WBOウェルター級タイトルマッチ
6階級制覇の超人マニー・パッキャオ選手(Manny Pacquiao)が全勝のスーパーライト級王者ティモシー・ブラッドリー選手(Timothy Bradley)の挑戦を受けるウェルター級戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、僅差の12回スプリットの判定を制したブラッドリー選手が勝利する大番狂わせとなっています。(体格比較)
ダブル・トリプルの左ジャブ、右ストレートで様子を探るブラッドリー選手の立ち上がり。パッキャオ選手も左ストレートを上下に散らして対抗していくなか、パッキャオ選手が力強い攻撃で徐々にペースを引き寄せていきます。
ブラッドリー選手もパッキャオ選手の左ストレートの入りに左フックを、打ち終わりに右フックを合わせて懸命に戦うのですが、パンチの威力とクオリティの差が徐々にブラッドリー選手を追い詰めていきます。4回にはブラッドリー選手が攻め出た場面で、パッキャオ選手が引きつけて叩きつけたフック気味の左ストレートでトラブルに陥りかけます。一気に攻撃を集めたパッキャオ選手の攻めを足元を怪しくさせながらなんとか凌いだブラッドリー選手でしたが、続く5回にも王者の左ストレートでピンチに陥り、6回にはパッキャオ選手の左ストレート、右フック、左右アッパーなどの正確で強い攻撃にコーナーに釘付けにされて非常に苦しい展開を強いられます。
パッキャオ選手がやや疲れてしまったことと、狙いに入ったことも手伝って徐々にブラッドリー選手が中盤戦でのピンチからの立ち直りを見せますが、それでも要所要所で叩きつけられるパッキャオ選手の強い左右がペースをキープ。
試合最終盤ははっきりと疲労の色を感じさせたパッキャオ選手に対し、相対的なものもあるのかスピードとパワーが蘇って見えたブラッドリー選手でしたが、勝敗という意味では何の問題もない王者の防衛だと、私には見えた12ラウンズでした。
しかし公式のスコアは3氏ともに115-113で、2人がブラッドリー、1人がパッキャオの2-1で新王者誕生を支持する意外なものでした。シロート採点118-110パッキャオ。(公式スコアシート画像)
CompuBox Stats: Pacquiao Dominates The Numbers
Powerpunches
トータルヒットで94、パワーパンチでも82ヒットパッキャオがリードし、12ラウンド中10ラウンドでヒット数で上回っていた。
意外にブラッドリーを推す声が多く感じられた試合前でしたが、試合内容自体を見ればパッキャオ勝利で間違いないと私には思えた試合内容でした。代名詞でもある左ストレートの威力と精度はやはり彼ならではと感じさせる見事なものでしたし、接近戦の攻防でも振り回すブラッドリー選手の攻撃を外しながら正確に強い右フックや左右アッパー、左ストレートを決めていて、スキルの差も見せつけていて、両者の力の差を大きく見せつけた内容だったように私には見えました。
終盤の失速、ってのが今までのパッキャオからは考えられない姿で、戦前から囁かれていた実力の翳りを感じさせたのもまた確かではありましたが、それと試合全体の勝敗は別問題。
採点結果が告げられたときは何かの間違いじゃないのかと疑ってしまったほどの不可解な判定結果でした。
リマッチということになっていくんでしょうか? パッキャオにとっては納得の行かない判定結果でもありましたが、これが彼にとってのラストファイトになっても良いとも感じたのは、パッキャオの衰えみたいなものを感じたからなのかもしれません。
ブラッドリー選手は29勝(12KO)。パッキャオ選手は54勝(38KO)4敗2分。
パッキャオが判定負けでWBOウェルター級王座から陥落(AFPBB)
パッキャオが判定負けで王座陥落 ブラッドリーが30戦無敗で2階級王者に(スポーツナビ)
パッキャオ まさかの判定負け…7年ぶり黒星で王座陥落(スポーツニッポン)
Timothy Bradley Shocks Manny Pacquiao, Wins WBO Belt(Rick Reeno/Boxing Scene)
Bradley, Pacquiao Quick Quotes(Fightnews)
パッキャオ「ジャッジを尊重するけれど、100%勝ったと思った。ファンは誰が勝ったかわかっているはずだ。ブラッドリーのジャブを何発かもらったのは確かだけど、強いパンチを貰った記憶はない。そして結果には驚かされたよ」
ブラッドリー「3人のジャッジがいて、そして下された結果だ。俺にどうしろと?コーナーでは皆勝っていたと思っていたよ。俺が試合をコントロールしていた。3人のジャッジのうち2人が俺の勝ちだと見たということ以外に言いようがないよ。」
アラム「酷い判定だ。誰もが本当の勝者を知っているはずだ。状況をはっきりさせようじゃないか。幸いにも11月にその機会は訪れるはずだけど…。ボクシングが復活することを願っている。これは接戦ですらないんだ。これは不条理でありえない結果で、ボクシング関係者すべてが恥ずべきことなんだ。」
Juan Manuel Marquez: Now Pacquiao Knows How I Felt!(Boxing Scene)
