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北朝鮮に負けた日本

2005年07月31日 23時29分05秒 | Weblog
ついに始まった東アジア選手権。迎えた緒戦、北朝鮮戦。そして、負けた。W杯最終予選で2連勝した北朝鮮相手に0-1。試合を見ている限り、負けるべくして負けたとしか言いようがない。問題はモチベーションにあった。既にW杯出場を決め、世界を相手にしたコンフェデレーションズ・カップでもそれなりの結果を残してきた日本。そんな日本が東アジア選手権で高いモチベーションを保つのは難しい。それに対して北朝鮮は日本に対して3連敗は出来ないと高いモチベーションで挑んできた。3連敗すると金総書記が何をするか分からない。そしてこのモチベーションが勝負を決した。
この試合、日本代表はつまらないミスを繰り返した。特に三都主。簡単なパスミスにトラップミス。三都主がボールを持つだけで見ている側としては不安になった。なぜジーコは村井を試さなかったのか、疑問が残った。さらに中盤はボールを支配したが、トライがなかった。遠藤、福西、小笠原は上手くパスを回してはいたが、決定的なチャンスを作ることは出来なかった。特に小笠原はコンフェデやW杯予選で見せた活躍は見られなかった。確かに無難にパスは繋いだ。ただ決定的なスルーパスはなかった。そこが小笠原と中村の大きな違いである。二人ともパスは回せるし、ボールをキープすることも出来る。日本の中盤ではリズムを作ることが出来る貴重な存在だ。しかし中村が試合を決めるプレーが出来るのに対して、小笠原はチャンスに弱い。これではW杯でトップ下を任せることは出来ない。
そして前線では大黒と玉田が先発したわけだが、二人とも動きがいまひとつ悪かった。特に大黒はクラブチームでも先発を外れるなど絶不調な状態が続いている。今日も動き出しが悪く、普段の動きなら少なくても1点は獲っていた。玉田の動きはそこまで悪くなかった。それだけに大黒より先に玉田が交代したのは不思議だった。途中出場した田中達と巻はそれぞれ持ち味を見せた。田中達が試合中に見せたサイドからの突破、そしてシュートはこの試合の一番のハイライトだった。大黒の詰めがもっと丁寧だったら、得点になっていたはずだ。巻は高さという持ち味を見せた。ただ頭でっかちにロングボールを巻の頭目がけて蹴られても、当然毎回勝てるわけではない。さらに周りのフォローが少なかったこともあり、決定機は生み出せなかった。ただ今後も二人とも出番はあるだろう。
それでは、今後日本は中国戦、韓国戦を控えるわけだが、モチベーションをどう保つべきか。それはW杯に向けてのレギュラー争いに他ならないだろう。現在W杯での先発が確定している選手は当然いない。ここでのアピールが先発を意味する。そしてあえて今回は触れなかったが、相手の先制点に繋がるミスをした中澤が、自分のミスを忘れさせるほどの活躍をしてくれるのか注目だ。中澤も悔しくて眠れないことだろう。もうつまらない敗北はいらない。せめて次に期待が持てる試合を見せて欲しい。