山谷石の硬度測定。

 今日は、山谷石の硬度上昇についてのご報告を。前回、山谷石を配置した水槽での硬度上昇について書きました(詳細はコチラ)が、今回はより実験風にきっちりとデータを採ってみました。
 今回は、山谷石のみを浸けたプラケ水槽と水のみをはったプラケを準備して、7日後の硬度を測定しました。今回も、硬度の指標としては、KHとGHをaquamind laboratoryのassay kitを使い測定しました。
 とりあえず、結果を見ていただくのが早いので、どうぞ。



 左半分がKH値で、右半分がGH値です。浄水器の水とは、実験プラケ水槽を設置した際に使用した水のことです。プラケ水槽の水は共に7日後に測定した硬度です。まずはKH値ですが、山谷石による有意な上昇は認められませんでした(何度か測定しましたが、2.0dHと2.5dHの差はかなり微妙です)。
 次に、GHの方ですが、山谷石を浸けた水槽の方では2.5dHから4.5dHに上昇しました。一方、対照実験の石なしプラケ水槽では、上昇は認められませんでした。この結果から、山谷石によるGH値の上昇が確かめられました。
 ここには結果を示しませんが、pHについては山谷石に存在に関わらず、pH7.0で変化はありませんでした。以上の結果から、山谷石は炭酸塩(炭酸マグネシウムとか炭酸カルシウム等)以外の要因で硬度を上昇させている可能性が示唆されました。

 次に、このGH値の変動がどのように変動したのか知るために、1日毎に測定しました。その結果が下の図です。



 プラケ水槽をセッティングしてから、毎日同時刻に測定を行いました(4日目は所用の為、未測定)。GHは1日目から上昇が見られますね。いったん、GHが4.0dHで平衡化しているように見えます。一方、KH値は微増微減を繰り返し、ほぼ一定であるといってもいいかもしれません。

 GHについては、4.0-4.5dH程度でしたら、水草の育成にも問題はなさそうですね。むしろ、エビの飼育などには適度の硬度があっていいのではないかと想像しています(あくまでも私見ですよ)。

 本当なら、確実にGH、KHが上昇する対照(例えば、青龍石のような)を加えて実験した方が、より理解しやすかったと思いました。今後の課題ということで。
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新しい仲間。アベニーパファ。

 今日は、今週末に新しく我が家に来た仲間を紹介しまーす。最近、話題になっているアベニーパファどぇす。
 はっきり言って、めちゃくちゃ可愛いっす。

 私は、カッコいい系よりも可愛い系の魚が好みなので、以前からフグ系を飼いたいと思っていました。フグって、可愛いんだけどちょっとブサイクみたいな顔がなんともたまりませんねー。最近、よく拝見させて頂いているブログで、アベニーパファの可愛さを見せて頂いたので、どうしても我慢できなくなり、とうとう我が家にお迎えしたわけです。

 アベニーはちょっと攻撃的で、他の種類との混泳は難しいということを聞いたので、専用水槽を立ち上げました。ただ我が家は、すべての水槽をリビングに置いているので、現在3本ある水槽に追加するのは無理。そこで、これまでのミナミヌマエビ専用水槽をリセットして、アベニー専用水槽にしました。



 余りものの山谷石と流木で隠れ場所をコシラエテ(方言?)。
 数時間かけて慎重に水合わせをして、購入した4匹のアベニーパファを放流。





 今日、初めて冷凍赤虫をあげてみました。ピンセットで一匹ずつ摘んで、水槽内でユラフラ。すると、恐る恐るアベニーちゃんが近寄ってきて、、、チューるチュるって。おぉー食べた、食べた。
 直接、餌をあげているって、けっこう快感だわ。でも、赤虫5匹あげるだけでも、30分以上かかってるんですけど。どうしても忙しい時ってどうやって餌あげるんですか?教えてください。
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見つめるコリドラスたち。

 こんばんわ。
 昨晩と今晩は、今週末に予定しているある計画のために、準備をしています。ある計画とは、もちろんアクア関係なんですが、今日のところは詳しくは書きません。明日の晩にでもご報告できると思います。ある仲間を家に迎い入れると言ったら、もしかしたら分かる人はいるかもしれませんが。

 今日は、我が家のコリドラス写真集です。題して、「見つめる瞳」。
 まずはトップの写真ですが、食事の合間に目が合ったコリドラス(Co.)・ステルバイです。ご飯を食べながら、私のことをずっと見つめているんですよ。もうイチコロデスヨ。




 続きましてはー、餌を食べているシュワルツィーと目のあった瞬間。こんなに赤虫を与えても、10分のしないうちに食べ尽くしてしまうのです。大食い!急いで食べると、えらからこぼすんだから、ゆっくりと食べてくださいな。


 

 水槽の前で眺めていたら、餌くれダンスを踊りだしたデビッドサンジィー。この種は、我が家には3匹いるんですが、そのうちの一匹は、妙に私になついています。




 ピーんと立って、ロケットスタート体勢のシミリス。腹ビレで立って、背ビレをぴんと立っている様子は、体調のいい証拠。こんな姿を見ると、今日も元気なんだなって安心します。




 今回、ブログ初登場のCo.アラグアエンシスです。シャイな奴で、なかなかカメラの前には出てくれません。今日は食事の途中で、気が抜けているところをパシャリ。
 地味でしょ?ステルバイやアドルフォイのような惹きつける体色ではありませんね。シミリスのような可愛らしい体型でもありません。でもね、このアラグアエンシスは、白い体に黒い点々がシンプルで、私は大好きです。まー、私は、どんなコリドラスも大好きなんですけどね。

 そんなところで、今日はこの辺で。
 手抜き? ええ、まだ明日の準備が終わっていないのよ。
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水質測定。

 今日は、水質測定の話をします。
 我が家の30cmキューブ水槽は、山谷石を使っているので水の硬度が気になっていました。巷では、山谷石は青龍石ほどには硬度を上げないと言われているようですので、私もその言葉を信じて硬度を調べたことがありませんでした。でも、せっかくだから一度ぐらいは調べてみてブログのネタにでもっと。そんなわけで、水質測定をしてみました。



 今回、測定に用いましたのは、Aquamind laboratoryさんのところの「GH assay kit」と「KH assay kit」、そして「pH assay kit」です。揃えちゃいました。価格の安さもさることながら、デザイン、丈夫な外箱、分かりやすい取説、それでいて、ガラスの試験管付き。これは、本当に素晴らしいです。チャームさんでも販売しているので、購入しやすいのも助かりますね。後々、試薬だけを買い足すこともできるので、さらに安上がり。まさに非のうちどころがない。既存メーカーはどうするか?

 ちなみに、KHは炭酸塩硬度と呼ばれ、炭酸水素イオン濃度を測定することによって硬度を算出する方法です。一方、GHは総硬度と呼ばれ、ADA社などで使用されているTH(全硬度)と単位が違うだけで一緒。2価陽イオン(Ca++やMg++など)を測定することによって硬度を算出する方法です。ただ単に硬度を測りたいときには、GH(or TH)を調べたらいいと私は思っています。ただ、KH値を調べると、KHとpHから水中のCO2濃度を算出することもできるようなので、こちらを測るのも面白いと思います。もっとDEEPな内容をお求めの方は、Aquamind laboratoryさんのサイトの商品説明をご覧なれば、詳細な記述があります。



 ではでは、実際に使ってみます。
 今回のサンプルは、①30cmキューブ水槽の水、②水道水、③水換えに使う浄水器の水です。水槽のプロファイルとしては、①30cm水槽は山谷石の石組みレイアウト(2日前に1/3の換水)です。(詳しい水槽のデータはリンクへ) 実験方法は、各サンプル水を25℃に合わせてから(pHは温度によって変動し、KHの値に影響を与えるので一定にしました)、各kitに付属する取り扱い説明書の通り行いました。
 ではでは、測定結果です。
サンプル    pH   KH [dH]   GH [dH]            
①30cm水槽    7.0        3.5              4.0
②水道水       7.2        2.0              2.5
③浄水器の水  7.2        2.0              2.5

 他人の水槽データを見ても、面白いって思う人はいないよね。
 では、簡単に。
 まずはpH。水槽の方がやや低い傾向。これは、硝酸塩などの蓄積があるので、水道水等と比べて低くなることは予想していたことなんですが、できればもう少し低くてもいいかもと思いました。
 次に、硬度。水道水や浄水器の水と比べて、水槽の水のKH、GHが高い数値に。こ、これは、もしかして山谷石が硬度を上げているかも?なんて思いましたが、落ち着いてよく考えてみたら、30cm水槽に使っている底砂が硬度を上げている可能性も排除できないので、今回の結果では山谷石が直接的な硬度上昇に関与しているのかが分かりませんでした。うっ期待させて、ごめんなさい。



 ここで諦めるわけにはいかないので、上の写真の実験を新たに始めました。プラケに山谷石だけを沈めて水質変動を調べることにしました。もちろん、対照群に山谷石を入れないプラケも用意しました。このまま一週間待って、水質をチェックしたいと思います。
 山谷石水槽の硬度と入れていない水槽のを比較して、硬度上昇の真相がはっきりすると思います。
 結果は、今週末あたりにはお伝えできればって思ってます。
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30cm水槽のタンクデータ(更新版)。


 引越しに伴い、この水槽もリセットしました。備忘録として、このタンクデータは残しておきます。
 リセット後のデータは、(新)30cmキューブ水槽のカテゴリーをご覧ください。



更新履歴
2008年1月26日
 水槽の撤去。
 生体と水草、その他の器具は、新30cmキューブ水槽に移行。



『30cm水槽』 2008年1月26日まで
【生体】石巻貝3匹、ミナミヌマエビ×uncountable

【水草】ショートヘアーグラス、コケ

【レイアウト素材】山谷石〔ADA〕

【底砂】アクアソイル・アマゾニア ノーマル2L+パウダー2L〔ADA〕

【水槽】キューブガーデン 30cm-C〔ADA〕 約27L

【水槽台】キャビネットW-600 黒木目〔GEX〕

【照明】NZ KS-CX〔興和〕×1、スパイラル蛍光ランプ(昼光色、32W)〔高儀〕、16:00-24:00(8時間)

【CO2】NEW CO2おまかせフルセットα〔資技研〕+電磁弁〔資技研〕+ボールバルブ〔ピスコ〕+低圧用スピコン〔Waterplantsworld〕+カボーションルビー〔ADA〕、CO2マスター〔WaterPlantsWorld〕 2秒1滴、16:00-24:00(8時間)(一部は90cm水槽と兼用)

【エアー】ノンノイズ W-300〔日本動物薬品〕(90cm水槽と兼用)+セラミックエアーストーン丸18φ〔いぶき〕、0:00-16:00

【タイマー】アクアクロック〔GEX〕

【濾過】クラシック2213〔エーハイム〕、吸水:メタルジェットパイプV-1〔ADA〕、排水:メタルジェットパイプP-1〔ADA〕

【ヒーター】セーフティオートIC 80W〔コトブキ〕
ピタリ適温2号〔みどり商会〕

【温度計】クリスタル温度計S〔GEX〕




メンテナンス
【換水】週に数回、約1/3量(10L)

【水質調整】浄水器+アクアセーフ〔テトラ〕規定量

【肥料】グリーンブライティSTEP2〔ADA〕、炭酸カリウム溶液〔自作〕、メネデール(水草活力素)〔メネデール〕、グリーンゲイン〔ADA〕 適当量
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我が家のミナミヌマエビ。

 今日は、我が家に昔からいるエビをご紹介したいと思います。エビちゃんと言っても、最近話題のビーシュリンプや、CanCamモデル(うっ、親父ギャグでしたか?)の方ではなくて、地味めなミナミヌマエビです。
 ミナミヌマエビ。その名のとおり、ヌマエビ科に属するエビちゃんです。学名は、Neocaridina denticulata denticulataというらしいです。元々日本でも西日本に生息しているらしく、昔から釣り用の生き餌として使われていたようです。エビの体長は最大で約3cmほどでヤマトヌマエビより小型です。
 ご存知のとおり、水槽内では対コケ部隊として活躍が大いに期待されていまして、先輩方のサイトを拝見すると、対コケ攻撃力は、ヤマトヌマエビ>ミナミヌマエビ>ビーシュリンプといったところのようです。



 我が家では、2年ほど前にオトシンクルスと共にアクアショップからわざわざお越し頂きました。
 で、実際のコケ対策の効果のほどですが、目に見えるほどコケを食べてくれるかというと、そうでもないような、、、。ただ、水草や流木の上で、小さなハサミでちょこちょこと何かを啄ばんでいる姿は、可愛いなーって思います。きっと、コケの予防には活躍してくれているんだと思いますよ。
 また体色のほうですが、上の写真にもあるように概して地味です。色々とカラーバリエーションがあるようですが、遺伝的なもの以外にも、環境や生活周期(脱皮などのスケジュール)などによっても体色が変化していると思います。少なくとも我が家では、やや緑色がかった個体や、黒色、赤色(ビーの黒さや赤さとは違うんですが)、ベージュなどなど。体の模様も透明感がある個体や、全体が斑模様だったり、背中にラインが入っていたり。色々と楽しめますよ。特に、透明感のある個体では、腸の中が見えるので、何を食べたのかが分かってしまいます。オレンジだったらコリタブ(コリドラス用のタブレット)、赤だったら赤虫みたいに。
 ミナミヌマエビの大きな特徴としては、淡水で繁殖できることも挙げられますね。
 我が家では、最初10匹ほど購入してきたのですが、1週間もしないうちに抱卵個体が見付かり、順調に孵化。最初に抱卵したエビを見付けた時には、嬉しかったなー。水質の変化が原因で脱皮してしまわないようにと、水換えを控えたりした思い出があります。その後、次から次へと抱卵、孵化を繰り返し、半年後には、とても数え切れないほどに増えました。今では、抱卵していても気にせず水換えをしています。ちょっとやそっとじゃ、抱卵個体は脱皮することはないって分かりましたから。タンクメイトにはコリドラスとオトシンクルスしかいなくて、天敵がいなかったので、まさに爆殖しました。



