ハイドロカルチャー。


 約2週間ぶりの更新となってしまいました。
 みなさん、こんばんわ。大変ご無沙汰しております。

 さすがに2週間のブランクは大きいもので、これまで拝見させて頂いていたブログをお邪魔したら、そりゃーもう話に付いていけません(笑)。完全に浦島太郎状態でした。

 前回の更新の際にも書きましたが、4月中はめまぐるしいほどの忙しさでした。
 大学で実験系理系(つまり物理学とか数学ではない)を卒業あるいは在学中の方は、学生実習を経験されていると思います。文系の方にはあまり馴染みがないかもしれませんね。聞くだけの講義だけではツマラナイ(失礼!)ので、実際に手を動かして手技・技術を学ぼうというのが学生実習です。私が学生だった頃、実習って面倒だなって思っていましたが、実習を侮ってはいけません。準備する側になって初めて気が付きました。めちゃくちゃ大変です。実はこの4月の忙しさの半分は、この学生実習の準備やら、学生の指導監督、後片付けが理由でした。私の講座(研究室)が担当しているのは細菌学とウイルス学実習で、学生に病原性のある細菌やウイルスをいかに安全に扱ってもらうかがとにかく大変です。実は、教官であるはずの私も細菌学はほとんど覚えておらず、一から勉強しなければならなかったのも辛かったです。幸い、今のところ扱った病原体で体調を崩した学生はまだいません。よかった、よかった。

 では、本題。アクアな話ではないのですが、今の私が一番興味を持っていることをご紹介します。
 ハイドロカルチャーってご存知ですか?(えっ、誰でも知ってるって??) ご存じない方に簡単に説明させて頂くと、土の代わりにハイドロボールと呼ばれる粘土を焼成した多孔質材を使って観葉植物を栽培する方法です(多孔質と聞いて、濾材を思い出してしまう貴方はアクア中毒です)。 土を使わないのでダイニングテーブルに置いても衛生的ですし、ハイドロボールに色々なカラーバリエーションがあるので、シャンパングラスのようなオシャレなグラスや、日本酒のワンカップグラスでも栽培することができます。
 
 今回、私は以前から栽培していた観葉植物の植え替えを行いました。



 まず底に穴の開いていない容器に、この珪酸塩白土をパラパラと撒きました。これは、根腐れを予防するために入れるようです。

 

 これが、ハイドロボールです。私は100均で購入。ただ100均では種類が限られてきます。やや高額になってしまいますが、雑貨屋さんやホームセンターでは多孔質のサイズやカラーなど色々な種類が購入できるのでオススメです。
 このハイドロボールを容器の1/3程度まで敷き、お好みの植物を置いてから、さらにハイドロボールを敷き詰めて植えました。ハイドロカルチャーで植えることのできる植物ですが、植物を扱っている雑貨屋さんや花屋さんなどでハイドロカルチャー用植物として入手することができます。



 こうして植え替えたのが、上の写真です。手前が、アイビー(ヘデラ)、右のがテーブルヤシ、左奥がセロームという植物です。
 
 気になる日常の管理ですが、水が無くなったときに水を与えるだけです。たまに専用液肥を与えますが、私は一月に一度程度です。気を付けたいのが、水が完全に無くなってから、容器の1/5程度の高さまで水を与えるってことです。



 我が家では、ダイニングテーブルに置いています。匂いもないし虫も付かないし、土植えの観葉植物よりも管理が断然楽です。
 
 予算ですが、植物を除いて、1000円程度です。ガラス容器とハイドロボール、木の外枠は共に100均で購入です。珪酸塩白土のみホームセンターで200円程度。植物は、一株数百円で購入できますので、一回分の飲み代より安く出来上がりますな。
 もし、ご興味が湧いたら、ぜひお試しください。

 気が付けば、明日からGWですね。私は・・・仕事…です(泣)。
 最後に、この2週間の間、ちっとも更新をしていなかったこのブログですが、毎日多くの方々に見て頂いていたことを知りました。本当にありがとうございます。徐々に、時間に余裕ができそうですので、またブログの復活をしていきたいと思います。
 (忙しいと物欲がメラメラと湧いてくるんですが。今はデジイチが欲しくて堪りません。子供の可愛い姿を撮りたいんだって主張すれば、許可が下りないかなー?)
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遺伝子組換え観賞魚。


 こんばんわ。 みなさん、大変ご無沙汰しております。
 前回の更新から一週間も空いてしまいました(汗)。いやー、仕事が忙しくて…(こんな忙しくなるはずはナイと)舐めてました(苦笑)。この忙しさ。5月中旬まで続きます…ツライ。

 もう一つの前振り。今日(日曜日)の23:00からテレビ朝日系列で放送された「素敵な宇宙船地球号」ご覧になりました?妖しく光るメダカの話題がありました。ご覧になられていない方向けにポイントを絞って書きます。

