龍王石似の酸処理後。酸処理に関する注意点。


 こんばんわ。
 まずは、前回の龍王石似の酸処理の結果から。
 
 比較のために、前回の記事に掲載した写真と並べてみました。





 上が酸処理前。下が酸処理後です。
 撮影した場所が、屋外と室内で違うので、一概に比較は難しいのですが、酸処理によって霜降りが際立っているのがご覧頂けるでしょうか。さらに、石本来の深いブルー色が出てきました。
 
 霜降り部分のアップ。

 

 これだけ白さが際立つと、高級そうに見えません?



 酸処理すれば、どんな石でも綺麗になっちゃうってわけではないようです。今回、こんな感じの部分もありました。もう少し処理する時間を長くしたほうがよかったのかな。塩酸では取り除けない汚れなのかもしれません。

 酸処理の威力。少しだけでもお伝えできたでしょうか。

 前回の続きです。
 前回の酸処理の記事。ちょっとあっさりと書き過ぎて、重要なことを疎かにしてしまった気がします。ご覧頂いている方々には、あまり興味がないものと思っていたのですが、予想以上に反響があったようで。
 
 そんなわけで、ブログで公開した責任もあるので、塩酸による酸処理を行う上での注意点について、まとめてみました。アクア関係のHPやブログでは、あまり取り上げられてこなかった、法律による規制の問題と健康被害の問題について書きたいと思います。
 
 ちょっと堅苦しくなりますが・・・ここでの記述に関しましては、これまでの私の知識や経験、関連する法律、政令と省令を読み解釈を加えたものです。ですので、正確さについては、十分に気を付けていますが、認識の誤り、法令の読み間違い等により、誤った記述をしているかもしれません。この点を十分にご理解のうえ、参考にして頂ければと思います。
 また、下記記述に誤りがありましたら、ぜひ指摘をお願いいたします。直ちに調べて、正確な記述に訂正したいと思います。


 ではでは、まずは、身近なようで奥深い塩酸の話から。
 塩酸は、中学校でも理科実験で、使われる比較的身近な薬品ですよね。酸とアルカリの中和実験にはよく使われています。
 その塩酸は、塩化水素(HCl)という薬品(化学物質)が溶けている水溶液であることは、ご存知の方もおられると思います。一般に、塩酸(または濃塩酸)と呼ばれるものは、35-38%程度の塩化水素水溶液のことです。さすがに中学校での実験では、高濃度の状態ではなく、薄めた状態で実験に使っているはずです。

 で、この塩化水素が、「毒劇法(毒物及び劇物取締法)」という法律で劇物として指定されていて、取り扱いが規制対象となっています。そのため、塩酸も同法で規制されるわけです。
 
 では、どんな規制がされていて、私たちはどんなことにしなければならない(してはならない)のかをご紹介します。

〔入手・購入〕
 先の毒劇法の規制のために、塩酸の購入は薬局などに限られ、また身分証明書の提示(氏名と住所の確認のため)と捺印が求められます。
 このとき、18歳未満の方や、心身の障害のある方、麻薬等の中毒者は、購入することができないとされています。

〔使用〕
 後述する健康被害の防止の項で触れたいと思います。

〔保管〕
 実は、家庭では保管が最大の問題となりそうです。
 余ってしまった場合、普通なら次回使うだろうと保存しておくと思いますが、劇物に指定されている濃塩酸を、そのまま軒先や棚などに置いておくことは、法令違反でNGです。
 法令では、劇物を保存する場合、毒劇物専用の施錠できる堅固な設備が必要とされています。つまり、塩酸の瓶だけをしまっておく鍵のかかる丈夫なキャビネットがないと保管できません。さらに、その保管場所には「医薬用外」「劇物」という文字を表示しなければなりません。
 こんなのが家の中にあったら、当然、家族は怒るでしょう。私も「医薬用外 劇物」なんて書いてある薬品庫は家には置きたくありませんもの。

 ではどうすればよいのか。最も簡単な方法は、単純に薄めてしまえばいいのです。
 実は、塩化水素は、10%以下含有する溶液は劇物指定から外れるのです。前述したように、濃塩酸は、35-38%塩化水素溶液ですので、4倍以上に希釈して(薄めて)濃度10%以下に希釈してしまえば、法律上の劇物ではなくなり保管規制を受けずに済みます。
 ただし、法令に違反しなくても、後述する健康被害の可能性のあるので、保管場所には十分に注意したほうがいいと思いますよ。

