Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

背丈のロマン

2007-04-01 17:45:56 | 明川 哲也 さん
ほぼ4週間に一度、朝日新聞(住まいが山口なので、北九州版?)の生活面の『相談室』の回答者として登場される、明川哲也さん。
色々な悩みを持つ方に、実にユニークな表現で、「悩み解消」のヒントを与えています。

まだまだ「初心者ブロガー」としても、その表現方法は、大変勉強になっています。

今回紹介するのは、3月2日の『相談室』に相談を寄せた、20歳の女子学生に対する回答です。

相談事は、身長が170cmもあり、街を歩くと男性も私より背が低い人が多く劣等感を感じる…。スポーツもやっていたので肩幅もあり、ごつい感じ。こんな自分を恨むばかりで、外国暮らしでもしようか…と思うのだが、どうやって生きていったら良いのか…という内容。

小生にしてみたら、「個性的で、それを自慢できる強さを身につけたら、勝ちだと思うんだけどなぁ~」と思うのですが…

この相談に対しても、明川さんは、以下のような絶妙な回答をしています。


ボクのあこがれた女性ドラマーは、183cmもありましたよ。
伊東美咲さんも171cm。
今の時代、むしろあなたの身長をうらやむ人がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
それでも気になるのなら、おっしゃる通り外国暮らしもいいでしょう。
身長が世界一高いオランダなんてどうですか。
調べてみたところ、オランダ女性の平均身長はあなたよりちょっと高い程度。
お望み通り、見事に周囲に溶け込みます。
溶け込むかな?…今度はあなたが東洋人であることを気にしそう。
街でショーウインドーに映った自分の姿を見て、なんで私だけチョー東洋人なのかと。
結局、人間が居る場所はいつも何かを比較して落ち込むばかりなので、あなたはサバンナでシマウマと暮らすようになります。だが、やはり溶け込めない。
シマウマほど迫力ある歯ぎきがないので溶け込めない。
あなたの不安が消えるのは、いつかきっと現れる、あなたを好きだと言ってくれる人に出会ってからかもしれません。
あなたの背も、ぶつかり稽古のできそうな肩もみんな好きだよと言ってくれる人。
個性とは、自分らしさの要素であると同時に、巡り合いのための道しるべでもあります。
ロマンティックは、その背丈から。


鋭いです…
たった数行の悩み相談にも拘らず、イメージしやすい具体例を挙げ、小生のような、若干凝り固まった発想しかできない人間にとっても、本当にイメージできてしまう表現力と説得力…。

そういえば、小生も声が大きくて、それを咎められたことがありますが…抑えようとすると、やっぱり苦しいんですよね。

そう。小生は、高校3年間応援団やっていたのだから、人より声が大きいのは、もう小生の一部なんだから、変えようがない…。

個性は、殺そうとすると、逆に息苦しくなる…。

それを「背丈はロマン」と、気楽に回答できる明川さん…素晴しいですね

すっかり明川さんのファンになった小生…。
カテゴリに『明川 哲也 さん』を設けて、お悩み相談に対する絶妙な回答ぶり…紹介していこうと思っています

4週間おきの金曜日が、楽しみになってきました

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする