アクアリウムに魅せられたある研究者の日記。
太陽の光。流木の影。
近江妙蓮。

どうも、こんばんわ。
いやー、お盆も今日で終わってしまいますね。お盆の三日間は、人が少ないので通勤が楽でしたよ。お勤めの方は、明日からお仕事の方もいらっしゃるでしょうね。はたまた、今週いっぱいまで休みだという幸せな方もおられるかもしれませんが。
さて、今日は終戦記念日でした。最近、終戦記念日とか広島や長崎で原爆が投下された日を知らない若者が増えているというニュースを聞きましたが、ホント? 私自身も実際に経験したわけではないので、映像や写真、記事といったソース以外に戦争というものを知る手立てはありませんが、もう少し戦争の悲惨さや怖さを教え、教わる必要があるのではないかと思います。
さてさて、今日もアクアとはちょっと違った話題で、ごめんなさい。今日は、ハスの話題です。
先週末、またまたフィールドワークとして、ハスを見に行ってきました。私の住む滋賀県は、スイレンとハスのロータス系に強い。
行ってきたのは、滋賀県守山市にある「近江妙蓮公園」。そこには、公園の名前そのままに近江妙蓮(おうみみょうれん)というハスが咲いていると聞き、どんなもんかと行って参りました。
まずは、妙蓮という言葉ですが、一本の茎に何個もの花が咲くハスのことを言うようです。どんな感じなのかは、下の写真をご覧下さい。

コレ、この公園の入園券の半券。実際に撮影したかったのですが、なかなか分かりやすい花が無くてね。ちなみに、入園料は200円でした。
通常のハスは、スイレンと同じように、地中から伸びてきた茎の先端に一つだけ花を咲かせるのですが、この妙蓮は、先端に何個も花群を咲かせてしまうのです。写真の花は、三つの花群というわけ。じゃー、普通のハスってのはというと・・・

こんな感じ。
これは、以前、このブログで紹介した大賀蓮。一本の茎に一輪の花。一般的なハスの花の咲き方です。このようなタイプのハスを、妙蓮と対比させて「常蓮(じょうれん)」と呼ぶようですよ(なにぶん、私もこのブログを書きながら勉強してます。hi!)。
ここまで書くだけで、ずいぶんと時間がかかりましたので、しばし、私の撮影した写真でご容赦を。

私が撮影した妙蓮。一茎二花。


私が、この公園を訪れたのは、2007年8月12日。まだまだツボミがたくさんあったので、今週末あたりはまだ見頃かもしれませんよ。
ちなみに、上の写真にあるツボミの中に、いくつかの花群が入っているんだそうです。

公園内に茶室があり、近江妙蓮は、この茶室を挟み込むように植えられています。なので、茶室内から、どちらを見ても、妙蓮を見ることができるようになっています。こんな茶室で一服なんて、なんとも贅沢ですな。

公園内には展示室もあり、色々と勉強になりました。
珍しい近江妙蓮は、時の権力者への献上品として利用されたこともあったようです。

この方、大賀一郎博士です。
ご存知の通り、Dr.大賀は、2000年前の地層から採取された蓮の種を現代に蘇らせた偉い先生。その偉業から、この古代ハスが「大賀蓮」と呼ばれるようになったのは、あまりにも有名。日本のハス研究の第一人者。いわば、日本の「ハスの父」。
この近江妙蓮においても、安定して花を咲かせられるようになったのは、Dr.大賀の功績があったようです。改めて、大賀一郎博士の功績に脱帽です。私、Dr.coryvirusもウイルス学に貢献したいと思う今日この頃です。
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大賀ハス。

こんばんわ。
いやー、とうとう7月ですね。これで2007年の半分が過ぎてしまいました。さて、2007年後半にはどんなことがあるのかな。いいことだらけだったらいいのに(笑)。
さてさて、最近、アクアネタがありません。120cm水槽導入計画もあまりパッとしないし、先週ボーナスを貰ったばっかりなのに、なぜか物欲も萎えております。先週、アクアショップに行っても買ってきたのは、2冊の本だけ。

