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サッカー、NBA、プロ野球、ラグビー、何でも書きます。想いをそのまま文章にぶつける。

ついに阪神優勝

2005年09月29日 23時05分35秒 | Weblog
ついに今日9月29日阪神が本拠地・甲子園で宿敵巨人の目の前で優勝を決めた。今日の試合では下柳の好投から自慢のJFKへと繋ぎ、猛虎打線は巨人投手陣から5点をたたき出した。そう、まるで今季を象徴するような試合だった。
今季は4月に勝ち負けを繰り返し、貯金1といまひとつ勝ち星を積み重ねることが出来なかった。しかし、今季から導入された交流戦で流れが変わった。情報のないパ・リーグ相手に本来の戦い方を思い出した阪神は貯金を一気に増やした。そして今季常に首位争いを繰り広げた中日が交流戦でつまずき、ついに阪神は首位に浮上した。この頃にはJFKの勝利の方程式が出来上がり、逆転負けは極力減った。
しかしオールスターが近づくにつれて、中日が調子を上げ、オールスター開けの後半戦では一時0.5ゲーム差まで迫った。しかしそのたびに阪神は本来の戦いぶりを思い出し、中日を引き離した。そして9月に入って中日に負けが込み、阪神はマジックが点灯。そしてつまずくことなくこの日を迎えた。
今年の阪神について振り返っていきたいと思う。まず先発陣は左右のエースに井川と福原。さらに下柳、安藤、杉山といったところが一年を通して働いた。これに能見やブラウンといったところが絡んで先発陣を形成していた。しかし左右のエースはボロボロの崩壊寸前。井川は二桁勝利をあげたものの、不安定な投球を繰り返し、9月に入ると重要な中日戦で滅多打ちにあった。福原は負け数が勝ち数のほうが多く、終盤は中継ぎ降格も経験した。それに対して今年から先発陣に食い込んだ安藤、杉山は比較的安定したピッチングを見せた。しかし両者とも二桁に勝ち星が届かず、来年更なる飛躍を期待したい。そして今季エース級の活躍を見せたのがベテラン下柳。二桁を大きく上回り、最多勝争いに参加する活躍を見せた。ただ下柳が飛びぬけて輝いた先発陣に比べて、救援陣は試合に出てきた全ての投手が輝いていた。既に前にも述べたJFKに加え、桟原、江草、橋本のSHE、この6人がほとんどの試合に救援として登場した訳だが、打ち込まれることはほとんどなかった。この6人の中から敗戦処理を選ぶこと自体、監督にとって苦渋の決断だったに違いない。この優勝はこの12球団随一の救援陣に支えられていたといっても過言ではない。
そして野手陣に目を移すと、一番から八番まで抜け目のない打線が出来上がった。一番赤星から鳥谷、シーツ、金本、今岡、六番、矢野、八番と繋がるわけだが、六番と八番に関しては併用だった。六番には桧山とスペンサー。八番には藤本と関本。前半戦では六番と八番が穴となっていたか、後半戦では桧山と藤本が調子を上げてきたこともあり、打線は見事なつながりを見せた。その中でも盗塁王確実な赤星、打点王確実な今岡。さらに打率、本塁打、打点で二位につける金本、二塁打数で一位に立っていたシーツ。そのほかにも成長著しい二年目鳥谷、勝負強い打撃を見せた矢野。猛虎打線は何度も打者一巡の攻撃を見せた。主に代打で活躍した片岡や浜中の活躍も忘れてはいけない。
ついに迎えるは日本シリーズ。相手はソフトバンクかロッテか西武。ただ阪神は恐れる必要はない。どこにも負けない打線と中継ぎ陣を擁しているのだから。岡田監督が優勝スピーチで語った「二年前の忘れ物」を今回はしっかりと手に掴んで欲しい。また岡田監督の中に舞う姿、そして喜ぶ選手、六甲おろしを歌うファンが見たい。

欧州組は大したことない

2005年09月07日 20時44分14秒 | Weblog
現在日本対ホンジュラスの試合のハーフタイム。試合は3-1でホンジュラスのリード。この試合日本は最終ラインを除いて、欧州組中心で組んだ。ボランチには中田浩と稲本。その前に中田英と中村を置いて、前線には柳沢と高原を配置した。そして結果は3-1でのホンジュラスのリード。後半ジーコはJリーグ組の選手をどんどん送り込んでくることだろう。
まずこの試合の前半の課題は3つ。1つが左サイド。二つ目がボランチ。そして最後にフォワードだ。まず左サイド、特に三都主のプレーがひどい。あまりにもひどすぎる。相手の1点目、2点目は左サイドを崩されてのものだった。まず体が軽く、相手のフォワードと競り合えていない。そして相変わらず無理なプレーを繰り返し、既にイエローカードを受けた。最終予選で警告累積で苦い経験をしたことを忘れてしまったとしか思えない。はっきり言って、三都主にW杯の左サイドは任せられない。新しい左サイドを早急に探す必要があるだろう。
そしてボランチは久々(初めて?)組んだということもあるのかもしれないが、あまりにも中田浩と稲本の連携が悪い。中田浩はあまりにも消極的過ぎる。攻撃面で目立ったのはミドルシュート1本だけ。それ以外攻撃に絡んだ印象はない。逆に稲本は積極的に行き過ぎて、それが空回りしている。たしかに日本の1点目は稲本のシュートから生まれたが、ロングシュートは相手に逆襲のチャンスを与える。さらに守備面でもあっさりスライディングで行くため、ほとんどかわされた。それぞれが両極端なプレーをしているため、絡むシーンもなく、ボランチが機能しているとは言い難い。やはり福西や遠藤、小野といった存在が日本代表には必要である。
そして前線。確かに先制点は高原の左足から生まれ、さらに既に開始した後半に柳沢がヘッディングで1点押し込んだ。結果は出ている。ただもっと二人の連携が見たい。特に高原のプレーはいまひとつだ。もっと出来るはずだし、もっといいプレーをしてくれないと、試合に出している意味がない。ただ柳沢のプレーは最終予選の好調を維持しているように見える。とても心強いことだ。ただフォワードには玉田や大黒、さらに田中達や大久保も虎視眈々を日本代表を狙っている。後半の高原のプレーに期待したい。
前半輝いていたのは中村と中田英。中田英は相手の3点目に繋がるミスをしたものの、それまでのプレーは見事だった。中田英の縦への速いパスが大きなチャンスを生んだ。そのパスが中村や柳沢とともにリズムを作り出した。中村は最近本当にキープが上手くなった。相手にボールを奪われそうにない。テクニックでは日本代表で頭一つ抜けている。やはりこの二人がW杯でも日本の攻撃を担うことになるのだろう。
既に後半が始まって15分経っている。既に3つのゴールが生まれた。4-3でホンジュラスのリード。柳沢のリードで1点差としたが、相手フォワードにハットトリックを許し、また2点差。しかし宮本が上手くファールを誘い、中村がPKをしっかりと叩き込んだ。まだまだ試合は分からない。ただ欧州組、活躍しているのは限られたメンバーだけだ。欧州組は大したことない。Jリーグ組にもチャンスはある。