JMマルケス「接戦だったとは思わなかった。パッキャオが少なくとも5ポイントは勝っていたと思うよ。彼がこんな形で敗れた事は残念だ。ただパックは昨年11月に俺がどんな気持ちになったかを分かったんじゃないかね」
Mayweather Sr: Manny Pacquiao Beat Timothy Bradley(Boxing Scene)
メイウェザーシニア「パッキャオが勝っていた試合だったと思うよ。マルケス戦は負けていたけどね。この2戦のジャッジが同一なのかどうか俺は知らないけど、彼らは新しい仕事を探すべきだね」
Bradley's Manager: Tim's left foot fractured, ankle twisted(Boxing Scene)
ブラッドリーは試合中に足首を骨折していた、らしい。試合終了後の会見に車椅子で現れたブラッドリーは、2ラウンド終了後にコーナーに戻った際に「足首を折ったっぽい」とコーナーに告げ、トレーナーのフリオ・ディアスは続行するか否かをブラッドリーに委ねた、との事
写真
Photo gallery: Pacquiao vs. Bradley(ringtv)
Pacquiao Bradley Fight Action(HBO)
Photos: Bradley's Controversial Win Over Manny Pacquiao(Boxing Scene)
Report/gallery: Pacquiao vs. Bradley(Andreas Hale & Anthony Springer Jr. Photos by Chris Cozzone/Fightnews)
Timothy Bradley stuns Manny Pacquiao by split decision(Kevin Baxter/Los Angeles Times)~117-111パッキャオ
Bradley given undeserved decision - ends Pacquiao run(Phil D. Jay/World Boxing News)~117-111パッキャオ
Live Fight Blog: Pacquiao-Bradley(Chris Mannix/Sports Illustrated)~115-113パッキャオ
Timothy Bradley defeats Manny Pacquiao for the WBO title but was the decision another stinker?(Denzil Stone/On The Beak)~118-111パッキャオ
Timothy Bradley Upsets Manny Pacquiao, Takes Dubious Split Decision Victory(Luke Thomas/MMAFighting)~117-111パッキャオ
Timothy Bradley scores decision win over Manny Pacquiao in controversial decision(AP)~117-111パッキャオ
Pacquiao shocked in split decision(Dan Rafael/ESPN)~119-109パッキャオ
Timothy Bradley vs. Manny Pacquiao: Round-by-round recap(Larry Bohannan/The Desert Sun)~119-109パッキャオ
BRADLEY SHOCKS THE WORLD WITH CONTROVERSIAL SPLIT DECISION VICTORY OVER MANNY PACQUIAO(Ben Thompson/Fight Hype)~116-112パッキャオ
Pacquiao vs Bradley Results: Timothy Bradley Wins Extremely Controversial Split Decision, Shocks(Scott Christ/Bad Left Hook)~117-111パッキャオ
Pacquiao Dominates Bradley, But Bradley Wins Decision(Michael Woods/The Sweet Science)119-109パッキャオ
Pacquiao vs. Bradley Results: Winner, Twitter Reaction, Recap and Analysis(Ryan Phillips/Bleacher Report)~117-111パッキャオ
Pacquiao versus Bradley: What the hell just happened?(Geoffrey Ciani/Eastsideboxing)~118-110パッキャオ
MaxBoxingのSteve Kimは117-111パッキャオ
Yahoo! SportsのKevin Ioleは117-111パッキャオ
HBOのハロルド・レダーマンは119-109パッキャオ
