大型免許などの場合、深視力という立体感を感じれるかどうかのテストが加わります。
警察に置いてあるこの測定の器械がどうも全国的に2パターンあるようです。
原理は同じなのですが、小スペース型はいろんな弊害も考えられ、以前、日本眼鏡技術研究会で議論されたこともあります。
ちなみにうちの店のモノはスペースを大きく取るタイプ。このほうが現実に近いはずなんですけど…。
しかし小スペースが増える傾向にあるのでしょうか。
ともあれ、内容は同じはずなので、機械の違いには割り切ってもらうしかないようです。
両眼視機能のことについて分類しますと
①第一段階 同時視 両眼の網膜に形成された左右同じでない網膜像を同時に感覚できる能力。
②第二段階 融像 左右の眼の網膜に映っていた像を1つにまとめる働き。
③第三段階 立体視 両眼視差のある両眼のそれぞれの像が融像されて生じる相対的奥行き知覚。
このように片方の眼が働いていない状態だと立体感は感じにくいです。
ただし遠近感は他のファクターでも感じることができます。(ややこしいのですが)
最近お店にいらっしゃる方は、長年片方の眼を働かせていないケースが多いです。
この場合は適切な眼鏡で(慣れが大変ですが)対応可能です。
大変なのは、試験や機械への戸惑い、反応速度の低下です。
この部分は簡単にいきません。悩ましいところです。