Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第67回 皐月賞』レース回顧

2007-04-15 18:45:14 | 競馬
2時間ほど前に、表題の『皐月賞』…決着がつきましたね

それでは、「反省」もこめて、レース回顧をしたいと思います。

逃げたのは、モチではなく、『京成杯』で逃げて波乱を演出した、サンツェッペリンでした。
スタートも、1コーナーのごちゃつきもなく、序盤はスムーズな競馬だったと思います。
若干「掛かり気味」に外からヴィクトリーが進出し、そのまま先頭に踊り出ました…。

ペースは、どちらかといえば「平均ペース」と言え、位置取りが前目でないと苦しい展開になりましたね…。
強烈な追い込み馬であるドリームジャーニーや、位置取りが後ろ過ぎたアドマイヤオーラ,フサイチホウオー,ココナッツパンチあたりには、本当に厳しい展開です。

結局、「平均ペース」でも、そこそこの時計を持っていたヴィクトリーと、これと喧嘩せず、スムーズに競馬ができたサンツェッペリンの「行った行った」の競馬となり、この両馬のワンツーフィニッシュで決着しました

サンツェッペリンが全く人気がなかったので、高配当となりましたね。
馬連は、ブゼンキャンドル-クロックワークで決まった『秋華賞』並みとなりました。


さて、各馬について見てみましょう。


優勝したヴィクトリーは、これくらい走って当然の馬です

血統背景は非常に派手ですし、課題の「折り合い」さえつけば、『ラジオNIKKEI杯2歳S』でフサイチホウオーと接戦していたほどですから、能力は非凡です

『若葉S』組の2頭の一角を担っていましたが、この組がレベルが高いと評価しましたのも、持ち時計が『弥生賞』組と遜色がなかったがゆえです。

ただ、直前の調教内容が、終いがお釣りのない「あらあら」の状態でしたので、評価を下げざるを得ませんでした…

田中 勝春 騎手もJRAのGⅠレース139連敗中と、ある意味、東京六大学野球リーグの「東京大学」並みに奥ゆかしいので、減点材料としました。

ただ今日は、馬の気分だけなだめるように心がけた騎乗ぶりが、実に見事でした
これで、田中 勝春 騎手も垢抜けて、GIをたくさん勝てるような騎手になるかもしれません

先程も申し上げたように、この馬の血統は、気性面さえ良くなれば、間違いなく『東京優駿』向きです
ブライアンズタイム×トニービンですから…
よって、『東京優駿』でも、何らかの印は付ける価値はあります。

まだレース経験も浅いので、上積みも見込めるので、将来性楽しみな1頭です
仮の話で恐縮ですが、もう一度同じメンバーで競馬をしても、馬券対象には間違いなく食い込む能力があります。「実力」のある皐月賞馬です


2着のサンツェッペリンは、今日は「穴男」松岡 正海 騎手に、まんまとやられた感じがします。
元を正せば、重賞ウィナー…ここまで評価を落とす方が、実は不思議だったのかもしれません。

ただし、今日は「作戦勝ち」的な面が多々あり、同じメンバーでもう一度競馬をしたら、馬券対象には該当しないと思われます。
これで、次に大きいレースで「逃げ」の作戦に出ても、間違いなくマークされ、何かの馬が鈴を付けに仕掛けてくるはずです。
『東京優駿』では、厳しいかもしれません…。


3着には、実績&実力上位馬・フサイチホウオー、そして4着には、小生の『◎』のアドマイヤオーラが入りました。

この両馬の今日の敗因は、「位置取りが後方過ぎ」たことです。

安藤 勝己&武 豊 騎手の名手2人が騎乗しており、共にペース配分を読める騎手なはずなのに、今日のプレーには「疑問符」が付きます。
両馬共に「脚を余した」格好ですが、これは言い訳にすぎません。

ラスト3F33秒9と、メンバー中最速の末脚を両馬共に繰り出していますが、時既に遅しです…あの位置取りでは。

ですが、この両馬…終いの脚は良いことが判りましたから、『東京優駿』では、またも上位人気するでしょうし、それに応えられる筆頭格ではないかと思います。
特に、フサイチホウオーは、「東京巧者」血統で、実績もあります。

今日で、能力が高いことは証明できましたから、『東京優駿』は、ほぼこの両馬に、ヴィクトリーの位置づけと、新興勢力台頭のウォッチングをして、能力ある馬を発掘さえすれば、展望が開けた感じがします。


頑張ったのは、メイショウレガーロとローレルゲレイロです。

メイショウレガーロも、元々は、もっと上位人気して良い馬です。これくらいは走れる素地はあります。

ローレルゲレイロは、とにかく「渋とさ」が光っています。ただでは負けない根性は、頭が下がる思いさえします。
この両馬は、典型的に「相手なりに走る馬」で、これからも△の印は必要でしょう。

アサクサキングスと、ドリームジャーニと、ココナッツパンチは、若干人気が上位になりすぎた感じがします。

また、ドリームジャーニーは、小型馬にも拘らず今日も「馬体減り」がありました。この時点で、今日は切っても良かったかもしれません。
ただし、スローペースで、瞬発力勝負の競馬となれば、これからも十分太刀打ちできます。

ココナッツパンチは、「馬体減り」×「入れ込みのキツさ」が全てです。
この馬も、瞬発力勝負の競馬が合うのかもしれません。
まだ3戦しましていません。今後の成長力には、期待が持てるでしょう。

アサクサキングスも、もう1レース見ないと、取捨の判断はできないでしょう。


上位人気馬で、今後も巻き返しは困難と見るのが、ナムラマースとフライングアップルです。

両馬とも、レースも結構使っていますし、フサイチホウオーとの位置付けも既に決しました。
フサイチホウオーが「負けて強し」の競馬をした以上、これを逆転するのは、相当困難と見ます。


馬券的には、全くのノーマークが2着したため、配当的にも取れた方のほうが少ないはずですので…潔く「ごめんなさい」するしかありません。

このレースを、相手が必要な形式で取ったファンの方は、相当の勝負師ですね。
凄いです
また、ヴィクトリーの単勝式馬券をゲットされた方には、心からの賛辞を贈りたいと思います


次のGIレースは、小生が1年で最も「本気」を出して予想する、『天皇賞(春)』です。
このレースだけは、絶対に取りたいと思っています

なお、このレースは、各馬が順調に駒を進めれば、「6頭」の勝負ではないか…と、既に見ています。

その「6頭」は…23日からの週の前半に、発表したいと思っています

120%の力を出しての予想をしますので、競馬ファンの読者の皆さんのご期待に添えるように、ガンバリマス
Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする