60cm水槽の立ち上げ。


 とうとう、今年も1週間を切ってしまいました。
 月並みですが、今年一年を振り返ってみると、やはりリーマン・ブラザーズの破綻から顕著になった景気状況に関心が入ってしまいますね。特に、派遣切りとか期間工切りと呼ばれている雇用問題。
 一昔前まで、日本国民のその多くが中産階級と感じ、「日本で餓死することはない」と言われていたはずだったのに。残念ながら、現在の日本では選択を誤ると、餓死とは言わないまでも極めてそれに近い生活を強いられる恐れがあり、また富める者との格差がますます広がっている気がして、こんな日本でホントにいいのかと問わずにいられない気持ちです。
 いやいや、アクアブログでありながら、失礼しました。

 私にとっての今年はどうだったのか。私のアクアリウム道について、ちょっと振り返ってみますと、今年初め、新居に引っ越しをして、念願の120cm水槽を立ち上げました。限られた予算の中で設備投資をして、水槽を立ち上げていったのは、実に楽しい時間でした。照明はどれにしようかとか、フィルターはこれにしようと思考しているときが一番楽しかったです。
 その後、仕事が忙しくなると同時に、アクア熱はしばし低空飛行。
 夏になり、玄関の30cm水槽用の照明を導入したのが、小さなモチベーションのピーク。その後、再び超低空飛行。ブログも休止。
 そして先月。60cm水槽の新規立ち上げ。アクア熱を維持しつつ、今年も終わりを迎える…。

 なるほど。こうして総括してみると、今年初めの120cm水槽のあたりで1年分のアクア熱をすべて注ぎ込んでしまい、他の時期は完全にまったりモードで過ごしてきた感じがします。でも、再びアクアリウムに情熱が戻ったのは、きっと私にとってアクアリウムは本当の趣味なんだと、そう感じました。


 さて、前フリが長くなってしまいましたが、そんな中、前回のエントリーで既に報告してしまいましたが、先月立ち上げた60cm水槽のことについて再度ご紹介を。



 リビングに置いている120cm水槽は、意識としてはコリドラスの飼育がメインの水槽でして、いわゆるADA的な水草を使ったレイアウト水槽ではありませんでした(…それに近づけたいとは常に思って努力はしてきたつもりでしたが)。
 なので、ちょっとでも水草でレイアウト水槽(の真似)をしてみたいと思ってやったのが、先月解体した30cmキューブ水槽であり、今回立ち上げた60cm水槽でした。ただ頻繁にトリミングなどのメンテナンスが必要だと、私の性格では、いづれ放置プレーをしてしまいそうなので、実際には本格的なレイアウト水槽には手が出せませんし、むろんスキルもありません。



 今回は、枝状の流木とその足元に山谷石を組み合わせたレイアウトに。



 こうして試行錯誤をしているときは、ハイになっているので、カッコいい構図になっている気がしたのですが、実際は…苦しい(笑)。

 下草には、ショートヘアーグラスを用いました。グロッソ、キューバパール、リシア等々、色々考えましたが、やはりメンテナンスの面でヘアーグラス系が私には合っている気がします。



 今回は、前景から中景にかけてのアクセントとして、ミニマッシュルームと、、、



 ポゴステモン・ヘルフェリーを用いました。
 ミニマッシュルームもポゴステモン・ヘルフェリーも、初心者には長期維持がなかなか難しい種のようでしたが、ただ見た目に惹かれてしまいまして。



 中景にはクリプトコリネ・ベケッチーとブリクサ・ショートリーフを用いました。ブリクサは、春先に「easy and cheap AQUA」のimp28さんから頂いたものです。



 そして、後景にはバリスネリア・ナナを植えました。



 水槽を上から見た図。
 まだまだスカスカな状態でして、とても正面からは見られたものではありません。
 私個人的には、こうして水槽上部から眺めるのが好きです。
 この状態で当分の間は、手を入れずに維持していきたいと思ってます。



