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アミン・アシカイネン対コレン・ゲボル(2008/11/28)

2009-01-15 18:24:08 | ボクシング
欧州ミドル級王座決定戦

ちと古い試合ですが、昨年11月にフィンランドで行われた一戦です。地元期待のアミン・アシカイネン選手(Amin Asikainen)とドイツのコレン・ゲボル選手(Khoren Gevor)との間で争われた空位の欧州王座決定戦は、ゲボル選手が7回ストップで勝利して王座を獲得した一戦でした。

昨年アブラハム選手の持つIBF王座に挑んだときの痛烈なノックアウト負けの印象が強いゲボル選手でしたが、敵地に乗り込んでの堂々たる勝ちっぷりは見事でした。
身長差のある両者。約6センチ身長で劣る左構えのゲボル選手が掛けるプレスをアシカイネン選手が下がりながらのジャブ、右ストレートで迎え撃つ展開の試合。
アシカイネン選手がバックステップを踏みながらゲボル選手の入りに合わせる右ストレートが度々ヒットするものの、ゲボル選手の思い切りの良い左ストレートも譲らず、やや離れた距離ではほぼ互角の両者でしたが、勝負を分けたのは密着戦での攻防でした。
距離を詰められ中に入られるとゲボル選手の頭を抱えるようにするだけで、やりすごすアシカイネン選手(ブレイク待ち??)に対し、密着戦でも積極的に強いパンチを繰り出し続けるゲボル選手。
このがむしゃらなゲボル選手の攻めが強く、アシカイネン選手の左胸付近に頭をつけた状態から放つゲボル選手の左フックで初回からノックダウンを奪われた地元のヒーロー。
4回にはゲボル選手の入りに合わせる右ストレート、この右ストレートから返す左フック、直接入りに合わせる左フックなどを再三ヒットして好機を作る場面も見せたアシカイネン選手でしたが、ゲボル選手の密着状態からのパンチとプレスに徐々に体力を削られ、7回疲れたところに強いパンチを集められて仕留められてしまう完敗でした。
最後の場面でも密着状態からの左フックを数発浴びダメージを負わされ、左右の乱打でたまらずダウン。なんとか立ち上がったものの深いダメージが明白なアシカイネン選手をレフェリーが救い試合は終わっています。
(※6回にアシカイネン選手がゲボル選手からノックダウンを奪っていますが、これは私にはスリップダウンだったように見えました。)

ゲボル選手は30勝(16KO)3敗。アシカイネン選手は25勝(17KO)2敗。

Khoren Gevor Stops Amin Asikainen in Seven Rounds
Gevor TKOs Asikainen for Euro belt!

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