バーノン・フォレスト対カルロス・バルドミール(2007/07/28)

WBCスーパーウェルター級タイトルマッチ

元ウェルター級チャンピオン同士、バーノン・フォレスト選手(Vernon Forrest)とカルロス・バルドミール選手(Carlos Manuel Baldomir)との間で争われた王座決定戦は、スピードとテクニックで勝るフォレスト選手が大差の判定を得て2階級制覇に成功しています。

フォレスト選手の完勝でしたが、バルドミール選手のタフさには改めて驚かされてしまいました。
スピードで完全に勝るフォレスト選手の放つ左ジャブ、フック、狙いしましたカウンターの右ストレート等々、まともにもらっても全く怯む事無く前進しパンチを振るい続けるバルドミール選手。
効きそうなパンチを浴び続けてもケロリとしているタフネスだけでなく、自らの攻撃をほとんど空転させられながらも、試合開始から終了までほとんど同じペースを維持し続けていたスタミナも驚異的でした。
ポイント的には圧倒しつつも、バルドミール選手の止まらない前進にちょっとお手上げな様子も見せていたフォレスト選手。
フォレスト選手のシャープで正確な攻撃は素晴らしいのですが、バルドミール選手の驚異的なタフネスの方に目が行ってしまう、そんな試合でした。

フォレスト選手は39勝(28KO)2敗。バルドミール選手は43勝(13KO)11敗6分。

Forrest wins WBC 154lb belt!
フォレスト２階級制覇 ＷＢＣ・Ｓ・ウェルター級王座決定戦

カルロス・バルドミール対フロイド・メイウェザー(11/4)