 底床には、アクアソイルの下にパワーサンドと園芸用軽石パミスを仕込みました。また底床を保温する目的で、25Wの底面ヒーターを水槽下に設置しました。水草たちの健やかな成長を期待してます。
 


 二酸化炭素は、ノーマルなパレングラスで、1秒3滴。
 添加効率は決して高いとはいえないのかもしれませんが、流れに揺れるCO2の泡には癒されます。



 照明は、ソーラーIのグリーン球を使っています。色々と好みがあると思いますが、私はこの幻想的とも見える光が結構気に入ってます。


 そんなわけでして、この更新で2008年はお終い。
 2008年のこのブログは、かなりサボってしまいましたが、毎日、多くの方々に見に来て頂きましてホントありがとうございました。
 皆様におかれましては、2009年がよい年でありますよう、心よりお祈りしております。
 
 リンクを張って頂いているブロガーの皆さん。
 なかなかコメント等のコミュニケーションがとれずに、大変申し訳ありませんでした。
 来年も、変わらぬご指導を宜しくお願い致します。
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60cm水槽タンクデータ。

《更新履歴》 2008年12月28日

 ふーっ。
 前回の更新から、早1か月。更新頻度が悪すぎです。ホントすんません。
 
 実は、今回もブログを書く時間が取れないのですが、今日を逃してしまうと来年になってしまいそうなので、簡単ではありますが、先月立ち上げた60cm水槽のタンクデータを紹介したいと思います。
 
 今回は申し訳ありませんが、たいした記事ではないのでコメントは不可とさせて頂きました。



『60cm aquarium tank』 (Updated: 2008年12月28日)
≪SUMMARY≫
 2008年11月23日に立ち上げた我が家のセカンド水槽。
 我が家へのゲストをお迎えするエントランス(ただの玄関ともいう)に設置。
 流木と山谷石で作ったレイアウト。構想では、素晴らしいレイアウトになるはずだったが、現実は大変厳しい。

 アクアリウムに関心の薄い妻に興味をもってもらおうと、この60cm水槽はカラシン系で思い、とりわけ目立つダイヤモンド・ネオンテトラに挑戦してみた。が、設置から1か月も経つのに、「可愛いね」とか「綺麗な魚ね」の言葉は一度もない。
 我が家のアクアリウムに唯一関心を持っているのは2歳6か月になろうとしている長男であるが、おかげで水槽のガラス面には常に小さい手形がいくつも付いている。

 (写真は、水草を植える前のものでした。)



≪DATA≫
【Fish, shrimp and shellfish】
ダイヤモンド・ネオンテトラ×20、サザエ石巻貝×3、ミナミヌマエビ×uncountable、

【Water plant】
ショート・ヘアーグラス、南米ウィローモス、ボルビティス・ヒュディロティ、ブリクサ・ショートリーフ、ミニマッシュルーム、クリプトコリネ・ベケッチー、ポゴステモン ヘルフェリー、バリスネリア ナナ、サルビニア・ククラータ

【Aquarium tank】
新キューブガーデン  60×30×36cm〔ADA〕 約50L

【Cabinet】
Cube a Stump 60cm C-type (partition type)(Grand Walnut IV)〔Pure wood〕

【Lighting】
ソーラーI ×1〔ADA〕、20:00-26:00(6時間)

【CO2】
パレングラス or パレングラス type 2〔ADA〕、ADAカウンターで1秒3滴、20:00-26:00(6時間)

【Filter】
クラシック2213+サブフィルター2213〔エーハイム〕、吸水:メタルジェットパイプ V-1〔ADA〕、排水:リリィーパイプ P-2〔ADA〕

【Heating and Thermometer】
ヒーター200W×1、底面ヒーター25W×1
NAサーモメーターJ クリアタイプ〔ADA〕

【Layout material】
枝状流木、山谷石〔ADA〕

【Sand】
パワーサンド 2kg〔ADA〕+アクアソイル アマゾニア(ノーマルとパウダー)total 10kg〔ADA〕


こんな感じに使わせて頂いていますよ。

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