Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

挑戦者・深浦 康市 八段が好スタート/『第48期 王位戦 第1局』

2007-07-11 21:05:10 | 将棋
昨日から、福井県あわら市を舞台に始まった『第48期 王位戦』の第1局。

2日目の今日、勝敗が決しましたね

結局、140手までで、挑戦者の深浦 康市 八段が、羽生王位を破り、幸先良いスタートを切ることに成功しました

この両者は、同じタイトル戦で、既に1度対戦があり、このときは羽生王位の4勝1敗で幕を閉じました。
今期の開幕局を、深浦八段がほぼ「完勝譜」で制したことで(ただ、終盤は羽生王位の脅威の粘りで、見ごたえある熱戦でしたが)、羽生王位も、前回のように楽には防衛できないかもしれませんね…。

これで、この両対局者の戦績も、羽生王位の15勝14敗ですから、本当に五分です。
谷川 浩司 九段や、佐藤 康光 二冠と比較すれば、対局数が少ないことは確かですが、それでも勝率がほぼ5割というのは驚きです。

小生が将棋ファンになって、まだ1年半にも満たないのですが、前期のNHK杯戦でも、棋王戦の準決勝でも、同じカードで深浦八段がやっぱり勝利しています。

深浦八段が、羽生王位とは指しやすいのでしょうか
それとも、羽生王位が、深浦八段を「苦手」としているのでしょうか

相矢倉のいわゆる「森下システム」で進んだ1日目の封じ手ですが、小生は第一感で「▲5七角」と予想し、昨日のエントリー記事でも披露しました。

単純に、狙われている角を、それほど窮屈にならない位置に、一旦「退却」させ、1八の飛車からの端攻めに含みを持たせるのでは…と考えたのですが…

当たりましたね…

正直当たると思わなかったので、ビックリしています

ですが、これでは「まぐれ」ですので、Logical Spaceさんに、この封じ手の意味を質問してみたいと思っています
(Logical Spaceさん、ご教示、宜しくお願い申し上げます。)

「森下システム」の生みの親である、森下 卓 九段とは、同じ花村門下で、九州出身。
森下九段も心の中では、弟弟子の活躍に、喜んでいるかもしれませんね

いずれにしても、タイトルの行方が混沌としそうな気配さえします。

ストレートで深浦八段が奪取…は、さすがに考えにくいですが、このままの勢いで羽生王位を倒してしまうのでしょうか…。
羽生王位が、貫禄を示す形で打開し、防衛に成功するでしょうか…。

興味は尽きませんね

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5 Comments

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将棋と応援団 (mitamura)
2007-07-11 22:02:06

 Danchoさんの将棋のエントリーを読ませてもらうと、将棋への思いが蘇ってきます。

 実を言うと私、小さい頃は小4年の時に将棋クラブに入るほど将棋好きな子供だったんです。クリスマスプレゼントにも将棋盤(マグネットのもので、裏はオセロになっていました)を買ってもらうほどはまっていました。

 でも年を重ねるにつれ、勉強やバイトで忙しくなって次第に将棋を指さなくなって、今では全くしていません。

 じっくりと先を読み、最善かつ有効な一手を考えながら打つ将棋にもう一度はまってみようかと思い始めています。

 実は私、小学校の運動会の時に応援団に選ばれまして、団長の三々七拍子の笛に合わせて応援演舞をした経験があります。意外と共通点が多いですね。ご縁ですね。

 P.S.:自身の拙ブログのタイトルがごちゃごちゃしていたので、思い切って短くしました。MITA BLOGを削除して、Codex Leicester 2007にしましたので、お手数ですが、ブックマーク名の変更を宜しくお願いします。

返信する
驚きの共通点 (Dancho)
2007-07-11 23:11:14
mitamuraさん、こんばんは。

とっても嬉しいコメントですね。深謝です。

小生も、子供の頃から将棋とは関わってはきたのですが、いつも父に負けるので、そこで一旦「つまらない」と感じてしまって、最近になって…オフィシャルブログになりましたが、渡辺竜王がきっかけで、将棋が面白くなってしまいました。

mitamuraさんも、子供の頃にマグネット将棋…小生もまさにそうでしたし(印象深いのは、記事にもしましたが、他界した祖父と父の対局姿ではありますが)、羽生三冠も将棋との出会いが、マグネット将棋だったようですから…驚きの共通点ですね。

『実は私、小学校の運動会の時に応援団に選ばれまして、団長の三々七拍子の笛に合わせて応援演舞をした経験があります。』

このコメントにも驚きました。

なので…『意外と共通点が多いですね。ご縁ですね。』は、本当ですね。

小生がブログを立ち上げて、TB&コメントをいただいた第1号のお方が、mitamuraさんでした。
その時の嬉しかった気持ち…忘れていません。

これからも、この貴重なご縁…大切にしていきたいと思っています。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。

山口にお見えになる時は、必ずお声をおかけください。喜んでご案内いたしますので…。
(mitamuraさんですから、絶対に萩は外せませんね。城下町散策と、松下村塾は不可欠でしょう。)

先ずは、コメントを頂戴したことに、心よりお礼まで。
返信する
深浦8段の意地のリベンジ (以心伝心)
2007-07-12 00:32:09
ご無沙汰しています。

深浦8段が初戦を制しましたね。
Danchoさん記載の通り、羽生さんにここまで対戦成績が拮抗している棋士は他にはいないでしょう。

しかし、僕は本局を違う見方で見ていました。先日の竜王戦トーナメントでも同カードがありました。それも矢倉だったんですが、羽生さんが苦しみながらも逆転した将棋でした。その棋譜を見てください
http://live.shogi.or.jp/ryuoh/(竜王戦中継サイト)

最後の投了図で悔しさがヒシヒシと伝わってきます。深浦8段は頭金の詰まで指してます。トッププロなら“棋譜汚し“として嫌われる行為かもしれません。

その悔しさを晴らした本局だったのではないでしょうか。しかも最後脅威の粘りで、竜王戦が頭によぎったと思いますよ。

しかし、羽生さんももちろんこのままでは終わりませんよね。2戦目以降も楽しみです。
返信する
封じ手の意味 (Logical Space)
2007-07-12 05:42:30
封じ手の意味をブログに書きました。
コメント欄ではありません。

△4五歩より前例を離れているので、将棋が難しいです。▲5七角は少し得な意味があるように思います。
返信する
コメント、ありがとうございます。 (Dancho)
2007-07-16 21:20:50
●以心伝心さん。

『最後の投了図で悔しさがヒシヒシと伝わってきます。深浦8段は頭金の詰まで指してます。トッププロなら“棋譜汚し“として嫌われる行為かもしれません。

その悔しさを晴らした本局だったのではないでしょうか。しかも最後脅威の粘りで、竜王戦が頭によぎったと思いますよ。』

なるほど…棋力がおありの以心伝心さんには、違った映り方だったのですね…。

竜王戦の棋譜…じっくり見てみましょう。
(この3連休は、家族サービスに徹しましたので…。)

『しかし、羽生さんももちろんこのままでは終わりませんよね。2戦目以降も楽しみです。』

その通りですね。
竜王戦で羽生王位(三冠)が勝った様に、タダでは終わらないと思ってます。

俄然楽しみなシリーズになりました。


●Logical Spaceさんへ。

そちらにはコメントを残していませんが、お邪魔して拝見しました。

有段者も、難しい一手だったんですね…。
改めて勉強になります。

今週のどこかで、ゆっくりお邪魔して、コメントさせていただきますね。


先ずは、コメントを頂戴したお二方に、心よりお礼まで。(&…レス遅延のお詫びも込めて。)
返信する

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