このシリーズ開幕の第1局は、挑戦者・深浦 康市 八段が制して向かえた、『第48期 王位戦』の第2局が、北海道帯広市を舞台に、今日から始まりました。
開幕局を深浦八段が制し、対戦戦績も、羽生王位から見て15勝14敗の全くの五分。
先日千秋楽を迎えた大相撲・名古屋場所は、横綱・朝青龍 明徳 関が3場所ぶり21回目の優勝を決め、同時に、13勝2敗の好成績を残した、地元。岡崎市出身の関脇・琴光喜 啓司 関が、大関昇進をほぼ確実にしています。
しかし、琴光喜関は、対朝青龍関戦に、なんと、27連敗中…。
比較に出すのはちょっと「お門違い」かもしれませんが、深浦八段は、将棋界での実績では、不動の『横綱』級にある羽生王位相手に、星勘定を五分に持ち込めているのですから、実は凄いことです。
優勝した朝青龍関に対し、2場所連続で白星を重ねて殊勲賞を獲得した、安美錦 竜児 関に例えて、「将棋界の“安美錦関”」的な存在といっても、過言ではないでしょう。
さて、羽生王位が、ここは貫禄を示して、このシリーズの戦績を五分に戻して、通産タイトル獲得を67期に伸ばす、足がかりを築けるのか…。
深浦八段が、このままの勢いそのまま、初のタイトルの奪取に成功するのか…。
戦績が「本当に」五分なだけに、益々注目ですね。
本局の戦型は、後手番となった羽生三冠が、2手目に△3四歩として角路を開け、結局、一手損角換わりの腰掛け銀になりましたね。
なんと、まぐれですが…戦形予想が当たってしまいました…。
一度は…しかもシリーズ序盤で、必ずやってくるだろうと思ってはいたので、予想はしやすかったのですが…見事にやってくれましたね。
ですが、1日目から駒のぶつかる、激しい展開です。
しかも、「開戦」を告げたのは、挑戦者の深浦八段の方でした。
さて、この強気な姿勢が、終局に成就するでしょうか。
一手損角換わりも、入門者や初心者には、指しこなしが難しいとされます。
またまた、しっかり勉強したいと思っています。
封じ手は、羽生王位の手番ですから、今回もさっぱり読めません。
アッと驚く手を放ち、勝利をもぎ取る凄さを持っていますし、今回は早々に駒がぶつかって、羽生王位は持ち角を、既に7三の地点に打っています…。
第一感は、▲4七の金を咎める、△4六歩でしょうか…。
最初は、△7五歩と取ってしまう手も考えましたが、▲同銀からの変化が、案外忙しくなりそうな気配ですので…。
でも、全く自信はありませんね。
さて、この第2局を制するのは、ディフェンディング・チャンピオンでしょうか…。
それとも、挑戦者でしょうか…。
明日の夜には、勝敗が決します。
小生自身も、明日に業務進捗報告会(今日、報告書を所属長に提出しましたが、ちょっと進め方にクレームがつき、凹んではいますが…)と、英文の学術論文紹介の会議(こちらも、読み進めると、ちょっと現業とは全くの的外れな内容だったことが分かったので…今から「チキン」ですが…」)があります。
これが終われば、メンタル的に忙しなさが緩和され、ゆとりができます。
早めに帰宅して、戦況を眺めたいと思ってます。
いずれにしても、楽しみですね。
*************************************
それと、今日はもう一つ…。
「サイドビジネス」で、小生には人事から「リクルーター」の業務が課されているのですが、2008年度入社対象の学生の採用活動がとりあえず全社的に一段楽したので、今日は先程まで、その活動に関わったメンバー全員で、酒宴でした。
飲み代は、人事部負担なので「タダ」…。
ですが2008年度は、我が母校(春日部高校ではなく、最終学歴の大学院の方です…)から1名採用されたものの、小生を含めた「リクルーター」(小生の他、入社年度が後輩の2名が拝命)が世話をした学生ではなかったので、「喜び半分」の複雑な心境でした。
なので…
「人事部の皆様…お役に立てなくてすいません」
の心境で、ビールを頂いていましたね…。
来年は、人事部からの「サイドビジネス・ミッション」が「クビ」にならなければ、おいしいお酒が飲めるように、頑張りたいものです。
ですが、小生の専門分野(薬学)の業界は、採用活動が各社とも凄く早いので、「クビ」かそうでないか…のうちに、2009年度の採用対象者に向けた活動を、遅くとも1ヶ月後から始める必要があります。
「最後のご奉公」ができれば…と思っています。
昨日のエントリーではないですが、大河ドラマ『風林火山』の、千葉 真一 さん演じた、板垣 信方 の心境です。
もし、小生が「クビ」となっても、壮絶ですが、笑って「討死」できるだけ、今までの3年間、頑張って来ました。
後輩達も、小生の「活動振り」に「音」をあげながらも、慕って付いてきてくれました。そんな「背中」を見せることは最低できましたので、悔いはありません。
