なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

穴場のお店「T」(第185段)

2009年02月28日 11時40分51秒 | なんとなくのお昼(鮨)
ちと、教えたくないような鮨屋を見つけました。

といっても、別に自力で探したわけではありませんが・・・。


雑誌「東京カレンダー」の4月号の特集に出ていた「T」というお店、とだけ挙げておきましょうか。


「こんな所に、こんなお店が・・・」というような場所にあります。

訪れたのは、12時過ぎ。

意を決して店内に入りますと、意外にも先客はなく、ワタクシ一人でした。

「一人ですが、よろしいですか?」

と、尋ねると、

「どうぞ、どうぞ!」

快い返事をいただき、付け台へ腰掛けました。


最近は、ブログで悪口を書く「鮨オタク」という輩もいて、一人客を断るお店も出るなど、ワタクシのような、「ふらりと行きたい」タイプの人間にとっては、あまり好ましい環境ではありません。

でも、こちらは大丈夫でした。


お昼のおまかせをいただきます。

氏素性もわからぬ一見なので、まずは小出しにワタクシの情報を伝えます。

「雑誌を見て来ました」

「ありがとうございます!」

感じのいいご主人で、気持ちよく食事ができました。


みぞれ交じりの寒い一日だったせいか、他にお客様の訪れる様子もありません。

しばし、ご主人を独占、ゆるりとしたひと時でした。


「ほかにお客様もいないので言うんですが・・・」

と、ワタクシの話を受けて、

「以前、いたお店で、お店を任されるようになった時、ある人のブログで『あんな若造に何ができる』というようなことを書かれまして・・・、以来、あまりそういうものは見ないようになりました」


どっかでご飯を食べては、嬉々としてブログに書いてしまうワタクシにとっても、ちと胸の痛むお話でありました。


それはさておき、ここのお鮨、いいですねえ・・・。

なんというのかな、味ももちろんおいしいのですが、肌に合う、というか、なんか落ち着けるお店です。

ご主人も、そういうお店にしたい、ということでした。

「『小肌を3貫だけ食べたい』なんてお客様もいるんですが、そういう方でもいいんですよ」

そういう風に言われちゃうと、なんかわがままばかり言いそうで恐いですね・・・。

でも、そういうご主人の、肩ひじ張らない、力の抜けた感じが伝わってきて、なんかほんわかとした気分になりました。


この界隈で、お昼にいただく鮨とすれば、破格のお値段、

しばしば足を運ぶといたしましょう。









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洋食エリーゼ@四谷(第184段)

2009年02月16日 20時51分41秒 | なんとなくのお昼(鮨以外)
お昼時を逃し、2時過ぎに、四谷三丁目付近を歩いておりました。

正直、食べるものはなんでもよかった。

でも、いざ、な○卯とか松○の前に来ると、不思議と中へ入ろうという気になりません。

決めかねたまま、ふらふらと四ツ谷駅付近まで来てしまいました。

気がつくと、しんみち通り。

おお!そうだ!エリーゼがあった!


余談ながら・・・、

かつてエリーゼには、あのベートーベンが来日の折、ふらりと立ち寄り、

あまりのおいしさに感動し、「エリーゼのために」を作曲したというのは有名な話です。

(信じる方もいないでしょうが、完全な嘘です・・・ごめんなさい・・・)


時刻はすでに2時半。

当然ながら待たずに入れましたが、それでも店内は依然としてにぎわっています。

カウンターに案内され、腰掛けました。

ワタクシのような、小メタボ体型のおっちゃんがようやく体の入るスペースです。

あまり来たことがないので、とりあえず、目についたメンチミックス定食を頼みました。


ほどなくメンチミックス定食のお出まし。

ドミグラスソースのかかったメンチ、

エビフライ、

キスのフライ、

こんもりと盛られたキャベツ、

そのかたわらにポテトサラダとスライスされたレモン、

エビフライをよけると、あら、こんなところにいたんですかい、というようなタルタルソース、

先ほどまでの迷いがどこへやら。「おお!きょう俺の求めていたメシはこれだったのだ!」とばかりに、コーフンしていただきました。


脇をしめ、味噌汁をすすり、

脇をしめ、ご飯を口へ運び、

いささか狭いので、終始脇をしめ、やや内角にえぐりこむように食うべし、食うべし、

(世代によってスルーされそうな表現ですね・・・)

おいしくいただきました・・・。


ふと、厨房に目をやると、お店の方、皆さんお若いですね。

しかも、明るくて感じがいいです。

食べ終わり、席を立つと、お店の方と目が合って、

「ありがとうございました!」

気持ちよく食事ができました。


また、四谷付近で、お昼時を逃したら、ここに来るとしましよう。

メンチミックス定食、950円でした。






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BRUSSELS@神楽坂(第183段)

2009年02月07日 22時22分54秒 | なんとなくの酒飲み
とある取引先に招かれ、神楽坂へ。

お互いに初対面ということもあり、パーティー形式の会ながら、名刺交換のみでタイム・アップ。

じゃっかんお酒をいただいたものの、空腹のままお開きとなりました。

しかも、同業他社の方が大勢いたにもかかわらず、一番最後になって会場を出ると誰もいない・・・。

誰かを誘って飲み直そうかと思っていましたが・・・。


一人になってしまったとはいえ、神楽坂は大好きな街です。

どっかで一杯飲っていこう、と決め、いささかほろ酔いで、神楽坂をそぞろ歩きます。

で、不意に行ってみたくなったのが、ベルギー・ビールの飲める「ブラッセルズ神楽坂店」でした。


神楽坂の通りをひたすらまっすぐ。

神楽坂駅の2番出口が見えたら左折し、

出版社の新潮社を過ぎ、ほどなく左手にお店が見えてまいります。


混んでいましたが、カウンターの奥が空いていて、座ることができました。

まずはヒューガルデン。

ベルギ―・ビールの「とりあえずビール」的なビールでしょうか。

それをングングと飲みながら、メニューを眺めます。


ひよこ豆のサラダ(クミンが入っていておいしい・・・クミン好き)、

ピタパンサンド、

量もワタクシ的には適量でおいしいです。


久々にベルギー・ビールを飲み、嬉しくなり、ニカニカしていたせいでしょうか。

「ベルギー・ビール、お好きなんですか?」

と、お店の方から尋ねられます。

「グーズ(ランビック・タイプのビールです)が好きです」

と答えると、どうも珍しかったらしく、店長さんが応対してくれました。

ヒューガルデンが空き、カンティヨン・グーズ、

そしてリンデマン・グーズを飲みました。

久々にコアな世界のビールを堪能しました。


神楽坂のそぞろ歩き、大正解でした。





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