〔廃棄〕
 実際に酸処理に使用した塩酸の処分方法ですが、これも頭を悩ませた、なかなか難しい問題です。
 大量の水と共にトイレに流すのも一つの方法なんですが、この方法は、先の毒劇物には違反しないものの、他の法令(廃棄物の処理及び清掃に関する法律や、水質汚染防止法、下水道法等)の規制を受ける可能性があり、複雑すぎて私にはすべてを理解するに至っていません。
 
 また、法令に違反しないとしても、各住宅によっては、排水講の設備の構造や、浄化槽を設置していたりする場合もありますし、ここはしっかりと中和して(中性にして)無害化してから廃棄することをお勧めします。私たちアクアリストは、水槽の水のみならず、河川の水質にも気を配りたいですよね。

 中学校の中和実験では、塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜて(中和して)、食塩と水にする反応を習ったと思います。
 化学反応式は、こんな感じ。 HCl + NaOH → NaCl + H2O
 ただ、水酸化ナトリウムも劇物なので、もし水酸化ナトリウムが余ってしまったら・・・。また、塩酸を買ってきて、中和する?
 私は、簡単に手に入る重曹(炭酸水素ナトリウム)で中和するのが簡単だと思いますので、お勧めします。
 HCl + NaHCO3 → NaCl + H2O + CO2 
 つまり、塩酸と炭酸水素ナトリウムを混ぜて、食塩と水と二酸化炭素にすることで、中和できます。水草水槽には欠かせないCO2ですが、CO2中毒ってこともありますので、危険ですので外で作業してください。

 以上で、法令関係の話はおしまい。
 次は、健康被害の防止のための注意点を書き留めたいと思います。

 まずは、塩酸そのもの。
 塩酸は、非常に強い酸性の液体ですので、皮膚や眼などに付いた場合はすぐに流水で洗い流し、場合によっては医師の診断を受けるべきです。胃液の成分は塩酸であることはご存知だと思いますが、濃度が明らかに違いますので、飲むこともダメです。
 また、先ほどから、塩酸=塩化水素溶液という話をしてきました。塩化水素は気体で、試してみれば分かりますが、塩酸の瓶を開けた瞬間から、白い煙が立ち上がります。塩化水素は刺激臭がするので、とっさに逃げることはできますが、大変危険なもので、吸い込まないでください。

 実際に塩酸の使用方法ですが、石の酸処理をする際には、バケツに水を張り、その中に少量ずつ塩酸を加えてください。先に、塩酸を入れたバケツに水を加えていく方法では、塩酸が飛散する可能性があるので危険です。
 
 中和の際にも、同様です。水を張ったバケツに塩酸を加えていき、塩酸濃度を下げておきます。そこに重曹を少量ずつ加えていけばいいと思います。重曹を加えていくと、泡が立つと思いますが、これがCO2です。泡が立たなくなったら、それは中性に近い証拠ですので、賢明なアクアリストの皆さんは、pH試験薬をお持ちでしょうから調べてみてください。
 中性付近(pH6.0-8.0)ぐらいになったことを確認したうえで、トイレとかに流して廃棄しちゃってください。
 そうそう、くれぐれも希釈をしていない濃塩酸と重曹を混ぜないようにしてください。急激な中和反応が起こり、塩酸が飛散して危険ですよ。中和反応の際には発熱するので、水で希釈して温度が上がりにくくする必要あります。中和反応は、薄めてからが基本ですね。

 難しいことを書いてしまいましたが、使用者ご自身、家族、周辺環境を守ることに配慮することは大切だと思います。
 塩酸は、危険な薬品ではありますが、同時に大変便利な試薬でもあります。この記事を参考にして頂いて、皆さんのアクアライフが素敵なものになればと思っています。

 今日は、この辺で。また、何か書き忘れたことがあれば、追記していきます。

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龍王石風の酸処理。


 こんばんわ。
 今日、二回目のエントリーです。

 前々回の記事でも書きましたが、最近、アクア関係のことを何かしたいという欲求があり、色々と考えておりました。
 新しい生体を導入することも考えたのですが、とりわけ欲しい生体がいるわけでもないし、いい加減な気持ちで飼うと、後々、飼いきれないって思うのは嫌なので諦めました。
 そうそう、我が家の30cmキューブ水槽で飼っていた2匹のアベニーパッファの内、一匹がダイブして☆になりました(泣)。2匹の間で争いがあったのか、息子が水槽をバンバン叩いていたのが原因なのかは定かではありませんが、今は1匹だけとなってしまいました。

