来の戦いぶりを思い出し、中日を引き離した。そして9月に入って中日に負けが込み、阪神はマジックが点灯。そしてつまずくことなくこの日を迎えた。
今年の阪神について振り返っていきたいと思う。まず先発陣は左右のエースに井川と福原。さらに下柳、安藤、杉山といったところが一年を通して働いた。これに能見やブラウンといったところが絡んで先発陣を形成していた。しかし左右のエースはボロボロの崩壊寸前。井川は二桁勝利をあげたものの、不安定な投球を繰り返し、9月に入ると重要な中日戦で滅多打ちにあった。福原は負け数が勝ち数のほうが多く、終盤は中継ぎ降格も経験した。それに対して今年から先発陣に食い込んだ安藤、杉山は比較的安定したピッチングを見せた。しかし両者とも二桁に勝ち星が届かず、来年更なる飛躍を期待したい。そして今季エース級の活躍を見せたのがベテラン下柳。二桁を大きく上回り、最多勝争いに参加する活躍を見せた。ただ下柳が飛びぬけて輝いた先発陣に比べて、救援陣は試合に出てきた全ての投手が輝いていた。既に前にも述べたJFKに加え、桟原、江草、橋本のSHE、この6人がほとんどの試合に救援として登場した訳だが、打ち込まれることはほとんどなかった。この6人の中から敗戦処理を選ぶこと自体、監督にとって苦渋の決断だったに違いない。この優勝はこの12球団随一の救援陣に支えられていたといっても過言ではない。
そして野手陣に目を移すと、一番から八番まで抜け目のない打線が出来上がった。一番赤星から鳥谷、シーツ、金本、今岡、六番、矢野、八番と繋がるわけだが、六番と八番に関しては併用だった。六番には桧山とスペンサー。八番には藤本と関本。前半戦では六番と八番が穴となっていたか、後半戦では桧山と藤本が調子を上げてきたこともあり、打線は見事なつながりを見せた。その中でも盗塁王確実な赤星、打点王確実な今岡。さらに打率、本塁打、打点で二位につける金本、二塁打数で一位に立っていたシーツ。そのほかにも成長著しい二年目鳥谷、勝負強い打撃を見せた矢野。猛虎打線は何度も打者一巡の攻撃を見せた。主に代打で活躍した片岡や浜中の活躍も忘れてはいけない。
ついに迎えるは日本シリーズ。相手はソフトバンクかロッテか西武。ただ阪神は恐れる必要はない。どこにも負けない打線と中継ぎ陣を擁しているのだから。岡田監督が優勝スピーチで語った「二年前の忘れ物」を今回はしっかりと手に掴んで欲しい。また岡田監督の中に舞う姿、そして喜ぶ選手、六甲おろしを歌うファンが見たい。
今季は4月に勝ち負けを繰り返し、貯金1といまひとつ勝ち星を積み重ねることが出来なかった。しかし、今季から導入された交流戦で流れが変わった。情報のないパ・リーグ相手に本来の戦い方を思い出した阪神は貯金を一気に増やした。そして今季常に首位争いを繰り広げた中日が交流戦でつまずき、ついに阪神は首位に浮上した。この頃にはJFKの勝利の方程式が出来上がり、逆転負けは極力減った。
しかしオールスターが近づくにつれて、中日が調子を上げ、オールスター開けの後半戦では一時0.5ゲーム差まで迫った。しかしそのたびに阪神は本来の戦いぶりを思い出し、中日を引き離した。そして9月に入って中日に負けが込み、阪神はマジックが点灯。そしてつまずくことなくこの日を迎えた。
今年の阪神について振り返っていきたいと思う。まず先発陣は左右のエースに井川と福原。さらに下柳、安藤、杉山といったところが一年を通して働いた。これに能見やブラウンといったところが絡んで先発陣を形成していた。しかし左右のエースはボロボロの崩壊寸前。井川は二桁勝利をあげたものの、不安定な投球を繰り返し、9月に入ると重要な中日戦で滅多打ちにあった。福原は負け数が勝ち数のほうが多く、終盤は中継ぎ降格も経験した。それに対して今年から先発陣に食い込んだ安藤、杉山は比較的安定したピッチングを見せた。しかし両者とも二桁に勝ち星が届かず、来年更なる飛躍を期待したい。そして今季エース級の活躍を見せたのがベテラン下柳。二桁を大きく上回り、最多勝争いに参加する活躍を見せた。ただ下柳が飛びぬけて輝いた先発陣に比べて、救援陣は試合に出てきた全ての投手が輝いていた。既に前にも述べたJFKに加え、桟原、江草、橋本のSHE、この6人がほとんどの試合に救援として登場した訳だが、打ち込まれることはほとんどなかった。この6人の中から敗戦処理を選ぶこと自体、監督にとって苦渋の決断だったに違いない。この優勝はこの12球団随一の救援陣に支えられていたといっても過言ではない。
そして野手陣に目を移すと、一番から八番まで抜け目のない打線が出来上がった。一番赤星から鳥谷、シーツ、金本、今岡、六番、矢野、八番と繋がるわけだが、六番と八番に関しては併用だった。六番には桧山とスペンサー。八番には藤本と関本。前半戦では六番と八番が穴となっていたか、後半戦では桧山と藤本が調子を上げてきたこともあり、打線は見事なつながりを見せた。その中でも盗塁王確実な赤星、打点王確実な今岡。さらに打率、本塁打、打点で二位につける金本、二塁打数で一位に立っていたシーツ。そのほかにも成長著しい二年目鳥谷、勝負強い打撃を見せた矢野。猛虎打線は何度も打者一巡の攻撃を見せた。主に代打で活躍した片岡や浜中の活躍も忘れてはいけない。
ついに迎えるは日本シリーズ。相手はソフトバンクかロッテか西武。ただ阪神は恐れる必要はない。どこにも負けない打線と中継ぎ陣を擁しているのだから。岡田監督が優勝スピーチで語った「二年前の忘れ物」を今回はしっかりと手に掴んで欲しい。また岡田監督の中に舞う姿、そして喜ぶ選手、六甲おろしを歌うファンが見たい。