NABFウェルター級王座決定戦
22歳のプエルトリカンホープ、トーマス・ドゥロルメ選手(Thomas Dulorme)がアリス・アンブリス選手(Aris Ambriz)に初回TKO勝ちして空位のNABF王座を獲得しています。(体格比較)
ドゥロルメ選手のイージーな勝利でした。スタートからスピードに乗ったシャープな左右を伸ばして距離を測定しながらペースメイクしていくドゥロルメ選手。試合1週間前に出場が決まったというアンブリス選手との力の差は大きく、ワンツーからフォローした左フックで効かせ、さらに追い討ちした左フックでドゥロルメ選手が初回からノックダウンを奪います。
すぐに立ち上がったアンブリス選手でしたがダメージは深く、試合再開後すぐに再び左フックでピンチに陥り、右ストレートで2度目のダウンを追加されて試合は終わっています。ストップタイムは初回2分26秒。
ほぼ密着状態からうまく体を入れ替えるようにしてサイドに出て、そこから打ち込んだフィニッシュの右ストレートは鮮やかなものでした。
ドゥロルメ選手は14勝(11KO)。アンブリス選手は16勝(8KO)3敗1分。
Thomas Dulorme Crushes Ambriz, Gonzalez Beats Lyell(Cliff Rold/BoxingScene)
Dulorme destroys Ambriz(Francisco Salazar at ringside Photos:Tom Casino/Fight News)
2011年を振り返る2 新鋭
トーマス・ドゥロルメ対デマーカス・コーリー(2011/06/10)
●スーパーウェルター級10回戦
ジョナサン・ゴンサレス対ビリー・ライル
2008年北京五輪プエルトリコ代表の22歳ジョナサン・ゴンサレス選手(Jonathan Gonzalez)がビリー・ライル選手(Billy Lyell)に10回判定勝ちしています。(体格比較)
初回ライル選手の思い切りの良い右フックやシャープな左ジャブに先手を許したように見えたゴンサレス選手でしたが、2回からはナチュラルなパワーの差でペースをキープ。強烈な左右フックのボディブローや左フック、右アッパーやストレートでしぶとく粘るライル選手をコントロールしていきます。中盤以降やや手数が落ちたゴンサレス選手でしたが中差のユナニマス判定を掴んでいます。
ライル選手もよく頑張っていて時折良いショットを決める場面を最後まで見せていたのですがとにかくパワーの差が顕著でした。
公式のスコアは97-93が2人、98-92が1人の3-0ゴンサレス。シロート採点97-93ゴンサレス。
プロ入り以来最長のブランク7ヶ月ぶりの試合だったゴンサレス選手。ウェイト作りにかなり苦労したとのことで、その影響もあったのかキレとテンポに欠けるボクシングとのこの日の印象でした。
ゴンサレス選手は15勝(13KO)。ライル選手は24勝(5KO)11敗。
2011年を振り返る2 新鋭
フリオ・セサール・チャベスJr対ビリー・ライル(2011/01/29)
ジョン・ダディ対ビリー・ライル(2009/04/24)
ジェームス・カークランド対ビリー・ライル(2007/02/02)
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