Timothy Bradley shocks Manny Pacquiao in a split decision(Lance Pugmire/Los Angeles Times)~プロモーターのボブ・アラムは118-110パッキャオ、ブラッドリーのマネージャー・キャメロン・ダンキンは116-112と見たとアラムが言っていたんですが、
Bradley's Manger Furious Over Bob Arum Scoring Claim(Boxing Scene)
キャメロン・ダンキン自身がアラムの発言を怒りとともに否定。115-113でブラッドリーが勝ったと見た、ってのが本当のところのようです。
Round by Round パッキャオ対ブラッドリー
展望 パッキャオ対ブラッドリー
Round by Round パッキャオ対マルケス3
マニー・パッキャオ対ファン・マヌエル・マルケス(2011/11/12)
マニー・パッキャオ対シェーン・モズリー(2011/05/07)
マニー・パッキャオ対アントニオ・マルガリート(2010/11/13)
マニー・パッキャオ対ジョシュア・クロッティ(2010/03/13)
パッキャオ対コット続報
ミゲル・コット対マニー・パッキャオ(2009/11/14)
パッキャオハットン続報
リッキー・ハットン対マニー・パッキャオ(2009/05/02)
パッキャオ対デラホーヤ 夢のあと
オスカー・デラホーヤ対マニー・パッキャオ(2008/12/06)
デビッド・ディアス対マニー・パッキャオ(2008/06/28)
Round by Round マルケス対パック2
ファン・マヌエル・マルケス対マニー・パッキャオ(2008/03/15)
マニー・パッキャオ対マルコ・アントニオ・バレラ(2007/10/06)
マニー・パッキャオ対ホルヘ・ソリス(2007/04/14)
マニー・パッキャオ対エリック・モラレス(2006/11/18)
ファン・マヌエル・マルケス対マニー・パッキャオ(2004/05/08)
レーロホロノ・レドワバ対マニー・パッキャオ(2001/06/23)
チャッチャイ・サーサークン対マニー・パッキャオ(1998/12/04)
ティモシー・ブラッドリー対ホエル・カサマヨール(2011/11/12)
ティモシー・ブラッドリー対デボン・アレキサンダー(2010/01/29)
ティモシー・ブラッドリー対カルロス・アブレグ(2010/07/17)
ティモシー・ブラッドリー対ラモン・ピーターソン(2009/12/12)
ティモシー・ブラッドリー対ネート・キャンベル(2009/08/01)
ティモシー・ブラッドリー対ケンドール・ホルト(2009/04/04)
ティモシー・ブラッドリー対エドナー・チェリー(2008/09/13)
ジュニア・ウィッター対ティモシー・ブラッドリー(2008/05/10)
ティモシー・ブラッドレー対ドナルド・カマレナ(2007/06/01)
ティモシー・ブラッドレー対マヌエル・ガルニカ(2007/02/02)
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クロッティも顔は綺麗でしたし、腫れやすい、にくい、という体質的なものが一番大きいんじゃないでしょうかね。
>相撲王子さん
マルケスとブラッドリーの戦いを見て、パッキャオ対策というものがある程度確立されてきているのかな
とも感じる内容でした。
ただそれを実践できたブラッドリーでしたが内容的には完敗だったわけですけれど。
>リスクマネジャさん
私はスコアに関しては何の疑いも抱かずパック大差勝利だと思ってました。
ですので最初に115-113のコールがあった時にまず驚きましたし、割れていることにさらに驚かされ、そして3人目も115-113だということにまた驚いて、そしてNewでひっくり返ってしまいました。
4、の意見には完全同意です。かつての異常なまでのエネルギッシュさ、変態の名に相応しい超人性ってのを感じることができなかったことが私も残念ですし、今後に期待も抱けないのでは…ってのが私の今の感想です。残念ですけれど。
リオスアブリルは入手済みですがまだ見ていません。今月の末からまた出張で、さらにネットも無理くさいのでその時にゆっくり見ようかとか予定しています。他にもたんまり溜まってますし。
>大馬・鹿さん
まぁ普通の接戦ならそういう見方もできるんですけどねぇ。
それは私がいつも唱えていることでもありますし。
ただ今回の試合に関してその論は苦しすぎる気がします。
以下は私なりの解釈です。
ジャッジが100人いれば、6、7人はブラッドリーの勝ちと見てたかもしれない。今回はたまたまその内の2人が入ってしまったと。
こう考えて無理やり納得しています。
2. アラムは意外とブラッドリーとのリマッチがほぼ確定して内心、ほくそえんでるのでは?と少しうがった見方をしてしまいます。(リマッチでパック悔しさを晴らす大噴火!を期待する人も少なくない?・・)メイウェザー陣営とはもう関わりたくなさそうなので、どっちみちパックvsメイを実現させる気はもう皆無なのでは・・?他に旬な相手も意外といない?