(その3年前は、毎日王冠のサイレンススズカの如く、他を3倍も引き離す「ぶっちぎり」の、ダントツの全社トップの大学訪問件数で、小生がスカウトした人財も入社してくれたので、人事から、「MVP」と評されましたのでね。)
今日後輩に、「万一のことがあったら、後は頼むよ。ただし、バックアップは惜しまないから」と、話してきました…。
開幕局を深浦八段が制し、対戦戦績も、羽生王位から見て15勝14敗の全くの五分。
先日千秋楽を迎えた大相撲・名古屋場所は、横綱・朝青龍 明徳 関が3場所ぶり21回目の優勝を決め、同時に、13勝2敗の好成績を残した、地元。岡崎市出身の関脇・琴光喜 啓司 関が、大関昇進をほぼ確実にしています。
しかし、琴光喜関は、対朝青龍関戦に、なんと、27連敗中…。
比較に出すのはちょっと「お門違い」かもしれませんが、深浦八段は、将棋界での実績では、不動の『横綱』級にある羽生王位相手に、星勘定を五分に持ち込めているのですから、実は凄いことです。
優勝した朝青龍関に対し、2場所連続で白星を重ねて殊勲賞を獲得した、安美錦 竜児 関に例えて、「将棋界の“安美錦関”」的な存在といっても、過言ではないでしょう。
さて、羽生王位が、ここは貫禄を示して、このシリーズの戦績を五分に戻して、通産タイトル獲得を67期に伸ばす、足がかりを築けるのか…。
深浦八段が、このままの勢いそのまま、初のタイトルの奪取に成功するのか…。
戦績が「本当に」五分なだけに、益々注目ですね。
本局の戦型は、後手番となった羽生三冠が、2手目に△3四歩として角路を開け、結局、一手損角換わりの腰掛け銀になりましたね。
なんと、まぐれですが…戦形予想が当たってしまいました…。
一度は…しかもシリーズ序盤で、必ずやってくるだろうと思ってはいたので、予想はしやすかったのですが…見事にやってくれましたね。
ですが、1日目から駒のぶつかる、激しい展開です。
しかも、「開戦」を告げたのは、挑戦者の深浦八段の方でした。
さて、この強気な姿勢が、終局に成就するでしょうか。
一手損角換わりも、入門者や初心者には、指しこなしが難しいとされます。
またまた、しっかり勉強したいと思っています。
封じ手は、羽生王位の手番ですから、今回もさっぱり読めません。
アッと驚く手を放ち、勝利をもぎ取る凄さを持っていますし、今回は早々に駒がぶつかって、羽生王位は持ち角を、既に7三の地点に打っています…。
第一感は、▲4七の金を咎める、△4六歩でしょうか…。
最初は、△7五歩と取ってしまう手も考えましたが、▲同銀からの変化が、案外忙しくなりそうな気配ですので…。
でも、全く自信はありませんね。
さて、この第2局を制するのは、ディフェンディング・チャンピオンでしょうか…。
それとも、挑戦者でしょうか…。
明日の夜には、勝敗が決します。
小生自身も、明日に業務進捗報告会(今日、報告書を所属長に提出しましたが、ちょっと進め方にクレームがつき、凹んではいますが…)と、英文の学術論文紹介の会議(こちらも、読み進めると、ちょっと現業とは全くの的外れな内容だったことが分かったので…今から「チキン」ですが…」)があります。
これが終われば、メンタル的に忙しなさが緩和され、ゆとりができます。
早めに帰宅して、戦況を眺めたいと思ってます。
いずれにしても、楽しみですね。
*************************************
それと、今日はもう一つ…。
「サイドビジネス」で、小生には人事から「リクルーター」の業務が課されているのですが、2008年度入社対象の学生の採用活動がとりあえず全社的に一段楽したので、今日は先程まで、その活動に関わったメンバー全員で、酒宴でした。
飲み代は、人事部負担なので「タダ」…。
ですが2008年度は、我が母校(春日部高校ではなく、最終学歴の大学院の方です…)から1名採用されたものの、小生を含めた「リクルーター」(小生の他、入社年度が後輩の2名が拝命)が世話をした学生ではなかったので、「喜び半分」の複雑な心境でした。
なので…
「人事部の皆様…お役に立てなくてすいません」
の心境で、ビールを頂いていましたね…。
来年は、人事部からの「サイドビジネス・ミッション」が「クビ」にならなければ、おいしいお酒が飲めるように、頑張りたいものです。
ですが、小生の専門分野(薬学)の業界は、採用活動が各社とも凄く早いので、「クビ」かそうでないか…のうちに、2009年度の採用対象者に向けた活動を、遅くとも1ヶ月後から始める必要があります。
「最後のご奉公」ができれば…と思っています。
昨日のエントリーではないですが、大河ドラマ『風林火山』の、千葉 真一 さん演じた、板垣 信方 の心境です。
