ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

駒ケ根でお産ができる 産婦人科医院来年5月開業

2009年06月01日 | 地域周産期医療

コメント(私見):

駒ヶ根市では、従来、昭和伊南総合病院が年間5百件程度の分娩を取り扱ってました。昨年4月より昭和伊南総合病院・産婦人科の常勤医が不在となり、現在、同病院での分娩の取り扱いは休止されてます。

伊那中央病院では、上伊那地域に在住する妊婦さんの分娩をほとんどすべて受け入れるために、現在、里帰り分娩の受け入れを全面的に断っているそうです。

来年5月に駒ヶ根市内に産科医院開業の予定があり、それが実現すれば、伊那中央病院での里帰り分娩の受け入れも、ある程度は可能となるかもしれません。

****** 長野日報、2009年5月30日

駒ケ根でお産ができる 産婦人科医院来年5月開業

 駒ケ根市の杉本幸治市長は29日の定例記者会見で、来年5月から市内に個人の産婦人科医院が開業することを明らかにした。お産も取り扱うという。

 昭和伊南総合病院が昨年4月から分娩の取り扱いを休止し、上伊那地方で出産できる公立病院は伊那中央病院のみとなり、開業医も限られている。市によると、開業する医師は昭和伊南に今月から着任している。開業するまでは、昭和伊南に勤務する。

(以下略)

(長野日報、2009年5月30日)