box観戦記録

100%自分用のリストです

ティモシー・ブラッドリー対デボン・アレキサンダー(2010/01/29)

2011-01-30 13:27:17 | ボクシング
WBO・WBCスーパーライト級王座統一戦

WBO王者のティモシー・ブラッドリー選手(Timothy Bradley)tとWBC王者のデボン・アレキサンダー選手(Devon Alexander)。若く全勝の世界王者同士が激突する注目の大一番は米国ミシガン州のシルバードームで行われ、ブラッドリー選手が10回負傷判定で勝利して王座統一を果たした一戦でした。(体格比較)

2011年最初のビッグマッチとして注目を集めた一戦でしたが、試合はブラッドリー選手がペースを支配する展開に終始します。
両者ともにスピードを持ち味にする選手同士でしたが、じりじりとプレスを掛けながら狙いすました超スピード攻撃を繰り出すブラッドリー選手に対し、相手のプレッシャーを凌ぐための速いだけの軽打、いわばめくらましのような攻撃を慌てたように出すアレキサンダー選手との差が徐々に明白になっていった流れ。
偶然のバッティングによる右まぶたのカットからの出血にも悩まされながら、ブラッドリー選手の強い右を度々浴びせられていたアレキサンダー選手。劣勢を強いられる展開が続く中10回に再び両者の頭がクラッシュして、今度は左目付近を痛め続行を断念しての最後でした。

この時点で採られた公式のスコアは、97-93、96-95、98-93の3-0ブラッドリー。シロート採点99-91ブラッドリー。
ちと残念な試合内容、結末にも感じてしまいましたが、まぁ予想通りのしょぼさ、とも言える内容。
この大一番でどちらかが化ける、一気にスターへ昇華する、みたいな展開も期待したんですが、なかなかそんな上手くはいかないもんです。

CompuBox Punch Stats: Tim Bradley-Devon Alexander

PowerPunches


ブラッドリー選手は27勝(11KO)。アレキサンダー選手は21勝(13KO)1敗。

Bradley Takes Alexander's "0" As Clash Of Heads Stops Bout Prematurely(Ben Thompson/FIGHTHYPE)~97-93ブラッドリー
Devon Alexander vs. Tim Bradley: Live Round-by-Round Update(Lem Satterfield/Fanhouse)~98-94ブラッドリー
Timothy Bradley vs. Devon Alexander: live updates from Silverdome(Los Angeles Times)~99-91ブラッドリー
Bradley vs. Alexander round-by-round(FOXSports)~98-94ブラッドリー
Disappointing win for Timothy Bradley(Dan Rafael/ESPN)~97-93ブラッドリー



Bradley wins tech decision(Bob Ryder and Lindy Lindell/Fightnews)
Tim Bradley Confirms Placement Atop 140-Pounds, But(t)...(Jake Donovan/Boxing Scene)
Ring Doctor Speaks: Why He Stopped Bradley-Alexander(Ryan Burton/Boxing Scene)
ストップの裁定を下したドクター「目を開けてみろと何度要求しても彼は目を開けることができなかった。カットよりも将来にダメージを残すかもしれない神経の麻痺を心配しての決断だ。」
Timothy Bradley: Amir Khan is at The Top of My List!(Mark Vester/Boxing Scene)
写真
Photos: Bradley Unifies The Titles at The Silverdome(Boxing Scene)


ティモシー・ブラッドリー対カルロス・アブレグ(2010/07/17)
ティモシー・ブラッドリー対ラモン・ピーターソン(2009/12/12)
ティモシー・ブラッドリー対ネート・キャンベル(2009/08/01)
ティモシー・ブラッドリー対ケンドール・ホルト(2009/04/04)
ティモシー・ブラッドリー対エドナー・チェリー(2008/09/13)
ジュニア・ウィッター対ティモシー・ブラッドリー(2008/05/10)
ティモシー・ブラッドレー対ドナルド・カマレナ(2007/06/01)
ティモシー・ブラッドレー対マヌエル・ガルニカ(2007/02/02)

デボン・アレキサンダー対アンドレアス・コテルニク(2010/08/07)
デボン・アレキサンダー対ファン・ウランゴ(2010/03/06)
デボン・アレキサンダー対ジュニア・ウィッター(2009/08/01)
デボン・アレキサンダー対ヘスス・ロドリゲス(2009/04/24)
デボン・アレキサンダー対デマーカス・コーリー(2008/01/19)


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (シェーン)
2011-01-30 15:14:21
仰るとおりしょぼい試合でしたね。
お互いが持ち味を出す訳でもなくたまに連打を集めるブラッドリーがポイントを拾っていく展開にみえましたが、面白くはありませんでした。
私の素人採点は98-92でブラッドリーでした。

しかしながら、ブラッドリーはウォードにも被るんですが「負けない能力」を証明したんではないでしょうか。しっかりしたガードと出入りの速さ、パンチの回転力などは凄かったです。
カーンやマイダナ、ジュダーにマティセとタレントそろいの階級でもちょっとブラッドリーが捕らえられる、或いはポイントアウトされる展開が浮かびません。
既に次戦はカーンだ、といっているようですが実現すれば楽しみなカードです。
返信する
Unknown ( )
2011-01-30 18:48:56
(今更ながら)ブラッドリーの決定力の乏しさを感じる一方、アレキサンダーの「弱気」ぶりが残念でした。
両者ともスーパースターへの道のりは程遠いと感じた試合です。特にアレキサンダーは大きく株を落としたでしょうね。
返信する
Unknown (管理人)
2011-01-31 20:18:46
>シェーンさん
ブラッドリーはとにかくムチャクチャ速いですが、いまんところ速いだけ、に見えます。
同じく速いメイはその速さを生かした正確無比なピンポイント攻撃やありえないタイミングでのカウンターで魅せて余りあるんですが、
ブラッドリーの場合速さと反射神経に任せてガチャガチャやってるだけ、に見えるあたりがつまらなく感じる要因だと思います。

> さん
最後は劣勢のアレキサンダーが諦めた、負傷判定に逃れた、とも取れる最後でしたからねぇ
途中で唐突に終わってしまったこともこの試合の印象を大きく落とした要因の一つだと思います。
再戦条項があるらしいですが、見たいと思うファンは少ないでしょうね。
返信する

コメントを投稿