水草をやる気もないのに、水草の本を買うなんて。だって羨ましいんだもの(笑)。水草水槽、癒されそうですが、メンテナンスが大変そうで、とても私には維持できそうもありません。ちなみに、コリドラス関係の特集が組まれた雑誌は、ほぼ買っていますよ。
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そんなわけで、いいですか?アクアネタでなくても・・・
先週末のフィールドワークのご報告を。
いきなりで恐縮ですが、皆さんは「大賀蓮(おおがはす)」ってご存知ですか?
「大賀蓮」は、2000年前の地層から発見された種から現代に蘇ったハスで、古代のロマンと言うか物珍しさも手伝って全国各地に広がっているようです。文字通り、大賀一郎博士が蘇らせたから「大賀蓮」と名付けられたようです。2000年前というと弥生時代?
もっと詳しい情報をお望みでしたら、「大賀蓮」でググッてみてください(まったくの他力本願ですね)。
先日、「嬉しい熱帯魚」のトシボ7482さんに「大賀蓮」のことを聞いて、興味をもっていたところ、まさにその翌日の朝、妻が「近くの公園で大賀蓮ってのが見頃らしいよ」って。
そりゃー、行かないわけにはいかないでしょうってことで、先週末、早速行ってきました。
行ってきたのは、滋賀県野洲市にある「野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)・弥生の森歴史公園」。博物館と弥生の森歴史公園は併設されていて、大賀蓮が栽培されているのは弥生の森歴史公園の方です。ちなみに無料でした。
では、早速。

これが、大賀蓮です。淡いピンクがとても素敵でした。2000年前にも同じ色の花が咲いていたのかと考えるだけでも面白いですね。スイレンと違って、葉も花も水面からずいぶんと立ち上がっています。

こちらのような、やや濃いピンク色の花も咲いていました。これも大賀蓮なのかどうか。

ハスの後ろにちらりと見えるのは、竪穴式住居です。こちらの公園では、弥生時代の住居も再現されています。陳腐な感じを抱かれるかもしれませんが、古代ハスと竪穴式住居の組合わせは当時のイメージを膨らませてくれます。ちなみに、あの住居の中も見学することができるので、小さなお子さんがいれば喜ぶかもしれませんね。

もう一つ、子供が喜びそうなものを。古墳です。正式には、国史跡大岩山古墳群の史跡宮山2号墳。同じ公園の敷地内にありました。もちろん内部も見学できて、プチ冒険家になったよう(笑)。
ほな、今日はこのへんで。次回は、120cm水槽計画のその後を。
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睡蓮の鑑賞。

どうも、こんばんわ。またまた一週間ぶりの更新です。
先週は仕事がボチボチ忙しくて、帰宅後にブログを書く気力がありませんでした。気力がないというよりも書くネタもなかったんですけどね(笑)。
それと今週は、とある理由で某新聞紙のローカル版に名前が載りまして、知人の間でプチ話題になりました。何故載ったかは公開できませんが、決して悪いことをしたわけではありません。
さてさて、話題を変えて。
今日は、私たちの住む地域もあいにくの雨模様。ようやく来たか梅雨。個人的には快晴が好きですが、これも仕方のないことですよね。そんな雨の中、行ってきましたよ。スイレンの観察に。

行ってきたのは、「草津市立水生植物公園みずのもり」。覚えてくださっている方もいるかもしれませんが、1ヶ月半ほど前に、このブログで紹介したことのある水生植物公園です。この時期、スイレン展が開催されているのと、ハスの花が咲き始めたというので、雨の中、嫌がる家族を連れて行ってきました。
到着した時は大雨(苦笑)。仕方なく、雨宿りがてら室内の展示場で観察。

室内では、鉢植えされたハナショウブが品種ごとに展示されていました。ハナショウブ、アヤメ、カキツバタ。みなさん、違い分かりますか?説明文を読んだのですが、もう忘れてしまっ・・・