 実は、これまでブログには一度も書いたことはなかったのですが、ミナミヌマエビ専用水槽を以前から一本維持しています。
 この水槽は、あまりに増えすぎたミナミヌマエビが、食料を求めてコリドラスの餌を強奪し始めたのがきっかけとなり、エビの隔離のために立ち上げました。なんせ、コリドラスが食事をしている横から餌を強奪するんですから。



 アマゾンフロックビットの葉の上に、エビが這い上がっていました。水の中は飽きたん?
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充電式電池。

 今日は、センター試験第1日目。とある事情により、私も試験監督をしてきました。教科は外国語。色々と話題を集めているヒアリング試験です。私が担当した教室では何事もなく無事に終わりましたが、ものすごく神経を使いました。今日のために必死に努力してきた学生の邪魔をしてはいけませんからね。それと、センター試験は全国津々浦々、受験生全員が平等に受験できるように配慮されていて、受験生に話す言葉も対応もすべてマニュアルに決められています。「解答はじめ」「解答やめ。鉛筆を置いてください」。これらは全国一律、同じ言葉が受験生に発せられているんです。大変重要なことなのですが、このマニュアルを読んで実行するのも大変でしたよ。
 センター試験は明日21日もあります。その後も、二次試験等々ありますので、受験生の方はもちろん家族の方も体調管理に気を付けてください。

 さて今日は、アクアリウムとは少し離れて、私のちょっとしたエコロジーについて書いてみたいと思います。こんな記事を書いているのだから、たいそう立派なことをしていると思われるかもしれませんが、実はそれほど環境保全に注力しているわけではなく、便利さや趣味を我慢しているとは言えません。ただコンビニやスーパーでビニール袋や割り箸は要らないと言ってみたり、PETボトルや空き缶はしっかりと分別したり(当たり前か)。でも、それでもエコしてるってことですよね?今日は、ちょっとしたエコである充電式電池の話を少々。

 今の日本。コンパクトな家電製品が溢れていますね。一部の太陽電池以外では、種類の差こそあれ電池が使われているのは至極当然の話ですね。携帯電話、デジカメ、各種リモコン、ノートPC、、、挙げたら限がありません。消費電力の大きいデジタルビデオやノートPCは専用バッテリーが使われていて充電も可能なのですが、乾電池を使用するタイプのものもまだまだたくさんあります。例えばテレビのリモコン、目覚まし時計、懐中電灯などなど、家の中だけでも乾電池を使用するものを探すのに、そうは困らないでしょ。
 で、最近思ったのが、使用し終わった後の乾電池のこと。外見はまだまだ使えそうなのに、他に使う用途もなく、ただ捨てるしかない。これは、明らかにもったいない。そんなときにSANYOのEneloop(エネループ)のCMを見て、我が家でも乾電池ゼロを目指して充電式電池を購入しました。



 充電式電池(昔は充電池って呼んでいた記憶が)で思い出すのが、子供の頃のミニ四駆(おー懐かしい)で使っていたニカド電池。当時、このニカド電池はハイパワーで速く走れるということで(本当?)使っていました。そして今では、ニカド以外にもリチウムイオン、ニッケル水素、リチウム電池など色々とあるようです。ちなみにEneloopはニッケル水素電池です。
 私が近所のホームセンターに買いに行った時には、お目当てとしてたEneloopが既に売り切れていたので、同じSANYO社製の単3のニッケル水素充電式電池を購入。で、実際に使ってみた感想ですが、、、。何事もなく、アルカリ電池のように使っています。まだ使い切った経験がないのですが、問題はありません。



 ちょっとした落ちを。えっと、私は単3電池を購入したのですが、我が家では単3電池の活躍の場は限られていました。目覚まし時計とワイヤーレスマウスぐらい。テレビもDVDもステレオ、照明もエアコンもリモコンは単4だったのです。さすがに引きました。皆さんも購入前に、電池の大きさ確認されてからがいいですよ。いずれ近いうちに、単4充電式電池を買うことになりそうです。
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CO2ストーンの洗浄。

 今年の始めに、我が家の30cmキューブ水槽のライトを変更しました(詳しくは、過去記事のこちらをどうぞ)。それまでの25Wから45Wにバージョンアップしたのですが、そのためにショートヘアーグラスと共に、コケも見違えるほどの成長ぶりを発揮しています。
 今日は、コケに冒されたCO2ストーンの処置について書いてみたいと思います。

