アクアリウムに魅せられたある研究者の日記。
太陽の光。流木の影。
インスタレーションセット。
こんばんわー。
いやー、2日続けての更新なんて、ホント久しぶりです。調べてみたら、5ヶ月ぶりでした。最近、仕事とかプライベートとかアクアネタ欠乏とかでなかなか更新することができないでおります。今日、こうして更新しても、明日からはまた不定期な更新になりそうです。
実は、明日から少し早めの夏休みを頂きまして、実家に帰ります。両親に孫を抱かせてあげたいってこともありますが、やはりアクアリストとしては、馴染みのアクアショップ巡りをしたいなって思っています。できれば、形の良い流木を買いたいなって思ってます。
いきなり本題に入ります。
今日は、1ヶ月ほど前に購入したエーハイム社製の「インスタレーションセット」について少々。
きっと多くのアクアリストを悩ます種となっているのが、外部フィルターの吸水と出水部分だと思うのですが、いかがでしょうか?私もこれまでずっと悩んでおりました。
スタイリッシュにキメたいのなら、ADA社製のリリィパイプかメタルジェットパイプあたりが候補になるかもしれません。いやいや、信頼の証、メーカー純正のシャワーパイプとストレーナーというプロフェッショナルな方もおられるでしょう。ただ、エーハイム社の純正パイプは、ご存知の通り、あの緑色(エーハイム色と激しく命名)。あの色は、ちょっと目立ちすぎますよね。安心、堅牢の象徴と見ることもできますが、できればもう少し主張を抑えてもらいたいと思う今日この頃。
で、我が家の場合はどうかというと、90cm水槽と30cmキューブ水槽には、それぞれエーハイム社の外部フィルターを使用しています。30cm水槽にはクラシック2213を使っているので、ホース径は12/16mm。ホース径12/16mmだと吸水・出水パイプの種類も豊富にあり、自分のスタイルに合わせて選ぶこともできますよね (ちなみに我が家では、吸水・出水共にメタルジェットパイプを使用しています。詳しくは、コチラをどうぞ)。
一方、90cm水槽にはPro3e2076を使っているのでホース径は16/22mm。フィルターを購入してから気が付きましたが、このホース径が実は大問題でした。16/22mm用のメタルジェットパイプは発売されておらず、それどころかステンレス製は皆無。ホント、選択肢が限られているんですよ。ガラス製だとADA社製のリリィパイプがありますが、吸水側のリリィパイプはメンテナンス性にやや難ありの印象。出水側のリリィパイプは入手・・・困難(泣)。
愚痴っぽくなりましたが、ホント参ってました。そこで、前々から目をつけていたエーハイム社の「インスタレーションセット」。我が家では、ホース内径16mm用の吸水側と排水側をそれぞれ購入しました。
ご存じない方に簡単に説明させて頂くと、「インスタレーションセット」とは、エーハイム社が販売している外部フィルター用の吸水・出水パイプのことです。トップの写真を見て頂くと、どんなもんか分かると思います。
水槽上部からだと、こんな感じ。エーハイムなのに、カラーはブラックとグレー。さり気なさはありませんが、あのエーハイム色よりはまだマシ。
出水パイプは、シャワーパイプになっています。シャワーパイプは3つのパイプから構成されているので、長さを調整することが可能です。こうした構造の利点としては、パーツ毎に水流の向きを変えることができるので、純正シャワーパイプのように一方向だけでなく、複雑な水流を作ることが可能だということです。我が家では、パーツの一つを上向きにして水面を揺らせつつ、もう一つのパーツを下向きにして、パレングラスからのCO2を水流で拡散させています。また、底面付近に緩やかな水流を作れるようになり、コリドラスは喜んでいるようです。
吸水側。
同時に購入したライフホールディング社製の「サーフェース スキマー Surface skimmer」を接続しています。このようにピッタリと接続できました。他社製同士がこんなにうまく接続できるなんて、ちょっとした感動でした。
話題が横に逸れてしまいますが、サーフェーススキマーを設置したことで、水面の油膜はもちろんホコリなども取り除けるので、鑑賞上、実に快適です。ホント、オススメですヨ。
では、今日はこのヘンで。夏休み、しっかりと休養してきま~す。
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ピペットのプレゼント企画。
こんばんわ。
先週末は、台風と地震のニュースが日本中を駆け巡った感があります。まずは、被災された方には心からお見舞い申し上げます。
ブログを通じて知り合ったブロガーの方々の中には、台風の被害の大きかった九州地方の方や、地震の被害に会われた甲信越地方の方もいらして、ただただ心配でした。自然災害は避けることができないとは言え、被害の大きさに改めて衝撃を受けました。
では改めて。
前回の記事の最後に書きましたピペットのプレゼント企画ですが、概要が決まりましたので、ご案内致します。
プレゼントしたいと思っているのは、前回でも紹介した先が太いタイプのピペットを2本。先が細いタイプを1本。そして、ピペットに取り付ける乳首(乳豆ともいうらしい)を1個。計4点を1セットとしてお送りいたします。今回は、これを10セット用意しました(欲しい人が10人も居ないかも・・・。苦笑)。もちろん、送料はこちらが負担しますので、是非ともご応募ください。
