Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

歴史的瞬間!…森内 俊之 名人が防衛で『第十八世名人』に…/『第65期 名人戦 最終第7局』

2007-06-30 00:02:40 | 将棋
昨日からの2日間…緊迫した、「天下分け目の決戦」…『名人戦 最終第7局』が、愛知県蒲郡市で行われましたね

個人的には、本当にワクワクドキドキしながらの、この3日間だったと思います。

戦型は、昨日もお話したとおり、このシリーズでは初めて登場する、角換わり腰掛け銀。

今日、コンビニへダッシュし、毎日新聞をゲット。
1日目は、41手目を郷田九段が封じて終わりましたね
昨日、Webで1日目の指し手が更新されるかと思ったのですが、休む直前もチェックしても、昼食休憩までの指し手まででストップしたまま…待ち遠しかったです。

40手目までの指了図を見た第一感で、小生は、以下の封じ手を予想しました。

もし、郷田九段が「開戦」を宣言するなら、いきなり▲4五歩と駒をぶつける…。
まだ、もう少し開戦を長引かせるなら、後手の38手目の△4二飛車を牽制する意味&いつでも▲4五歩の開戦を宣言できる、▲4八飛車と転回…。
守りを固めるなら、▲6八金右に…。

こてくんさんからもコメントを頂戴していましたので、会社に出社して、実験始める前の10分間で、急いで紙面を見て、急いでこう考えました。

結局、郷田九段の封じては、▲4八飛車…。
もう少し、開戦を後にして、△4二飛車に睨みを効かせ、▲4五歩からの開戦をいつでも宣言できる形にした感じですね。

その後は、森内名人も、離れた金を自玉に近づけるように指し手を進ませ、郷田九段も穴熊に組み換える方針を選んだ様です。
でも、後手の歩が先手玉に結構迫っていますし、間に合うのか…と、ちょっとハラハラ。

そして…つい先ほど、その雌雄が決しました。

表題の通り、森内 俊之 名人が22時35分、158手までで、挑戦者・郷田 真隆 九段を下し、防衛に成功
同時に、名人位獲得通産5期となり、規定により『第十八世名人』『永世称号』を獲得しました

おめでとうございます

森内名人は、その名に恥じぬよう、棋王戦で失冠はしましたが、指し手に随所に工夫が見られていました。
このときから、名人位の防衛への序章が始まっていたと考えると、自らを『十八世名人』の名に恥じぬ棋士へと磨き上げていたのかもしれませんね。

小生のような入門者には、どうしてもそう映ってしまいがちな「受け一辺倒」のイメージを完全に払拭し、実は「攻め」の棋風であることを感じさせるものでした。

このシリーズでも、その片鱗は随所に現れていました。

ただ、残念なのは、「世紀の大逆転」とまで評された、第6局の最終盤でのミスです。
これを呼び込んだ郷田九段の執念は、心から賞賛に値しますが、森内名人の棋風からも、にわかに信じがたい、131手目の▲4七玉…。

ただ、これがあったからこそ、『永世名人』はそうたやすい称号に非ず…ということを、ご自身が「痛感」といって良いほど一番感じたのではないでしょうか。

その教訓を、「静かな闘志」へと昇華させ、見事に最終局で『永世名人』の称号を手中にしましたね…。

改めて、おめでとうございます

そして、『歴史的瞬間』に立ち会えたこと…嬉しく思いますし、感謝したいですね

敗れはしましたが、挑戦者の郷田九段にも、賛辞を贈りたいと思います

あの第6局の「世紀の大逆転」の立役者は、間違いなく郷田九段の名人位に対する執念です

あの第6局は、殆ど森内名人に流れが傾いていました。

最後の最後まで諦めなかった執念が、プロ棋士の皆さんの殆どが「世紀の…」という「冠」をつけるほど賞賛される名局を生んだと思います。

今年度のこれまでの「ベストバウト」と言っても、決して過言ではないでしょう。

そんな感動を、ファンに与えてくださいました
その執念があったからこそ、この最終局もあったわけですから、心から感謝の言葉と、労いの拍手を贈りたいと思います

郷田九段にも、このシリーズは、名人位への挑戦を決めた日に、ご尊父様が逝去されたということもあり、しっかりした目標がありました

その「弔い合戦」は、残念ながら成就こそなりませんでしたが、あの第6局は、天に召されたご尊父様も、きっと鼻高々なお気持ちで、ご覧になっていらっしゃったのではないでしょうか?

小生は、そう信じたいです。

いずれにしても、『歴史的瞬間』の立役者となられた、両対局者に、改めて御礼を申し上げたいと思います。

これで、65期目の名人が決まりました。

既に66期目の挑戦者を決める戦いは、始まっています

再び、この悔しさを胸に刻み、郷田九段が挑戦者に名乗りを挙げるか…。
「次期永世名人」として、既にリーチがかかっている羽生三冠が、これを刺激に鬼の形相で『第十九世名人』へ挑戦するのか…。
只今、棋聖戦の防衛に向け優位に立っている佐藤棋聖・棋王が、昨年度を髣髴とさせる勢いそのまま、挑戦者に名乗りを挙げるのか…。
『第十七世名人』の威信にかけて、谷川九段が奪取に向け、再び挑戦者に名乗りを挙げるのか…。
「名人位獲得2期」の実績を引っさげて、3期目の獲得に向け、丸山九段が挑戦者として名乗りを挙げるのか…。
「自分が一番強い」という強い信念をお持ちの、『藤井システム』の生みの親である藤井九段が、その戦型の優秀さをさらに高めるべく、挑戦者に名乗りを挙げるのか…。
「捌きのアーティスト」の久保八段が、タイトル獲得への執念を見せるのか…。
「武蔵」との異名を持つ、将棋への情熱は人一倍熱い三浦八段が、羽生「七冠」から棋聖位を奪った当時の勢いそのまま、名人位へ挑戦するのか…。
『新・A級棋士』である、木村&行方八段が、いきなり挑戦権を得るのか…。

興味は、全く尽きませんね

将棋ファンであること…こんなにまで将棋が大好きになれたこと…とても嬉しく思います。

そして、小生を将棋の世界へ導いてくださった、渡辺 明 竜王をはじめ、渡辺竜王のブログでお目にかかった、振られ飛車さん、ssayさん、nanaponさんLogical Spaceさん、こてくんさん他、小生がファンになったお方…全ての皆さんに、感謝で一杯です

さあ、ちょうど今、衛星放送では、この最終局のダイジェストの放送に入りました

しっかり『歴史的瞬間』…目に焼き付けたいと思っています

そして、明日…毎日新聞をゲットして棋譜を確認し、しっかり並べて勉強したいと思っています
Comments (6)   Trackback (1)