ファストフードと懐かしい話

東京でバンドをやっていた頃、五反田のペンタが主たるスタジオで、練習が終わると必ず近くの吉野家で牛丼を食べました。田舎にはチェーンの牛丼屋も無く、店屋物の丼といえばかつ丼や親子丼で、牛丼を食する慣習がなかったので、バンドの練習後にいただいたのが人生初牛丼でした。２０にして食べ慣れていないというのは大きく、それ程美味しいとは感じませんでした。地元や関東近郊出身のメンバーにとっては、安くてお腹を一杯にしてくれる、中高校生にとっては有難く、かかせないファストフードと言っていました。


私たちが中高校生の頃、部活の後や、休日に友人と食べていたファストフードと言えば、ダイエー（今のＳモール）のフードコートのパンチ焼きというチープなお好み焼き。マックやモスも無かったのですが、中学の時に始めて食べたドムドムバーガーとシェイクの感動は忘れられません。駅前のポッポバーガーも良かった。立ち食いそば（うどん）も定番でした。あんなのどこで食べても同じと思いますが、今の荘銀本店の前にあったヤマリン（←ヤリ○ンじゃないって）のが一番美味しかった。次は生協本町店（今のサーパスマンションが建っている場所にあった）の前の立ち食いそば。立ち食いじゃないけど、ふくひろのうどんも美味しかったそうだ。あそこは男が行く場所じゃないのです。不純な動機で行きました。チョコジョッキというビールジョッキにコーンフレークとアイスと生クリーム、チョコペーストが入っているヤツを食べた。同い年位の女子１０数人に囲まれて、、、恥ずかしかった。銀座のマルタという衣料品店の２階にもふくひろの支店がありました（ヤングふくひろっていう店名だったかも）。マルタの社長のせがれとは高校時代からの友人で、ふくひろのただ券を持っていて、おごって貰いました。ふくひろは当時の女子中高生の聖地だったのかもしれません。以前もお話したヤマグチヤは男たちの聖地かなヤマグチヤの記事、ジャックやプレイハウス、１０円店、ハト豆屋、、懐かしい。

マイナーなお話ですみません。


話を戻します。近所の某チェーン店の牛丼屋さんの前を通ると、いつも車がたくさん停まっています。大学時代に食べた牛丼の味も忘れましたし、そんなに美味しいのか？と、嫁が学校の集まりで不在の時にいただいてみました。←やはり嫁もあまり牛丼は食べたくない方らしいので。ん～やはり牛丼は口に合わないかも。五反田でバンド仲間に、大盛りにして半分は牛で食べて、半分は卵で食べるというテクニックを教わりました。今回も半分を卵かけにしたのですが、それは美味しかった。じゃぁ最初から卵かけご飯でも良かったのではないか。

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