 そんなわけで、アクア欲に耐え切れなくなり、思い付いたのが、現在、山谷石のショートヘアーグラス単植水槽をリセットして、新しい水槽を作ろう計画。今度は、山谷石ではなくて、龍王石風石組みにチャレンジです(笑)。
 えっ!? お前のセンスでは無理だって言わないでくださいよ。私には自己満足だけで十分なんですから。
 ではでは、今日はその準備編です。

 購入したのは、チャームさんで「石組みセット」という名で売られていた石たち。見た目は、龍王石(批判を恐れずに言えば、青龍石)風の石ですが、正式には、どんな名前の石なのかは分かりません。ここでは、あえて龍王石風としましょう。
 名も無き石を購入するのは、勇気が入ることでしたが、実はこのセットを購入するにあたり、ZERO-FACTさんの「ZERO-AQUA」のこちらの記事を参考にさせて頂きました。改めて、貴重な情報を発信してくださいましたZERO-FACTさんに感謝です。

 で、購入したのは、こちら。



 ここに写っているのは、30cm水槽用のセット2つ分で、9つの石があります。
 1セットだけでは心許ないので、2セット購入しました。ただの石コロに1万円近くの出費なんて、絶対に妻には言えません。しかし、私にとっては、宝。

 届いた石を手にして見ましたが、非常に龍王石(もしくは青龍石)に酷似しておりました。もし、龍王石に近いの石ならば、酸処理したら、一皮向けた石本来の色を拝むことができるのではないかいってことで、今日、早速ですが、塩酸で石を処理してみました。
 
 なお、今回の酸処理の方法については、「WaterPlantsWorld」さんの「WPW Premiumu Report 青龍石を磨く」と、38brainさんの「Aquamind 2」のこちらの記事を参考にさせて頂きました。先駆者の方々のレポートは大変参考になります。

 上記の写真では、すでにタワシと金属ブラシによるブラッシングをした後の石たちなのですが、まだまだ石の表面には白い膜が張っているような感じがしますし、所々茶色い付着物があり、かなり気になります。

 実際の酸処理の手順ですが、5Lの水道水に対して、市販の濃塩酸(だいたい35%-38%程度)を200mlぐらい加えた後、よく混合して、最終濃度が1.4%程度になるようにしました。使用する塩酸濃度については、あまり気にすることは無いと思いますが、できれば、薄い濃度で試してみて、表面が綺麗にならなかったら、再び処理をするというように繰り返したほうがいいと思います。高濃度で処理すると、予想外に酸処理が進んでしまう可能性もありますし、ましてや危険性が高くなることにもなります。

 では、実際に、塩酸を希釈した水に、静かに石を沈めていきました。



 私も初めての経験で驚きましたが、石を入れて数分も経たないうち、透明だった水が灰色に変色していきました。化学反応って、こえー(笑)。




 水面には、無数の泡が上がり、見えませんが水面下で化学反応が起こっていることが伺えます。水面には、黒いゴミが浮いておりますが、これもブラッシングでは取り除けなかったゴミが剥離してきたんでしょう。劇的な反応に、ちょっぴり感動。



 1時間後。灰色だった水が、真っ黒に。泡立ちは勢いが弱まっていますが、まだ発生しています。一生懸命、タワシでゴシゴシしたにも関わらず、こんな汚れていたなんて・・・。腕が攣りそうにながら、こすったのはなんだったんだと思わずには居られません。化学反応バンザイ。


 今日のところはここまで。このまま、一日待つことにしました。
 撮影はしませんでしたが、この黒い水から、石を取り出し、ちらりと様子を伺って見ました。なんてことでしょう。信じられないぐらいに、鮮やかな色に変身していました。表面の白い膜が取り除かれ、石のブルーと、霜降りの白色が綺麗になってました。処理後も石の様子もまた後日、ご報告できればと思います。

追記。
 酸処理の注意点等をまとめてみました。宜しかったら、こちらもご覧ください。

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アクア通販ショップに思うこと。


 こんばんわ。
 まずは、ご心配をおかけした前回の記事の続きから。

 結局、土曜日の宅急便と妻の競争は、妻が圧勝。
 こっそりと受け取って知らん振り計画は、妻の監視の下で行われました。
 さらにタイミングが悪いことに、その翌日の日曜日にも別ショップの便が到着するというバツの悪さ。小言を聞く絶好のチャンスとなりました。
 今回は、チャームさんとレヨンベールアクアさんの二店に発注した結果なのですが、何はともあれ、どちらの荷物も無事に受け取れました。
 それにつけても、最近のアクア通販界は不便だと思いません?


