マーブル騒動記 井上剛 2004年11月02日 | SF 日本 <誰もいない筈の家に帰ると、一頭の真っ黒な牛が俺を待っていた。> という、動物モノに弱い私の心をつかむ一文で始まるこの物語。 突然知能を獲得した牛が「牛権」を主張し、「我々を食べるな。」と人間達に迫る。 そういう紹介文を見たら、コメディー?て思うじゃないですか。 ところが、至って真面目なヒューマンドラマを展開。 でも、牛。やっぱり、牛。 大真面目になればなるほど笑いがこみ上げてくるんです。 ある . . . 本文を読む