3. こんな結果では、前回あの試合で勝てなかったマルケスはなおさら悔しいですね。明らかに今回のブラッドリーよりもそのパフォーマンスは上回っていました。
4. 今回一番感じたこと:ラスト3ラウンドでパックが本当にごく普通の、並みのボクサーにしか見えなかった。それが悲しかった。今回、とても気力体力ともに充実しているようには見えなかったので、次回相手が誰であれかつてのパフォーマンスを復活させて欲しいです。もう、難しいのかも知れませんが・・・
パッキャオの勝ちだろうが前回の試合も含め、いよいよパッキャオにもケチがつくか?
個人的には衰えではないと願いたい
衰えかトレーニングを変えたせいか分かりませんが文字通りのパンチの破壊力が潜めたのではないでしょうか。
記事にも追加してありますが、ブラッドリーのマネージャーがとかいう話はアラムの捏造だったみたいです。
試合に向けての準備やウォーミングアップが足りなかった、ってのは私もそうなのかもと思わなくはないですが、結局のところ憶測の域を出ませんからねぇ。
ただ試合前にロッカールームから一時姿を見せなくなってしまったり、試合直前にグラブを交換したりと、色々といつもと違う事が起きていた試合前でもありましたが。
>PPPさん
ブラッドリーはよくやったと私も思います。
ただそれでも大きな力の差を見せつけられた試合でもあったと思います。
結果は意味不明なものになってしまいましたが、ブラッドリーがこの試合の経験を生かし、また自信にして大きく成長する、なんてこともあるのかもしれません。
>Unknownさん
どうやったらブラッドリーにポイントが行くのか、という点に注目して試合を見なおしてみようと思ってます。
>クワッさん
私もかつての超人的だったパックの姿がもう見られないのか、との思いを抱かずにはいられない試合内容に寂しさみたいなものを感じました。
これは仮にパックが大差判定で勝利していたとしても同じです。
>CAMAROさん
これだけの大きな試合でここまでの不可解な判定、ってのは私もすぐには思い浮かばないです。
ルイス対ホリフィールド1ぐらいですかね。
不可解判定の歴史に残るのは間違いないと思います。
>チューさん
ブラッドリーが取っていたのは3ラウンドないし2ラウンド、という見方が多い感じですね。多いというかほぼ全ての人がそう見た試合でした。
>泣けるさん
パッキャオ敗戦、という結果自体に対してそう落胆することはないと思います。誰の目にも本当の勝者は明らかですから。
ただパッキャオのパフォーマンスに対して落胆、ってのには同意できますが。
>TITOさん
メイとパックの時代はもう終わり始めているのは確実でしょうね。
今回パックのパフォーマンスでそれが見えてしまったわけですが、今後はそれがますますハッキリと目に見える形で現れていくんじゃないでしょうかね。まぁしょうがないことです。
>Unknownさん
判定はありえないレベルのおかしなものでした。これは強く断言できることでしょう。
ただパック引退、ってのには私も賛成です。ずっと前から、パック対メイが実現しないのならば引退で良く、それ以外の試合は必要ないとの考えは変わっていません。
>tarouさん
私も同意です。ただ上にも書いたとおり、パック敗戦という結果に対する落胆のようなものは皆無といっていいぐらいないです。
>hoodさん
色々な見方があることは当然ですし、たとえ自分の見方と正反対であったとしてもその見方を尊重する
ってのが私の姿勢ですが、今回のこの試合に限って言えばブラッドリーが勝っていたという見方は悪い冗談にしか思えません。
>ロリコン軍曹さん
前戦の大苦戦で超人性が薄れてしまって対メイへの期待が大きく萎んでしまいましたが、今回のパフォーマンスでそれはさらに加速してしまった
ってのは私も同じです。
>Unknownさん
前に出てくるサンドバック、マルガリート相手にペースをコントロールしながら好き放題に打っていた試合と
打ち終わりや出鼻にパンチを合わせてパックの加速をうまく止めていたブラッドリー
という試合のペースの違いってのがある気がします。
ただ終盤の失速には大いに驚きましたが。
>バークさん
再戦が既定路線なんでしょうかね。
私はあまり気が進みません。
>まっからむさん
私にとってはパッキャオはやはり強い、ということもハッキリと見えた試合でもありました。
