ダイワコーポレイション株式会社(リサイクルショップ ハローズ/家具のダイワ)社長のひとりごと

仕事の事、趣味の事、子供の事etc昭和40年生まれのおやじのブログ

秘密基地の思い出

2010-12-27 08:34:23 | Weblog
漫画(映画)21世紀少年を見て、妙に共感したのが秘密基地作りです。田舎に住む私達世代の誰もが経験したのではないでしょうか?


私の住んでいる周辺は、小学校当時は空き地が多く、身の丈程の雑草に覆われた場所もあり、秘密基地を作るには格好の環境でした。同じ町に歳が近く、いつも遊んでいる仲間は7~8人ほどいましたが、ある友人が『全員で基地を作ると収拾がつかないので、2人だけの基地を作ろう』と言いました。家業が家具屋の私には、子供2人が余裕で入れるダンボールや、ビニール袋は大量に確保でき、資材には困りませんでした。和茶棚が梱包されてきた大きな箱をビニールで養生。スクラップ屋から拾ってきたトタン(今思うと、それって資材だった)を屋根に乗せ、ひもで縛りました。ダンボールの下に板を敷いて、ブロックの上に置きました。私の祖父の知恵も借りて、雨や湿気に強い秘密基地が完成しました。


中には、マンガ本お菓子缶詰を貯えて日に日に基地らしくなっていきました。もちろん他の友達には内緒でしたし、他の友達とも遊ばなくてはいけなかったので、基地で遊ぶのは週に2~3日でした。時には基地の中で宿題をすませる事もありました。お客さん第1号とか言って、飼っていた犬を連れて行った事もありました。


1ヶ月近く経ったある日、友達と基地の戸を開けるとビックリ。中に人がいたのです。ヒゲもじゃで髪が長くて、つ~んと香りがする人が、、、、今で言うホームレスだと思ったのですが、当時はほとんど見かけませんでした。私たちの学区には、酒の空瓶の底に残ったヤツを集めている、グレーの服をきたブルーザー・ブロディーみたいな人がいましたが、その人ではありませんでした。『わぁ~』っと逃げる途中に、荷物をいっぱい積んだ自転車があったので、レゲエの独り旅だったと後に思いました。


翌日は怖くて行けませんでしたが、翌々日恐る恐る行ってみると、私たちの秘密基地は半焼していました。タバコ臭かったので、それが原因だったと思います。今思えば、よく半焼で済んだものだ。楽しみにとっておいた桃の缶詰が食べられていたのが、とても悔しかった。


その基地は当店の脇の空き地の草ムラの中に作ったのですが、国道7号線側からはハッキリ見える様でしたので、旅の途中のレゲエのおじさんに見つけられたのだと思います。

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