 ご存知の通り、私はよくネットでアクアグッツを購入しています。24時間、自宅にいながら注文できて、翌日か翌々日には玄関に届くわけですから、通販は大変便利です。
 もちろん、リアルなアクアショップでの買い物は、ドキドキ、ソワソワ。店内に入れば、自分の周囲360度、アクアグッツが並んでいるわけで、それこそ楽しい時間を過ごせるメリットもありますよね。

 で、話を戻して、アクア通販の話。
 私は、昔から、「チャーム」さんを利用させて頂いておりますが、半年以上前から(一年ぐらい前になるのかな?)、ADAの販売特約店から外れたようで、日に日にADA製品のレパートリーが少なくなってきています。
 チャームさんは、注文から発送までがスピーディーということ。取り扱っている販売品目が多いこと。比較的安価であること。ホームページが見やすく、目的の製品が見付けやすいこと。多くの在庫を抱え、欠品が少ないこと。レイアウト製品(流木とか石)を水槽に並べて分かりやすく販売してくれること。などの多くのメリットがあります。しかしながら、前述のように、ADA製品に関しては段々と販売品目が少なくなってきており、私にとっては最大のウィークポイントです。
 
 一方、最近、利用させてもらっているのが、「レヨンベールアクア」さん。
 こちらも、比較的ホームページが見やすく、販売品目も多いと思います。チャームさんに劣らず価格は良心的です。ADA製品もフルで取り扱っていて、非常に頼もしい限りです。ただし、ホームページの表示と在庫の有無が違うことが多く、注文できる状態なのに「カゴ」に入らない(つまり、欠品中で注文できない)ことが多くイライラします。また、チャームさんで慣れている私にとっては、注文した翌日もしくは翌々日には届くと思っていると、レーヨンベールさんでは、商品によっては数日待たされることもあり、これまたイライラします(注・当日発送できる製品には当日発送可能と表示がされていて、日数がかかる製品とは、しっかりと区別されています。ただ単に、私が確認を怠っているのが原因です)。
 余裕を持って、注文するのが正しいわけですが、監視のいない土曜日に荷物を受け取りたいと、木曜日の夜中にニタニタしながら注文する私によっては、例え半日でも到着がズレると、言い訳を考えなくてはなりませんので、重要なファクターです。


 私の願いとしては、チャームさんにはADAの販売特約店に戻ってもらいたいです。
 また、レーヨンベールアクアさんには、在庫数とホームページの表示を連動してもらい、「すみません、欠品中でした」ってことの無いようにしてもらいたいです(ごくたまにならいいんですけど、私は結構経験しています)。願わくば、「取り扱っている製品のすべてを当日発送します」ってなったら最高です。
 ワガママかな?ワガママなんだろうな。便利になればなるほど、さらに要求は高くなっていきますからね。

 他のネットアクアショップはいかがでしょう?

 おっと、前振りのネタが長くなったので、すみませんが独立記事としてエントリーします。本題は、すぐに更新します。
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新入り。


 こんばんわ。
 ご無沙汰しております。約2週間ぶりの更新です。色々と忙しくてね。ごめんなさい。

 さて、この更新をサボっている間。嬉しい話が二つ。
 一つ目は、ブログで知り合った方から水草を頂いたこと。


 
 リンクも貼らせて頂いている「HPA (High Place of Aqua)」のhpa0633さんに、ミクロソリウム・本ナローを頂きました。丁重な梱包をしてくださりまして、無事に到着しました。本ナローは傷も無く、すこぶる調子が良さそうです。
 hpa0633さん、その節は貴重なものをありがとうございました。

 早速、90cm水槽のメイン流木に縛り付けました(縛り付けるで表現正しい?)。無事に活着して成長してくれれば、いいのですが。


 もう一つ。
 数ヶ月前からずっと欲しかったものを、ようやく手に入れることができました。



 じゃーん、リリィパイプでございます。
 P-6φ17mmタイプ。

 私がよくお世話になっているショップではどこも、しばらく前から品切れ状態が続いていて、メーカー在庫も欠品ということだったので、ただただひたすら待っておりました。それが、先週、とうとう入荷だ!ってことを見付けて、衝動的に買ってしまいました。



