box観戦記録

100%自分用のリストです

アレキサンダー・ディミトレンコ対ティモ・ホフマン(2007/11/17)

2007-11-18 09:46:29 | ボクシング
WBOインタコンチネンタル・ヘビー級タイトルマッチ

WBO2位にランクされるウクライナ人、アレキサンダー・ディミトレンコ選手(Alexander Dimitrenko)がドイツのティモ・ホフマン選手(Timo Hoffmann)に12回TKO勝利しています。

全勝のヘビー級ホープ、ディミトレンコ選手にとっては苦しい試合の末の勝利でした。
初回から接近戦でガツガツとパンチを交換し合った両者。ホフマン選手の積極的で勇敢なアタックにディミトレンコ選手が付き合う形で、密着戦が展開されていきました。
ほぼ互角の攻防の中、強烈なボディブローなどで徐々に優位に立っていったディミトレンコ選手は、4回に右アッパーなどで2度のダウンを奪います。
しかし、押し合いながらの互角の密着戦はかなりスタミナを奪ったらしく、また4回に攻めまくった事で、ディミトレンコ選手は完全にガス欠に陥ってしまったように見えました。
5回にホフマン選手の右ストレートで逆転のダウンを奪われてしまったディミトレンコ選手。ダメージよりも疲労でフラフラの様子からは、同じウクライナ人のウラジミール・クリチコ選手がレイモン・ブリュースター選手相手に惨敗を喫した、あの試合を思い起こさせるものでした。
ディミトレンコ選手の負けだなこりゃ、とわたくしなどは完全に思い込んでしまったほどの大ピンチでしたが、6回以降長いパンチで距離を取りながら徐々にペースを引き戻しっていったのは見事でした。
攻撃のリズムを取り戻すにつれてスタミナも蘇ってきたように見えたディミトレンコ選手。試合終盤は逆にホフマン選手の疲労の色が濃くなっていきました。
最終12回に3度ダウンを奪われたシーンでも、効いて倒れたと言うよりは、疲労で自らの身体を支えきれなくなってしまったところにパンチを当てられて倒れてしまったダウンのように感じました。


タフな試合を乗り切ったディミトレンコ選手は27勝(17KO)。ホフマン選手は36勝(20KO)6敗1分。

Dimitrenko chops down Hoffmann!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