回復するとはどういうことでしょうか?
悩みがなくなり心が晴れるとはどういう状態でしょうか?
特にカウンセリングの初期に、このような質問を行います。
この答えが、もし、明確であるならば、それはすでに回復している状態なのかもしれません。
私は、過去に2度、うつ病を経験しました。
1度目は、20歳で、がんに罹った時。2度目は、8年前、キャリアの悩みが引き金になっていたように思えます。
いずれの時も、要因は複合的でした。
回復する状態を、皆さん「以前のようになりたい」と表現されることが多いのですが、私自身がうつ病から回復した時の状態は、違った自分に軌道修正されたと感じられたものです。
仮に、心身の症状が改善され、以前のような状態に戻ったと感じられたとしても、以前と同じ生活パターンと思考を繰り返せば、症状は、ぶり返しやすいでしょう。
うつ病は、時に心理的に追い込まれて、死をも選ぶことがある...という意味合いでは、命に関わる病気です。
よく勘違いされるのは、「死ぬ気になったらなんでも出来る」といった精神論で語られ、そういう状態になるのは心が弱いためだと思われている点です。
これは、高熱で寝込んでいる人に、雨の中を薄着で走って来いと命じるのと同じで、大変危険な考え方です。
他の病同様、重篤な状態の時は、休養が最も大切です。
次に回復期では、軌道修正が必要です。
軌道修正というものは、元気でうまくいっている時は、なかなか出来ないものです。
私自身、うつ病やがんで、死ぬほどの思いをしたからこそ、人生の軌道修正に成功できたのだと思っています。
1度目の時は、離婚して人生の再出発を決意したこと。2度目は、安定した職を辞めて、独立起業を果たしたことでした。
誤解しないでいただきたいのですが、病後回復期の第一段階では、大きな環境変化は避けたほうがよく、あくまでも時間をかけて周囲の人と相談しながら地固めして、少しずつ生きやすいように移行していくイメージです。
病気の前は、一つの価値観にとらわれていたのが、少しずつ、視野狭窄が解かれて、違う選択肢も見えるようになり、単線ではなく複線的に歩むことを覚える感覚です。
今の私...
あまり変わりたくないですね。
将来への漠然とした不安は、あるものの、「年収、今の2倍あげるから、勤めに出ない?」とさそわれたとしても(笑)今の暮らしは変えたくありません。
最近、私のメンター(勝手にそう呼ばせていただいています)に、今後の事業展開について相談した時、言われたことですが、
「なんだかんだ言っても、今は上手くいってるんだよね」
その通り。確かに、もう少しああなりたい、、、と言いながらも、ハングリーさは、今の私にはありません。
そんな時期は、冬眠?時間が出来たらゆっくり読もうと思っていた本を読んだり、前から会ってみたかった人に会いに行ったり、充電期間を過ごすことにします。
こういう時間を上手く活用するのが、目下の課題です。
ストレスケアは一生大切です。
かきかわ統合医療相談室
悩みがなくなり心が晴れるとはどういう状態でしょうか?
特にカウンセリングの初期に、このような質問を行います。
この答えが、もし、明確であるならば、それはすでに回復している状態なのかもしれません。
私は、過去に2度、うつ病を経験しました。
1度目は、20歳で、がんに罹った時。2度目は、8年前、キャリアの悩みが引き金になっていたように思えます。
いずれの時も、要因は複合的でした。
回復する状態を、皆さん「以前のようになりたい」と表現されることが多いのですが、私自身がうつ病から回復した時の状態は、違った自分に軌道修正されたと感じられたものです。
仮に、心身の症状が改善され、以前のような状態に戻ったと感じられたとしても、以前と同じ生活パターンと思考を繰り返せば、症状は、ぶり返しやすいでしょう。
うつ病は、時に心理的に追い込まれて、死をも選ぶことがある...という意味合いでは、命に関わる病気です。
よく勘違いされるのは、「死ぬ気になったらなんでも出来る」といった精神論で語られ、そういう状態になるのは心が弱いためだと思われている点です。
これは、高熱で寝込んでいる人に、雨の中を薄着で走って来いと命じるのと同じで、大変危険な考え方です。
他の病同様、重篤な状態の時は、休養が最も大切です。
次に回復期では、軌道修正が必要です。
軌道修正というものは、元気でうまくいっている時は、なかなか出来ないものです。
私自身、うつ病やがんで、死ぬほどの思いをしたからこそ、人生の軌道修正に成功できたのだと思っています。
1度目の時は、離婚して人生の再出発を決意したこと。2度目は、安定した職を辞めて、独立起業を果たしたことでした。
誤解しないでいただきたいのですが、病後回復期の第一段階では、大きな環境変化は避けたほうがよく、あくまでも時間をかけて周囲の人と相談しながら地固めして、少しずつ生きやすいように移行していくイメージです。
病気の前は、一つの価値観にとらわれていたのが、少しずつ、視野狭窄が解かれて、違う選択肢も見えるようになり、単線ではなく複線的に歩むことを覚える感覚です。
今の私...
あまり変わりたくないですね。
将来への漠然とした不安は、あるものの、「年収、今の2倍あげるから、勤めに出ない?」とさそわれたとしても(笑)今の暮らしは変えたくありません。
最近、私のメンター(勝手にそう呼ばせていただいています)に、今後の事業展開について相談した時、言われたことですが、
「なんだかんだ言っても、今は上手くいってるんだよね」
その通り。確かに、もう少しああなりたい、、、と言いながらも、ハングリーさは、今の私にはありません。
そんな時期は、冬眠?時間が出来たらゆっくり読もうと思っていた本を読んだり、前から会ってみたかった人に会いに行ったり、充電期間を過ごすことにします。
こういう時間を上手く活用するのが、目下の課題です。
ストレスケアは一生大切です。
かきかわ統合医療相談室