ブラッドリーの速い攻撃をうまくカバーするあたりのスキルの高さも、今まではあまり見えなかったけれど見事だと感じもしました。
ただ仰るとおりの覇気のなさ、ってのが大いに気になりましたね。
>起死回生さん
敗戦に奮起して、というパターンもあるのかもしれませんが、パッキャオ本人が負けたとは心の底から思ってないでしょうし、リベンジがモチベーションたり得るのかってのは疑問にも感じます。
判定が告げられた時も全然悔しそうには見えませんでしたし。
それでもリマッチということになっていくんでしょうね、恐らく。
>チャルバンチャイさん
もしパックが敗れた場合は11月に再戦、というのは契約通りで
このことに触れて試合前にブラッドリーが11月にもう一度戦うんだ(つまりは今回は俺が勝つ)とアピールする一幕なんかもありました。
ただこの不可解な判定結果を受けてしまうと、変な勘繰りをしてしまうのも無理はないとも思います。
>北陸の通りすがりさん
まさに仰るとおりで、パッキャオがその実力に大きな翳りを見せながらも、それでもハッキリと力の差を見せつけて勝利した
という試合でした。
パックの引退が近い、というのはその通りでしょうね。やめるのならスッパリ・キッパリとやってほしいです。
>Unknownさん
ペース配分に気を配っている、ってのは中盤のラウンドでのパッキャオから感じられたのは私も同じでした。
リマッチは私もスンナリと歓迎できませんが、そうなっていくのは当然の成り行きだとも思います。
どんなとんでもない判定にしろ、パッキャオが敗れて王座を失ったという結果は事実ですから。
>ふみさん
ふみさんの説と重なりますが、前戦のマルケス戦のジャッジが影響を与えていたのかも、とも言えるような気もします。
まぁ、そんなことはないと思いたですが。
>先見の明さん
パッキャオは変わらないと思います。聖書の勉強をはじめたりしてるみたいですが、本質の脳天気なあんちゃん気質は変わらないですし、変わってほしくないとも思います。
酒を飲んで、カラオケをエンジョイし、賭けビリヤードに熱くなり、NBA中継を見るために試合開始を遅らす(ほんとかどうか知りませんが)
こういうのが無くなって変に優等生になってしまったら、それはもうパックじゃない気がします。
>通りすがりさん
いろいろと専門家の見方を探していますが、いまのところブラッドリーの勝ちとみたってのは、ブラのマネージャー、キャメロン・ダンキンしかいません。
どちらが勝っていたのか、ってのは火を見るより明らかなんじゃないでしょうか。
再戦希望
それが何よりもショックでした。
ブラッドリーは期待以上に善戦したと思いますし、本来なら株が上がるはずなんですが、勝ってしまった事でバッシングの対象にされてしまうのは少々気の毒にも感じてます。
さて再戦ですが、もしやるなら、今回の敗北で目を覚ましたパッキャオが議員もタレントも辞めて、真面目にボクシングの練習をし、往年の怪物性を取り戻したパッキャオが鮮やかにリベンジというのが私のパッキャオ復活の青写真なのですが、現実はそうは行かないんでしょうね。
C.J.ロスもラスベガスの試合では常連のジャッジ。まったく腑に落ちません。
パッキャオの状態が大勢が期待したレベルになかったのは事実ですが、
試合の判定はまったく別の次元の話。かなり不可解ですね。
3人のジャッジのポイントが最後の辻褄だけ似通っているような採点内容なのも気になる。
陰謀論を取るわけじゃないですが、なにかオープンスコアリングシステムでの採点のようです。
あえて陰謀論的に取るなら、接戦(個人的にはそう見えなかったが、そんな空気が会場を支配してたとしても不思議ではない)を
パッキャオの勝ちにつけると「ビジネスを守った」と世間に非難されるのをジャッジが恐れたと見る方が自然に思えます。
大勢があんまり見たいとは思わないであろう再戦より、メイ戦への盛り上がりが消えたことのダメージの方があまりに大きすぎる。
話がかなりわき道にそれましたが、いずれにせよこの状態のパッキャオであれば、もう見たくない。
陣営の不協和音やパッキャオ本人の派手目な生活など、いろいろな情報が流れてましたが、
すべてを振り払ってもう一度ボクシングに専念できるのか。
今後の期待値はかなり低くなってしまいますが、リングに上がる限りは試合は見るつもりです。
アラムさん、接戦ですらないのにやるんですか?