ピペットについては、前回の記事を読んでいただければと思うのですが、補足説明を少しだけ。
どちらのピペットも、プラスチック(ポリスチレン)製です。耐久性の面ではガラスに及びませんが、落としても割れる心配がないので、気軽に使えるってメリットがあります。容量は0.5ml-7mlまで測れます。前回の記事では、アカムシを与えることに着目していますが、液体(有機溶媒は溶けます)であれば普通に使うことができます。もちろん、水質検査をするために水槽の水を採取したり、アクアセイフやコントラコロライン(共にテトラ社製)を測り取ることも可です。
これらのピペットは、バイオの研究ではよく使われている(有名な)メーカー製のもので、生物に害がないことは保証付きです。実際に、これらのピペットは私の職場で使われているものと同タイプで、実のところ要らなくなって廃棄されるところを譲ってもらったものです(廃棄予定といっても、プレゼントするものは新品です)。
乳豆の方はといいますと、シリコン製で、5mlのピペット(今回プレゼントするピペットのサイズ)用のものを用意しました。ご存知の通り、シリコン製のものはゴム製のものよりも耐久性に優れ、長持ちします。こちらも研究で使用するに耐える品質のものを用意しました(私は、仕事では乳豆をほとんど使いませんが)。
で、プレゼントの対象者ですが、今回は、相互リンクをさせて頂いている方、過去に一度でもコメントを寄せて頂いている方、もしくは学生の方に限らせていただきます。学生の方でしたら、リンクやコメントを頂いていなくても構いません。大学院生、大学生、専門学校学生、高校生・・・、勉学に励みながらアクアを楽しまれている方を対象としたいと思います。
応募方法ですが、本日から今月23日(月)までの間に、
1. ニックネーム(もしくはブログで使用されている名前)
2. メールアドレス
3. (学生の方は)「学生」って書いてください。
を記載の上、coryvirus@goo.jpにメールにてご応募下さい。(本名や住所、通学学校等、個人が特定されるような情報は送らないで下さいね)
厳正な(勝手な?)抽選の結果、当選された方には、私から改めてメールを送らせて頂きます。その際、郵送するに必要な住所や氏名を交換させて頂くことになるかと思いますので、予めご了承ください。
今回は初めての試みなので、どの程度の応募があるか予想もできませんが、機会があればまた同じような企画をしたいと思います。
(2007年7月23日)
おかげさまで、多くの方々に応募を頂きました。どうもありがとうございます。抽選の結果は、応募された方全員にメールにてご案内させて頂きます。数日中にメールを送る予定でいますので、宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。
現時点で、応募を締め切らせていただきます。
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ピペット。
先週末は、我が家の長男の1歳の誕生日でした。もう1年が経ってしまったのかと、月日の流れの速さに驚かされます。さらに、数日後には、私の誕生日と結婚記念日も控えております。この一週間の我が家は、記念日が目白押しですな。けど、最初に子供の誕生日が来ると、その後の記念日は忘れ去られますね。少なくとも、私の誕生日だということは誰も見向きもしません(笑)。いいんだ、自分でプレゼント買うから。
ちなみに、トップの写真は1歳を迎えた長男です(笑)。水槽が大好きなようで、ヨダレだらけの手で水槽をバンバンと触ってきます。興味をもってくれるのは嬉しいのですが、手を洗った上で、触ってもらえればと思うのですが。
さて、今回は120cm水槽導入計画のことを書くつもりでいましたが、実は、大した内容がありません。なので、ちょっとだけ経過報告をして、別の話題を書きたいと思います。
今年に入ってからマイホームの購入を考えていました。例え、ちいさな家でもいいから自分の家が欲しいなって。仕事柄、転勤や転職の可能性が十分にあるのですが、色々と考えた挙句、家を建てることにしました。実のところ、120cm水槽も新居のリビングに置くために計画していたんです。なので、家が建って引越しをしてからでないと新しい水槽の購入許可が下りないので、今はただ待つばかりなんです(泣)。そんなわけでして、新規水槽はまだまだ先になりそうです・・・。ちなみに、今は間取りの打ち合わせをしているところです。ちっちゃな土地にちっちゃな家しか建てられませんが、もし「こうしたらいいよ」とか「ここだけはこだわった方がいい」っていうことがありましたら、迷える子羊(私)にぜひコメントをください。
では本題。
我が家の90cm水槽には、現在、22匹のコリドラスがおります。以前、コチラでも書きましたが、ほぼ毎日、冷凍アカムシ+αを与えております。
こんな感じでアカムシを与えたとたん、コリたちは大喜びですよ。飼い主としては、至福の時ですよね。「毎日、毎日、アカムシじゃ飽きるよな」ってコリ同士の会話があるかどうか定かではありませんが。
餌食いの良さや、動きから健康かどうかチェックする大切な時間でもあります。
