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カシム・オウマ対サウル・ローマン(2007/11/02)

2007-11-03 23:11:18 | ボクシング
スーパーウェルター級10回戦

元IBFスーパーウェルター級王者のウガンダ人、カシム・オウマ選手(Kassim Ouma)が、昨年ジャーメイン・テイラー選手のミドル級王座に挑んで敗れて以来の復帰戦に臨みましたが、メキシコのサウル・ローマン選手(Saul Roman)相手に、10回スプリットの判定を落とす波乱となっています。(96-93,95-94,94-95)

しぶとい実力者、オウマ選手の意外な敗戦でした。対戦相手のローマン選手は今年2戦して2KO負け。身長、リーチで劣るもののオウマ選手にとって問題の無い相手に思えた試合前でしたが、ローマン選手のパワーに苦しんだ試合でした。
初回開始早々に左フックをガツンと当てられて、ちょっと驚いたような様子を見せたオウマ選手。スピードは感じさせないローマン選手の攻撃でしたが、そのパンチからはナチュラルなパワーが感じられました。
2回以降、密着してからのコンパクトなショートパンチで一度はペースを握ったオウマ選手でしたが、中盤以降徐々にローマン選手の強いパンチを前に体力を失って行ったように見えました。

ローマン選手のボディブローが何度も低く入っていたのですが、レフェリーのジェームス・ジェンキン氏は全然スルー。オウマ選手も構わず戦い続けていたのですが、8回にオウマ選手のパンチが低く入った場面でローマン選手はローブローを訴えてしゃがみ込んでしまいました。それまで散々ローブロー打っておきながらなんじゃそりゃ、と思ったのですが、レフェリーにアピールを無視されてダウンの裁定。レフェリーGJ!でした。
クロスした試合内容の中でのダウン裁定が採点に響くかとも思われましたが、公式の採点結果はスプリットでローマン選手を支持していました。

中間距離から放つ右ストレートなど、力が抜けていながら強く打てるローマン選手のパンチに感心していたのですが、8回のシーンで一気に印象が悪くなってしまいました。8回のジェンキン氏のジャッジは全てのレフェリーに見習ってもらいたいものです。
(試合を通じてローブローを完全スルーしていたのはいただけませんが・・)

ローマン選手は28勝(24KO)4敗。オウマ選手は25勝(15KO)4敗1分。

Roman upsets Ouma!
US Friday Night Round-Up/Ouma Defeated!
Roman Shocks Ouma, Munguia Shocks Diaz

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