ていうかあなた見たいですか?
リマッチするくらいなら引退してほしいです。
パックは体力的な衰えよりやる気がなくなってきているという印象を受けました。
ときおり見せるフルスロットルの動きはやはり尋常ではないものを感じます。
しかしその頻度がかなり減っているのが悲しいです。
後半の失速からしてスタミナに問題があると本人も自覚していたんでしょうかね?
素人考えですがスタミナは改善できる可能性が高いと思うので奮起してまた強いパッキャオを見せてほしいです。相手はブラッドリー以外で。
ブラッドリーも終盤になって意地を見せて、かなり健闘したという印象ですが、全般を通してみるとパッキャオがパワーで圧倒した内容に見えました。
確かにパッキャオの衰えというものは感じられましたが、試合結果に大きく影響を及ぼす程のものではなかったかと。
ただこの敗戦によって、パッキャオに残された時間を今改めて考えると、彼がグロープを置くその時が訪れようとしているような気がします。
結果はそうでも内容はとても捌いたなんていえない内容でした。
ただ、パッキャオの無尽蔵のスタミナに出るときは一気に出る爆発力は完全に為りを潜めてしまいましたね。
引退でもいいと思います。特に管理人さんが紹介してくれているアラムのコメントに噴出しそうになりました。
くだらない陰謀論が結構好きな私としてはこの判定はアラムがリマッチでもうひと儲け企んだ末の結果では、と。
こうして時間だけが過ぎ去って、メイもパックも衰えていくではなんともやりきれないですね。
しかし、判定が真面目に見ていた全員を馬鹿にした茶番に感じました。
終盤9roundから全てをブラッドリーが取ったとしても116-112。甘く見てもそれ以上はポイントを振れない、そう感じました。
まるで判定になった場合はブラッドリーの勝ち、そう前もって決まっていたかのように…。
少なくともリマッチまではパッキャオを引退させない為に、観客を掴む一人のスターに依存した現在のボクシング界の姿形が浮き彫りになった様に見えました。
後味の悪さ、納得のいかなさ、それはリマッチで晴らせと言わんばかりに。
パッキャオは間違いなく斜陽です。
しかし、準備不足・boxing以外の仕事の多忙さ、100%集中したパッキャオではない事は終盤のスタミナ切れに繋がり、それは計量時から解りきっていた事です。
そのパッキャオでも終盤まではブラッドリーを圧倒。
これが実力の差です。
それがこの判定…。
何か情けないです。
今後の展開は本当にパッキャオ次第だと思います。動物的な、獲物に飛び交っていく怖いパッキャオが戻ってくるか、他の事に気を取られ集中不足のままringに上がり負けるか、このまま引退か…。
こうなったら脇目も振らず練習に集中してリマッチで白黒を付けて欲しいです。
黒い日曜日(Black Sunday)でした(笑)
判定はともかく、ブラッドリーは好選手でした。
パッキャオの打ち終わりにすかさず打ち込み、弱点のボディーにもパンチを散らすあたり、只者ではないとは思いました。
超人パッキャオも人の子。5年以上トップ選手と激戦の数々、その上国会議員の仕事がありながら、これだけのクオリティを保てたのが不思議な位です。
再戦は五分五分と見ますが、その後、とてもメィウェザーには勝てないと思います。
パッキャオにこれ以上何をしろと言うのでしょうか。
再戦に快勝して、引退して欲しいです。
メィウェザーは逃げたの吠えるでしょうが、世間は史上最強選手はパッキャオと言うと思います。
引退とか言わずに再戦してほしいですね。
モズリーもマルガリートも引退し、レジェンドたちが去っていくなか、この階級を支えるのはパッキャオしかいないと
判定を聞いた瞬間吃驚しました。
しかし、パッキャオがほんの一年半前のマルガリート戦で、
当日体重で7.7kgも上回るマルガリートのパンチを229発も
被弾しながら(今回のブラッドリー戦では159発の被弾)、
トータル1000発以上のパンチを放って後半になればなるほど
一方的な展開になっていったのを思うと、相手を削るパンチ力も