 今、台湾では、蛍光に光るメダカ(蛍光魚)が人気のようです。日本でもお馴染みの白コリドラス(アルビノコリドラス)の皮下に色素を注入したような個体ではなくて、遺伝子組換えメダカのようです。このメダカを販売しているのは、タイコン社という台湾の企業です。日本ではAZOOという企業名の方がご存知の方も多いかもしれません。
 (テレビで放映された情報とAZOOホームページの情報から)どういった方法で遺伝子組換えを行っているのかは分かりませんが、GFP(緑色蛍光蛋白質:Green Fluorescent Protein)もしくはRFP(赤色蛍光蛋白質:Red Fluorescent Protein)の遺伝子をメダカ(rice fish)やゼブラダニオに組み込んでいるようです。幸いなことに、GFPもしくはREPそのものは医学・生命科学分野の研究では非常によく使われるもので取り立てて危険性のあるものではありません。遺伝子組換えメダカの寿命がどの程度かは分かりませんが、ワイルド(非遺伝子組換え個体)とはそれほど変わらないものと(私は)推測します。もちろん、不稔性(子孫を残せないようにしている)だということです。

 このブログを読んでくださる方々の中で、こうした蛍光魚を飼ってみたいと思う方は少ないとは思いますが、幸か不幸か日本には輸入禁止のようです。テレビの中でも放送されていましたが、カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律)が施行されているので、販売・流通は現実的には不可能のようです。私は、仕事柄、日常的に遺伝子組換え技術を扱っています(もちろんカルタヘナ法の範囲内でですよ!)ので、遺伝子組換えについてはちょっと詳しいつもり(怖い技術というよりも便利な技術として認識)でいます。しかし、さすがに人間様の愛玩として遺伝子組換え生物を作って果していいのかどうか…。皆さんの想いはいかがでしょうか?

 はっー。前振りのつもりでしたが、放送を見て感じたことが多くて、結構書いてしまいました。今日は、この辺で失礼しますね。
 近況ですが、先週末と今週末にそれぞれ新しいお魚を迎い入れました。またコリドラスが産卵してくれました。今週末、ビオトープのセッティングをしました。(アクアとは関係ないけど、)ハイドロカルチャーを始めました。などなど、さすがに一週間休んでいると、ネタが尽きません。できるだけ、早く更新できるように頑張ります。

 トップの写真は、今日セッティングしたビオトープのメイン植物、スイレンです。将来的には、ピンクの花が咲いてくれるはずです。

(コメントを残して下さっている方々へ)
 コメントを頂きながら、コメントできずに申し訳ありません。少しまとまった時間ができましたら、寄らせて頂きますので、ヨロシクお願い致します
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MacでWindows。


 いきなりですが、みなさんはWindows派ですか?Mac派ですか?
  
 今年は、Windows Vistaが発売され、またMacの新OS、Leopardの発売が予定されています。まさにOSの当たり年になりそうですね。新OSの新機能は楽しみだけど、旧OSとの互換性が気になるところです。
 一昔前までは、windowsに比べてMacは「遅い」「高い」「不安定」と三拍子揃っていて、人気もいまいちでしたが、OS Xの登場とIntel CPUへの変更、スタイリッシュなカラーとデザインによって、だいぶ人気も回復していますね。
 
 で、前振りが長くなりましたが、私は基本はWindows。時々Macって感じで使い分けています。私が使っているのは、初代「MacBook 白」です。メモリーとHDDの容量をちょっと上げています。
 ご存知の方も多いと思いますが、最近のMacマシーンはWindowsもMacも両方使えるのですね。Appleが作ったBootCampというソフトがあるとMacでもWindowsが使えるようになるんですよ。

 


 最近のMacってカラーとデザインが、ADAのように見えません?ホワイトとシルバーのカラーリングは、シンプルかつスタイリッシュ。
 そんなMacで、Windowsを動かすのは、ちょっとイケテナイかも。

 そんなわけで、今日はMacで仲良しブログをチェック。
 お世話になっていますimp28さんの「easy and cheap AQUA」をまずはチェック。



 なるほどー、ビオトープ始められたんですね。私も、明日はビオトープとインドア・グリーンの準備をせねば。
 で、話題づくりにWindowsを起動して、続きのブログをチェック。またまたお世話になっていますオフィスNさんの「Nのひとりごと」をチェックです。



 可愛いジュリーとパンダが綺麗なキューバパールの上でお食事の様子ですね。
 もちろん、リンクをさせていただいているブログはずべてチェックしています(本当にゴメンナサイ。コメントはまた後日させて頂きます)。
 最近、RSSで更新されたブログを一目で確認できるようになったので、本当に便利になりました。