「レオパーデス」。室内の温室プールで栽培されている熱帯スイレンです。やっぱりインパクトがありました。

「ガガブタ」。小さな花が可愛らしいです。ビオトープでもお馴染みの植物ですよね。このように、スイレン以外にも水生植物が栽培されていて、楽しめました。

いざ、温帯スイレンの待つ屋外プールへ。
でも雨は止む気配がありません。大雨です(苦笑)。ほとんど人も歩いていません。駐車場には観光バスがたくさん並んでいたのですが。その代わりに屋内施設は大変混んでいました。

こんな天候でも、鮮やかに咲いていました。我が家のビオトープは、いったいいつ咲くのかい?

気になる植物を発見。「トレニア フルニエリ」というらしい。こんな感じの花が妻は好きなので、撮影してみました。でも、まだ見せていません。すっかりと忘れました(笑)。
こちらのスイレン展。7月16日までやっているみたいですよ。ご興味がある方はぜひどうぞ。
最後に。こんな本を買ってみました。

「睡蓮と蓮の世界」。
~の世界なんて、ディープな玄人向けの本かと思いきや、私のような素人向けでした。ビオトープの作り方とか、株分けの仕方などなど。
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草津市立水生植物公園。part.2

このブログ初の連続物です(笑)。
この記事は、前回のコチラの記事の続きです。
草津市立水生植物公園には、先ほどまでの屋外庭園以外にも、屋内温室があって、熱帯スイレンが栽培されていたり、アクアリストにお馴染みの水草が展示してあったりして、なかなか充実しています。

私の撮影技術では、とてもここの熱帯スイレンの凄さを表現しきれません(苦笑)。なので、テキストで表現します。「なかなか見所がありまっせ!」

さすが、熱帯スイレン。花にインパクトがあり、鮮やかです。トップの写真のスイレンは、「マルモラタ」という品種で、直上の黄色のスイレンは、「イエローダズラ」というらしいですよ。

ちなみに、屋外のプールには温帯スイレンがありましたが、花はまだまだのようでした。

それと、こちらは水草水槽です。日本とアジアの水草を中心に展示されていました。上の写真は、日本の水草たちです。
まるで、アクアショップの売り場のようです。アクアショップ以外で、こんな水槽を見付けると妙に嬉しくなったりします。ちなみに、ここでもヤマトヌマエビが頑張っておりましたよ。

こちらはアジアの水草水槽。端っこに映っているのは、10ヶ月の愛息です(笑)。妻に操られて撮影を邪魔しているようです。

おまけです。れんこんの形をしたイスでした。
今回は、2回に渡り、草津市立水生植物公園の散策模様をレポートしましたが、こういう植物園は、季節ごとに散策すると面白いかもしれませんね。過去に秋に一度訪れたことがあるので、夏と冬(子供がいると行きにくい季節ですが)にも行ってみたいと思います。
近畿地域にお住まいの方には、滋賀県立琵琶湖博物館と合わせて、遊びに来られてはいかがですか?
長々とお付き合い、ありがとうございました。
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草津市立水生植物公園。part.1

昨日で、GWが終わっちゃいました。今日から、また日常生活が始まりましたねー。皆さんは、どんなGWをお過ごしになられたのでしょうか。
前回の更新でも書いたように、結局、我が家は遠出をすることもなく、のんびりとGWを過ごしていました。家族揃っての外出は、滋賀県南部にある「草津市立水生植物公園みずのもり」だけ。今日はちょっとだけ公園の様子をレポートしてみます。
まずは、ちょっとだけ施設のご紹介を。
今回訪れた水生植物公園は、滋賀県の南部に位置する草津市内、琵琶湖の湖畔にあります。この施設は、草津市営なんですが、同じ敷地内に「滋賀県立琵琶湖博物館」と「国連環境計画 国際環境技術センター」があり、国、県、市の施設が混在しているモザイクな区域です。
アクアな興味としては、琵琶湖博物館内には水族館があり、琵琶湖固有種の魚や他の動植物を見学することができます。