持っていない(あってもまともに有効打をもらっていないし)
揉み合いで相手を消耗させるフィジカルもないブラッドリー
相手に後半失速したのは、尋常ならざる事態に思えます。
ありがとうございました。
しかし怪しすぎる判定結果はさておき、パッキャオの衰えは悲しいですね・・・
あと3年早くメイウェザーとやって欲しかった。
あのパッキャオではメイとは勝負にならんでしょう。
見ようによっては、ブラッドリーがパッキャオ空転させたとも言えるかと思います。
再戦契約があるようですが、再戦では、パッキャオの踏み込みのスピードやタイミング、パンチの角度や軌道に慣れたブラッドリーが、より緻密なプランを立てて、明確な形でパッキャオに勝利すると予想します。
メイかマルケス以外の相手に負けるところは見たくなかった…
終盤の失速は衰えも感じましたが、パンチの精度と威力の差は歴然でしたよね…
ジャッジはブラッドリーの手数だけ見て採点していたのでしょうか?何度かトラブルに陥ったブラッドリーに対し、パッキャオはパンチをほとんどもらってないはずです。
個人的には、ドネア対バスケスでバスケス勝利に付けたジャッジくらい不可解な判定だと思いました。
とは言え、パッキャオはもう引退でも良いかもしれません。何となく潮時を感じました。
前のマルケス戦と異なり、今回は(パック自体の出来の善し悪しはともかく)明らかな差のあった試合だと感じましたが…。
私も本当に不可解な判定であると思います。
ただ、管理人さん同様、パックの衰えを感じないわけではなかったです。
個人的には前回のメイの出来にも少々クエスチョンマークを感じたので、いよいよ一つの時代が終わろうとしているのかなぁ、と勝手ながら思った次第でした。
その予想が良い意味で裏切られる事を願いたいですが。
間違いないと試合終了後すぐ仕事を再開。
今し方ヤフーニュースでも見ようかと思って
PC立ち上げた途端、パッキャオ負けの文字。
は??この記事の間違いは無いわ〜、と思い
つつ記事をクリックして見ると・・・
あ・・うそやん・・・
好きな人に告白してOK貰い。ハイテンション
で家に帰ると「やっぱ無理」って電話。
もう味わうことの無いと思ってた、遥か昔の
学生時代の失恋と同じダメージ。
もう忘れてたこの感情・・・
ありがとうパっキャオ。
パッキャオに衰えのようなものが感じられた(特に追い足)のも事実ですが、これでブラッドリーの勝ちですか・・・。
自分はブラッドリーには2ポイントしか振れませんでした。
ジャッジって普段格闘技を見ない素人がやってるんですか?
それくらい酷い判定だと思います。
すごく寂しくなりましたね。
ジャブはブラのほうが多かったですが、パワーパンチの数とヒット数ともにパックが上でした。
ほぼ防がれていたジャブをジャッジは優勢と見たっていうことでしょうかね。
両者の火力差は序盤から明らかでしたが、ブラッドリーがスピード、回転力、ボディワークをフルに使いながら、全身全霊をもってパッキャオに挑み、中盤にはもう相当消耗しながらも、10R以降は逆にペースを奪い返すなど、期待以上の好試合だったと思います。研究の跡も随所に見られました。
ただこの結果は……どうなんでしょうかね。
パワーレスでラフなスタイルからか、今まで過小評価されていた感のあるブラッドリーが再評価されるに足る試合内容だったと思うだけに、物議を醸す結末が残念です。
ブラッドリーのマネージャーですらパックの勝ちと主張してました。
前回のマルケス戦の疑惑の判定と違い、今回はブラッドリーに勝たせる事でボクシング界がなんのメリットを得るのかも少々理解しがたいです。
リマッチもう一稼ぎとかですかね?
試合内容についてはパッキャオが失速した事には私も驚きました。
ただ、一番の原因は衰え云々よりまず空振りが多かった事と、もしかしたらウォーミングアップ不足かもしれません。(NBAのヒート対セルティックスを見ていて満足に準備していなかったという話も現地から出ているようです、噂程度の話ですが)
大ファンのセルティックスが負けて集中出来なかったのかも?(笑)