ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

飯田市立病院 常勤医師の増員

2010年03月18日 | 地域医療

飯田市立病院は、4月1日付けの常勤医師数が現在よりも8人増えて95人となる見込みです。4月1日付けで新たに加わるのは、腎臓内科、内分泌内科、消化器外科、外科(ローテーター)、小児科、産婦人科、麻酔科(後期研修医)などで、信州大、名古屋大、大阪大、山梨大などから赴任(またはローテート)する医師、後期研修医として直接採用される医師などが含まれます。さらに、7月1日付けで眼科が2人、耳鼻咽喉科が1人増員される予定です。

内科は常勤医師が2人加わり23人体制となります。外科は常勤医師が1人加わり14人体制(消化器外科、乳腺内分泌外科、呼吸器外科、心臓血管外科、救急外科を含む)となります。麻酔科は常勤医師が1人加わり7人体制となります。産婦人科は常勤医師が1人加わり6人体制となります。

眼科は常勤医師不在となっていたため、診察はこれまで事前の予約制でしたが、今回2人の常勤医師が新たに着任することで2年3か月ぶりに通常の診療態勢に戻り、手術や入院にも対応できるようになります。耳鼻咽喉科は南信の拠点病院の位置付けとなり、今回常勤医師が1人増えて3人体制となります。

しかし、整形外科(常勤医師4人)、脳神経外科(常勤医師2人)、心臓血管外科(常勤医師1人)などの医師不足の状況は改善されず、今後の課題となってます。

薬剤師、臨床心理士などの医療技術職は8人増えて、4月1日付けで104人となります。看護職も看護師19人、助産師2人が加わり、4月1日付けで332人となります。助産師は総勢37人の態勢となります。

また、飯田市立病院は2009年度収支で経常黒字となる見通しを発表しました(3月1日)。黒字決算は8年ぶりで、昨年策定した「飯田市立病院改革プラン」の目標より1年早い達成となります。2009年度の入院収益は前年度比10億400万円増の68億7400万円となる見込みで、黒字額は2億1100万円の見込みです。


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2 コメント

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コメントありがとうございます。 (管理人)
2010-05-29 15:55:40
学生用の新しい版の産科の教科書をつまみ食い的にパラパラと読んでみたところ、知らないこともけっこう多くあって、こんなことじゃいけないと思い、最近は、産科学全般について、自分の知識の整理もかねてブログに少しづつまとめているところです。

日々、新しい発見があってとても楽しいです。

産科は自分のメインの仕事なので、知識は常にバージョンアップしておく必要があると思います。これからも、しばらくはこの作業を地道に続けていきたいのでよろしくお願いします。

産科の現場では、昔の古い知識のままでやっている人も少なくないです。何のエビデンスもない自分流のやり方をかたくなに押し通そうとする人も少なくないです。同じ施設内でも人によってやり方や考え方が全く違う場合があります。医師と助産師で考え方が異なって対立するような場合もあります。

オレ流のやり方に黙って従えというような職場の体制では、いずれ破綻する時がやって来ると思います。世の中の変化に合わせて、常に自らバージョンアップしていくことが大切だと思います。お互い、偏屈な経験主義に陥らないように十分に気をつけましょう!
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はじめまして 助産学生のるみたんともうします (るみたん)
2010-05-29 10:51:36
資料集めのために GBSについてしらべていたら先生のとことにたどり着いて、記事をよみふけていました★最新の情報ばかりで為になります
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