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ミナミのフと思ったこと…

福知山の眼鏡店 眺望工房ミナミの店の情報、その他。店主 南薗の日常の感じたことなど。

絞り

2019-05-08 16:24:23 | 検査

休み明けは一度に銀行や郵便局への用事が増えます。

昨日は一応避け、今日まとめてやりましたが割とすいていました。

 

視力の検査中、眼を細めて見てしまうのはNGです。

ついやってしまうのは絞りが働き、焦点深度が深まるからですが、

そうすると正確な値が取れません。

↑検査のときダメなパターンの眼。

↑このようにパッチリ開けなくても、普通にしていただければよいですが、

機械で眼の状態を見るときは、まつ毛が邪魔になる時がありますので、

その時はこんな感じにしていただけると、機械が読み取りやすいので助かります!


「ぶち殺すぞゴミめら!」

というようなセリフが聞こえてきそうですが、見えていない人はつい細めてしまい、

すれ違う人に誤解を与えかねません。(大抵自覚なく細めていることが多い)

というわけで自分に合ったメガネをお使いください!

 

※ちなみにこの鳥さんはよく見るために細めたりしているわけではありません。多分…)


調節

2019-05-03 17:42:32 | 検査

連休ナニソレ?状態の日常です。

さて、検査でピント合わせの「調節力」のテストをやりますが、

複数のテストをやることもあり、お客さんも大変ですがよろしくお願いします。

「調節力」は一応文献上では10歳をピークにあとは落ちる一方です。

10歳より前のデータがないので、本当は生まれ落ちたときからかもしれませんね。

40歳ぐらいか自覚しているだけで…。

 

調節作用も動物によって異なります。

人間の水晶体は凸レンズですが、

魚類などは水の中なので水晶体の果たす役割が大きくなり、

球状となって前後に動きピント合わせをしているそうです。

鳥類は角膜が空気に触れていますが、これも球状の水晶体らしいです。

調節する筋肉は骨格筋や心臓の筋肉と同じ構造で、

空中を飛びながら敏速に虫をとらえるために備わったと考えられているそう。

それはいいとして疑問が一つ。

鳥は老眼にならないの?

諸事情でうちにいることになったキエリボウシインコ。

年齢は分かっているだけで47年生きている長寿のお方。

これを見ていると近くが見えにくいそぶりは全く感じないんですよね。

寿命が200歳で47歳ぐらいじゃまだ若いとか?

「頭撫でてくれ」と寄ってくる行動は若いというか幼い…。

 

 


0.7

2018-10-09 15:35:20 | 検査

免許の更新で落とされた方ご来店。

普通自動車運転免許の更新に視力試験に失敗し、「メガネ作ってきて」といわれたとのことです。

試験突破の必要視力は0.7ですが、試験場ではさっぱりダメだったとのこと。

 

しかし検査をしてみると余裕で大丈夫です。

警察や病院の視力表は眼鏡店のと違い、斜め方向を判別する「ランドルド環」は基本的にありません。

なので簡単なはずですが、器械が筒を覗くようなタイプだと、

自身の眼の調節が働いてしまったりするとうまくいかないケースがあります。

 

今回のケースは度を入れたほうがいいのですが、一度免許に「眼鏡使用」が書かれると

メガネ掛けずに運転して→「御用」となります。

ですのでもう一度チャレンジしてもらい、その後にメガネを考えましょうとお伝えしました。

試験では、普段見ない意味不明の輪の切れ目を判断するという、変に緊張する作業をやらされます。

とにかく見にくくても、輪の切れているほうをなんとなくでも見えれば答えたほうがいいです。

「わかりません」だと終わりです。また当てずっぽうで一度当たるぐらいでは試験は終わりません。

ま、それとリラックスすることでしょうか。

 

とにかく今日の方は無事突破できたと連絡いただきました。

よかったよかった

 

 

 


2018-03-27 15:52:02 | 検査

今日はかなり気温が上がりました。

燕もやってきて、このまま暖かくなるといいですね。

早く目覚めたので由良川付近へ。

 

ちょうど日の出でした。

あまりに真っ赤な太陽で驚きました。

「今日は暑くするぜ」と気合がみなぎってるようです。

夕焼けなど太陽が地平線に近いと空は赤く見えますが、

太陽光が大気圏で短い波長の光(青や紫)が散乱し、目に届きにくくなります。

したがって波長の長い赤が目に残るということになります。

 

この色の波長の差を利用する、眼鏡の検査の項目があります。

レッドグリーンテストと呼ばれているものです。

これで網膜上での光の位置を探ります。

強すぎるメガネになっていないかの目安の一つとして。

ちょっと写真がマズいですが、画面を見る距離によって黒い数字や◎の濃さが赤緑で変わります。

 

 


展示会

2016-10-10 15:03:54 | 検査

 毎年恒例の国際展示場であるメガネの展示会「IOFT」に行きました。

去年も今年も逆三角形の建物。

以前は過去最大級とかの言葉がおどっていたのですが、不景気の為か極めて事務的な看板です。

会場はかなり広いので全部見るのは骨が折れます。

ロボット君に話しかけられ、なんか緊張してしまいました(笑)。

 

お客さんに頼まれているいくつかのメガネフレームを探し回り、結構な運動になりました!