 我が家の30cmキューブ水槽は、現在のところ、ヘアーグラスの残っている水上葉に糸状コケが生え始めています。また、水槽のガラス面と山谷石に緑色のスポット状のコケが勢力を広げている模様。特に我が家の場合は、底床に白く明るいタイプの底砂を使っているために、光が反射しているようで水槽の底に近いほどコケが酷くなっています。
 一応ですねー、掃除も週末の水換えのときに、プロレイザーや激落ちくんでガラス面は掃除はしているのですが、コケの勢いは留まることを知りません。木曜日、金曜日になると、明らかにコケが視界に入ってきます。ちきしょう。
 そんなわけでして、2週間(だったような?)使用しているCO2ストーンもご覧の有様でして。



 コケだらけ。これだけ汚れていても、CO2の泡はそれほど大きくなったりはしないのですが、見た目がNGでしょ。こんな時は、洗濯用のハイターを使ってしっかりと洗浄しています。懸命な皆さんは既にご存知だと思いますが、キッチンハイターには界面活性剤が含まれていて濯ぐのが大変らしいので、もし使うのであれば洗濯用がいいらしいです。もちろん、この情報も先人の方々のサイトやブログで勉強させて頂きました。そんなわけで、私もこれ。



 ADA社からスーパージィというガラス専用洗浄液が発売されているので、こちらを使えば間違いはないのですが、やや高価なことがちょっと難点。


 
 私は、計量コップに適当に水を張り、100倍希釈になるようにハイターを加えています。大体300mlの水道水に3mlのハイターって具合。かき混ぜてから、ポッチョんっとCO2ストーンを漬けます。今回は、バレングラスも一緒に洗浄しました。30分から1時間ほど漬けておけば、漂白されて真っ白になります。その後は、流水でハイターを洗い流してから、再び水道水を満たした計量コップに漬けてます。このときにハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を1-2粒入れて、残留塩素を中和して終わりです。



 新品のような美しさに戻ってくれます。
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アクア専用ハサミとカッター。

 今週末はセンター試験ですね。受験生の方におかれましては、風邪をひかないようにして注意して頑張ってください(この時期に、さすがに受験生がこのブログを見ているとは思えませんが)。週末の天気ですが、残念ながら、私の住む地域は雨のようです。雪にならなければいいのですが。
 さて今日は、昨日の続きです。昨日は、トリミング用のハサミについて書きましたが、今日はトリミング以外で使用している刃物(今日はハサミだけでなく、カッターも)を紹介したいと思います。
 いつにも増して、役に立たない記事になりそうな予感がしておりますが、そんな不安を振り切って書いてみたいと思います。

 私がアクアリウム専用として使っているのが、上の写真にある3点です。特記するべきは、一番右のPISCO社のチューブカッターで、他の2つのハサミは100円均一かもう少し高価だった(ような気がする)普通の事務用ハサミです。
 


 このPISCO社のチューブカッターは、元々は耐圧チューブを綺麗に切断するために購入しました。購入前は普通のカッターで切断していましたが、どうも綺麗に切れなくて、一度継ぎ目の部分からCO2を漏らしたことがありました。へいへい、私は不器用なもんで。このチューブカッターを使うとどんな感じに切れるかというと、、、



 こんな感じ。綺麗に直角に切れるんですよ。これは、大したもんでした。耐圧チューブ以外にも、エアーチューブや(当たり前か)、さらには12/16mmの外部フィルター用ホースもスッパっと切れます。残念ながら16/22mmは太すぎて切れましぇん。おかげで、我が家で使っているチューブ類は、私の性格とは違って、きっちりしています。

 残りのハサミですが、、。
 真ん中の黒いハサミは、ウィローモスを活着するときに使うテグス(釣り糸)を切ったり、袋を切ったり、その他色々と使っています。取り立てて、書く必要もない役目ばかりです。
 最後のハサミは、実は私のアクア生活の中で最もよく使っているツールなんですが。



 こんな感じ。我が家では毎日、冷凍のクリーン赤虫かブラインシュリンプを餌としてあげているんですが、このハサミは餌と共に冷凍庫内に待機していて、毎日ワンブロック毎に分けるために使われています。これって、かなり重宝しているんですが、いかがでしょう。
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トリミング用のハサミ。

