なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

新宿末廣亭8月上席・夜の部初日 2009.8.1

2010年08月15日 18時33分27秒 | なんとなくの落語
昔、ミクシィにせっせと落語鑑賞記を書いていたことがありました。

ミクシィの日記だと、ジャンルごとにまとめられないこともあり、こちらに転記してみます。


古いものもあるので、ここに書かれていることは、現在の印象とは違っているかもしれませんが、まあ、そこはお許しを願って・・・。




8月1日、新宿末廣亭の上席・夜の部の初日に行ってきました。

土曜日ということに加え、昨今の落語ブーム、ということで、かなりのお客さんが来ておりました。

入れ替えなし、ということで、昼の部から引き続き座っている方も多くいらっしゃったようで、4時50分ごろに入場しますと、

「1階の桟敷席か、お2階になります」

ということで、たまにはいいか、と2階席に上がりました。

畳敷きに座布団が適当に置かれ、中には横になりながら観ている人もおります。

1階よりは適度に他のお客さんとの間が空いていて、ゆったり見ることができました(足が疲れますが・・・)。

少し高座から離れておりますが、といって、遠い、と感じるほどではありません。


さて、この日のネタは・・・、

(メモを取るのを忘れ、一部わからなくなりました・・・)

開口一番 柳家花いち 「狸の札」

柳家花ん謝 「湯屋番」

伊藤夢葉 手品

桃月庵白酒 「つる」

※声に張りがありますね。前座噺でも、上手い人が演るとこうも面白いのか、と思います。

柳家さん吉 漫談

昭和のいる・こいる 漫才

柳家さん喬 「天狗裁き」

※上手い!

川柳川柳 「ガーコン」

※いつも通り

柳家小菊 小唄

柳亭市馬 「芋俵」

※安定しています

三遊亭金馬 「麻のれん」

(仲入り)

古今亭菊春 「替り目」

ひびきわたる 漫談

三遊亭歌武蔵 「新作」

※「ただ今の協議についてご説明申し上げます(笑)」といういつも通りの始まり。
意外にも新作落語でした。
選挙の立候補者と、その秘書のやり取り。
さすが歌武蔵、この日一番の収穫でした。

橘家圓太郎 「たがや」

※先月行った鈴本演芸場でも同じ噺でした。
マクラ、くすぐりもほぼ同じ。とはいえ、面白いことには変わりはありません。
殿様とたがやの喧嘩に割って入ったのが、社民党の福島瑞穂(笑)。「喧嘩はいけません!戦争反対!」と叫びますが、見物人から「引っこんでろ!」と言われます。
ところが、馬上の殿様が馬を降り、たがやに向かっていくと、ふたたび福島瑞穂が現れ、殿様の後頭部を殴ります。
見物人「なんだい?戦争反対じゃねえのかい?」
福島瑞穂「後方支援はいいのです!(爆笑)」

仙三郎社中 太神楽

柳家花緑 「二階ぞめき」

※まくらでは「鶴瓶の家族に乾杯」に出演した、という話から、「ぶらり途中下車の旅」「田舎に泊まろう」などのロケ番組の裏話を。
で、「二階ぞめき」。
花緑師匠は、翌日の2日がお誕生日ということで(プログラム情報より)、この日が37歳最後の高座です。
若いですね。噺に出てくる若旦那を脚色することなくストレートに演じておりました。
三三師匠が、噺に出てくる人物を、歳相応に見えるよう工夫しているのとは(私の感じ方ですが)違って、あまり時代とか出てくる人物にこだわらず演じているように感じました。
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ニッポン代表だからね! 2009.7.5

2010年08月15日 18時32分15秒 | なんとなくの落語
寄席でしか見られない、というと失礼でしょうかねえ・・・。

太田家元九郎という津軽三味線漫談の師匠がおります。

ワタクシは寄席でしか見たことがありません。



毎回、演られる話は同じ(?)です。

元九郎師匠が、世界の音楽が一堂に会する、という、海外の音楽大会に呼ばれ、津軽三味線を演奏する、というものです。


※「三味線というニッポンの楽器で・・・、韓国の音楽、演ってもらえませんかと、注文きた」

「断ることができねえんだ」

「なーにしろニッポン・・・・・だーいひょう(代表)だがらね!(笑)」


で、韓国の「アリラン」を三味線で演奏します。


この調子で、ペルー、イギリス、と続きます。

(この間、※のフレーズがリフレインされます・・・笑)


あんまり書いちゃうと、営業妨害になるので、やめますが・・・。

(でも、すっかり寄席ではお馴染みのネタなので、お客さんが一緒に「ニッポン、だーいひょうだからね!」と叫んでいます・・・笑)


一度、寄席で生で見ると、なんかネタがわかっていながら、じわじわとおかしくなる芸人さんであります。
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たまにゃサボるのもいいもんだ(?) 2009.6.28