我が家では、冷凍アカムシは、解凍してからスポイト(ピペット)で水底近くに持っていき与えています。今日はですねー、そのピペットの話を書いてみたいと思います(ちょっとマニアックすぎ?)。
まずは、こちらをご覧下さい。
これは、4種類のピペットの先端を撮影したものなんですが、先端の穴の大きさが微妙に違うのがお分かりになるでしょうか。一番右のものが最も大きくて、他のものに比べて、穴の直径にして約2倍ぐらいあります。私はもっぱらこの一番右のピペットを愛用しているのですが、これには私のこだわりがあるんです。
その理由は、こちらをご覧になると分かるかと思います。
これは、先端の狭いピペットでアカムシを与えているときの写真なんですが、ピペットの先端でアカムシが詰まってしまい、内部で滞ってしまうんです。こうなってしまうと、なかなか吐き出すのが大変で、ストレスフルなんですよねー。
で、コチラが私が愛用している先端の穴が太いピペット。なかなか写真だと判別つきにくいのですが、アカムシをスムーズに放出できて、快適です。アカムシをピペットで与えている方にとっては、けっこうポイントだったりすると思うんですが。アカムシなんてあげないよって方には、まったく関係のない話ですよね。
このピペット。私個人的にはかなりの大ヒットだったもので、このブログを読んでくださっている方にプレゼントをしたいなーって思っています。私の誕生日を記念してってことで(笑)。でも、ホントに欲しい人がいるのかどうか不安ですが。
ピペットだけをプレゼントしたのでは、ちょっと情けないので、限りある私のお小遣いでスポイトの持ち手の部分(正式名称は「乳首」といいます。正式な名称なんだから仕方ないじゃん。)を購入して、共にプレゼントしたいと思います(大して高いものではないんですが)。プレゼントするピペットの本数と乳首の種類等、次回のエントリーまでには決定してご案内したいと思います。
もしご希望の方がおりましたら、今しばらくお待ちください。
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大賀ハス。
こんばんわ。
いやー、とうとう7月ですね。これで2007年の半分が過ぎてしまいました。さて、2007年後半にはどんなことがあるのかな。いいことだらけだったらいいのに(笑)。
さてさて、最近、アクアネタがありません。120cm水槽導入計画もあまりパッとしないし、先週ボーナスを貰ったばっかりなのに、なぜか物欲も萎えております。先週、アクアショップに行っても買ってきたのは、2冊の本だけ。
水草をやる気もないのに、水草の本を買うなんて。だって羨ましいんだもの(笑)。水草水槽、癒されそうですが、メンテナンスが大変そうで、とても私には維持できそうもありません。ちなみに、コリドラス関係の特集が組まれた雑誌は、ほぼ買っていますよ。
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そんなわけで、いいですか?アクアネタでなくても・・・
先週末のフィールドワークのご報告を。
いきなりで恐縮ですが、皆さんは「大賀蓮(おおがはす)」ってご存知ですか?
「大賀蓮」は、2000年前の地層から発見された種から現代に蘇ったハスで、古代のロマンと言うか物珍しさも手伝って全国各地に広がっているようです。文字通り、大賀一郎博士が蘇らせたから「大賀蓮」と名付けられたようです。2000年前というと弥生時代?
もっと詳しい情報をお望みでしたら、「大賀蓮」でググッてみてください(まったくの他力本願ですね)。
先日、「嬉しい熱帯魚」のトシボ7482さんに「大賀蓮」のことを聞いて、興味をもっていたところ、まさにその翌日の朝、妻が「近くの公園で大賀蓮ってのが見頃らしいよ」って。
そりゃー、行かないわけにはいかないでしょうってことで、先週末、早速行ってきました。
行ってきたのは、滋賀県野洲市にある「野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)・弥生の森歴史公園」。博物館と弥生の森歴史公園は併設されていて、大賀蓮が栽培されているのは弥生の森歴史公園の方です。ちなみに無料でした。
では、早速。
これが、大賀蓮です。淡いピンクがとても素敵でした。2000年前にも同じ色の花が咲いていたのかと考えるだけでも面白いですね。スイレンと違って、葉も花も水面からずいぶんと立ち上がっています。
こちらのような、やや濃いピンク色の花も咲いていました。これも大賀蓮なのかどうか。
ハスの後ろにちらりと見えるのは、竪穴式住居です。こちらの公園では、弥生時代の住居も再現されています。陳腐な感じを抱かれるかもしれませんが、古代ハスと竪穴式住居の組合わせは当時のイメージを膨らませてくれます。ちなみに、あの住居の中も見学することができるので、小さなお子さんがいれば喜ぶかもしれませんね。
もう一つ、子供が喜びそうなものを。古墳です。正式には、国史跡大岩山古墳群の史跡宮山2号墳。同じ公園の敷地内にありました。もちろん内部も見学できて、プチ冒険家になったよう(笑)。
ほな、今日はこのへんで。次回は、120cm水槽計画のその後を。
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