 今日、宮崎県で被害をもたらした高病原性鳥インフルエンザウイルスが、H5N1型だったと発表されました。直接的、間接的な被害が出たようで、関係者の方々にはお気の毒だと思います。大変な時期ですが、なんとか乗り越えてください。
 最近、ウイルス性感染症がよく報道されています。昨年は、狂犬病ウイルスとノロウイルスが世間を騒がせましたし、ここ数日の間は、高病原性鳥インフルエンザウイルスです。狂犬病発生のときには、センセーショナルなニュースとして、私も含めて大きな関心を持ちましたし、お昼のワイドショーなどでも取り上げられたようですが、最近ではまったく聞きませんねー。熱しやすく醒め易いのは、善くも悪しくも現代日本人の国民性なんでしょうね。
 このブログは、もちろんアクアリウムがメインなんですが、私の専門であるウイルスについても書いていこうと密かに思っています。いずれ「高病原性鳥インフルエンザウイルス」についてまとめて書いてみたいとも思っています。
 さて、今日はトリミングに使っているハサミについて書いてみたいと思います。

 上の写真は、今、私がトリミングで使っているハサミです。私は水草レイアウトをしているわけではないので、この3本でほとんどのトリミングをこなしています。上からADA社のカーブタイプのトリミング専用ハサミ。メーカーは分かりませんがカーブタイプとストレートタイプのハサミです。
 用途ですが、ADAのトリミング専用ハサミは、今は流木に活着している南米ウィローモスのトリミングに使用しています。刃先がカーブしているので、手首をそれほど捻らずに使用でき、また刃の長さもちょうどいい感じで、4-5cmの範囲を一度にトリミングすることができます。切れ味もいいです。購入した当初、ショートヘアーグラスを一本ずつカットしようとしていたのですが、そこまでの繊細な作業には、ちっと無理がありました。
 後者二つのショートタイプのハサミは、実験用器具などを売っていた雑貨屋さんで見つけました。おそらく医療用か実験動物用だと思います。全長14cm程度で一般的な事務用ハサミと同じぐらいの大きさです。このぐらいのサイズって、日常で使い慣れているせいか一番使いやすいですね。私は、カーブタイプとストレートタイプをそれぞれ購入し、その時々で使いやすい方のハサミを使っています。まー、どちらか一本持っていれば事足りるとは思いました。用途としては、ショートヘアーグラスをカットしたり、アヌビアス・ナナやボルビティスの葉などの硬い葉のカットにも使っています。



 刃先はこんな感じです。刃先が尖っている方が、ショートヘアーの葉を一本一本トリミングすることもできますし、繁殖したボルビティスでも葉を掻き分けて根元の方でカットすることができます。ただ、このハサミはあまりに尖がりすぎていて、何度か誤って手を傷付けてしまいました。
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Co.デュプリカレウスに捧げます。

 以前、このブログでも書いたCo.デュプリカレウスですが、残念ながら一昨日と今日、相次いで☆になってしまいました。 ふー、コリドラスを専門に色々と経験を積んできたつもりだったので、購入時の体調不良を立て直す自信があったのですが。自信過剰だったと反省しています。購入してから一週間半。一時、餌を自分で食べれるようになったので安心してしまいました。もう少し、よく様子を見てあげていたら、結果は変わったかもしれません。

 ふー、なんかため息ばかりですが気を取り直し、1匹残ったデュプリカレウスを大切に育てていきますよ。コイツは、体色も良くて、餌もよく食べているので、たぶん大丈夫でしょう。
 これまでにも、ずいぶん☆にしてしまったけど、いつまで経っても、この寂しい気持ちは変わりませんね。今日は傷心気味なので、これで失礼します。
 この記事、この気持ち、そして今日のこの酒を、☆になったコリに捧げます。

 いつもとはトーンが違いますが、明日からはまた通常モードで書いていきたいと思います。
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竹酢液スプレーとラベルシール。

 今週末は、今まで見て見ぬフリをしてた黒ヒゲを駆逐しようと、作戦を練っています。今日は、その準備として竹酢液スプレーを作ってみました。
 実は、この竹酢液スプレーは、easy and cheap AQUAさんの「打倒黒髭」に書かれていた木酢液スプレーを完全に真似して作ったものです。木酢液を竹酢液に変えたことが私の偉いところです(笑)。単に、家に竹酢液しか無かったからなのですが。imp28さん、貴重な情報をありがとうございました。



 使用したのは、このアプロット社の竹酢液。何故、木酢ではなく竹酢なのかは、ただなんとなくという全くのいい加減で決めたので、あまり気にしないで下さい。私は、これまで、この竹酢液の原液を、黒ヒゲの付着した流木やアヌビアス・ナナに筆で塗っていたのですが、とかく面倒くさい。それと流木の付着した黒ヒゲって水の外に出すと、目立たなくなって結構塗り残しをしてしまったりして。とにかく、このスプレーがそんな面倒を解消してくれそうなのです。