2010年08月15日 18時30分34秒 | なんとなくの落語
さて、以前、仕事をさぼり、阿修羅展に赴き、そのあまりの混雑ぶりに驚き、

軽々しく仕事をさぼってしまったことを深く深く反省しましたが・・・、

やれやれ・・・(村上春樹風)。

また仕事をさぼってしまいました。


その日は神保町におりました。

暑い日で、歩き詰めで、ちと一休み、ということで、とあるカフェに入りました。


ここです。

http://rakugocafe.exblog.jp/

「カフェ」といっても、そこは「らくごカフェ」という名のカフェ。

神田古書センターの5階の奥にひっそりとある喫茶店です。


「らくごカフェ」と名乗るには理由があり、

フツーの喫茶店と違うのは、店内へ入ると右手には高座がしつらえてあり、

一角には、店内閲覧自由の、落語に関する本がずらりと並んでいます。

別な壁には、これから行われようという、落語会のチラシ、

別な一角には、販売用の落語のCDやDVDが並んでいます。

ビルの5階ということで、フツーに一休みしようと立ち寄るお客さんは皆無でありまして、

そういう意味で、まことにコアな喫茶店であります。


ワタクシ、コーヒーを頼み、それらを眺めながら、BGMで流れる寄席のお囃子をながら聞き、
しばし、至福の時間を楽しんでいるのでした。


さて、この日も(・・・と書くと、「いつもさぼってんじゃねえか!」と突っ込まれそうですが、いえ、たまあに、です。たまあに・・・)、

らくごカフェでコーヒーを飲もうと訪れますと・・・、


なんと立川談春師匠が目の前に!


マスターの青木さんと打ち合わせのようで、いろいろと話しておられました。

そのうち小腹が空いた、とかで、お店の外へ。

驚いているワタクシに、親切にマスターの青木さんが声をかけてくれました。

「初めて来たんですよ。こんなこと珍しいです」

もしそうだとしたら、なんてグッド・タイミング!


コーヒーを飲みながら、のんびりと落語本を読んでいると、そのうち談春師匠が戻ってきます。

で、少し離れた所から、マスターの青木さんと、談春師匠のやり取りに聞き耳をたてておりました。

また、なんともその会話がおかしんですよね・・・。

落語本に目を落としながらも、談春師匠の会話が聞こえてきて、ついつい笑っておりました。


しばらくして我に返り、そろそろ仕事に戻ろうと、席を立ちます。

すると、談春師匠が、こちらを向き、声をかけてくれました。

「お騒がせしてすみませんでした。またいらして下さい!」

そのお気づかいに、間髪をいれず「はい!」と即答したワタクシでありました。


たまにはサボるのもいいもんです(開き直り)。


神保町にお越しの際は、らくごカフェへぜし!
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上野・鈴本演芸場 6月下席・昼 2009.6.21

2010年08月15日 18時28分18秒 | なんとなくの落語
昔、ミクシィにせっせと落語鑑賞記を書いていたことがありました。

ミクシィの日記だと、ジャンルごとにまとめられないこともあり、こちらに転記してみます。


古いものもあるので、ここに書かれていることは、現在の印象とは違っているかもしれませんが、まあ、そこはお許しを願って・・・。



本日、鈴本演芸場の昼席に行ってきました。

実は、鈴本演芸場に行くのは初めて。

雨の中でしたが、落語好きの人が行列を作っていて、12時の開場前には30~40人ぐらいが並んでいました。


新宿の末廣亭と違って、お酒がOKなんですね。

なので、周囲でも、缶チューハイとか缶ビールを飲みながら、楽しげに観るお客さんもおりました。


本日の番組は


開口一番 三遊亭多ぼう 「牛ほめ」

春風亭一左 「権助魚」

太田家元九郎 「三味線漫談」

三遊亭歌扇 「桃太郎」

柳家さん生 「替り目」

大瀬うたじ・ゆめじ 漫才

入船亭扇遊 「たらちね」

橘家文左衛門 「道灌」

アサダ二世 奇術

橘家圓太郎 「短命」

大空遊平・かほり 漫才

春風亭百栄 「浮世床」

春風亭一朝 「小言念仏」

翁家和楽社中 太神楽

五明楼玉の輔 「藪入り」


でした。


文左衛門師匠の「道灌」が出色でしたね。

なんで、あんなに面白いんだろう・・・。



さて、小朝師匠のブログでこんな書き込みがありました。

http://ameblo.jp/koasa-blog/day-20090604.html

6月4日の「落語娘」という書き込みです。

ひょっとして、ここに出てくる「歌る多師匠のお弟子さん」って、今日観た開口一番の「三遊亭多ぼう」のことですかね。

なんかね、とぼけた感じで、面白いんですよね・・・。

「牛ほめ」でしたが、ほどよく笑いもとっていました。


左兵衛さんの新築の家をほめに、与太郎が訪れます。

「左兵衛さん、こんにちは」

「おお、偉いなあ・・・。ちゃんとあいさつができるようになったんだな!」

「へへへ・・・。こんにちは」

「うん、偉い偉い・・・」

「こんにちは!」

「ああ・・・、やっぱり馬鹿だ・・・(笑)。そう何度もあいさつをするやるがあるか」


なんか、上手くなってほしい、というより、このキャラを大切にしてほしい噺家さんです。
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8月14日(土)のつぶやき

2010年08月15日 00時53分56秒 | なんとなくのつぶやき
09:45 from web
「王様のブランチ」なう!百田尚樹さんご出演です。
17:57 from web
きのうは13日の金曜日だった。仏教でいえば、キリスト様の命日のようなものじゃないか。なんで、忌み嫌うのだろう、とふと考える。
by cokie002 on Twitter
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