今日から7月後半スタートです。よろしくお願いします!
Aさんにフレネル膜プリズムを組み込んだ仮のメガネを1週間使っていただきました。
感想はというと
「確かに見えなかった部分がメガネを通して見える!」
とひとまず成功。しかし…
「膜プリズムの線が気になる」
という問題を訴えられました。
フレネル膜プリズムは構造上、どうしても線が入ってしまうのは避けられません。
人から見られたときの問題です。
自分から見たときの問題としては、プリズムを通すと収差でにじんだりして見えやすいです(実は普通のメガネでもあるのですが)。
これは光の波長が400nm(藍)~780nm(赤)まで長さが違うため、光の曲がり方が違うため…、
まあ、プリズムレンズ通すと虹色に…というのはご存知の通りです。
ともあれ、「見られたときの違和感」こればかりは現時点では解決するのは難しいです。
しかし、ひとつ出来るとすれば…と思いついたのが、超いにしえの方の、メガネ作製のアイデアをアレンジすることでした。
そのいにしえの方の名は「ベンジャミン・フランクリン」。
そう、アメリカ独立の父です。お札の人です。18世紀に政治家だったり学者だったりした人です。
他には、凧を使って雷は電気であることを証明した「フィラデルフィアの実験」が有名でしょうか。
そして、あまり知られていないかも知れませんが、実は遠近両用メガネはフランクリンが発明したといわれています。
わたしはこの人の作ったシステムをアレンジ出来ないかなと考えました。
続きます。