NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

雨の後は…

2008-05-29 06:34:25 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報
おはようございます。
はじめまして監視員の雪山猫です。
ここのところお天気が優れませんでした。
でも天候が回復するそんな朝は素晴らしい一面を見ることが出来ます。
朝、山に行くときに忠別ダム湖を通りますがその時こんな景色が現れました。

snow-lynx☆

温泉街では

2008-05-25 21:32:45 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報

   5月25日 (日) 曇りのち雨

 今日は低気圧の影響で、午後からロープウェイ運休に
なりました。やはりこの時期は天候が安定しませんね。

 せっかくの日曜日でしたが温泉街まで来て帰った方も
多かったのではないでしょうか?

 温泉街では今エゾノリュウキンカ(写真)やミズバショウが
見ごろを迎えてきています。黄色い鮮やかな色をしている
ので、すぐに見つけられると思いますよ。

 ロープウェイ駅周辺の木道を少し歩くだけで見られますので
ぜひ温泉街の花も楽しんでいってください。ただ、雨上がりなど
木道の濡れている時は大変滑りやすいので、気をつけて。

 リュウキンカの見ごろはこれから2週間くらいですかね、
周辺のホテルに泊まった方の朝のお散歩コースにもぜひどうぞ。



                           テラ
 

霧のち晴れ

2008-05-23 22:10:28 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報

  5月23日(木) 霧のち晴れ 気温 +4℃


 今日の朝はひどい霧でした。
天気は回復傾向のようだったのですが、今日もだめかな?
と、半分あきらめていたところ。午後になって突然視界が
ひらけて山頂が顔を出しました。(写真)

 午後から来た方はラッキーでしたね。

 ただ、この時期の紫外線は半端じゃありません。
ほんの1,2時間、外作業しただけで顔は痛いし目はショボショボ。
 この時期は、帽子とサングラス、そして日焼け止めはかかせません。

 明日も晴れて暑くなり雪解けが進みそうです。
来られる方は紫外線対策を忘れずに。

                               テラ

姿見日記

2008-05-23 08:39:03 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報
5月22日 木曜日
天気:曇り
気温:4℃

゛姿見駅舎からの眺めです"

天気は曇りですが・・・
今日は久々に旭岳の山頂が見えました!!
しかし旭岳も雪ではない山肌の部分がかなり見えています。
やはり今年は雪解けが早い!と感じました。



こちらは姿見展望台から見た園地内の景色。
展望台付近の雪はほぼ解けていますが、
園地内はご覧の通りでまだ雪に覆われています。
園地を散策される際は、長靴の利用をお勧めします。
長靴はロープウェイ駅舎の中で貸し出しをしています。


姿見園地の人気者シマリスくん。
冬眠から覚めたシマリスは餌を探して動き回っていました。
今の時期は雪が多く隠れる場所が少ないため、割とシマリスの姿を目にします。
このときのシマリスとの距離は4、5mほど・・・
シマリスも人が危害を加えないと感じれば、人がその場所にとどまっていても
平気なまま餌を探して食べています。


人と動物の何気ない関係をつくること
今年もそれを目指して頑張っていきたいなと思います。


                         (さわべ)

今日が仕事始めです

2008-05-22 10:18:56 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報

  5月21日(水) 雨

 いよいよ本年度の監視員業務が始まりました。
今年は例年以上に雪解けが早くしばらくロープ張り
作業などが忙しくなりそうです。

 今日は、駅舎から第一展望台まで雪渓の上に仮ロープ
を張り視界の悪い日でも第一展望までは行けるように目印
としておきました。雪渓歩きはちょっと大変ですが、頑張って
第一展望まで登れば天気のよい日は素晴らしい景色が見られますよ。

 ただ、今日は霧と雨で視界は20メートル位と我々でも一歩間違えれば
道迷いの危険性のありそうな日でしたので、皆さんもくれぐれも
気をつけてください。まだまだこの時期は冬山です。

 

 霧で分かりにくいですが、すり鉢池はもう水面が見えてきてました(写真)。
姿見の池もあと一週間もすれば水面が出てきそうな
感じでほんとに今年は雪解けが早いですが、まだまだ姿見遊歩道の半分
以上は雪渓歩きなので散策に来る方は長靴持参がおすすめです。

 それでは今年もよろしくお願いします。姿見で会いましょう。
              
                                テラ
 
 



旭岳自然保護監視員業務が始まりました!

2008-05-21 11:40:17 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報
今年度も旭岳ロープウェイの運行開始に合わせ「旭岳自然保護監視員」の業務が始まりました。

今年度は、夏季臨時職員 男性8名が主に「旭岳自然保護監視員」として関わります。
オレンジのレインウェアと緑の腕章が目印です。
このブログ内でも、旭岳・天人峡のお花や活動の様子をアップしていく予定です

<主な業務の紹介>
登山道・案内看板などの管理補修
清掃活動
山火事や国立公園内の利用マナー普及
旭岳協力金や長靴の貸出し業務   など

大雪山の持続可能な保全と利用のために「利用者による公園管理」を目指しています。
6月上旬からは、旭岳ロープウェイの姿見駅舎内で、利用マナーや旬の自然情報などをご案内します。気軽に声をかけてくださいね。
その日に咲いているお花や動物のことなど毎日歩いている彼らだからこそ知っている情報がありますよ
姿見の池園地でお待ちしています