会場の人の入りは最終日だったせいか少なく感じました。

何人か久しぶりの再会も果たせてよかったです。

 

注文したモノは到着までしばらく時間がかかります。

しばらくお待ちください。

 

 

 


セミナー

2016-09-13 17:32:09 | 検査

 昨夜は雨の音がうるさくてあまり眠れませんでしたが、水没しなくてよかったです…。

屋上に水がたまり、ポンプの準備までしましたが出番なし。

 

レンズ会社の方が来店。

新製品についてのセミナーが大阪で10月にあるので、その連絡です。

内容がかなり面白そうです。

行きたいのですが、10月は用事が詰まっていて難しそうです。

何とか調整したいです…。

 

 

 


暑…

2016-08-05 16:47:27 | 検査

  暑さ続きます。

昨日東京から来た人間が「こっちはスゴイ暑いなあ…」とびっくりしてました。

今週の花です。

この前ユリを買ってきたのが花開かず終わったので、リベンジとしてまた買ってきました。

 

今朝、この花を買った帰りの路地裏で、立ったまま動かない高齢の女性がいました。

朝から暑かったので、熱中症か?と心配になり近づくと、

「おはよう!暑いねえ!」と元気に挨拶されました。

ホッとしながら挨拶を返し、路地裏ですれ違って振り向くと、その方は歩き始めました。

よく見るとすれ違った部分は日陰になっていて、その方の進行方向から2歩いくと灼熱地獄!

どうもその方は日陰で涼を取り、目的地までの灼熱地獄の道を突き進むために、

気合を入れなおしていたと思われます。

それにしても暑い!

 


2016-07-29 17:33:08 | 検査

朝の目ざめは蝉の声。

木みたいに育ってしまった向日葵を拠点に、大量に婚活エネルギーを爆発させる蝉たち。

想像以上に爆音です!

おかげで早起きできていい…かな?

今週の花。カーネーション+1。

1のほうは、お店の中で見てると生産者の方、

「その花昨日の奴、今日入荷したのを持ってくるので待ってて!」

…という流れで買いました。

きれいな花が多すぎると、メガネが目立たなくて困るんですけどね(笑)。

 

暑いですけど、おいしそうなスイカを頂いてしまったのでそれを楽しみに…。

先日は桃を頂いてしまって、もらってばかりです…。

差し上げれそうなのは向日葵の種ぐらいか…。スイマセン!

 

 

 


遠視6

2016-07-16 17:07:22 | 検査

 「遠視」の検査は、ある意味「近視」の時より難しいです。

裸眼での視力がそこそこ出るために、潜伏している遠視を見逃さないようにしなくてはいけません。

(無論近視や正視でも調節過剰の問題等あるので慎重差は変わりませんが)

「雲霧法」といって凸レンズを適量かぶせたりして、極力調節を働かない状態にします。

(近視も手順は同じです)

検査中、「かえってボケる」と検査を不審がられたりしますが、上記の理由があってそうしています。

ですので、時間もかかりますし、ストレスも感じますがもご協力ください。

 

とにかく「遠視」の判定が出て、仮枠等で遠視度数のレンズを入れての装用テストで、

「楽に見える」とお感じの方は、遠視用のメガネを使用することをおススメします。

理想は「視力」が出ても、「遠視」であれば掛けるべきだと思います。

とはいっても「弱度」だし疲れ等ないし、普段メガネをかけるストレスが上回る、

と感じられるのでしたら、無理に掛けてくださいとは言えません。この辺はご本人の判断で。

 

 しかし裸眼で見るときより明らかに「視力」も上がり、楽になるとわかっていても

「かけたくない」という年配の方もいらっしゃいます。(メガネ自体嫌い)

ですが運転していて、視力がボーダーラインの方には、何とかイヤでもかけてもらいたいと思います。

その場合、その方の昔使っていた老眼鏡が現在の「遠視」の度に近い場合があります。

そのメガネをしばらく「常用」してもらい、説得してみることもあります。

 

ともあれ、「遠視」自体がマイナーというか、大きな問題のわりに一般に知られていませんので、

なかなか難しいですね。

「遠視」について数回、簡単に書いてきましたが、ひとまずこの辺で区切りたいと思います。

眼が疲れるとお感じの方、一度検査なさってみて下さい。

 


遠視5

2016-07-15 16:53:48 | 検査

降ったり止んだり目まぐるしい天候です。

向日葵は昨日322cmのでかさになりましたが、これ以上は計測が難しい…。

とりあえず、小さな向日葵を切って加えて、今週の花。

 

「随意遠視」は自分で水晶体を調節して、ピント合わせをします。

無限遠の平行光線が網膜後方に結像するということは、中間、近くとすべての距離を調節します。

距離が近ければ近いほど頑張らなくてはいけません。

睡眠中以外、水晶体を調節するための毛様体筋が働きっぱなしになります。

これでは疲れの原因になっても仕方ありません。

 

ちなみに遠視の人の毛様体筋は正視の人のそれと比べて、肥大しているといわれています。

遠視の場合の調節量は近視よりはるかに大きく、例えば遠視用の凸レンズで完全矯正しても

頑張り続けた毛様体筋が調節休止状態に戻りにくくなります。

いわゆる昔云われた「仮性近視」の状態ということなるでしょうか。

 

少しずれますが「仮性近視」(別名「偽近視」)は一般的に言われるほど多くなく、

実はただの近視の初期症状と言われています。

「近くばかり見ていたから毛様体筋が痙攣し、仮性近視になる」ともっともらしい話です。

しかしこれが本当なら物理的・薬物的に治療できるはずです。

と考えた丸尾博士の研究では、100眼中1眼だけが治療効果が認められたそうです。

これは数的に少なすぎです。

なぜ「仮性近視」という言葉が広がってしまったのかと考えますと

私の勝手な考えでは、仮性近視と思い込むことで、「治る近視」と保護者等が安心したいのでは?

近視に入ると広がりすぎますのでこの辺でストップします。

 

        続きます。