box観戦記録

100%自分用のリストです

アリ・フネカ対ザヒール・ラヒーム(2008/07/05)

2009-02-14 18:45:10 | ボクシング
IBFライト級王座挑戦者決定戦

明日ネート・キャンベル選手の保持する統一ライト級王座に挑戦を予定している南アフリカのアリ・フネカ選手(Ali Funeka)の昨年の試合です。
地元南アフリカにベテラン実力者のザヒール・ラヒーム選手(Zahir Raheem)を迎えて臨んだIBFイリミネーターに5度のダウンを奪った末の4回TKOで圧勝した一戦です。(体格比較)

身長184cm,リーチ188という細身の身体ですがフィジカルの強さを感じさせるフネカ選手。この日は身長で16センチ、リーチで20センチ劣るラヒーム選手相手の試合でしたが、その恵まれた身体的アドバンテージをあまり生かしているようには見受けられませんでした。長い左ジャブを伸ばすのですが、このパンチで相手の接近を許さないってな感じは無く結構両者の距離は近め。右のパンチで5度倒したこの日の試合でしたが、この右も長い距離からの右ストレートというよりも、接近した場面で打つフック気味のパンチに威力が感じられました。
2回に2度、3回に1度、4回に2度ダウンを食ってフィニッシュされたラヒーム選手もコロコロ1発でひっくり返され続けるものの、いずれもフラッシュダウンのような感じですぐに立ち上がって何事もなかったかのように戦っていたのですが、最後に奪われたダウンだけは強烈なものでした。4回終了ゴングとほぼ同時にヒットしたフネカ選手の左フックから右ストレートをクロスカウンター気味に浴びてばったりと前のめりに倒れたラヒーム選手。ここもなんとか立ち上がりますが、レフェリーがストップしてフネカ選手のワンマンショーを終わらせています。

構えた感じや風貌がすごく似ているためか、この日の試合から受けたフネカ選手の印象は、技術的洗練度を大幅ダウンさせたホプキンス選手、といったところでしょうか?(見た目がすごく似てただけかもw)。遠距離からバネを効かせたパンチをビュンビュン打つ選手、というイメージを抱いてたのですがちょっと違いました。

フネカ選手は30勝(25KO)1敗2分。ラヒーム選手は29勝(17KO)3敗。

試合のハイライト動画(youtube)



さて、明日予定されているキャンベル選手とのIBF・WBOタイトルマッチ。
結構楽しみなカードだったのですが、なんと王者キャンベル選手が体重を作れないというガックリニュースが……

Campbell loses titles on scale!(Fightnews)
写真
“Massacre” weigh-in pics!(Fightnews)

記事によると計量に3ポンド(約1.36kg)オーバーで現れたキャンベル選手。2時間の時間が与えられ再計量が行われましたが半ポンドしか落とせず失格に。戦う事無く2本のベルトを失ってしまいました。(結局キャンベル選手は137.5lbs≒62.39kg、フネカ選手は133.5lbs≒60.55kgでパス)
試合は予定通り行われるようで、フネカ選手が勝った場合フネカ選手が2本のベルトをゲット。キャンベル選手勝利の場合は空位となるようです。
昨年ホアン・グスマン選手とのタイトルマッチを予定しながら、グスマン選手の体重超過によって直前にキャンセルされてしまうという不運に見舞われたキャンベル選手ですが、今度は本人かい!!とあきれてしまいます。
この日の計量時で両者の体重差が4ポンド差もあるのですが、フネカ選手には是非とも勝ってもらいたいですねぇ。

この日の興行はこのライト級戦の他に、アルフレド・アングロリカルド・マヨルガ戦というかなり興味深いカードも最初予定されていたんですが、マヨルガ選手が出場をキャンセル・・・はあ残念だなあと落胆していたところにこのニュース。ため息が出まくりですw
もう1つの注目カード、セルヒオ・マルチネスカーミット・シントロン戦に期待したいです。(アングロ選手の相手は二転三転の末にコスメ・リベラ選手になった模様)

ファン・ディアス対ネート・キャンベル(2008/03/08)
ネート・キャンベル対ウィルソン・アルコロ(2007/07/06)

セルヒオ・マルチネス対アレックス・ブネマ(2008/10/04)
アントニオ・マルガリート対セルヒオ・マルチネス(2000/02/19)
カーミット・シントロン対ラブモア・ヌドゥ(2008/11/15)
カーミット・シントロン対アントニオ・マルガリート(2008/04/12)
カーミット・シントロン対ジェシー・フェリシアーノ(2007/11/23)
カーミット・シントロン対ウォルター・マティセー(2007/07/14)

アルフレド・アングロ対アンドレイ・ツルカン(2008/10/4)
アルフレド・アングロ対リチャード・グティエレス(2008/05/17)
アルフレド・アングロ対リカルド・コルテス(2008/02/03)
アンドレ・ベルト対コスメ・リベラ(2007/07/27)
ホエル・フリオ対コスメ・リベラ(2006/10/27)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
勘弁してください (Roy)
2009-02-15 01:50:35
楽しみにしてたのに・・・ファン・ディアスからタイトルを奪ってから久々に試合が見れると思ったグスマン戦がキャンセルで、今回はキャンベルの体重超過とかキャンベルファンの自分はとても残念でなりません。
試合は実施されると行っても半分ノンタイトルで体重超過じゃ見ても面白みは1割くらいです。はぁ・・・
先のマルガリート陣営のように卑怯な手を使ってでも勝ちに執着するケースもあれば、体重超過でタイトルを放棄してしまう今回のケース。世の中色々ですね。
返信する
Unknown (管理人)
2009-02-15 10:22:54
>Royさん
体重超過は本当にいろんな意味で萎えてしまいますよねぇ。キャンベルが勝っても大きな体なんだからそりゃそうかって事になってしまいますし、逆にフネカが勝っても減量失敗のキャンベルに勝っただけ、てな事になってしまいかねませんから。
体に無理な負担をかけてコンディションをガタガタにしてでも絶対頑なに体重を作る事、日本人のように真面目に体重を作る事の弊害ってのも私は問題視しているんですが、試合を決めた以上その体重を作るってのとはまた別の話。
こういった体重超過を犯した選手にはしばらくタイトルマッチに出場できなくする重い処分を課して欲しいですね。
返信する

コメントを投稿