 マイナーな話題。
 実は最近、BootCampの新しいバージョンがでたようです。早速バージョンアップしたところ、なんと!待ちに待っていた機能が。
 Macノートを使っている方にはお馴染みのスクロールトラックパッド。2本指でトラックパッドをなぞると、ブラウザーなどをスクロールする機能(マウスのホイールと同じ機能)です。これまで、Windowsでは動かなかったんですが、新規BootCampをインストールすると、この機能が使えるようになりました。Intel MacでWindows動かしている方はぜひお試しあれ。
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30cmキューブ水槽の2週目。


 まずは、ちょっとした「へー」を一つ(ちょっと古い?)。 
 今年の4月1日から大学の教官の名称が変更されたようです。
 これまでの教授ー助教授ー(講師) ー助手という教官制度が、新体制では教授ー准教授ー(講師)ー助教(新)助手となりました。「教授の職務を助ける助教授」から「教授に準じた職務を行う准教授」となったことで、より独立した立場に変わるようです。また、これまでは「教授・助教授の職務を助ける助手」だったのが、「独立して教育研究に携わる助教」と「研究補助や研究室の事務などを担う(新)助手」に分けられました。
 文系。理系。国公私立。大学によって、制度変更の余波はそれぞれだと思いますが、私個人的には実態に大きな影響はないのではと思う次第です。
 ほとんどの人にとっては役に立たないネタでした。現役大学生、教育・研究に興味を持っている若い方にはちょっとだけでも役に立った?

 アクアネタに戻りますよー。
 数回前に30cmキューブ水槽の立ち上げの話を書きましたが、立ち上げから2週間が経ちました。
 立ち上げから1週間は毎日1/2~2/3程度の水換えを行ってきましたが、1週~2週の間は毎日または2日毎に1/2程度の水換えをしました。30cmキューブ水槽は、1/2換水でもバケツ一杯で済むので楽ですねー。毎日でもまったく苦になりません。60cm水槽級になるとバケツ2~3杯?あー、毎日換水ではちょっとツライかもしれませんね。



 ソイルの影響か?水中葉の状態で植栽したためか?我が家のショートヘアーグラスは順調に新葉を出しています。もうしばらくこの調子が続いてくれたら、草原が…(妄想中。笑)。



 一概にショートヘアーグラスと言っても、種類があるようですね。リンクでお世話になっているGLASS BOXさんに書かれていましたが、葉がカールするタイプ(ベレン産)と、通常のヘアーグラスのように真っ直ぐに伸びるタイプがあるようです。私は、チャームさんで水上葉を購入しましたがカールするベレン産でした。うむー、私は草原のような水景をイメージしていましたが、カールするタイプでイメージ通りになるんでしょうか。今更ながら、不安になってきましたよ(苦笑)。


 
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残念なニュースといいニュース。


 最近、リアルな世界で何かとイベントが多くて、アクアになかなか時間がかけられません。つい、ブログの更新も滞り気味。
 今日はタイトルどおり、残念なニュースがありました。
 まずは、レガさんの「Eternal Aqua II」さんの記事がなくなってしまいました。いつか再開してくれるかもとちょっと期待していたのですが。
 「Eternal Aqua」のことはご存知の方も多いと思います。私にとっては、このブログを始めるきっかけにもなりました。とても残念でなりません。いつかどんな形でもいいので、レガさんの記事を見ることができればと切に祈るばかりです。

 ブログの話題つながりで、今度はいいニュース。
 昨年、大変参考にさせて頂いたブログが休止されました。AQUATANK KEEPER YUKIさんです。今回のレガさんと同様、休止にはかなりショックだったので、以前このブログにも書いたことがありました。ところが今年2月に、復活されていたんですよ。ブログの名前を「HEAVENS DOOR 天国への扉」に変更されていますが、旧AQUATANK KEEPER YUKIさんのコンテンツも復活されているので、見事なADAグッツのインプレを見ることができます。もし、ご存じない方は、ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。

 さて、次は、再び残念なニュース。
 前回の記事で、コリドラスが産卵したと書きました。多くの方に祝辞を頂きまして、この場を借りてお礼を申し上げます。
 で、その結果なんですが、残念ながら今は一匹も居ません。4つの受精卵の内、1つから稚魚が誕生しました。ヨークサックを背負ったちっちゃな稚魚でした。しかし、水槽の掃除のときに誤って排水と共に…。不注意にも稚魚の居る飼育箱内を掃除しようとした私の責任です。排水バケツ内で動かない稚魚を見付けたときのショックは、今でも鮮明です。無念です。反省しています。

 最後に、トップの写真ですが、現在の30cmキューブ水槽です。コケもなく、ショートヘアーグラスも順調です。
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