もし、小生が「クビ」となっても、壮絶ですが、笑って「討死」できるだけ、今までの3年間、頑張って来ました。
後輩達も、小生の「活動振り」に「音」をあげながらも、慕って付いてきてくれました。そんな「背中」を見せることは最低できましたので、悔いはありません。
(その3年前は、毎日王冠のサイレンススズカの如く、他を3倍も引き離す「ぶっちぎり」の、ダントツの全社トップの大学訪問件数で、小生がスカウトした人財も入社してくれたので、人事から、「MVP」と評されましたのでね。)
今日後輩に、「万一のことがあったら、後は頼むよ。ただし、バックアップは惜しまないから」と、話してきました…。
結局封じ手は、△4六歩でしたね。
ですが、コメントを拝読して、唸りました。
駒の配置を隅々まで見ることができなかった証拠ですので…ご指摘の手は見えませんでした。
確かに7筋や8筋は窮屈。その位置に、効きが止まっている飛車が居たままは、確かに…と思いました。
spinoza05さんは、logical Spaceさんとも情報交換をなさっていたと思います。
棋力が相当おありとお見受けしていますが、実際のところはいかがなのでしょうか?
障りのない程度で結構です、ご教示頂ければ幸甚に存じます。
自身の記事のエントリーでちょっと精一杯になってしまい、そちらにお伺いできず、心苦しくは思っていますが、時間を見つけて、必ずお邪魔させていただきますね。
(更新情報は、チェックできていますし、あれだけの内容の記事を毎日エントリーなさっているのは、脱帽です。逆に、spinoza05さんのバイタリティーに見習って、小生も感じたことや、書きたいことや、シリーズ化している記事を数題抱えていますので、なるべき時間を作って、無理ない程度で、でも、毎日エントリーできるように、気楽にやっています。)
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
先ずは、コメントを頂戴したことに対し、御礼まで。
僕は1日目ということで軽く考えすぎていましたがここはすでに勝負どころで,上記の手順では先手が簡単によくなってしまうようです。むしろ変な手を考えさせてしまったようで申し訳なかったです。ただ,これはLogical Spaceさんもご自身のブログで指摘されていましたが,▲7四歩を受ける△6三金はあったかと思います。
深浦八段も▲4七金と上がった以上,△4六歩にすぐ▲4八金と引く筈もなく,僕は実際に指された△4六歩は,かなり突っ張った手という印象を受けています。本譜の▲4八金まで進んだ局面は,▲4七金と上がる前の局面からみると,先手が▲7四歩と▲4八金,後手が△4六歩と△6四角を指したことになっています。2手ずつ指したので先手番でなければなりませんが,後手の番です。それでも▲7四歩という一手の価値は,後手の2手の価値より高いか,少なくとも同等だというのが,▲4七金と上がったときの深浦八段の判断だったと思いますので,この意味でも,△4六歩は突っ張った手といえるのではないかと思います。
いずれにしても△4六歩を当てられたことは見事で,またそれが偶然でないことは,過去の封じ手の予想からも明白だと思います。もう少しご自身の棋力に自身をもたれてもいいのではないかと思います。
次に僕の棋力について。
僕は町道場にも行ったことがありませんし,ネット対局もしません。かつては同僚と会社で指したこともありますが,現在はそうした環境になく,もう何年も実戦を経験していません。なので,自分がどの程度の棋力であるのか,自分自身でも把握しかねます。ただ少なくとも,Logical Spaceさんのように,町道場三段というレベルではない筈です。
僕の研究はすべて駒を動かしての研究です。実戦ではこれは不可能ですから,僕が研究で示している手順ほどの実力は,実戦の場では出ないです。
野球をやらない野球ファンというのは多くいるでしょうし,相撲ファンのほとんどは自分では相撲は取らないでしょう。そういう意味で,将棋をほとんど指さない将棋ファンというのもいていいわけで,現在の僕はそれにあたると思います。変な言い方ですが,自分でヘボ将棋を指すよりは,プロの素晴らしい将棋を鑑賞し,指された手の意味を考えることの方が好きなのです。
最後に僕自身のエントリーについて。
当日の将棋やレースを別にすれば,前もって書いておくことができるものがほとんどです。つまり時間があるときに書いておくことができるわけです。僕のブログはやや特殊ですので,校正という意味からも,この方がいいと考えています。ですので単純に1日の仕事量として考えれば,たぶん想像されているほど大変なことではないと思います。
コメントとしては異例の長さになってしまいました。失礼しました。