 作り方は、easy and cheapさんが書かれている方法を、完全にパクらせて頂きました。竹酢液を3倍に希釈して、適当な大きさのスプレーボトルに入れるだけ。私は、無印良品で購入した50ml用スプレーを使いました。これを、コケ汚染領域に、シュッシュって感じで吹き付けるのですね。私にもできそうですよ。
 


 今回、透明ボトルを使ったので、そのラベルも作ってみました。
 アクアリウムで使っている水質調整剤や液肥の類は、すべて無印良品のプッシュボトルに入れて使っているので(その記事については、こちらで)、ラベルを貼って使っています。
 説明するほどでもないのですが、電機屋さんなどで売られているプリンター用のフィルムラベルシートを使いました。白地、透明、半透明など色々ありましたが、私は透明タイプを購入しました。好きなようにデザインを決めてプリントアウトし、切って貼るだけ。簡単でしょ。今回は、ブログ名も一緒に印刷して、オリジナルらしさをアピールしてみました。



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ヘアーグラスの現状。

 今日は、久しぶりにショートヘアーグラスのことを書いてみたいと思います。
 我が家にある30cmキューブ水槽は、立ち上げ当初、水流にたなびくショートヘアーグラスによる石組み水景をイメージしてやってきましたが、最近では、そもそも石の配置(構図)がおかしいのではないかと思い始めていて、リセット、レイアウトの変更、そして現状維持の3枚のカードからどれを選んだらいいのかと悩んでおります。どうすーるんだ俺。

 さて、そんな私の心の乱れを知る由もないヘアーグラスは、貧栄養の底砂にもかかわらず、健気にも成長を続けております。植栽から約一ヵ月半。今のヘアーグラスの様子をご報告いたします。
 まずは、下の写真は、植栽直後の2006年12月1日のヘアーグラスです。植栽直後ということで、これらの葉のほとんどは、水上葉でまっすぐ伸びていますね。この頃は、とにかく草原のようなヘアーグラスになることを期待していました。


 それで、この下の写真が2007年1月11日現在のショートヘアーの様子です。撮影された場所は上の写真とほぼ同じ場所だと思います。



 見比べると分かりやすいと思いますが、ランナーを伸ばして、成長している様子が分かるかと思います。きっとソイルを使えば、もっともっと成長は早いのではと想像していますが、ここのように環境が悪くても、このぐらいは成長できるということを分かって頂けると思います。
 幸い、展開している水中葉にはほとんどコケは付いていません。これからも楽しみです。
 


 静かな成長。子供の成長と同じように、ふと気付きます、大きくなってんだなーって。
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我が家のコリドラスさま。part.4 デュプリカレウス編。

 こんばんわ。今日は、我が家に住むコリドラスを紹介する「我が家のコリドラスさま。part.4」です。今日は、最近、我が家の住民になった新入りコリドラスのCo.デュプリカレウスをご紹介します。

 ときは今年のお正月。実家から帰宅した私は、その足で近くのアクアショップに行きました。特に欲しいものがあったわけではなかったのですが、とりあえずご挨拶がてらとお邪魔してみました。ところが、そこはまさにお正月セールの真っ只中。福袋が並び、器具も通常の10%OFFだし、熱帯魚や水草も普段よりずっと安くなっている。これでは、お年玉を貰わなくなって久しい私でも、自分にお年玉として何か買ってあげたい気分になります。せっかくなので、今まで欲しかった魚を物色していると、一番目立つ水槽にセール中のCo.デュプリカレウスを発見。



 デュプリカレウスというとあまり馴染みのない名前ですが、別名をハイバンド・アドルフォイといいます。この魚の最大の特徴は、頭頂部がオレンジ色に染まるということだと思います。白い肌に鮮やかなオレンジ色はとても目立ちますし、他のコリドラスにはなかなかここまで綺麗な個体はいません。目の部分には、アイバンドと呼ばれる帯状のバンドがあり、背びれから尾びれにかけての背中には黒いバンドが見られます。実は、この背中のバンドの太さがポイントでして、このバンドが細い種はCo.アドルフォイと分類され、写真のような太い種はデュプリカレウスと名付けられました。
 コリドラスに限った話ではないんでしょうけど、コリドラスでは正式名(学名)が決められる前から別の通称名が付けられていて、学名が決まった後も通称名で売られていることが多々あります。例えば、Co.シミリスはバイオレットという通称名の方が有名ですし、Co.パラレルスはコルレアの方が広く通用すると思います。また体色や体型が似ている種の場合は、たとえ異なる種と同定されても、先に有名になった方の名前を頂戴することもあります。今回のデュプリカレウスも、先に有名となったアドルフォイと体色が非常に似ていることから、通称名はハイバンド・アドルフォイと名付けられ、今回の私の場合でもハイバンド・アドルフォイとして購入してきました。

