NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

キャンプは始まっていますが・・・

2006-03-28 02:21:03 | スタッフ日記
こうして子どもキャンプが始まっている間も 私は事務所。

実は 3月31日に 重要なプレゼンテーションがあり その準備をしています。次年度の活動にも大きく関わってくる重要なプレゼン。

他にもいろいろとあるけれど、これを最優先課題にしてがんばるぞー
明日は、札幌へ行き、ねおすスタッフの前で練習です。

今日はキャンプ2泊目。
旭岳にてテント泊です。
みんな 寝られているかなぁ~

確か明日の朝食は 炊き込みご飯。
雪を融かして お湯を沸かして作るんだよね。

あらい

大雪山春の子ども自然学校スタート

2006-03-28 02:16:57 | スタッフ日記
ふれあいサポートクラブ主催、春の子ども自然学校が始まりました。
札幌圏、旭川圏、猿払村から 合計15人の参加者が集りました。スタッフは8名。

初日は シーズンを終えたキャンモアスキー場で大ソリすべり大会。前日に雪が降ったせいもあって、スピードをコントロールできる抜群のコンディション。
なっ なんと、スキー場の頂上から ソリの大滑降をした子もいました。普通では考えられない・・・

夜は 翌日に向けての テント張り講習会。
そうなのです・・・ 今回は 雪の旭岳に雪中キャンプをしてしまうのです。

ところで、今回のスタッフは頼もしい。
活きの良い学生さんが沢山います。また、ふれあいサポートクラブの菅生さんもアウトドアの達人。旭岳でのキャンプはどうなることやら・・・

(あらいかず)

これぞ 春の森の醍醐味!

2006-03-18 21:13:18 | スタッフ日記
東川町 大雪山愛護少年団という 中学生のボランティアグループがある。普段は清掃登山などをしているが、今回は 春の森でやんちゃに遊んだ。

1,2年生 9名での 残雪ウォークである。
スノーシューを履き、ソリには スノーソーやスコップなどの雪遊びグッズ。そして、コッヘルセット、ストーブなどのランチグッズを乗せて森へ入った。

ベースキャンプを決め、荷物を降ろすと いよいよ森の奥への探検だ。
早速エゾシカの食跡を見つける。ニレの木はストリングチーズのように皮がむけるので、シカにとっても食べやすいようだ。ふと周りを見渡すと、同じように皮が食べられている木がある。しかし、食害を防ぐためのネットもいくつか見られる。これは北海道で見られる食害防止の方策だ。

さらに奥へ進むと、小さな沢がある。水の中には ネズミやエゾリスに食べられたクルミの殻が沢山落ちていた。また、その向こうの木には ヒグマの爪あとを発見。ヒグマの上り下りの様子が明確に分かる跡がついていた・・・

もう動物の跡は十分に見たところで、スタッフの1人が おもむろに 木の皮を小さく削っている。すると 鮮やかな黄色の幹が出てきた。舐めてみると 非常に苦い!! そう、キハダ(シコロ)である。これには中学生もびっくり。はじめての経験だったようだ。(とても小さく削り、木に影響はありません。また、雪が解ければ人は来れないところであり、もう人の目につくことはない場所で実施しました)

こんな2時間程度の残雪ウォークを終えて、ベースキャンプへ戻る。
これからは ランチタイム。

1年生はお湯沸かし。2年生はテーブル作り。
今回はカップラーメンである。「自然の中で 何で化学調味料??」とも思うが、たまにはこういうのも悪くない。 いくら春とは言え、雪の中での調理は大変であり、今回だけは 手軽さを求めたと言うことだ。

総勢13名が大きな雪のテーブルにつく。鳥の声が聞こえる中での温かいスープは格別だった。

その後、昼食が終わり次第「長距離尻・ソリすべり大会」
この季節は雪も硬く、かなりのスピードが出る。実際危険であり、かなりの距離をジャンプしたり、転ぶとすごい勢いでとめることが出来ない。

ただ、ここはさすが 愛護少年団。準備の良い者はゴーグルまでも持ってきており受身の取り方も知っている。 「楽しく安全な遊び方」を心得た、頼もしい子たちだ。

今日は良い日だった。
(思わず、こんなに書いてしまいました・・・ あらいか)

すっかり忘れていた

2006-03-16 22:19:41 | スタッフ日記
3日間の弟子屈町から戻りました。
だいぶ 雪も解けて 運転も楽でしたが、
やはり 東川までは 5時間かかりました。

昨日 水曜日の午後。
川湯エコミュージアムのスタッフミーティングを
集中してやっていた。ふと気がつくと、携帯に
3回も着信が。 しかも、同じ番号。

あーー 忘れていた。
水曜日の16:30はラジオの日だった。

ミーティングのため、すっかり忘れていました。

FMリベールをお聞きの皆さん、そしてラジオ
パーソナリティーの伊藤さん、本当にゴメンナサイ。

石北峠

2006-03-14 19:15:54 | スタッフ日記
昨日は旭川での検討会の後、その足で弟子屈まで走りました。

石北峠の頂上は 上川町と留辺蕊町の境界になりますが、
ふと目に飛び込んできたのは「北見市」の看板!!

