孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

鳥インフルエンザA(H7N9)とタミフル

2013年04月28日 23時00分00秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
28日北京の日本大使館で、賀来満夫東北大学大学院医学系研究科教授による、鳥インフルエンザA(h7N9)に関する講演会が行われた。

鳥インフルエンザについて感染に関しての専門医師の立場で非常に分かりやすく解説していただいた。
さて、以前の新型インフルエンザ騒動時には、タミフルの不足から、各企業では従業員のためにタミフル確保に走った。 そして日本の企業では中国出張時にタミフル携帯を義務付けるなどの処置も行った。

そして、私も個人でタミフルを購入し万一に供え薬箱に入っているのだが・・・


タミフルは使うことは無い薬として薬箱に入れているのだが、SARSや新型インフルなどの流行時におきたことを冷静に精査してみると。

1: タミフルには副作用がある
  (これは誰でも知っている)
2: 鳥インフルエンザ発祥のとき、肺炎などを併発している場合がある
  (これも比較的知られている)
  (なお、肺炎って死ぬかもって恐怖があって苦しいよ!!!)
3: では、通常時において肺炎になっている可能性がある場合、自宅での投薬だけで治療するだろうか?

答えはNO。 インフルエンザは風薬を飲んで治りはしないし、医師の診断が必要。
今回の鳥インフルエンザにおいてもタミフルが有効であることは立証されているが、タミフルは医師の判断によって投薬されている。

その意味で、今回の講演の先生に講演会で質問してみた。
過去例で、医師の判断によらず自己の判断でタミフルを投与した例を知っているか?
講師の先生の答えは知らない。(私も、実際に個人判断でタミフルを投与した事例は知らない)

つまり、医師の判断が無ければ、副作用の有無とは関係なく併発する可能性の病気に関しては医師の診断がされていないので医学の専門知識の無い通常の人間では、飲むことで安心してしまいリスクが高くなる。
熱が出てヤバイかなと思ったら、とっとと病院へ行くことが慣用。

タミフルの携帯は、医師もいない場所で有効であり、北京・上海のような大都市では不要かもしれない。
それでも医師のいない場所でタミフルを飲んでも、本格的な治療に至っていないわけであるから、決してリスクが無くなった訳ではない。 おそらくそういった場合には、本人は動くことでできない重症患者になる可能性が高いから誰もサポートできない環境ならば、自らの命を運を天に任せるしかないのだろう。

タミフルを早期に投与する必要性はYESである。 鳥インフルエンザA(H7N9)においても、タミフル投与の遅れが死亡につながっているデータは存在する。
しかしながら、タミフルは企業や個人が持っていても、医師の診断が無い限り使うことのリスクが高い薬であるため“神社のお守り”程度のものでしかないと思える。

5月連休に徳州へ行ってきます

2013年04月28日 22時22分22秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
中国は4月27日(土)と28日(日)は土日だけど、カレンダー上は平日扱い。
そしてその土日相当分を29日、30日に移動し、5月1日はメーデーで祝日なので、これで3連休を作った。
3連休は山東省の徳州へ行く予定。
中国人の知人がここへ行くというので、何があるか分からないけどついていくことにした。
徳州?? 初めて聞く町だけど・・・
北京南駅から新幹線で行ける。
地図で調べたら市の人口は550万人ていど。 
小さな街ではないが、ま、それほど大きな街ではない。(中国の感覚では)
無錫程度の街なんだろう。

日本で500万人クラスの人口なら大都市なので、千葉県全体の人口と同じという比較で分かりやすいのだろう
それにしても、この国は、ひろいなぁ・・・

ちなみに、北京南駅までチケットを買いに行きましたが、連休なので新幹線のチケットを確保するのに難儀しました。