公園内を入ってまず、目の前に広がる花たちに息を呑むほど。
太陽の光の下。
色鮮やかな花たちに圧倒されてしまいました。写真にはちらりとしか写っていませんが、ハンギングバスケットもあり、私と妻の興味をそそっておりました(笑)。話が脱線しますが、ちょっとした縁で、今度、ハンギングバスケットの作り方を教わることになりました。満足のいくものができたら、このブログで紹介させて頂くかもしれません。

まずは、一発目の水生植物。ミズアオイです。花は夏から秋にかけて青紫色の綺麗な花を咲かせるはずです。また、その時期になったら、来て見たいな。

これは、上のミズアオイと同じミズアオイ科のポンテデリアです。
こんな調子で、家族をほったらかして、写真を撮ってまいりました。

太陽の光が、ほどよく水面で反射している様子は、ついつい見惚れてしまいますね。

この季節、水辺にいるとなぜか落ち着く気がします。

ありゃー、これでは紹介というよりも、ただの記録になってしまいました(苦笑)。この記事だけで、写真を8枚もアップしていますので、この辺で終了です。
続きをすぐに書きます。
実は、私が一番興味のあったところがまだなんですよ。少々お待ちくだされ。
続きをすぐに書きます。
実は、私が一番興味のあったところがまだなんですよ。少々お待ちくだされ。
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旅行記。天橋立編。

最近、アクアのネタが不足気味(苦笑)。日常のアクアライフは充実しているんですけどね。
そんなわけで、今日もアクアな記事じゃないんです。スミマセン。
先週末は、久しぶりに家族で旅行に行ってきました。我が家には幼い息子がいるんですけど、抱えて遠出するのはちょっと難しいですからねー、なかなか行く機会がなくて。今回の旅行は、息子にとっては初めての旅行になりました。
今回は、近場でゆっくりとと思って、滋賀から福井を周って京都の天橋立に行ってきました。(アマノ橋立って変換されたのはなぜ?)
この天橋立は、京都府の北部、日本海側に位置しており、その景観の美しさから、宮城県の陸前「松島」、広島県の安芸の「宮島」と並ぶ日本三景の一つに数えられています。
また、この季節、日本海といえばカニ料理が有名ですが、当然この天橋立でもカニの季節です。我々の目的も温泉とカニ尽くしということで。
ホテルに着いたらすぐに、サンセットの時間でした。宿泊したホテルから日の入りの方向に天橋立の松並木を望むことができて、同じフィルムに収めることができました。

この後、ゆったりと露天風呂に入り、そして旅行の目的の夕食へ。最初のうちは、「(カニが)でかいねー」とか「旨い」とか会話していたのが、段々と食べることに夢中になり、ほとんど無言で食べてました(笑)。夢中になって食べていたことに気が付いたとき、思わずお互い笑ってしまいました。周囲を見回したら、周りのテーブルもみんな無言でした(笑)。
翌日、天橋立の松並木を少し散策してから、お決まりのポジションにて全景を望んで帰宅の途に。もちろん、股覗きもしてきましたよ。私の股から覗いた風景はこんなんでした。

天につながっているように見えましたか?
東西南北にそれぞれ望むスポットがあるらしく、特に北側の笠松公園からの眺望は、「斜め一文字」と称されるようです。今回、私たちの行った のは、南側にある公園。ここからの眺望は、「飛龍観」(ひりゅうかん。龍が天に登る姿に見えることから)と言うらしいです。
今回の旅行。私も妻も日頃の生活から離れてくつろげるかと思いきや、我が家の息子は、初めての雰囲気にすっかりとアクチベーションされたらしく、旅行中ずっと上機嫌。いつもなら寝る時刻でも目がギラギラ。結局、深夜になっても寝付かずに、私も妻もホテルではあまり寝られませんでした。次回は、もう少し大きくなってから。
(一部の記事は、2007年2月27日に追記しました)
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