ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

たまたまネット上でみつけたホメオパシー関連の事例

2010年08月15日 | ホメオパシー関連

下記の相談事例でも、過期妊娠例(妊娠41週3日から42週0日まで)に「レメディ」が何度も投与され、通常医療は実施されず、最終的に死産になったものと考えられます。

もしかしたら、他にも似たような事例が多数存在するかもしれません。徹底的に実態を調査する必要があります。

YAHOO! JAPAN 知恵袋 解決済みの質問より引用
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1437083809

★ 質問(2010年2月22日)

助産師二人が付き添い自宅出産を試みましたが、死産しました。この助産師2名と提携病院を相手に訴訟を起こすか?起こさないか?で悩んでいます

法律カテゴリにも書いたのですが、アドバイスを受けて、こちらでも書きます。事の経緯は以下↓に書きます。

41週3日にレメディで陣痛を起こしました。それから24時間以内にわが子は産まれず、子宮口は3センチでした。それから、子宮口は開かず、陣痛に耐えながら42週0日目の深夜に助産師に頭を下げ『提携病院へ連れて行って欲しい』とお願いしましたが、貴方は私を信じてくれないのね・・・と言われ、却下されました。それまでに浣腸したり、レメディ飲んだり、最終的にはお腹を押してもらったりして頑張りましたが、出てきません。お腹を長時間押されたことにパニックになりました。その後、押してくれるのを止めてくれる様にお願いし、場所を変えてトイレでも、一生懸命踏ん張りましたが、そのトイレでの間は、助産師は疲れていて眠ってました。時折、起きて来て様子を代わる代わる見てくれましたが、話しかけてもムスッとしていて気が引けるほど・・・です。朝(元々この日は、産まれなければ病院へ行くことが決まっていた)、胎児の心拍が取れないことが解り、私は主人に救急車を呼ぶように言って電話を掛けさせました。救急隊員が駆けつける数分前、助産師の二人のうち一人が、寸前まで出てきている私の子の頭を押して、押し戻します。その後、提携先へ搬送され、緊急吸引分娩で取り上げていただきましたが、死産でした。予定日前・予定日・出産中も破水はありませんでしたし、妊娠経過も順調でした。

死産後、今回のお産に関しての詳しい説明は、助産師・提携病院から未だにありません。こちらから聞かないと答えていただけない状態です。当然、謝罪もありません。出産費用は支払いました。

死産から数ヵ月後、助産師にメールで、『これからの妊娠・出産への参考にしたいので、私の何が、何処が悪かったか?教えて欲しい』と聞いたのですが、『何も悪くない、誰も悪くないと、私は真剣に思っています』と言われて、逆にその助産師から『死ぬことは悪いことですか?』っと逆質問されてとてもショックでしたが、丁寧にその質問には答えました。悪い助産師に当たった・・・助産師への見る目がなかった・・・と言えばそれまでですが、それでも、その事への払った犠牲があまりにも多く、酷く、誰も悪くないなら私が一番悪いんだ・・・と、死なせた我が子を思ってばかりです。

私からの一方的な話しで、助産師は助産師の言い分があると思います。

★ ベストアンサーに選ばれた回答(2010年2月23日)

謝罪はなくても仕方ないと思います。
「謝ったら自分たちが悪いことを認めたことになる」というのがあるので、今現在の状態では謝るに謝れない(人間的にはどうかと思いますが)のでしょう。

私自身、自宅出産、助産院での出産を経験しています。
主さんの言い分を見る限り、訴訟を起こす対象だと思います。
自分がお世話になった助産師さんのことを考えると、あり得ない対応だからです。
そしてきっと相談したら「訴訟するべき」と背中を押してくれると思ったからです。
寸前まで出てきてる子を押し戻すって・・・あり得ない。
きっと自分のところで死産にするのが嫌だったのもあるんでしょう。
確かに助産師側の言い分もあるでしょうが、それならそれできちんと説明すべきだし、
その場を提供してくれないのなら訴訟するしかないと思います。

余談ではありますが。
私が知っている助産師さんは、持病のある方の出産を断っても断っても
「どうしてもここで産みたいから」と頼み込まれて出産して死産になりました。
即訴訟を起こされ、すごく大変な思いと悲しい思いをしていましたが
「親はあたるところが私のところしかないんだから、それを受け止めるのも私の仕事」と言っていました。
嫌な言い方ですが、助産師さん側では保険に入っていると思います。なので、金銭面では問題ないと思うのです
主さんは金銭ではなく、詳細が知りたいのでしょうから、そういう金銭的な意味では気にすることなく、面と向かって詳細を聞く機会を得るべきだと思います。
(自分は金銭はどうでもよくても、弁護士さんは%の取り分があるので気にしますから・・)

★ ベストアンサー以外の回答(8件中1件、2010年3月1日)

『死ぬことは悪いことですか?』

この質問を良しとしない回答者の多さにあきれてしまいます。

「自宅出産を試みる=自然のままに成り行きに任せる」ということです。結果、亡くなってしまったのは誰の責任か?それはすべて自然のなせる業。受け入れてもらうしかありません。
(助産師サイドからの言葉としてはどうかと思いますけど)

医療的処置を望んで病院に搬送してくれと頼んで拒否された>結果、死亡したと思うかもしれませんが、自分の判断で自宅分娩を選んだわけです。トラブルが起きたから助けてくれと病院に駆け込むということは他の予約も取れずに困っている妊婦さんや病院に駆け込んで後回しにされる出産直前の妊婦さんの立場をどうお考えでしょうか??

自然のままで行きたいと思った以上、子供はもちろんのこと、ご自身の命を失うことの厭わない覚悟で臨んでほしいものです。

とは言いつつも、訴訟を起こすのは自由ですので、どうぞ好きなようにして下さい。

ちなみに提携病院といっても、助産師開業のための「形式的な提携」のはずですので、助産院自体の責任追求はともかく病院を訴えることだけは止めて下さい。

出産施設、出産に関わる医師を減らし、あなた自身を含め、将来の妊婦さん全体に迷惑をかけてしまいますので...

★ 質問した人からのコメント(2010年3月1日) 

皆様の回答、ありがとうございました。出産方法を自宅に決めた以上、すべてのリスクを受け入れる覚悟でお産をしました。なぜ気持ちがゆれたか?と言うと、助産師からのメールに『ある方にリーディングをしてもらったら、産まれてくる子は、生まれてもいいし、生まれなくてもいいと思っていたようです。だから、死産したことをお子さんは恨んでないですよ』と頂きました。デリケートな問題でしたが、本当にありがとうございました。


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