 ちょっと前置きが長くなりましたので、我が家のコリドラスを紹介しますが、、、えっとですねー、今回3匹を迎い入れたのですが、残念ながら3匹共に体調は万全ではございません。我が家に来て一週間が経ちますが、水質が合わないのか、まだ環境に適応できていないのか分かりませんが、とにかく元気がないのです。私が熱帯魚を飼い始めた頃に、バーゲンで購入したCo.パンダが次々と死んでいった苦い思い出が蘇っています。あれ以来、バーゲンセールの魚は買わないようにしていたのですが、今回はショップへの信頼と私の飼育能力への過剰の自信で買ってしまい、うー、ちょっとショック。
 そんなわけで、今回の写真はすべて、ちょっとダルそうなデュプリカレウスたちであります。



 ショップで見たときには、病気の兆候は見られず。ちょっとぐらいの体調不良ならば回復させる自信もあったのですが、うむー。上の写真のような感じで、餌を食べていないときは、背びれをたたんで辛いそうな雰囲気を発しています。元気がないだけで、今のところ特に気になる病気の症状はでていないのですが、水面に空気を吸う回数が若干多い気がします。
 まず消化に良い餌をと思って与えたタブレットやシュリンプはまったく受け付けず。ちょっと焦りましたが、クリーン赤虫を目の前に与えたところ、どうにか食べてくれています。現在では、水槽前面に赤虫を落とすと、自分から出てきて餌を食べれるようになりました。少しずつでも、体力が回復してくれればいいのですが。



 ちなみに同じくセール中に購入した2匹のシミリスは、我が家の環境にすっかりと順応したらしく、他のコリドラスと争うようにして、餌をむさぼっています。こちらはもう心配はありません。
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時期を逃した「なんちゃってミスト」。

 今日は、30cmキューブ水槽のミスト化計画をご紹介します。
 えっと、この計画はですねー、私がよく拝見させて頂いている「ODKのお馬鹿Blog」でodk_odkさんがご紹介された「スペリアミスト化計画!!(にせw)」を参考にさせて頂きました。このミスト化の手法は、多くの方々に支持をされていて、既に多くのブログやサイトで紹介されていますので、皆さんご存知だとは思います。いわゆる「なんちゃってミスト」です。

 ADA社の水槽、キューブガーデンにはノーマルタイプの他に、水槽の背面が曇りガラスとなっているキューブガーデン・ミストという製品群がありますね。背面が曇りガラスとなっていることから、バックスクリーンを使用せずに水槽の後ろを目隠しすることができ、さらには、背面から優しく光を差込ませることによって、水槽内をより自然に見せる効果があると言われています。
 私も実際にキューブガーデン・ミストを目にしましたが、水槽内が明るくて、そして奥行き感が出るような気がしました。
 そこで、我が家の30cm水槽でもミスト化を図り、明るくて奥行きのある水槽を作ろうと思いたち、なんちゃってミストを真似させて頂きました。

 用意したものはポリプロピレン製の半透明のシートです。たったこれだけ。ホームセンターで500円少々で購入しました。他にも、塩化ビニール製のものとか、シール上のものとか色々と種類があるようです。結局のところ、水槽背面が曇りガラスのように見えるものなら、なんでもいいと思います。私の場合は、水槽の背面に立てかけて使うつもりなので、ある程度の厚みがあって自立する素材のものを選びました。



 写真のように、ポリプロピレンシートを30cm×30cmのサイズにカッターで切断して、さっさっさと水槽の背面に立てかけるだけです。倒れないように隅をテープで留めれば、完成。簡単でしょ。この簡単さが、多くの方々に支持される所以ですね。このアイデアは、本当に凄いわ。
 さて実際の見た目ですが、まずはこんな感じです。



 写真の左側がミストをかけてあり、右側にはなもしていないので壁紙が見えています。こんな感じで水槽背面のものをすべてぼやかしてくれるわけですね。
 以前まで使用していたブルーのバックスクリーンと比較したらどうなるか見てみました。


 これをミストに代えると、、、



 かなり雰囲気が変わりましたが、いかがでしょうか?
 このブルーのスクリーンは塩ビ製で光を透過しなかったので、どうしても暗い印象になっていました。一方のミストはどうかというと、部屋の壁で反射した光が、ミストでやわらかくなり水槽内に注いでいます。
 ブルースクリーンも捨てがたいですが、しばらくはこのままミストを使ってみたいと思っています。
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