※この事業は、「東川町大雪山国立公園保護協会」からNPO法人ねおすが業務委託を受けて行っている活動です。

(やまぐち)

【お知らせ】北海道自然歩道パノラマロードを進む道ウォーキング

2008-05-13 11:42:04 | ネイチャーガイド・Soto times
豊かで歴史のある美瑛の丘を1日散策します。
さわやかな風や土のにおいを感じながらパッチワーク状に広がる畑の中の道をたどると遠くに残雪を抱く大雪の山並みを望むことができます。
歩行距離はは10キロですが寄り道をしながらアップダウンのある眺めのよい車道をのんびりとお散歩します


「北海道自然歩道パノラマロードを進む道ウォーキング」
【期日】  5月24日(土)
【参加費】 8,000円
【集合・解散】 JR旭川駅 みどりの窓口前(集合8:15/解散18:30)
【持ち物】 体温調節の出来る服装、雨具、帽子、はきなれた靴、医薬品、水筒、タオル、お弁当

【予定時間】
8:15 JR旭川駅 
9:00 JR美馬牛駅着<北海道自然歩道の標識を辿って歩きます>
12:00 拓真館周辺でノンビリ昼食をとりましょう
16:00 美瑛駅着
16:30 東神楽町 花神楽温泉入浴
17:40 東神楽町花神楽温泉発
18:30 旭川駅解散

↓お問合せ・お申込は、H.E.S.まで↓
http://tsuribi.blog67.fc2.com/

天人峡・羽衣の滝にて思うこと

2008-05-04 18:18:30 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報
忠別川上流にそびえたつ柱状節理の深い渓谷の底に位置する天人峡。
その天人峡の奥に、忠別川の水源となる落差270mの巨大な『羽衣の滝』があります。

  

羽衣の滝までの遊歩道は現在通行止めとなっていますが、
5/3~5/6までのGW期間中、臨時的に通行可能となりました。


天人峡は標高約600mの場所に位置するため、ふもとの町よりも少し遅く
植物が開花します。
・・・のはずですが、今年は雪解けが早かった影響か、
植物たちの例年よりも早い開花がみられていました。

 白花のエゾエンゴサク        ショウジョウバカマ 
       
普通目にするエゾエンゴサクの花は青紫色ですが、
この花はとても珍しく、雪のように白い花を咲かせていました。
ユリ科のショウジョウバカマも例年より早い開花を見せていました。

地球温暖化の影響なのか、今年は積雪もそれほど多くはなかったと聞きます。
また春先の異常な暖かさも影響してか、羽衣の滝遊歩道の状態は、
昨年の6月上旬をみているように感じました。

高山帯、山地、平野・・・・植物たちは住み分けをし、それぞれの場所で
最大限に自分の能力を発揮できるように適応・進化してきました。
もし毎年今年のような気候状態が続いていくと、高山植物の
お花畑もそのうちみれなくなるのでは!?と心配になってきます。


さいごに・・・

遊歩道を歩いていると、食べかす・ティッシュ・タバコの吸殻などの
ポイ捨てされたゴミが目立ちました。
この天人峡は、私達にとっては国立公園・公共の場所であり、
ここに暮らす動物たちにとっては大切な住み家です。

人と動物の共存・・・
社会として解決すべき問題はたくさんあるけれど、
個人個人が出来ることとして、まずは動物達の存在を尊重し、
彼らの住処を汚さないことからはじめられたらと思います。

                            (さわべ)

春香山登山

2008-05-01 11:29:02 | スタッフ日記
4月26日・27日に銭函の春香山でキャンプを行いました。

メンバーはねおすの学生のむらむら、しんや、げんちゃんと
研修生のめめ。MASHガイドのオッチーの引率で春香山頂上を目指しました。
 
出発前にテントなど共同荷物の詰め込みをします。
余裕のピースサインをみせるげんちゃん。
この時はまだ、この先あんな目にあうとはつゆしらず・・・

 
  
  エゾエンゴサク     シラネアオイ       ネコノメソウ
 
途中、植物の解説や現在地の確認を行いながら山頂へと進んでいきました。

 

 
銭函峠を過ぎたあたりから足元には雪面が広がっていました。
天候に恵まれ、山の奥に広がる海の眺めもすばらしいの一言です。



山頂で記念撮影。
きつい登りでしたが、登りきった後にはいい笑顔が浮かんでいました。
・・・・・

 

きつかった登り坂もシリすべりであっという間に下ってきました。
1日目は野外で宿泊です。
テント張りや食事の用意・・学生のみなさんはずいぶん慣れている様子でした。

★夜はイグルーをつくり、むらむら、しんやとめめは雪の上で寝ていました★
  次のキャンプの時は、彼らにテントは必要ないようです・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2日目の朝はぽつぽつと弱い雨が降ってきたので、
早めに下山の準備をしました。

なるべく元々の自然の状態に。人のいた痕跡を出来る限り失くします。

といわけで壊したイグルーですが・・
 
・・・埋められています・・・
埋まっているのがげんちゃんで、埋めているのがオッチー。
とてもうれしそうなオッチー

と思ったら・・・

もっとうれしそうなげんちゃん。
この実習でげんちゃんのキャラは確定したようです。

                          (さわべ)