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ピーター・クゥイリン対ディオニシオ・ミランダ(2008/06/11)

2008-06-18 23:12:55 | ボクシング
ミドル級10回戦

1週間前の試合です。
ニューヨークの無敗のミドル級ホープ、ピーター・クゥイリン選手(Peter Quillin)がコロンビア人のディオニシオ・ミランダ選手(Dionisio Miranda)の強打にキャリア最大のピンチに陥る場面を見せながらも10回3-0判定勝利(97-93,97-92x2)して無敗のレコードを守った一戦でした。

スピードがあって強靭なバネを感じさせる強打が魅力のクゥイリン選手ですが、この日は攻撃の組み立ての乏しさが目に付きました。
ミランダ選手の入りor打ち終わりに合わせる肩越しの右。スピードに任せた左フックでの飛び込み。この2パターン以外でパンチを効果的に決める事ができないこの日の戦いではすぐに手詰まりになってしまうのも当然でした。
散発的な強打を決めてペースを引き寄せたクゥイリン選手の立ち上がりでしたが、4回あたりから見られ始めたお互いに密着してのおしくら饅頭状態が断続的に続く展開で体力を消耗。中盤以降手数が落ち、クゥイリン選手の疲労は明白だった7回にピンチは訪れました。
ミランダ選手の右アッパーを浴び動きを止められ、右→左フックを追い討ちされて完全に効いたクゥイリン選手。その後もロープへ後退したところに右ストレートを打ち抜かれるなどし、ダメージと疲労でフラフラのクゥイリン選手の大ピンチでした。
しかし一発の威力はまだ残しているクゥイリン選手の反撃に一気の攻勢を阻まれたミランダ選手。またこの回のラッシュでミランダ選手も体力を消耗してしまった感じで、8回以降クゥイリン選手のスピードが再びペースを奪っての判定勝利でした。

前回の試合の出来が予想以上に良く期待度が一気に上昇したクゥイリン選手でしたが、、、まぁこれも経験でしょう。
パンチは非常に強いのですが、ちょっとこのクラスの身体には足りない(細い)ように感じます。以前から感じていた事なのですが、体力勝負で消耗を見せたこの日の試合ではその点がより強く感じてしまいました。

クゥイリン選手は19勝(14KO)。ミランダ選手は18勝(17KO)2敗2分。

Shocker: Latimore TKOs Powell!
写真
QUILLIN SURVIVES MIRANDA

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