そうなのです。3月5日に留辺蕊町は北見市と合併し、すでに
看板が変わっていたのです。

「そうか!ここから北見なんだ!」と嬉しくなりましたが、
冷静に考えると、実際の北見市街地まではまだ1時間半もある・・・

さらに良く考えると、常呂町も北見市と合併している。
つまり、石北峠からオホーツク海までずっと北見。

広すぎる・・・

(あらいかず)

大雪山国立公園管理計画検討会

2006-03-13 22:16:47 | スタッフ日記
旭川で行われた大雪山国立公園管理計画検討会を傍聴しました。
環境省や周辺自治体など全ての関係団体があつまり、大雪山の現状報告、課題、現行の計画、改定の方向性などが検討さました。

外来種の侵入、その予防、除去。
登山道の荒廃、その対応、整備。
        など 問題はさまざま。

いずれにせよ、一時的・応急処置的な対応と同時に、定期的なメンテナンスが必要であり、その仕組みづくりを早急に進めるべきであると感じました。

悠々と続いてきた自然の時間。
これからも悠々と流れていくだろう自然の営み。

人と自然が持続可能なお付き合いをするには、この自然の営みと一緒に人間も歩まなくてはいけない。いつも顔をあわせ、必要なときに、必要なところに手当てをする。手当てをしたら、その反応を待ち、評価を得る。

こんな お付き合いを目指して私達は旭岳パークレンジャー活動をしています。

だから毎日 山に行くのです。

自然教室

2006-03-12 20:22:47 | スタッフ日記
今日は 上川支庁主催の自然教室でした。
会場は 私達の事務所、キトウシ森林公園。

寺子屋のように 事務所の畳部屋(24畳)に20名の参加者が集りました。

とは言え、自然教室なので すぐに外へ・・・
キツネとネズミのゲームで食うもの、食われるものの感覚を覚え、五感の体操で 森の探検の準備をし、スノーシューを履いて出発。

この準備運動が聞いたのか、鳥の巣、リスの巣(?)、キツツキの巣などなど・・・ 様々なものを見つけてくれました。(なぜか 巣ばかりをあげてしまった・・・) 
冬なのにスズメバチや桜の話など 先のシーズンを見越しての話題も多かった。

山頂では 東川町を一望。田園風景の広さを感じることができました。

くだりは しっかり勉強したごほうびとして、自由気ままに林間を走り抜ける!ウホウホ言いながら 原人のように下るのは鳥羽ジー。 みんなもまねして走り降りる。 とても気持ちの良いくだりでした。

リラックスした雰囲気の中でも 押させるところはきっちり理解してくれた子ども達。 最近は「遊び」が前にでるプログラムが多かったのですが、今日は 遊びと学びのバランスが見えた内容でした。

あらいかず

見てしまった!

2006-03-11 06:43:09 | スタッフ日記
今朝は、朝早く家を出てきました。

朝6時。事務所に向かう途中、雪解けの進む田んぼを横目に車を走らせていると、何やら向こうに、黒い粉が巻き上がっている。近いづくとそれは 木で出来たショッピングカートのようなソリを押しながら、融雪剤を手でまいているところでした。

なるほど。昔は、気温が低くて雪が硬い早朝に、このように手押しで巻いていたのだ! 現在では、朝も昼も関係なく、ほとんどが スノーモービルで融雪剤をまいています。

そして もう1つ。
今朝の旭岳はすごかった。うす曇で、山ははっきり見えませんが、空はぼやっとピンク色に染まっている。やがて数分もすると、そのピンクは濃いオレンジ、そして赤へと変わり、朝日が昇ってきた。朝日は雲に反射して、炎のようになっている。旭岳の向こうから朝日。そして、朝焼け。 

今日はいい日になりそうだ。

早起きは三文の徳。 さて、もう1つの徳はなんだ?

あらいかず



大雪山国立公園・愛護少年団退団式

2006-03-09 03:45:40 | スタッフ日記
東川町には、東川町・大雪山国立公園愛護少年団という 中学生の自然保全グループがある。 今日は3年生の退団式だった。

各学年に10名ずつの団員がいる。春の野鳥観察に始まり、山の祭り、旭岳登山、道路の清掃、冬のレクレーションなど 通年を通して様々な活動をする。

普段は 中学生らしく? だらだらしているが、彼らはやるときにはやってくれる。秋のごみ広いでは70Kgものごみを拾ってくれた。

実は今日は 高校入試の翌日。ほっとした気持ちと、合格が分かるまでの不安な気持ちの混ざり合う一日だったと思うが、3年間の愛護少年団活動を しっかりとやり遂げた充実感を味わった退団式だったと思う

みなさん ごくろうさま

あらいかず


湯けむり温泉大学

2006-03-05 00:26:05 | スタッフ日記
東川町の2月。毎週水曜日は「湯けむり温泉大学」の日である。

町の保健福祉課の委託事業で 町民50名と毎週温泉に入る。午前中は蕎麦うち、温泉講座、自然教室、体操などの講座、午後は ゆっくり温泉という内容だ。

3月1日(水)が最終回。郷土史の編集長を講師に 東川の歴史を巡るツアーを実施した。 駅跡では 路面電車にまつわる話。すると 参加者の中から「私は花嫁電車でこの町に来たの!」 参加者からも様々な逸話が聞ける良いツアーであった。

湯けむり温泉大学での講座をきっかけに、体操の先生をお呼びしての教室が始まったり、自主的に蕎麦うちを公民館で行ったりしている。
このような町の事業から波及していく町民の自主的な活動を応援したい。

あらいかず