 ホース径16/22サイズの場合、フィルターの排水部分の選択肢が極めて少ないので、どうしてもリリィパイプになってしまいます(このあたりの私の想いは、こちらに書きました)。

 で、早速使ってみようと思ったのですが・・・
 結局、今の水槽には使用せず、来たる新水槽の設置まで待機。そのままクローゼットの中へ。
 うむー、スタイリッシュなリリィパイプよりも、現行のシステム(インスタレーション)で運用したほうが実用的だと判断したからなんですが・・・


 久しぶりに、昨晩は、しばしの間、水槽内部と周辺部のメンテナンスをしました。トップの写真が、メンテナンス後の様子。バケツとホースが写り込んでおりますが、ご愛嬌ってことで。

 なんだか、最近、アクア関係のことを何もしていないので、そろそろ何か動きたいという欲求は高まるばかり。
 ということで、また妻の居ぬ間に「ポチっとな」をしました。が! 今日の午前中に到着するはずなんですが、どうも遅れている様子。妻が帰宅する前に受け取りたいんだけど。ちょっと焦ってます。
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スイレンの開花。


 こんばんわ。
 昨晩の阪神vs巨人戦。いやー、日頃、野球に興味の薄い私でも、思わず見入ってしまいました。試合途中からのテレビ観戦でしたが、まさに抜きつ抜かれつのデットヒート。いい試合とはこういう試合なんだと思いました。これで、セリーグの首位争いも面白くなってきたという感じでしょうか。
 こんな試合や首位争いが熾烈になってくればなるほど、野球の人気も戻ってくるんでしょうね。

 さて、ようやく写真入りのエントリーです。テキストばかりでは、私も正直書いているのは、辛いっす(笑)。

 書こう書こうと思ってから早一ヶ月弱(苦笑)。今回は、我が家のビオトープでひっそりと咲いたスイレンの話を少々。(以前の記事はこちら。)



 一ヶ月前の8月上旬。我が家のビオトープでは、二つの可愛らしいスイレンのつぼみが。
 日に日に成長してくれて、とうとう水面に顔を出してくれました^^



 こんな感じで。
 毎朝毎朝、蒸発した分の水を足したりして。じっくりと観察してました。こんなに楽しんで植物の成長を見守るなんて、なんか不思議な感覚ですね。一年前までは、植物なんて大して興味がなかったんですから。



 観察を続けてから、二週間ちょっと。
 ようやく、一つ目のスイレンが咲いてくれました。たまたま休日に咲いてくれたので、家族もそっちのけでじっくりと観察 and 撮影をしちゃいました。



 淡いピンク色。個人的には、もう少し鮮やかな色を想像していたのですが、結構上品なピンクで綺麗です。そうそう、このスイレンは温帯スイレンのコロラドって品種ですが、驚いたことに、花が水面から10cmほど飛び出して咲いているんです。



 温帯スイレンって、水面に浮かんで咲くものかと思っていましたが、そうとは限らないんですね。それとも、我が家のビオの水深が低いせい?



 二つ目のスイレンは、一つ目のスイレンがしぼんだ後に咲きました。まさに一日のズレ。残念ながら、同時に二つの花を楽しむことはできませんでした。


 なんか、頑張って咲いてくれたのに、我が家の住人だけで楽しむってのはちょっとモッタイナイ感じがして。時期がかなりズレこんでしまいましたが、今日ようやく皆様に紹介させていただきました。



 来年も引き続き、ビオトープを楽しめるようにと、新しい陶器製のスイレン鉢を買っちゃいました。シーズンオフの大安売りだったもんで。
 来年春の植え替えまでしばしベランダで待機です。それまでは、不必要に大きな物体が、ベランダを占拠することになりますが、割らないように気を付けます。
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床補強について。(120cm水槽導入記)


 こんばんわー。
 もう9月も中旬。ホント!月日が経つのが早いです。

 さて、前回のウイルスネタ記事
 私の予想に反して、このブログ始まって以来の最高閲覧者数を記録いたしました。ご覧くださっている方々、ありがとうございます。このブログを始めて約11ヶ月になりますが、だんだんと多くの方々にお越し頂くようになりました。私としては、大変な励みになっています。
 ただ、前回のウイルスネタの記事が過去最高だなんて、素直に喜んでいいのかどうか・・・。このブログは、いちおうアクアリウムがメインなんで。それと、アクアな話題を期待して来てくださった方が、「ちぇっ!つまんねーな。ウイルスかよ!」って思っていたら・・・(苦笑)


