Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

「感謝メール」がもたらす効果

2008-10-31 17:27:31 | 仕事
小生も昨年度まで(今年度も再任されましたが…)、人事部からのサイドミッションで、「リクルーター」という業務を担当していましたが、最近はせっかく大変な思いをして会社を受験し、入社内定を勝ち取っていざ入社しても、3年以内に離職してしまう人達が増えているそうです

それを聞いて、そんなに責任はないとはいえ、優秀な学生に小生が入社している大手総合化学メーカーに興味を持っていただくことが、いかに大変な事なのかを思い知らされます。

会社にとっても、せっかく採用した優秀な人財に、数年で「逃げられてしまう」のでは、大きな損失ですよね。


ところで、大手製薬メーカーのアステラス製薬では、社内で『感謝メール』を送信するという試みを採用して、人材確保に力を入れているようです。

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『感謝メール』とは、社内の業務で何かと「お世話になった」従業員へ、感謝の気持ちを込めたメールを送信するというものらしいです。
これは、入社年数が短い人から、長きにわたり同じ会社に勤務している大先輩社員に対してはもちろんですが、上司から部下や、ベテラン社員から若手社員に対しても『感謝メール』の送信が許されているようです。

確かに、会社の中に入ると色々な従業員がいて、色々な部署があります。
それぞれの部署には、必ず「上司」と「部下」の関係があります。
至極当然のことですが、そんな会社で大きなビジネスやプロジェクトを動かそうとすれば、どうしても「上司」と「部下」の人間関係は大切になってきますし、仕事の規模が大きければ大きいほど、他部署との連携も必要になっていきます。

単に「結果が全て」ですと、大きなビジネスやプロジェクトが成功すれば、その結果だけで「上司」や「部下」のモチベーションを保つことはできますし、全社的にも当然有益です。

しかし、ビジネスやプロジェクトは、そうは簡単に成功しない…いや、上手くいかない方が多く、むしろこちらの方が「当然」だったりします。

そんなときに、ビジネスやプロジェクトの中の些細な業務の成功や、手助けをした時に、この『感謝メール』をもし受信したら…ということを考えてみましょう。

上手くいかないことの方が多いのがビジネスだったりプロジェクトの「宿命」だとしたら、モチベーションを保つのは、相当難しい…ということになります。
部署によっては、「上司」の人間性に問題があって、些細な業務すら円滑に進まず、それだけで「部下」のモチベーションに影響することだってあるはずです。

ですが、些細な業務に対し、成功した失敗だったに関係なく、業務上お世話になった「感謝の気持ち」として『感謝メール』を頂いたら、それだけでも救われますし、モチベーションを保ちやすくなる気はします。
誰だって、褒められたり、感謝されれば、悪い気持ちはしないはずですよね

会社は、たった1人が欠けても動き続けることは確かですが、たった1人ではなかなか経営して行けないものです。
優秀な人財のモチベーションを高める方法の一つとして、『感謝メール』というのは、小生個人としては、良いアイデアで、少なからず人財確保には寄与する効果はあるのではないかと感じています。


残念ながら小生が籍を置く化学メーカーにはこの制度はありませんが、採用の検討だけはしてみても良いんじゃないかと思った次第です

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