セミナー開催情報: ALSOプロバイダーコース
主 催: 飯田市立病院(院長:金子源吾)
共 催: NPO法人周生期医療支援機構(OPPIC)
開催場所: 飯田市立病院(主会場:南棟3階 講義室)
日時: 平成25年6月29日(土)、30日(日)
募集定員: 25名
※申し込みは締め切りました
http://health.yahoo.co.jp/hospital/map.html?latitude=35.499308158747&longitude=137.83602673536
****** ALSOとは?
Advanced Life Support in Obstetrics(ALSO)とは、医師やその他の医療プロバイダーが、周産期救急に効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コースです。コース権利は米国家庭医学会(AAFP)によって認可され、現在全米のほとんどの分娩施設において、分娩に関わる医療プロバイダーがALSOの受講を義務づけられています。またALSOコースは世界的に普及活動が行われており、2009年までに50ヵ国以上でプロバイダーコースが開催され、10万人以上がALSOコースを修了しました。日本におけるALSO普及活動は、NPO法人周生期医療支援機構(本部:石川県金沢市)がALSO-Japan事業として運営を行なってます。
ALSOプロバイダーコースは2日間で行われます。コースの教材はシラバス(教科書)で、レクチャー、実地訓練のためのマネキンを使用したワークショップがあり、筆記試験とマネキンによる実技試験(メガデリバリー)がコースに含まれます。重要レクチャーは、妊娠初期の合併症、難産、妊娠の内科的合併症、妊娠後期の性器出血、分娩後大出血、早産、前期破水、妊婦の蘇生法、そしてマタニティケアにおける安全性の8つです。 少人数グループによる重要ワークショップは、肩甲難産、胎位・胎向異常、鉗子と吸引、分娩中の胎児監視、重要な症例の5つです。オプショナル・ワークショップは、会陰縫合、帝王切開、超音波検査、出産危機における両親への対処、そして新生児蘇生の5つです。 プロバイダーコースを完了した際、参加者は5年間有効の認証を受けることができます。【以上、ALSO-Japnのホームページより引用】
来る6月29日~30日に、全国各地の多くの講師の先生方に協力していただいて、最近竣工したばかりの飯田市立病院・南棟3階の講義室や会議室などを会場にして、ALSOプロバイダーコースを初開催する予定です。当院産婦人科医師団の構成メンバーは2~3年ごとにほぼ全員が総入れ替えになってますし、毎年多くの若い新人助産師が就職して来るので、当院産科チームとしての機能を今後も継続的に維持・発展させていくためには、院内の教育態勢を充実させることが非常に大切です。この4月1日付けで当院産婦人科医の2人が大学病院に転勤し、代わりに2人の産婦人科医が大学病院から当院に転勤して来ました。当院の産科チームはALSOマインドで一致協力して地域の産科医療に取り組んでますので、新たにこの産科チームに加わった2人の産婦人科医達にも今回のALSOプローバイダーコースを是非受講してもらいたいと思ってます。また、今後は当院の助産師達(約50名)や麻酔科、救命救急科の先生方や研修医などにも是非このALSOコースを順次受講してもらって、みんなで楽しくALSOを学び、チームで一丸となって地域の周産期医療に全力で取り組んでいきたいと考えてます。