 さて、もう一点ご報告を。
 今週、建築会社とマイホームの建築契約を結んで参りました。正確には工事請負契約ですね。実感としてはそれほど感じておりませんが、定年までローンが付きまとう人生最大の買い物でした。益々、私の自由になるお金が減っていきそうです(泣)。こればっかりはボチボチと返済していくしかありません。

 マイホーム計画に関連して、先日、水槽を設置する際の床補強について、このブログ上で皆さんの知恵をお借りしましたが、その後の進展をご報告します。(ちょっと専門的用語を含んでおりますので、なかなか理解することが難しいかもしれません。左から右に受け流してください。)

 まず、結論から申しますと、床補強をすることにしました。床補強に関する具体的な工事内容としては「大引」と「束」を追加すること。つまり、半間(910mm)間隔で施設する「大引」を455mm間隔に狭めて、水槽が大引に確実に載るようにしました。追加工事料金は5万円。家そのものの値段と比べれば、大したことありません。
 以前の記事の中でも書きましたが、当初、担当設計士は、「床補強は必要ありませんよ。」というスタンスでした。というのも、私の提示した水槽の位置が、2本の大引の上にしっかりと載っかる位置だったからのようです。ただ、水槽の位置や向きを変更する場合、場所によっては大引の上に載らずに「根太」の上だけに水槽を設置をしてしまうと、(床が抜けることはないが)いくぶん沈む可能性があるということでした。なるほど、この考え方ならば、これまでに頂いたアドバイスと担当設計士の意見の整合性がつくような気がします。

 「大引」、「根太」、「束」の意味が分からないと、上記の内容はかなり難しいかもしれませんね。素人な私には、なかなか上手に説明することができません。床の強度についてしっかりと勉強をしようと思ったのですが、やはり駄目ね。なんちゃって理系の私には、ハード理系(数学とか物理学系)の計算は難しくて、早々に諦めました。
 そんな中、大型水槽を設置された先駆者の方々のサイトが大変参考になりました。当然ですが、サイトを見て分かったのは、マンションと一戸建てでは、床下の構造がそもそも違うので、参考にならないってこと(苦笑。当たり前?)。120cm以上の水槽のことは、アロワナやガーなどの大型魚を飼育されているマニアなサイトが充実しているってことが分かりました。
 そこで、参考にさせて頂いたサイトの中で、最も分かりやすいところを(真に勝手ながら)リンク貼らせて頂きます。

 山陰龍魚会さんの寄せ書き「大型水槽設置の注意点」です。

 先述の「大引」「根太」等々の意味が図解入りで大変分かりやすく、素人の私でも納得できます。大変、いい勉強になりました。
 最後に、床補強に関して、コメントをお寄せ頂きました方々に改めてお礼を申し上げます。同じ部屋の中でも、水槽を設置する場所や向きによって、床補強が必要などうかが変わるようですので、人それぞれケースバイケースだということが分かりました。「水平であることにこだわるアクアリスト」の気持ちと、「生活に支障のない範囲で多少の沈みを容認する建築士」の相違もあり、問題を複雑にしているのかもしれません。
 ちなみに、先述のリンク先の記事によれば、たわみの生じない重量は、600kg/m^2だそうです。この計算だと、標準的な水槽、標準的なキャビネット、標準的な設備を有する高さ45cmまでの水槽なら問題はなさそうです。ただし、水槽の2段重ねや、オーバーフローろ過槽の設置、高さが60cm以上の水槽を設置する場合には、それなりの対策があったほうがいいのかもしれません。

 さて、我が家は・・・というと、床補強をお願いしたことで、これで一安心。当初は120x45x45サイズの導入を考えていましたが、床補強による余裕か120x45x60サイズを視野に考えています。ただ60cmの高さになると、今持っている流木だと水面を突き出せない・・・うむー悩んでいます。

 それと、すっかりと忘れておりましたが、天井補強について。メタハラを天井から吊るすつもりでいるので、天井補強もしておこうかと思っています。天井補強に関しては、アクア関係者の情報がなかなか少ないような気がします。こちらについては、具体的な補強工事の内容が決まってからご報告いたしますね。

 またまた、テキストばかりのエントリーになってしまい、ごめんなさい。
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